最終更新日:2025/6/17

(株)カンセツ

  • 正社員

業種

  • 機械設計
  • 半導体・電子・電気機器
  • プラント・エンジニアリング
  • 自動車・自動車部品
  • ソフトウエア

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

充実の教育体制、手厚い資格取得支援が味方!若手のうちからキャリアアップができる

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キャリアを選び、技術職として、また管理職としても活躍可能

30年以上のキャリアを誇る黒田さん、入社3年目の奥畠さん、2年目の沖野さんという若手技術職もワンランク上の仕事に挑戦中。技術を強みに新境地に挑み続ける3名の先輩社員の成長ストーリーを紹介します。

■黒田 考亮さん(画像左)
教育課
1994年入社/機械工学科卒

■奥畠 涼太さん(画像右)
MS(メカトロニクスシステム)事業所
2022年入社/機械工学科卒

■沖野 祐希さん(画像中央)
CP(ケミカルプラント)事業所
2023年入社/総合工学システム学科卒

カンセツの魅力はココ!

技術職としてのキャリアアップはもちろん、マネジメントという新たなフィールドにも挑戦できる。自分の可能性を開拓できる環境が、当社にはあります。(黒田さん)
幅広い設計に「浅く」ではなく、「深く」関われることが魅力です。社歴が浅い若手社員でも、スキルが上がれば高度な仕事にチャレンジして成長できます!(奥畠さん)
周りの先輩方は仕事中でも自身の手を止めて若手の質問に快く答えてくれます。なんでも気軽に聞ける雰囲気なので、安心して業務に取り組めます。(沖野さん)

成功も挫折も味わった30年。キャリアのすべてを教育に注ぎ、後進を育てたい

当社に入社後の約10年間、印刷機械の設計に携わった後、自動車や生産設備、トラックなどへ守備範囲を広げるとともに、事業所の所長を兼務。一定期間、設計とマネジメントを担うプレイングマネージャーとして勤務した後、2020年に教育課に異動になりました。現在は社員のスキルアップに向けた教育カリキュラムの考案や、2025年度から始まる「社会人学校」の準備に携わっています。

これまで約30年間、当社で働いてきて転機になったのが、初めて自動車のエンジン設計に携わったことです。印刷機械の設計に長く携わるなかで機械の一部から装置全体、詳細設計から構想設計へと高度な設計を任されるようになり、当時の私は技術職として自分の仕事に一定の自信を持っていました。また、資格取得にも熱心に取り組み、「機械設計技術者試験」を次々クリア。ちょうど10年目に1級の試験に合格したことを受け、異なる分野に挑戦しようと自動車業界での一歩を踏み出すことを決めたのです。しかし、結果は惨敗。手も足も出ず、自分の実力を思い知らされることになりました。

この時、最難関資格である「技術士」を取得すると心に決め、勉強を開始。入社12年目に「技術士補」に、18年目に「技術士」に合格することができました。ちょうどこのタイミングでトラックの設計案件が舞い込み、約20年の歳月を経て再び自動車設計に携わることに。私は過去の挫折を払拭すべく設計業務に打ち込みました。しばらくは技術職に専念していましたが、長年のキャリアを後進育成に活かしてほしいという会社の思いに応え、所長、そして教育課へと活躍フィールドを変え、現在に至ります。

機械設計が好きで当社を選び、数々の資格を取ってスキルアップしてきたので第一線を退くのは正直、寂しさもありました。しかし、今は教育課をリードする人間として目指す未来を見つけることができました。これまで諸先輩方が培ってきた個々の技術を会社の技術へと昇華させ、経験の浅い若手も活用できる設計ツールへと高めるのが私の目標。すでにある「9年間の教育カリキュラム」にもこの内容を盛り込み、10年、12年とより長期で人材を育成できる環境を整えたいと考えています。教育はすぐに答えが出るものではないですが、後進を育てるためにこれまでのキャリアのすべてを注ぎ込みたいと思っています。(黒田さん)

早期の資格取得でスキルアップ!任される仕事のレベルが上がり、やりがいもアップ

機械工学科で学んだ知識を活かし、「将来は機械設計に携わりたい」と思っていました。しかし、どんな機械を設計するかが決めきれず、そんな時に大学の教授から当社を紹介されました。入社の決め手になったのは、幅広い設計に携わる当社の事業フィールドの広さです。「この会社なら、入社後にさまざまな機械設計を経験しながらやりたいことを見つけられる」。そう思い、入社を決めました。

入社後は学生時代とは異なるCADのスキル習得から始め、上司や先輩が担当する案件にオペレーターとして参加。実務を通じたスキルアップに勤しみながら月に一度の研修の受講、資格取得に向けた自己研鑽を重ね、入社1年目の12月に「機械設計技術者試験3級」に合格することができました。これは社内でもかなり早い合格で、資格取得をきっかけに小ユニットの機構設計や使用する部品や資材の選定を任せてもらえるようになりました。翌年の12月には「機械設計技術者試験2級」にも合格。現在は取得したさまざまな資格を活かして、自動省力化機械の詳細設計を担当しています。3級から2級へと資格がランクアップしたことでお客さまからの評価も上がり、信頼して仕事を任せてもらえるようになったと感じています。

