公務員というと役割や職場を異動しながらキャリアを積むイメージを持っている方が多いかと思います。しかし私たち労働基準監督官は、国家公務員の中でも専門職という位置づけとなり、ひとつの分野の業務に長く従事し、そこで力を磨き専門性を高めていくという働きかたをしています。
私たち労働基準監督官は、労働者の安全や働きかたの改善に対応するプロであり、さまざまな分野の企業、事業、働きかたに応じた柔軟な解決策を提案できる力などが求められます。そのため一人ひとりに蓄積された知識や経験が活かされる仕事といえます。
正義感を持ち、人の役に立ちたい、自分の経験や専門性を追求していきたいというような考えが活かせる仕事です。法律を中心に多様な価値観を兼ね備え、労働者や事業者と向き合っていくことにやりがいを感じられる人が活躍できる環境だと思います。
公務員を目指すかたは、人のために働きたいという想いを持つ人が多いでしょう。その上で、公務員にもさまざまな働きかた、役割、専門性があることを知ってください。その中にあなたがより活躍できる分野があるかもしれません。
労働基準監督官はオフィスの外に出て、労働者や事業者と関わり、多様な価値観に触れる仕事です。好奇心旺盛で人とコミュニケーションを取ることが好き、相手に寄り添った支援や提案をしたい、そんな想いが活かせます。
【人事係 高田健介さん】