最終更新日:2025/4/2

(株)フューレ

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 空間デザイン・ディスプレイ
  • イベント・興行
  • 建設
  • 住宅

基本情報

本社
千葉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

お客さまのイメージをイベントのステージやディスプレイで具現化するためにできること

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数多くの経験をもとにしたアイデア、実績が信頼へとつながる

大小さまざまなイベントの設営とハイブランドのディスプレイ、このふたつを事業の中心として成長を続けてきたフューレ。両事業を行き来しながら経験を重ねてきた二人の社員に、仕事の魅力や挑戦について聞いた。

■小熊 計さん(左)
2015年入社

■高山 昌幸さん(右)
2016年入社

当社で働く魅力

「大きなイベントの臨場感を間近で味わえます。イベントに合わせて動くので仕事の時間は不規則ですが、日本全国が仕事場になる貴重な環境だと思っています」(小熊さん)
「誰かの空想、イメージを具現化していくのが私たちの仕事。自分では思いつかないようなアイデアに触れ、驚きと新鮮さを感じながら仕事できる喜びがあります」(高山さん)
「働く時間がバラバラになりがちな仕事ですが、だからこそ自分で勤務時間帯をコントロールしながら働ける環境。バランスを考えながら取り組めます」と二人の先輩たち。

丁寧な打ち合わせでお客さまのニーズを把握。資材、人、工程を管理しながら感動の現場を作り上げる

前職でもイベントの設営や展示会ブースの設営などに関わっていました。その後、ライフスタイルの変化で転職を考えるようになったとき、知人の紹介でフューレを立ち上げたばかりの岸根社長と出会ったのです。これまでの経験を活かし、より大きなフィールドでの仕事に携わることができるのではないかと考え、共にこれから会社を大きくしていく設立メンバーの一員として入社をすることを決めました。少数精鋭のコンパクトな会社ならではの自由度の高さ、やりたいことを行動に移せる機動力、そして担当する仕事に関してスタートから最後の撤去、機材や資材のメンテナンスまでトータルで携わることができる責任、そのすべてが私にとっては魅力に感じられたのです。

当社に音楽フェスなどイベントで使用するステージやテントの設営依頼をしてくるお客さまとの打ち合わせから始まる私たちの仕事。これから現場をどう作り上げ、人やモノ、スケジュールをどう動かしていくのかを考えるのが私の役割です。イベントの現場づくり全体を自分の裁量で動かしていける面白さ、アイデアを形にしていけるやりがいも感じています。これだけ自由度高く仕事を展開できるのは、当社が設営に必要な資材を自社で所有しているからという理由もあるんです。使える資材の特性や数をしっかり把握し、それらを最大限に活かしながら、お客さまが考えるステージを作っていくことができる。それが当社の強みだと思います。

イベントを予定しているお客さまからの依頼を受け、一緒に現地の視察をしながら話し合いを行い、見積や工程を作成していく。さらに現場の規模によっては設営の作業を行う必要がある場合は、必要な協力会社やアルバイトスタッフの人数を予測して手配の準備も行います。図面がお客さまから届いてからは、これまでの経験と知識をもとに資材をリストアップし、現地への搬入、設営へと作業を進めていきます。

設営の現場では多くのスタッフが関わることになります。そのため工程の管理はもちろんですが、作業を安全に進めていけるように目を光らせることも私たちの仕事。誰もがストレスを感じることなく、楽しく仕事を進めていけるような雰囲気づくりや人間関係を構築していくことも、設営を管理する立場の人間の大切な役割です。このイベントに来るお客さまたちの笑顔を想像しながら、一つひとつの作業を進めていくことを心がけています。
【小熊計さん】

プロ同士が協力し合って、ブランドの世界観をショーウィンドウのディスプレイで表現していく

入社するまではテレビ番組の大道具制作やイベント設営の企業や、個人事業主としてデパートのショーウィンドウディスプレイの設営の仕事をしてきました。その現場でフューレと関わりがあったことから、より集中して業務に向き合える環境を求めて転職することになったのです。当社はイベント設営とディスプレイ、ふたつの事業を中心に据えているということも特徴だと思います。昼間の屋外で作業を行うイベント設営、お客さまの店舗が閉店した後の時間帯で設置を進めるディスプレイの業務、それぞれのスケジュールを調整してバランスを取りながら担当者を振り分けてきました。両方の事業に関わることができるので、幅広い経験と技術が身についていると感じられることも、この仕事の面白さだと思っています。

ディスプレイの事業は、ファッションブランドや百貨店の店頭にあるショーウィンドウでの展開を中心にしつつ、他にも新商品の発表会や展示会、ファッションショーなどにおけるディスプレイ、美術館やギャラリーでのアート作品展示の設営などにも関わっていきます。私たちはブランドやメーカー、店舗をお客さまとして、季節や商品展開のタイミングに合わせて展示のイメージを入れ替える際に、依頼されたデザインに合わせた設営を行うのが仕事です。有名なブランドの路面店ディスプレイを担当することも多く、独自の世界観を形にしていくことにやりがいを感じますね。お客さまが用意したデザインをどうしたら具現化できるのか。それを考え、お客さまと相談を重ねながら必要な素材を用意し、場合によっては自社で造作も行います。イメージに合った背景や小物を作ることも多いですよ。

事前準備を終え、ディスプレイを行う現場に入るタイミングでは、施工に関わるさまざまな分野のスタッフたちが安全に作業できるよう足場を組み立て、現場の環境を整えていきます。ショーウィンドウという限られたスペース内でみんなが効率よく作業ができるよう、作業工程や人の動きも考慮しながら施工をしていくことが求められます。

