最終更新日:2025/4/5

みやぎ生活協同組合【みやぎ生協・コープふくしま】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 生活協同組合

基本情報

本社
宮城県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

幅広い事業で暮らしを支える「みやぎ生協」で、人と関わりながら成長する職員たち

PHOTO

一人ひとりの取り組みが、より良い地域社会をつくる

「みやぎ生協」は店舗事業・宅配事業をはじめとする、幅広い事業展開で地域の暮らしを支えている。今回はそれぞれの部門をリードする、先輩職員たちに仕事内容を語ってもらった。

◆佐々木 ゆかりさん:写真右
産直推進室 室長(1992年入協)
◆大越 大さん:写真左
石巻センター グループマネージャー(2017年入協)
◆石川 ひかりさん:写真中央
岩切店 畜産チーフ(2019年入協)

座談会メンバーの紹介

【佐々木さん】「多くの職員と接するので、いつも気持ちよく仕事をスタートできるように、元気な声と笑顔で『こんにちは』と挨拶することを心がけています」。
【大越さん】「以前は人と話すことが苦手でしたが、営業配送担当として多くの人と接する中で対話力が身につきました。今では人の悩みを聞き、アドバイスできるほどに」。
【石川さん】「幼い頃から知っている生協で働き、自分が作った商品を多くの人々の食卓に届けることで、地域の皆さんの食事を支えられるやりがいを感じます」。

人や組織をつなぐ仕事のやりがい!子育てとキャリアを両立しながら憧れを実現

Q.入社したきっかけと、これまでのキャリアステップは?
学生時代から、地域に関わる仕事ができる「産直」という分野にとても興味があり、就職活動では流通関係を中心に企業選びを行いました。その中で、もともとなじみがあり、地域との関わりが強い「みやぎ生協」に惹かれたことが入協のきっかけです。入協後は店舗へ配属になり、当時の「畜産惣菜担当」として、9年くらい経験を積みました。その後、産休育休を取得し、職場復帰後は、店舗商品本部の畜産の部門、畜産のスーパーバイザー、畜産のバイヤーを経て現在の産直推進室へ。職場復帰後、子どもが小学校に上がるまでは時短勤務をしていました。女性が多い職場ということもあり、皆さんとても協力的で、周りのサポートがあったからこそ、今の自分があると思っています。

Q.現在の仕事内容は?
入協のきっかけでもあった「産直」の分野はずっと憧れていた部門で、念願叶って配属になった時はうれしかったですね。産直推進室はバイヤーのように実際の商品を持っているのではなく、職員と生産者、生産者と組合員などをつなぐ役割を担っています。

Q.仕事のやりがいは?
組合員の皆さんから「産直品がおいしいね」というお言葉をいただき、生産者の皆さんにお伝えできるとうれしいですね。以前、当時の専務理事が職員にむけて「生協職員の仕事は物をただ届けることではない。人と人の間をつなげるのが生協職員の仕事だ」という言葉を送ってくれたのですが、人と人、組織と組織をつなぐこの仕事に心からやりがいを感じています。

Q. 今後の目標と、学生の皆さんへのアドバイスは?
現在の社会状況も踏まえて、農業と福祉をむすぶ農福連携に携わっていけたらと思っています。私は以前の上司に「仕事は後からついてくる。まずは素直に人の話を聞いて、感じよう」という言葉をもらいましたが、目の前の仕事をコツコツやることで道がひらけるものです。学生の皆さんが今経験していることは、何一つ無駄ではありません。ぜひ目の前のことに熱心に取り組んで、明日につなげてくださいね。

(佐々木 ゆかり)

部下の成長が自分の喜び!グループマネージャーとして働く責任感と面白さ

Q.入社したきっかけと、これまでのキャリアステップは?
大学で環境保全に関する分野を学び、「みやぎ生協」のエネルギー事業などいろいろな取り組みを行っている部分に惹かれて入協しました。入協後は石巻センターで3年間営業配送担当として経験を積んだ後に、仙台中央センターへ異動。営業活動を経験して、2021年7月末にグループマネージャーという営業の管理者に就任しました。現在は、石巻センターでシニアマネージャーとして働いています。

Q.現在の仕事内容は?
営業の仕事は、組合員と組合員以外の地域にお住いの皆さんを対象に、店舗でのお声がけやご自宅へ伺い、宅配利用者を増やすこと。私は直接営業に回るのではなく、管理者として部下を指導する役割を担っています。現在、宅配を利用している方は10代から80代まで年齢層もさまざまです。例えば、19歳で独り暮らしの方が、自転車のかごに入らないトイレットペーパーやお米だけ宅配で購入するなど、スマートフォンを活用して気軽にオーダーできることや感染対策などでより需要が高まっています。

Q. 仕事のやりがいは?
営業というのは、配送のように行動量を増やすことで成果が出るという訳ではありません。ですので、頑張っても成果が出ない時は苦労します。ですが、実績に伸び悩んでいる部下が、私のアドバイスをもとに行動し結果を出せた時は、自分のことのようにうれしいですね。配送から営業に異動してきたばかりの部下が多いので、自分も同じ立場として気持ちが分かりますし、思いや悩みにしっかりと寄り添い、個人プレーではなく、チームプレーで目標を達成できるように努めています。

