最終更新日:2025/5/15

日本ポール製造(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 化学
  • 半導体・電子・電気機器
  • 精密機器
  • その他メーカー

基本情報

本社
茨城県、東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「ろ過・分離」の最先端を追求。社会貢献につながる技術力・マネジメント力を伸ばそう

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製造部やR&Dで活躍する、個性もキャリアも異なる3名を紹介。

半導体製造でいかに汚染を制御するかは最重要課題。今回は精密フィルター製品と、ろ過・分離技術で解決策を提供している日本ポール製造の個性もキャリアも異なる3名の社員へ仕事のやりがいやキャリアパスを聞いた。

■Y.I.さん(写真中央)
  製造部グループリーダー/2010年入社

■N.I.さん(写真左)
  製造部スーパーバイザー/2024年入社

■T.I.さん(写真右)
  R&D/2015年入社

学生の方へのメッセージ&趣味を紹介

「人の可能性実現のお手伝いをする、という理念が浸透。一期一会も大切に、一緒に働けて良かったと感じる風土も自慢です」とY.I.さん。趣味は散歩、料理、美術館巡り。
「当社には成長できる環境が整っており、幅広いモノづくりへの興味や成長意欲が活きます」とN.I.さん。趣味は自作パソコンで、オフはロードバイクでサイクリングへ行く。
「社歴に関係なく良い意見は何でも取り入れる風土があり、頑張り次第で他部門への挑戦も可能」とT.I.さん。趣味は読書、オフは娘さんと公園遊びを楽しむ。

製品検査の仕事とリーダー経験を通し、会社とともに成長できた実感は大きい

前職は化学分析の会社で、自動車触媒の排ガス吸着性能などを分析・検査していました。その経験を活かす形で、ろ過・分離という機能に焦点を当てたフィルター製造の当社に興味を持って転職し、10数年いろいろな製造段階における検査業務にあたってきました。

入荷した材料の検査から生産過程での確認、さらに出荷直前の最終検査まで、一通り終わったときはホッとしますし、特に多くのフィルター製品に関して最終検査を終えたときなどは、“良いモノをお客様にお届けできる”と達成感も得られます。まれにお客様と当社で見解が異なることもあり再度検査を求められることもありますが、良い品質の製品づくりを継続することによって、当社の信頼に結びつくので手応えも十分です。実際、入社当初は検査の陣容も少人数でしたが、今では検査だけでも数十人規模の体制になるなど生産量も増加。10数年で飛躍的に成長できたことがとても感慨深いですね。半導体の中でも当社はろ過・分離技術において高い技術力を有していることに加え、社員の得意な分野ややりたい仕事にフォーカスし、挑戦させてくれる恵まれた環境も大きな励みです。

2023年にはこれまでの実績と経験を評価していただき、グループリーダーに昇格。検査のメンバーから質問や相談を受けて答えることも多くなっていますが、みんなでベクトルを同じ方向に合わせ、個々が力を発揮できていると感じるときが今のやりがいです。

筑波工場はポールグループにおける日本の製造拠点ですが、近年はまた新たにシンガポールに工場を設立。当社からも検査体制の整備として応援に行っていますし、この部分で測定がうまくいっていないという相談に応えてアドバイスを送ることもあります。グローバルな風土の中で、英語力やビジネススキルが身に付くのも当社の魅力の一つです。

近年はコロナも収束し、新入社員と懇親を深める機会が増えたり、部活動などを楽しむ社員も増えてきたように感じます。当社のろ過技術を中心とした強みをさらに強化しつつ、良き仲間と公私にわたり切磋琢磨できる風土も継承していきたいと思います。
【Y.I.さん】

成長意欲を高く持ち、みんなで「改善」に力を注ぐ。会社からの適正な評価が励みに!

家族の事情もあり新たな環境で新たな仕事に挑戦したいと考えたときに、日本ポール製造の求人に出会いました。私は自作パソコンやガジェットが好きで、半導体の歴史(=進化のプロセス)や将来的需要への知見があったので、製造に欠かせないフィルターの重要性を感じ、この業界にチャレンジしたいと思いました。また、飲食店の店長や製造業での生産管理経験を活かせると思ったこともきっかけの1つです。

入社後は、製造部スーパーバイザーを担当しています。約30名のスタッフがいろいろな作業を行う中で、人の配置や物の手配を行い、生産が順調に進むようにすることがミッション。トラブルを未然に防ぐこと、チームの育成も大切な役割です。

クリーンルームに入ることは初めてでしたが、思っていたより社員間のコミュニケーションは図りやすいと感じました。製造過程で異物の残留がないかを測定する試験や残留している元素濃度の測定試験などをチームで協力して進めています。高い精度の検査をおこなえるよう常に問題意識を持って取り組むこと、より多くの検査項目や機械・製品のことを知る努力も大切にしています。不明点があれば親切に教えてくれる先輩方が多いので、安心して業務に取り組むことができていますね。みんなで協力して良いチームを創り上げていく、そのやりがいは大きいです。さらに当社は成長意欲の高い人が多いと感じますし、会社側が社員その人自身の可能性を信じて、適切に評価しようという体制が整っている点も魅力です。

今後は、製品自体の検査がスムーズにいくよう、例えば製造番号などの画像認識技術なども取り入れていけば適切な仕分けや作業の効率化が図れるのではないかと考えており、良いアイデアが浮かんだら会社にもどんどん提案していきたいです。当社のカルチャー「継続的改善の実施」を胸に、より効率的な生産体制や働きやすい環境づくりに貢献していきたいと思います。
【N.I.さん】