現在携わる自動省力化機械は、電気自動車の部品を24時間休みなく加工・組立するもので、自分の手掛けた機械から生み出された部品が国内外で使われる社会貢献度の高さを実感しています。今後も仕事の幅やレベルを上げるため精力的に資格取得に取り組み、なるべく早期にたくさんの資格を取得して仕事範囲を広げたいです。次は構想設計に携わり、製品のコンセプトを決める上流工程から力を発揮したいと思っています。入社3年目を迎え、やりたいことが明確になってきた今、仕事が本当におもしろいと感じています。「技術士」取得など自分のスキルアップもそうですが、今後は後輩の育成にも力を注ぎ、若手の底上げにも貢献できたらと思っています。(奥畠さん)

焦らず自分のペースで一歩ずつ!確実に成長することで、将来は信頼される技術職に

学生時代に3DCADに触れ、その面白さに魅了された私は、3DCADに携われる仕事がしたいと考え、企業研究では設計に絞り込みました。当社を選んだのは幅広い業界・業種の設計に携わりながら、最終的に自分のやりたいことを見極められると思ったから。働きながらやりたい仕事を見つけるために、多種多様な設計にチャレンジできる当社への入社を決めました。

私は1カ月の新入社員研修を経て、CP事業所の配属になりました。CPとはケミカルプラントの略で、ここでは主に工場の配管設計などを担います。配属後の初歩的な経験を踏まえ、現在は新聞やテレビで最近よく取り上げられている、生成AIなどに使用する半導体製造装置の設計業務を担当しています。入社前の希望通り、1年目から3DCADを使った部品図面の作成に携わり、少しずつ技術や知識を積み重ねていき、2年目になる直前には同じ部品の設計も任されるようになりました。より高度な技術を任せてもらえたことにより、キャリアアップをした実感が湧きましたね。今後は部品からユニット、装置全体へと設計の幅を広げていくのが目標です。一歩ずつ着実に進み、焦らずに足場を固め、確実なキャリアアップを目指していきたいと思っています。

1年目の12月には「機械設計技術者試験3級」に合格しました。今は、「技能検定」の合格を目指し、技術者試験合格で得た力学や材料工学の知識にプラスして、正確かつ迅速な製図スキルを身につけたいです。これら2つの資格を得ることで技術職としての一定の信頼を得られると思うので、必ず合格して次のステップへと進めたらと思っています。当社に入社してよかったと感じるのは教育体制が手厚く、学んだことを活かせるチャンスが多いこと。1年目から半導体製造装置に携われたことも、社会に貢献するやりがいを実感できる機会になりました。これからも自分のペースでコツコツ努力を続け、一人前の技術職を目指したいと思っています。(沖野さん)

学生の方へメッセージ

企業研究では規模やネームバリューにばかり注目するのではなく、みなさんがその企業で「何がしたいのか」をよく考えてほしいと思います。そのためには、気になる企業が「何をしているのか」を知ることが重要!どんな業界とつながりがあり、どんな職種があるのかをじっくり研究してください。

当社はBtoB企業なので、クライアントは大手企業も含めさまざまです。半導体製造装置、電気自動車などに携わる大手メーカーから設計業務を依頼され、ものづくりの一翼を担っています。当社がそうであるように、ネームバリューにとらわれず、社会で大いに活躍している企業は世の中にたくさんあります。企業研究ではぜひそんな企業にも注目し、視野を広げて将来の職場、仕事を選んでください。そうすることで、みなさんが本当にやりたいことができる企業と巡り会えると思います。
(人事担当/安河内さん)

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設計の専門学部を卒業した学生のみなさんはもちろん、当社は専門外の学部出身者も一から教育!2025年度から「社会人学校」を通じ、設計のプロを育てます。

マイナビ編集部から

(株)カンセツは機械設計を専業として1951年に創業。長きにわたり産業界の発展に貢献してきた。現在は領域を広げ、機械設備設計から製品開発設計、電気制御設計、ソフトウエア開発まで幅広く手掛けている。今回の取材でも先輩社員が携わる設計案件についてお聞きしたが、半導体製造装置やEVを含めた自動車、電車などのものづくりがずらりと並んだ。「当社では、さまざまな製品に携わることができ、時代のトレンドを押さえた設計で力を発揮できるだろう」と人事担当の安河内さんは話す。

また、同社では多彩な設計ニーズに応えるため、人材育成にも注力している。9年間という長期スパンでの教育カリキュラムを設け、実践で通用するスキルを伝授。同時に資格取得を後押しし、最終的には「技術士」を取得できる人材へと育て上げる。2025年度からは「社会人学校」もスタート。ベテラン技術職の黒田さんを筆頭に、専門知識を持たない人材も育てる環境が整備される。このほか土日休みの完全週休2日制、平均有給取得数は11.3日(2023年度)というのもポイント。今回の取材を通して、プライベートをしっかり充実させながら、手厚い教育体制によりキャリアを積み重ね、果敢に発展し続ける同社の強さに感銘を受けた。

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業務に集中している時は静かなオフィスだが、先輩方は後輩の様子をいつも気にかけてくれる。気配を察知して振り返り、懇切丁寧に教えてくれるなど、サポート体制は万全だ。
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