最終更新日:2025/5/8

学校法人愛知大学

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愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

多彩な領域の業務を経験しつつ、大学運営や学生の成長に携わることができます。

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大学は「ミライ」を託された場所です!

80年に及ぶ歴史の中で、16万人近い卒業生を送り出してきた愛知大学。夢と希望を持つ学生はもちろん、事務職員の活躍の場も学内を始め、地域、そして海外へと広がっています。

(写真左から)
★N.Kさん/国際交流課/2022年入職
機械メーカーの営業職からの転職組。求職活動を続ける中、教育業界に興味があったことを思い出し、新たな一歩を踏み出した。
★I.Sさん/名古屋教務課/2014年入職
愛知大学の法学部で学び、新卒で入職。大学の事務職員に憧れがあり、決め手となったのは母校の力になりたいという思い。
★K.Nさん/地域連携推進事務室/2011年入職
愛知大学の卒業生。経済学部を卒業後、機械メーカーの生産管理として6年間勤務し、多様な仕事にチャレンジしたいと転職した。

私が感じた職場の雰囲気

私の部門は同年代以外とも関わることが多いです。最初は緊張しましたが、話してみるとみなさん気さくで穏やかな職場です(I.Sさん)
入職以来、学生のことを第一に考えるという姿勢を職場で学ばせてもらいました。その視線は職員にも向けられていて、とても居心地の良い環境です(N.Kさん)
大学運営では職員同士のコミュニケーションが必須。私は豊橋と名古屋キャンパスを行き来していますが、どちらの職員もすれ違う際に温かい言葉をかけてくれます(K.Nさん)

教育の根幹を担う部門で、学生の成長を見守っています/I.Sさん

入職後の4年間は入試課で勤務。受験生や保護者の方、高校の先生など様々なステークホルダーからの問い合わせ対応をする中、間違ったことは言えないという緊張のあまり、最初は電話に出ることすら怖かったほどでした。
ただ先輩のサポートが手厚く、普段のコミュニケーションはもちろん、お昼休みにも一緒にランチをしながら、自身の経験も交え丁寧なアドバイスをしてくれたことで徐々に自信が持てるように。大学展や説明会などのイベントで入試制度や各学部の取り組みを伝える際には、相手の理解度や反応に合わせ話すことを心掛けました。
その後、名古屋キャンパスのキャリア支援課に4年間勤務し、現在は学部運営や履修、試験・成績、学籍などの業務を行う教務課の一員として、経済学部を担当。教授会の運営や授業計画、学部費の管理などを中心に任されています。

入試課とキャリア支援課で、大学の入口と出口を経験できたことはとても大きく、今では学生からの問い合わせにもより柔軟な対応ができています。学生が履修や休学などの相談に来た際には単位修得状況と合わせ就職活動なども気にかけ、その後はかつて所属していたキャリア支援課とつなぐこともしています。
加えて相手に対し、伝える力も向上したと実感。というのも入試課ではオープンキャンパスや高校説明会など数十名~数百名規模の前で説明、キャリア支援課でも担当学部の学生に対してガイダンスを行い、今の部門でも経済学部のオリエンテーションでは350名前後の学生を相手に話をしています。事前準備を徹底的に行い、場数を経験する中で度胸やスキルが身についていきました。
もちろん今でも、話の内容や話し方の振り返りをするよう努めています。

大学の事務職員の醍醐味は、学生の成長を目の当たりにできることです。キャリア支援課なら、挨拶にも緊張していた学生が、就職活動を経た後に見違えるほど成長をしていたり、教務課でも、単位の修得が危ぶまれていた学生が相談を機に頑張り、卒業式での晴れ姿を見せてくれるとやはり嬉しいものです。
私が心がけているのは、職員側の視点にならないようにすることです。教務課では特に学生、教員との関わりが多いため、学生の立場、教員の立場それぞれ最善な方法を考えるなど受け手側を意識しています。
今後は大学全体の運営に携わることの多い法人部門なども経験し、さらに活動の幅を広げていければと思っています。

