最終更新日:2025/4/24

(株)ファンズ【一級建築士事務所】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 建築設計
  • 建設コンサルタント
  • 各種ビジネスサービス・BPO
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

建設現場を陰から支える。経験ゼロからのスタートでも大丈夫!

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やりがいと責任の大きな仕事に挑戦できるファンズ

かねてから建設経験者のみならず、まったくの未経験者も受け入れてきたファンズ。ここではさまざまな背景を持つ中途入社の3名の先輩たちに、それぞれが描いてきたキャリアについて振り返ってもらった。

■宮永 祐樹 機械工学科卒
申請グループ(2022年中途入社)

■中路 彩香 建築工学科卒
生産設計グループ(2023年中途入社)

■三野 碧 外国語学部英語コミュニケーション学科卒
仮設計画グループ(2019年中途入社)

ファンズの魅力

服装は自由なので宮永さんは普段はオフィスカジュアルで働いているそうだ。社員の中にはオフで交流している人も多く、卓球やボウリング大会なども定期的に開催されている。
メリハリをつけて働ける環境が整っており、定時の17時半にきっちり帰れる日も多いという。中路さんもワークライフバランスの良い職場だと実感している。
三野さんは週末には好きなアーティストのライブに出かけている。泊りのライブで遠征が入るときも有給休暇が取りやすく、プライベートをとことん満喫している。

【宮永さん】各種申請の代行業務を担当。自分の知識が増えていくのがモチベーションに

前職では自動車の機械部品設計に携わっていたのですが、高校時代は土木建築を専攻しており、原点に戻って建設業界で働こうと転職することにしました。最終的に当社を選んだのは未経験からでも専門知識を身につけられることに加え、ワークライフバランスや福利厚生面も整っており、安心して働けると感じたのが決め手となりました。

以来、建設工事にかかわる各種申請業務に取り組んでいます。例えば、資材の搬入等で道路を使う場合、国や自治体、警察などへの申請が欠かせないものとなります。また、埋設物がある道路で作業するのであれば、ガスや水道、電力会社などへ書類の提出が求められます。

入社当初は申請の流れやCADの操作を覚えていくところからスタート。自治体によって申請ルールが異なりますし、必要となる図面もさまざま。建設の知識がなく苦労もしましたが、先輩が丁寧に時間をかけて教えてくれましたので、少しずつ理解が深まっていき半年ほど経つと一人である程度申請を形にできるようになっていきました。

入社して1年以上が経った今では、自治体窓口で質問を受けてもなんとかその場で対応できる力も身に付いています。特殊な案件にも携わるケースも増え、国道と県道と市道に面しているマンションでは、国・県・市それぞれに申請して、複雑な手順を踏みながらも滞りなく処理を終えることができました。

毎日のように新しい知識を覚えていく必要がありますが、日々勉強をして知見が広がっていることに充実感を得ています。独学で学ぶのみならず、週1回ペースで建築のことを教えてくれる勉強会があるのもありがたいところです。

担当した建物が無事に完成した姿を見ると、「こんな大きなモノにかかわったのか」とうれしい気持ちになります。とはいえ、いまだに一人だけで完成まで導いた案件は少ないので、私一人ですべてを任せてもらえる案件を増やしていきたいと思っています。図面を書く力を高めれば提出までの期間を短縮できるため、より多くの案件をこなすためにもしっかりと技術を高めたいと思っています。

【中路さん】施工図の作成を通して、多忙な工事現場をサポート

以前、マンション工事の現場監督として3年半にわたって仕事していたのですが、施工図を作成してくれる外部企業に助けられて仕事してきた経験から、いつしか私も施工図を作る仕事を通して現場を支えたいと思うようになり、転職をすることにしました。ファンズの場合、大手から中小まで幅広く取引しているからこそ、多彩な図面にかかわれる点が魅力的だったことから入社を決意しました。

入社後は生産設計グループの一員となり、ゼネコンなどの工事現場で用いられる施工図の作成に取り組んでいます。設計者が作った設計図や構造図だけでは、建設現場をまわすことはできません。現場の実態に即した寸法や材料などを網羅した施工図があってこそ、初めて作業者が動くことができるため、私たちは非常に重要な役割を担っています。

前職でも施工図の作成経験はあったのですが、当社では複数のゼネコンから案件を請け負っていますので、各社による仕様やルールの違いを把握するのは苦労させられました。その中でも周囲の先輩が快く相談に乗ってくれるおかげで、一歩ずつ理解を深めることができました。

案件としても予想通り多彩な図面に携わることもできており、マンションが多いものの、例えば改修工事では銭湯などのレアな物件にも取り組んだりしました。中でも印象的だったのはカフェを兼用した事務所の施工図を作ったこと。今まで経験のないスタイルの物件だったので、新しい角度からチェックしなければならないこと多かったですが、おかげで視野を大きく広げることができ、未知なる仕事に携わる楽しさも感じました。

振り返ると施工管理者だった時代、施工図を作る時間がなくて苦しむ中で、ファンズのような外部企業に依頼したおかげで現場に集中する時間が増え、工事が円滑に進むようになりました。私も今、施工図を作る作業を通して各工事現場に貢献し、「助かりました!」と感謝の声をいただけるのがやりがいにつながっています。