意欲的に製造から製品開発へキャリアチェンジ。製品開発の中心となり、後輩の育成もできる存在を目指す

高校時代に半導体業界のニュースがよく取り上げられ、産業に不可欠な半導体をどうやってつくっているのか、工程や技術にとても興味が湧きました。いろいろなメーカーが半導体づくりに関わっている中で、日本やアジア市場に精密なフィルターを供給しているのが当社だと知り、いち早く現場を経験し技術力を高めたいという思いで入社しました。

入社後は約6年間、製造部のスタッフとして材料をフィルターという形にする、心臓部ともいえる工程に携わりました。機械を使ってつくる部分もあるのですが、一番肝となるのはハンドスキル=繊細な手作業の部分。最初1年は先輩について学びましたが、ノウハウを聞いただけでは習得は難しく、自分なりの技術・ノウハウとする必要がありました。もともと負けず嫌いで、のめり込みやすい性格の自分はがむしゃらに試行錯誤しながら、1年後には得意な技術を身に付け、苦手な技術も徐々に克服していけるように。2~3年後には材料を使ってフィルターを組み立てる際に、治具(部品や工具)と自分の技術を融合させるなど対応力をアップさせることができ、製品化の道筋が見えるとモノづくりの喜びも膨らみました。

入社5~6年すると、フィルターはどんなお客様に使われ、どんなことが真に求められているのか、半導体メーカー自体に興味を持ち、これまで培った技術を製品開発に活かし顧客向けに一から提案できないだろうか、と考えるように。また、培った技術や経験を開発者やエンジニアに伝えたり教えたりすることで、会社としてより良いモノづくりができると感じ、その思いを会社側に伝えたところ、挑戦心を受け入れていただきました。

今はお客様の声を傾聴し「どの材料、どの装置、どういうプロセスでつくるか」を一から考え、提案しています。新製品もあれば既存製品の継続的改良・改善もありますが、裁量を持って一から戦略を考え実行していける点、名だたる半導体メーカーへ直接提言し、その先に新たな製品を生み出せる可能性の大きさも仕事の醍醐味となっています。

今後は技術力や開発力をアップすることで、課題解決の道筋をお客様へじかに提案できる存在=真のお客様パートナーとなっていくことはもちろん、後輩にもたくさんアドバイスができる存在、さらに製造部など他部門との良き架け橋となれるよう、頑張っていきたいです。
【T.I.さん】

学生の方へメッセージ

当社はダイバーシティ環境を大切にしており、国籍、学歴、経験などを問わず、いろいろな個性を尊重する風土で、誰もが自分らしくキャリアを積める会社だと自負しています。社長をはじめ役職者も「さん」付けで呼びますし、各部署でリーダーやSV職を軸にチームワークの取れた組織を構成。当社は若手の意見やアイデアも尊重し、「それが会社にとって良い方向に向かう」と判断すれば、運営や組織に反映していきます。回りに同調して何も意見しない人より、「自分はこう思う」を発言する人が評価される会社です。

人間関係のしがらみはなく、自分の興味ある仕事を思いきり追求していくことができますし、リーダーが独走して何でも決めるということはありません。みんなで話し合って、会社にとって正しい方向を模索していくので、いろいろな人との対話やコミュニケーションを惜しまず、チームでモノづくりをしたい人ならきっとなじめるでしょう。

製造部でキャリアを積んだ先にはリーダーとして人の育成や指導に従事したり、エンジニアとして専門性をさらに追求するなど、さまざまなキャリアの選択肢があります。機械系や化学系など理系の方はもちろん、研修や教育プログラムの活用によって文系からでも成長は十分に可能です。常に前向きにポジティブに考えられる人、チャレンジ精神旺盛な方を迎えられたらと思っています。
<採用担当>

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「当社はオープンでなじみやすい社風があります。挑戦心やコミュニケーション力を活かし、社会に貢献しませんか?」と採用を担当する人事の皆さん。

マイナビ編集部から

日本ポール製造(筑波工場)は、ろ過・分離業界における大手のグローバル企業・米国ポール社の重要な生産拠点として、半導体製造に不可欠な精密フィルターを生産。学生の皆さんが親しむPCやスマホ、ゲーム機も同社の製品があるからともいえる。フィルターは特に水や薬液、超微小粉体のろ過や分離・洗浄・精製などに力を発揮し、さらに安全性を確保したうえで不断に品質向上や時間短縮、技術革新に努めているとあって製品の価値は高く、アジアをはじめ世界的に高いシェアを誇る。

充実した設備を誇る筑波工場は、ここ数年かけてクリーンルームも増設するなど、生産体制も増強させている。ちなみに同社所属のDanaherグループにおいて筑波工場は「2022BEST PLANT」に選ばれ、世界中から見学者が後を絶たないという。

今回3名の社員の方に話を聞かせていただいたが、恵まれた環境のもと、それぞれの経験、リーダーシップやマネジメント力を活かしている姿が印象的だった。自らの仕事を快活に語る姿に、良き風土と仕事のやりがいも伝わってきた。チームで力を合わせて課題を解決しようという雰囲気に満ちており、新卒者もなじみやすい環境であることが感じられた。まずは現場で製品を学び、次第に管理業務を学んでいけるため、未知への探求心旺盛な人にもお勧めしたい企業である。

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多様な産業向け機器・ソリューションを提供するダナハーグループの中で、最も優秀な工場のお墨付きとして、筑波工場は2023年に「2022BEST PLANT」を受賞している。

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