最終更新日:2025/4/7

トーモク(株)

  • 正社員

業種

  • 商社(建材)
  • インテリア・住宅関連
  • 住宅
  • 不動産

基本情報

本社
福島県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

私たちの成長と活躍が、地域の発展や豊かな暮らしにつながります。

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会社としての長年の実績も、活動を後押ししてくれます!

住設建材の総合商社としてお客様をはじめとする地域の方々と密接に関わり、創業80周年の歴史を誇るトーモク(株)。今回はそんな同社の最前線で活躍する3名の先輩たちに話を伺った。

■阿部 大典さん (写真右)
 いわき支店 営業部 サブマネージャー兼 南相馬営業所 営業部 マネージャー/2008年入社

■中野目 風雅さん (写真左)
 白河営業所 営業部 営業/2024年入社

■永山 健さん (写真中央)
 郡山管理本部 リーダー/2014年入社

私たちと地域の関係性

「地域に詳しい営業が多く、業務外でもお客様との関係が生まれています。私もお客様から頼まれ、地域の子どもたちにバスケットボールを教えたりしていますよ。」(阿部さん)
「どの先輩も「外壁が得意」などといった得意分野を持っています。さまざまな要望に合った提案ができることも、お客様との信頼につながっていると感じます。」(中野目さん)
「2024年4月に郡山支店を改築し、職場環境が快適になりました。2階には管理本部となっているため、より社員の活動をサポートできる体制が整っています。」(永山さん)

さまざまな経験を積みながら、お客様との信頼関係を構築してきました/阿部さん

現在、私はプレイングマネージャーという立場で、いわき支店と南相馬営業所の2拠点を兼任しています。一営業としてはハウスビルダーや工務店をはじめ、設備施工会社、電気工事会社など約50社を担当し、戸建住宅や集合住宅の新築、およびリフォーム向け資材の提案をしています。お客様からのご依頼は「この位置に合う寸法の商材がほしい」といった漠然としたものから「この基準を満たしたもの」というピンポイントなものまで、ニーズはさまざま。お客様との信頼を築いていくために大切なのは、そうした多様な要望にお応えする際に、より正確でレスポンスの速い対応を心がけることです。また、施工現場では段取りが急遽変更になるというケースもあるため、私自身できるかぎり現場へ足繁く通うことを重視しています。

2024年にはマネージャーに就任。これもお客様のお力があってこそのことですが、これまで失敗がなかったわけではありません。中でも印象に残っているのは、入社2年目の時。私たちは普段、施主様とお会いすることは中々ないのですが、当時はお引き渡しの立ち会いをお願いされ、直接お話する機会がありました。そんな場で、私の何気ない一言が施工主様の気がかりとなってしまい、結果的に会社として大きな問題になってしまったのです。その後は猛省し、自分の立場をわきまえ、言葉づかいにより気をつけるようになりました。失敗談ではありますが、今振り返ると私にとって大きな成長の転機となった出来事ですね。現在は、そんな自分の失敗を省みて部下たちに指導しています。また、現場に大量の商品を搬送するなど大変な作業の際は部下に任せるのではなく、私が率先して動くことで仕事ぶりを見て学んでもらうようにしています。

以前は「阿部さんにお願いしたい」といったお言葉を、お客様からいただくことが仕事のやりがいでした。ですが現在は、私を頼ってくれる部下たちの成長を見守ることが一番の楽しみです。また、私が勤めている2拠点それぞれに地域性があることも興味深い点です。どちらも同じやり方で取り組むのではなく、エリアに応じた対策を考えながら、社員の風通しをより良くしていくことも腕の見せどころだと考えています。今後も社員のことを第一に考えつつ、数字にこだわることで拠点全体の成績をさらに高め、活気に満ちた拠点にしていくことが私の目標です。

営業デビューに向け、大切に育ててもらっています/中野目さん

入社後は、まず基本的なマナー研修や取り扱う商品のメーカー研修を終えると、すぐに営業部へ配属。その後も1年間は、見積もりを作成するシステムの仕様を覚えたり、商品の工場見学や配送など、それぞれ先輩がついて業務を学んでいきます。

最初に戸惑ったのは、取り扱う商品の多さです。見積もりを作成する際には、図面から必要な商品資材を的確に拾い出すことに加え、さらにはスピードも求められます。中々思うようにいかず、分からないことは何度も先輩に質問をしたのですが、先輩たちは皆とてもやさしく教えてくださいました。また、「余分なものはないか、本当にそのグレードの資材が必要なのか、お客様のニーズをよく考えると良いよ」と丁寧にアドバイスをしてくれます。会社としても、各拠点のチームワークを大切にしているため、新入社員である私のことを温かく見守ってくれていると感じますね。

今のやりがいは施工の現場に行った際、これは研修で学んだことだなと再確認できた時には自分の成長を感じます。そして、私たちが適切に手配した資材で現場が円滑に進み、お客様の役に立てたことを実感できるのもうれしい瞬間です。そうして築き上げてきた当社とお客様の関係も、素敵だなと感じます。当社は建物の設計段階から完成までのあらゆる工程に関わるため、最近では学生時代にはあまり興味のなかった建物の骨組みやつくり方にも興味が湧いてきました。また現在、祖母がお風呂のリフォームを予定しているので、これまでの学びを活かして少しでも役に立てたらと考えています。