留学という貴重な経験を、陰から支えています/N.Kさん

国際交流課は、留学に関する業務を中心に行っている部門です。私の場合で言えば、協定を結んだ海外の大学から学生を受け入れたり、韓国とタイの協定校に学生を派遣するための手続き、連絡業務などを担当しています。併せて受入の際の宿舎の手配、選考会のセッティングなども大切な務めです。
また、学生の夏休みと春休みの期間に行う、海外短期語学セミナーの運営もメインで担当しています。それぞれ2~3方面あり、各20名程度を派遣しています。

配属された時は、海外からの留学生の管理業務からスタートしました。個々の学生への公正な対応など、前職の民間企業での仕事とは違う側面も多く、最初はわからないことばかり。窓口に学生が来た時に、先輩はどう対応しているのか、メールはどんな内容なのかなどを逐一チェックし、それを真似ることから始めました。
また、業務を同時並行的に進めるケースも多かったため、忘れないようメモを頻繁に取るようにしていました。面倒見の良い先輩も多く、何かと気にかけてくれました。
少し自信が持てるようになったのは、初めて担当した交換留学生を受け入れて無事に帰国した時です。キャンパスに来た時に「楽しそう」、帰国時には「ありがとう」と言ってもらい、大きな達成感を味わいました。

それ以降、どうすればより良い留学生活になるかを考え、それを実践しようという意識が芽生えたと思っています。学生にとっても留学は貴重な経験となるだけに、健康管理や危機管理の面も含め、責任は重大です。
特に海外からの留学生に対しては、大学でしっかりと管理・サポートをしなくてはいけません。毎月の在籍確認で窓口に来てもらった時や、定期的なガイダンスの際にも必ず声をかけるようにしています。
もちろん私たち職員も、海外に行く機会があります。私は韓国の提携校に1度行き、先方の担当と顔を合わせることで、より親近感も湧き、その後のやり取りもスムーズになりました。
ただ、私の英語力はまだまだ。今は個人研修の制度を使い、オンラインや対面での英会話教室で学ぶほか、TOEICに向けた勉強もしています。
今後は留学制度の利用拡大をめざすことが目標。将来的には学内の各部門を経験し、学生に選ばれる大学運営の一助になれればと思っています。

大学と地域社会をつなぐコーディネーターです/K.Nさん

地域連携推進事務室では、包括協定を結ぶ自治体や企業とともに、社会課題の解決に取り組んでいます。例えば2023年に協定を締結した自治体の場合は、人口減少が進む中、大学生の意見が吸い上げにくいという課題を抱えていました。そこで法学部の地方自治を専門とするゼミの学生が市役所などを調査し、市への提案をしました。
ほかにも、文学部のメディア芸術専攻の学生が映像制作を通じ、その自治体の地場産業である鋳物のブランディングにも取り組んでいます。

私自身は新しい協定先を見つけたり、締結後にWin-Winの関係を構築するためのマッチングなどを主な業務としています。
この仕事は大学の協力と理解があって成り立つものです。常にアンテナを張り巡らせ、学内で起きていることを大小問わずインプットする姿勢が欠かせません。そして「大学生の意見が聞きたい」「先生と共同研究がしたい」「地域のイベントやお祭りに参加してほしい」といった提案に対し、最適なパートナーを導き出し、結果として感謝の言葉をいただくことがやりがいです。
入職後は教務課からスタート。そこで6年間勤務し、次に総務課で2年間仕事をしました。当時は地域連携推進事務室がなかったため、総務として今と同様の業務を行い、現在の部門へと移りました。