お客さまをはじめ、関わる人みんなが想像しているものを形にしていくこの仕事。毎回異なるデザインが依頼されるので、飽きることなく次の仕事に挑めることが魅力だと感じています。一つひとつの仕事が自分のアイデアや技術の幅を広げ、成長を実感しながら前進する日々です。
【高山昌幸さん】

チームが一体となってひとつの現場を形にする。人とのつながりを大切に、次のステップへと挑戦したい

大規模音楽フェスから街のイベント、展示会ブースなど、多種多様なニーズに応える設営を行ってきました。扱うイベントによって関わる人も大きく異なり、さまざまな専門領域の方々と協力し合いながら、互いの役割を尊重して一つのイベントの成功に向けての作業を行っていくことが、この仕事の面白さです。設営を終えた会場にたくさんのお客さまが集まりイベントを喜んでいる姿を見ること、イベントの最中にメンテナンスをしていると出演者の方々に「ありがとう、お疲れさま」と声をかけていただけることなど、裏方としてイベントづくりに携わってきた手応えを感じます。

身近でイベントの臨場感を味わい、日本全国をフィールドに各地の人や文化に触れながら、たくさんの人のための“楽しい”を作っていくこの仕事。働く時間や環境は不規則ですが、その大変さを超える喜びが得られると感じています。

当社も設立から10年が経ち、仕事の幅だけでなく協力してくれる会社や人も増え、事業拡大の可能性も見えてきました。私が今まで現場で経験したことを後輩たちに伝えていくことも重要な仕事として、人を育てる視点を磨くことが今後の課題だと感じています。社内外とも、人とのつながりを大切にしたイベント設営を続けていきたいですね。
【小熊さん】

ディスプレイもイベント設営も、どちらの業務も「この日までに必ずなんとかしなければならない」という締切がシビア。そこが難しいところではありますが、だからこそ関わるスタッフが一体となって仕事に向き合って壁を乗り越えていくやりがいもあります。

急にデザインや工程が変更になることも多い仕事ですが、万が一に備えて準備するベテランの知恵、そしてみんなのアイデアを出し合って解決策を模索していくチームワーク。スタッフ一人ひとりがこれまで積み重ねてきた経験が生きる瞬間だと思います。

一つひとつの現場でいい仕事をする、それが次の仕事へとつながっていく分野でもあります。仕事を発注してくださるお客さまだけでなく、一緒に設営の現場を乗り越えていく協力会社との信頼関係を築きながら、お互いに支え合ってこれからもいいディスプレイを生み出し、お客さまの事業をサポートしていきたいですね。また、今の業種だけにとらわれずチャンスがあれば新たな分野での実績を作っていくことも視野に入れた活動も行っていこうと思っています。
【高山さん】

学生の方へメッセージ

学生時代は学内の友人だけでなく、いろいろな年齢、仕事、考えの人と触れ合う機会を作ることをおすすめします。私たちの仕事はものづくりの分野ですが、施工の技術を磨くだけでなく、お客さまや一緒に作業をする協力会社の人たちが、どのような想いを持って当社と仕事をしているかを理解することが欠かせません。私たちの仕事は相手の会話によって聞き取ることも大切になってくるのです。

そのため学生のうちから多様な人と関わり意見を聞くこと、社会人として仕事をしている人の責任感を知ること、価値観の多様性に触れることなどを意識的に行っていくと、就職活動だけでなく社会に出てからも役に立つ対話力となっていくでしょう。

就職活動では自分が興味ある業種や企業だけでなく、触れたことがないような分野でも一度はチェックしてみてほしいですね。そこが新しい価値観との出会いになるかもしれませんよ。

自分がなんで働かなければいけないと考えているのか。漠然と周りに流されて就職活動を行うのではなく、自分自身の想いや社会の動きと深く向き合う機会として、就職活動を活用して挑戦していってください。
【代表取締役社長 岸根一真さん】

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「当社の仕事はさまざまな職種、企業の方に会い、その想いを形にするために協働していきます。仕事を通じて人としての幅が広がる経験がたくさんできますよ」(岸根社長)

マイナビ編集部から

2015年に創業した(株)フューレ。イベント会場の設営や施工を事業の主軸とし、大型音楽フェスやフードフェス、国際的なイベントなどの会場設営・施工の現場で確かな存在感を築いてきた。イベント会場設営以外では、百貨店やブランド店舗のショーウィンドウのディスプレイの設営にも強みを持ち、もう一つの同社の中核事業として多くの実績を重ねている。

いずれの分野でも、お客さまの目的を丁寧にヒアリングし、そのイメージを形にするためのアイデアを惜しまず提案し続けることに注力することが、お客さまから同社に対する信頼へとつながっているのだと感じられた。

現状では少数精鋭といえる社員数で事業を展開し、施工における作業の現場では協力会社やアルバイトとの連携することで、大小さまざまな依頼を形にしてきたという。取材に対応してくださった二人の社員は、依頼をどうしたら形にできるのか、従来のセオリーにとらわれないアイデアを出し合って挑戦できることも、同社で働く面白さだと語っていた。「新しいことをやりたい、その意見を出しやすい社風がこれまでの実績につながっているのだろう」という言葉も聞かれた。

依頼を受けるイベントの規模、内容、場所も問わないという同社は、日本全国が仕事のフィールドとなる。仕事の内容や地域にとらわれず、ものづくりによって多くの人の“楽しい”を支えたいという意欲を持つ人が活躍できる環境だ。

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社員の資格取得も積極的に支援しているという同社。建築や施工に関わるさまざまな資格が、設営の現場で活かされるという。仕事の幅を広げるためにも欠かせないものだ。

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