Q. 今後の目標と、学生の皆さんへのアドバイスは?
まずは任せられたことをしっかり成し遂げることが目標です!そして、将来的には学生時代に学んだ環境保全に関する知識を生かして、組織内でできることにチャレンジしていきたいですね。いろいろな事業を展開しているので、学生時代にやりたいことが見つからなくても、入協してから見つけることができますよ。一生懸命、前向きに頑張れる方に当組合を選んでもらえたらうれしいです。

(大越 大)

チーフとして店舗の部門を任される誇り!日々の業務の中で一歩ずつ成長中

Q.入社したきっかけと、これまでのキャリアステップは?
宮城県仙台市出身の私は、大学時代に地域づくりや地域活性化について学びました。生まれ育った地域で、「食」に携われる職場を探す中で、見つけたのが「みやぎ生協」でした。希望していた店舗の畜産部門に配属が決まり、はじめに2週間ほど新入職員研修を受けた後に、畜産部門の新入職員が集まり、包丁やスライサーの使い方、盛り付けなどを学ぶ研修を経て店舗へ配属になりました。これまでに仙台市内の2店舗で経験を積み、3店舗目で畜産部門のチーフとなりました(現在は産休中です)。

Q.現在の仕事内容は?
店舗内でお肉のカットや加工、パック詰めなどの業務、原料などの発注業務、パートさんやアルバイトさんの就業時間管理、店舗の状況を知るための数値管理などを行っています。

Q. 仕事のやりがいは?
自分が目標にそって週間計画を立てて、発注作業や売り場づくりを行うのですが、目標を達成できた時はやりがいを感じられます。まだ、チーフになって間もないので、工夫が足りない部分もありますが、店長から褒めてもらえるとうれしいですね。ほかにも、店舗にいらっしゃった方から「これがほしかったの!ありがとう」というお言葉をいただいた時は、モチベーションにつながります。

Q. 今後の目標と、学生の皆さんへのアドバイスは?
まずはチーフとして一人前に成長していくことが目標です。そして、将来的には、人事教育に携われたらと思っています。その理由は、私が就職活動で大変な思いをしていた時に、人事採用課の方がいろいろと声をかけてくださり、面接でも自分の言葉で話すことができたからです。私も人事採用課の方のように、新卒学生の未来づくりをサポートできる人になれたらと思っています。学生時代にぜひやってほしいのが、自分の考えを周りの人に伝える練習をすること。例えば、悩んだり、緊張したりする場面では、どんどん自分の中に引きこもってしまいますが、それでは解決しません。ちょっとずつでも良いので、自分の思いを発信することで解決に近づき、成長にもつながると思います。

(石川 ひかり)

学生の方へメッセージ

学生の皆さんは「みやぎ生協」に、どのようなイメージをお持ちですか?おそらく店舗や宅配のイメージが強いのではないでしょうか。私たち「みやぎ生協」は他企業様とは異なり、組合員の出資と運営による非営利の認可団体となっています。店舗事業・宅配事業はもちろんのこと、幅広い事業・取り組みを行っているのが特長です。例えば、エネルギー事業やCO2削減の取り組み、高齢者や子育て支援、そして、誰もが安心して暮らせるような地域づくりをめざしたフードバンク事業も展開しています。このほかにも、さまざまな事業や取り組みを行い、知らぬ間に皆さんの生活に存在している組織と言えます。そういった意味でも、まずは、学生の皆さんに「みやぎ生協」のことを知っていただけたらうれしいです。

私たちは「人とのつながり」を大切する組織です。そのため、入協後は初めに店舗事業か宅配事業へ配属になり、組合員の皆さんと触れ合いながら、職員同士のチームワークも学んで成長していきます。当組合は宮城県全体に加えて、福島県の中通りと浜通りを事業領域としているので、この地域に貢献したい!組合員の皆さんに寄り添った事業に携わりたい!という方をお待ちしています。

(人事採用課 神崎絵里 盛貴紀)

PHOTO
「人と接する仕事を希望する方は、学生時代に自分とは異なる価値観や年齢の離れた人とも接して、幅広い視野を養うことが社会人準備につながりますよ」(神崎 盛)。

マイナビ編集部から

2019年3月に「コープふくしま」「福島県南生協」と組織統合したことで、組合員数約100万人を誇る組織としてスタートした「みやぎ生協」。2022年は「みやぎ生協」が創立40周年、「コープふくしま」が90周年を迎える節目の年であり、50周年、100周年に向けて次なる歩みを進めようとしている。近年、新型コロナウィルス感染症の拡大がさまざまな社会的影響をもたらす中でも、人々と暮らしを支える同組織の事業は、しっかりと前進している。特に店舗事業に並ぶメイン事業である宅配事業は、感染対策などの観点からも需要が増加。現在のようにフードデリバリーが一般的になるずっと前から宅配に取り組み、長く地域を支えてきたという信頼は、大きな災害や社会的不安が起こった時こそ、その存在価値を発揮している。

節目の年を迎えた「みやぎ生協」が求めるのは、次の時代を支える若いチカラだ。現在、主要事業以外にも介護福祉事業、生活再生支援事業、フードバンク事業、エネルギー事業などにも取り組み、今後も組合員や時代のニーズに合わせて、求められることに応えていきたいという。幅広い事業展開と柔軟な対応力で、新たなステージへと歩みはじめる「みやぎ生協」なら、自分の可能性を感じながらキャリアを積み重ねていけるだろう。

PHOTO
県境を越えての合併は全国4例目。ともにつくる未来は、いまや宮城・福島両県の組合員100万人のビジョンとなった。
  1. トップ
  2. みやぎ生活協同組合【みやぎ生協・コープふくしま】の取材情報