民間企業出身の私にとって、入職当初は大学の厳格なルールに驚くこともありました。何かを始めるのにも、いくつもの会議や決定事項を経ないといけないケースが多々あるのです。ただ、それは誠実な姿勢の現れですし、すべての物事をより良く確実に進めていく体制が整っています。
また、教務課の頃に学生の成績や時間割の登録業務などを経験したことは、今の活動にとても役立っています。2019年から現在まで、豊橋キャンパスでは市長や町長などを週替わりで招いて授業を行っているのですが、その時にどうすれば授業が実現でき、かつ外に向かって発信できるかのノウハウを活かすことができたのです。本学には公務員志望の学生も多く、単位に含まれる授業と協定を連動できたことは、うれしく感じています。
今後の目標はオンラインを使い、市長や町長などを招く授業をキャンパス間で接続して開講すること。そのために今でも自己研鑽は欠かさず、各大学の地域連携担当者が集まる場などに積極的に参加しています。

学生の方へメッセージ

本学の事務職員にはジョブローテーションがあります。それにより新しいことにチャレンジできる上、以前の部門での経験をもとに、別の視点からの提案ができる機会も豊富です。何より仕事を通じて自分の適材適所が見つけられるため、やりがいを持ち続けて働くことができる職業だと思います。多くの部門を経験する中で人脈も広がり、わからないことが出てくれば、「あの人に聞こう」と機転が効くようになるのもメリットです(I.Sさん)。

学生の成長に携われる点も、大学事務職員の醍醐味の1つです。特に留学の場合、短期であっても、みんなたくましくなって帰ってきます。その成長ぶりを見るのも楽しみですし、後日、レポートも提出してもらいます。その中に「こんな苦労もしたけれど、乗り越えました」のような内容が書かれていれば、こちらも元気をもらえます。海外からの留学生からも「ありがとう」の言葉をたくさんもらえる仕事です(N.Kさん)。

大学の事務職員では、多様な人と一緒に仕事をする機会が豊富です。特に私がいる地域連携推進事務室では、高校や自治体、企業、時にはご近所の方とも日常的に接し、いろいろなお話をします。コミュニケーションを取る楽しさはもちろんですが、外部の方と話すことで、「以前はこうだった」などの情報も得られ、大学を客観的に見られるようになります。そして、それを大学に還元することができる点も魅力です(K.Nさん)。

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「就職がゴールではなく、その後どんな人生を歩むかが肝心。学生時代に幅広い世代の人と接し、社会と自身のことをよく見つめた上で活動を始めましょう」と事務職員の方々

マイナビ編集部から

大学生活の中で、何らかの形で接する事務職員。その仕事の一端が、今回の3名の話でよく理解できたのではないだろうか。
中でも愛知大学の事務職員は、ジョブローテーションで複数の部門を経験しており、その中で学生ファーストの考え方や大学運営、地方との関わり方などのスキルを学んでいく。まだ部署異動の経験がないN.Kさんも楽しみにしていると言うように、この働き方はとても魅力的に感じた。
働く上でも年間休日は124日で、残業も月平均10時間未満。夏期休暇なども長めに設定されており、ワークライフバランスも充実できる環境だ。

一方で多くのステークホルダーと関わる仕事だけに、同大学としては「周りと協働し、職務を遂行するためのチームワークを大切にできる人材、現状にとどまらず、常に自ら行動し続けることのできる人材」を求めているとのこと。そうした姿勢があれば、早くから活躍することも可能に違いない。

2025年秋には豊橋キャンパスの新棟「Center Bldg.」も先行オープンし、2026年春にはフルオープン予定。4階建てのアカデミック棟として、500人を収容する大教室やコミュニケーションラウンジ、Work floor、蔵書数100万冊余を誇るLibrary floorなども完備されるとのことで、学生にとってはもちろん、事務職員の士気も高まっていることだろう。

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新棟の建設工事が進む豊橋キャンパスのほか、名古屋キャンパス、車道キャンパスを有する文系総合大学として、“ミライ”で溢れかえる場所の創造に努めている
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