今も図面の理解や作業内容で疑問点が少なくないので、正確な表現ができる担当者を目指して頑張って行きたいと思っています。多様な案件を手がけるチャンスがある会社ですから、今後はあまり経験のない商業施設なども手掛けながら、さらに学びを深めていくつもりです。

【三野さん】文系出身からのチャレンジ。技術者として成長し続けたい

私は文系出身で、前職は不動産営業でした。土日休みを希望して転職を考えるようになったとき、世の中にとって欠かせない仕事という軸で企業を探していくと、未経験者でも技術系職種として受け入れている当社の存在を知りました。正直、CADという単語さえ初めて聞くようなレベルだったのですが、まだ社会人として3年目だったので、新しく覚えていけば何とかなると入社を決意しました。

配属された仮設計画グループでは、マンションや商業施設、事務所などの比較的規模の大きな工事に必要な仮設物などの配置や設置方法、撤去手順などを総合的に計画していく業務に取り組んでいます。仮設物といっても学生は想像しにくいかもしれませんが、工事現場の足場や仮囲い、工事車両、重機などをイメージするとわかりやすいはずです。

経験ゼロからのスタートでしたから、最初は業務に欠かせないCADの勉強からスタート。次第に簡単な図面を手掛けていきましたが、建設現場のことが想像できず、どうやって足場を組むべきか悩ませられてばかりでした。課題を乗り越えるためにも定期的に現場見学に行ったり、街で見かける工事現場をチェックしたりして勉強を重ねていきました。先輩たちも手厚く指導してくれたのもありがたかったです。「線の1本1本に対して、どんな意味があるのかを考えて描こう」との言葉は、今も私の原点として思い出しながら仕事しています。

入社3年目頃には一人で現場を丸ごと手掛けられるようになりました。当時、大型物流倉庫を任されたのですが、まったく経験のない案件だったにもかかわらず、自分で調べながらなんとか形にすることができたのは自信になりました。その後は本当に多彩な案件にチャレンジしており、最近は50階を超えるような超高層マンションの仮設計画に携わっています。確かにスケールが大きく、書くべき書類も非常に多いですが、基礎となる部分はこれまでと共通していますから、培ってきた経験が大いに活きているのがよくわかります。

無事に仮設計画を作った後、実際に建物が立った姿を見ると満足感と達成感を感じます。私の場合、あくまでも計画に専念しているので、現場とのかかわりはまだ少ないのが現状です。今後は各工事現場との折衝なども任されるくらいの自立した存在になり、すべて一人でやり切るくらいの力を付けたいですね。

学生の方へメッセージ

■就職活動では業種業界を絞ることなく、幅広く企業を探しながら自分に合う場所を探しましょう。その上で当社に興味を持っていただければ幸いです。未経験者でも1から育て上げてくれる当社ならば、元気よく報告・連絡・相談ができて、人とのかかわりを大切にできる人であれば問題ありません。
<宮永さん>

■新卒入社で施工図を作成するとなると、最初はどうしても戸惑ってしまうシーンが多いと思います。それでも時間をかけてじっくりと自分を高める姿勢を貫いて、専門スキルを磨いてほしいですね。普段の生活で工事現場を見かけたとき、遠目でもいいのでよく観察をする習慣を身につけると、自分を成長させるきっかけがつかめるかもしれません。
<中路さん>

■この仕事に向いているのは自分の意志のある人。ただし、チームワークで進めていくので、あまりに我が強くてもいけませんから、バランスよく人と接する感覚も持ち合わせていてほしいと思います。技術的な経験の有無は気にしなくても大丈夫。私のような未経験者も本当に数多く活躍していますので、入社してからの頑張り次第で成長できるはずです。
<三野さん>

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取材に応じてくれた3名の先輩は全員が転職組だが、自分の新しい可能性を開拓するために同社の扉を叩いた。経験ゼロからでも着実に成長できると先輩たちも実感している。

マイナビ編集部から

株式会社ファンズでは施工図の作成や仮設計画の立案、各種申請業務の代行などを通して、建設業者のオフィスワークを支援している。首都圏を中心に一部案件では全国に対応しており、名だたる大手ゼネコンはもとより、地域に根差した工務店の案件も手がけるなど、幅広くそのネットワークを広げている。

いずれの業務もCADを駆使して図面を描く作業が欠かせないだけに、建設を学んできた人には優位性がある仕事ではある。しかしながら、今回の取材を通して想像できるように、かねてから建設未経験者を受け入れ、育て上げてきた実績があるだけに、久しぶりの新卒採用となる今期も学部学科不問で学生を募集する。社内独自のCAD検定、マンツーマンでの指導体制なども整っているから、まったくの未経験者でも着実に成長が遂げられるはずだ。

ワークライフバランスの取れた職場環境づくりもめざしており、年間休日は123日と業界では高い水準を誇る。勤怠管理アプリを導入しながら徹底して業務時間を管理し、残業も月10~20時間の間に抑えられている。遅くとも19時以降のオフィスには誰もいなくなるそうだ。仕事もプライベートも満喫できるのも同社で働くメリットである。

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千代田神田神保町に本社オフィスを構える。地下鉄神保町駅のほか、JR水道橋駅からもアクセスがよく、通勤には非常に便利な場所にある。

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