入社2年目からはいよいよ営業デビューです。独り立ちに向けて現場に立ち入る際に意識していることは、必ずしっかり挨拶をすること。当たり前のことかもしれませんが、この業務はお客様との信頼関係のうえで成り立っているため、先輩たちのようにお客様と真摯に向き合っていくことが今後の目標です。また、将来的には2級建築施工管理技士の資格取得などにも、どんどんチャレンジしていきたいと思います。

社員がそれぞれの業務に集中できる環境づくりに努めています/永山さん

私は現在、郡山管理本部のリーダーとして採用に関わり、新入社員のサポートをしています。当社の入社後の流れとしては、メーカー先での新入社員研修でまずはビジネスマナーを2日間ほど学び、配属先でのOJTへと進みます。業務としては先輩のサポートからはじまり、その後も一から丁寧に指導をするため建築の知識がなくても問題ありません。拠点によっては、オフィスの席も上司や先輩と向かい合わせになっているため、誰もがすぐに新入社員をフォローできる体制になっています。

2年目以降も各メーカーのカリキュラムに参加したり、仕入先による商品勉強会、さらには自分で選択してセミナーに参加することも可能です。また、営業デビューをした後は半年に一度、営業の達成目標を立てるなどのテーマを設定し、各自目標の達成に向けてどんなプロセスで進めていくかを考え、実行する期間を設けています。評価制度のある当社では、その達成度などを総合的に判断し、一般社員から主任、リーダー、そしてマネージャーへとキャリアアップをめざす流れです。実力主義のため、早くから役職に就いて活躍する方もいます。

現在は社内のDX化を推進しています。まだ手探り状態なところもありますが、最近は休暇や残業など各種申請書類のペーパーレス化を実現しました。ほかにも、労務関係の処理をExcelベースからクラウドソフトへ移行。これにより住所や交通費の変更、年末調整など事務業務の負担を軽減し、さらに会議の議事録をAIがまとめるシステムも導入しています。これらをはじめとした業務のDX化を図ることで、各部署がそれぞれの業務に専念し、より専門性を高めていってほしいですね。これからも各業務の資格取得支援など、社員がより長く働きやすさを感じられる魅力的な環境づくりをめざし、率先して取り組んでいきたいと思います。

学生の方へメッセージ

当社はルート営業のため、決まったお客様との関わり一つひとつが大切です。そのため、誰とでもすぐに打ち解けられる方や、人との関わりに抵抗がない方が活躍しています。また、当社には休日休暇などの制度も整っており、働きやすい環境が整っているので安心です。学生時代に少しでも勉強しておきたいという人は、尺貫法などの木造建築について知っておくと、この業界では役に立ちますよ。
(阿部さん)

企業研究の際は少しでも興味を持った会社があればよく調べてみると良いと思います。詳しく話を聞いてみたら、新たな魅力の発見につながるケースもありますよ。また、私は建築の知識ゼロで入社しましたが、当社の充実した研修制度と先輩たちのフォローのおかげで、着実に知識を深めることができています。ですので、入社後の研修やサポート体制について注目してみるのも良いと思います。
(中野目さん)

就職活動は貴重な自分探しの機会として捉え、自分のやりたいことや興味のあることに向き合ってみてください。つき詰めていくと、きっと自分に合った会社が見つかるはずです。当社では自分が選んだ商品が使われ、1軒の家が建つということが何よりの醍醐味。業務に必要な知識は入社後に学べますので、今の時間を大切に、前向きな日々を送ってくださいね。
(永山さん)

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「屋根や外壁、外構などの工事を請け負うこともあり、その時は写真撮影や工程管理なども行います。普段の営業活動とはまた違う楽しみがありますよ。」と先輩たち。

マイナビ編集部から

住設建材の総合商社として、長年にわたり信頼を得ているトーモク(株)。お客様との関係性はもちろん、社内の人間関係も良好だという。そんなあたたかな社風の中、今回の取材で感じたのは、社員がのびのび活躍できる環境が整っているということだ。話を伺った3名からも「自由度が高い会社です。お客様の要望に応じて、自分でアレンジを加えながら進めていくことができます」と阿部さん。さらに、中野目さんと永山さんからは「覚えることはたくさんあるものの、その分、成長を実感できる機会が多いことも魅力です」「個人に大きな裁量を与えられるため、現在は積極的に社内のDX化を進めています」という答えが返ってきた。

DX化に加え、所長や支店長のポストを「マネージャー」に統一させたり、ホームページの刷新など、ここ数年で新たにはじめたチャレンジも多いという同社。創業80年の歴史を持ちながら、現状に決して満足せず、より良い体制へ変えていこうという姿勢も印象に残った。地域への貢献度も高く、スキルや提案力次第では住まいに必要な資材すべてを自分の手で提供することも夢ではない。また、設計から完成までのさまざまな作業に携わることができるということから、やりがいも大きいはずだ。お客様と信頼関係を構築し、地域に根ざした活動がしたいという人にはぜひ着目していただきたい企業だと、取材を通して感じた。

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同社ではSDGsを意識した取り組みにも注力している。地域の自然環境を守り続けるため、省エネルギー効果やCO2排出量削減に貢献できる資材や設備を提供しているそうだ。
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