最終更新日:2025/5/7

(株)ENGIN

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 食品
  • 専門店(食品・日用品)
  • 物流・倉庫

基本情報

本社
京都府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

毎日多くの取引を成立させていき、日本全国の青果市場のニーズに応えています!

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日々の業務を通して着実に成長していくENGIN期待の若手社員たち

●Hさん(写真左)
営業/2023年入社

●Nさん(写真右)
営業/2024年入社

●Dさん(写真中央)
営業/2024年入社

青果物の需要と供給のバランスを整えるために、野菜転送事業を展開している(株)ENGIN。少数精鋭ながらも日本全国の青果市場と取引をおこない、価格の平準化や廃棄ロスの削減に貢献しています。今回は、早くから自分なりの営業スタイルを確立させ、日々多くの取引をおこなっている期待の若手社員3名にインタビュー。仕事内容ややりがい、会社の魅力、今後の目標などをうかがいました。

(株)ENGINで働く魅力とは?

「当社は転勤がなく、服装や髪型も自由なので、自分らしく働ける点が魅力です。また、早くから自分の判断で日々の取引ができるため、成長スピードが早いですね」とHさん
「終業時間が早いので、夕方以降のプライベートの時間が確保できます。ときには、仕事終わりに先輩と一緒にご飯に行くことも。社員同士の仲の良さも自慢です」とNさん
「個人の裁量が大きく、自由に働けるのが良いですね。自分なりに工夫しながらお客様にアプローチできるので、成長を実感しやすいのが当社で働く魅力です」とDさん

お客様と話す際は正直に伝えることを意識して、高い信頼関係を築いていく!

もともと人と関わる仕事がしたかった私は、営業職に絞りつつ、地元の京都で転勤のない企業を中心に探していました。中でも当社は、偶然見た情報サイトの写真に学生時代の先輩が写っていたため、興味を持つように。実際にどのような仕事をしているのかを聞いたうえで、会社見学をして働くイメージができたので、入社を決めました。

入社当初は、不安や緊張もありましたが、ロープレなどで周りの先輩方が優しく教えてくれたので、すぐに慣れることができました。また、しっかりとした営業マニュアルがあり、実務を重ねていくうちに流れが把握できるものだと割り切って臨めたので、私の場合、入社して一週間も経たないうちに市場へ電話をしていました。
現在は、ピーマンを担当して全国の市場のお客様とやり取りをしています。基本的な一日の流れは、朝6時30分に出社して、12時までは電話営業をします。午後からは、配送手続きの確認や現在の実績確認などの事務作業を進めていき、定時の15時30分には退社します。
電話の回数は数えたことがありませんが、一日あたり100件前後の電話をして、15件ほどの売買が成立するイメージです。かなり大変そうに思えますが、ほぼ毎日同じ人と電話をするので、コツを掴むとそれほど苦ではないです。むしろ、日に日にお客様と仲良くなっていくのが実感できて楽しいですね。市場の入荷量や売れ行き以外にも、世間話や雑談をするなど、多くのお客様と会話を通して、信頼関係が築ける点が今のやりがいになっています。

そんな私が業務中に心掛けているのは、常に正直に話すことです。電話をしていると、すぐに仕入れ先や売り先が決まらないものの、これは大きな取引につながるなと直感でわかるケースもあります。そういうときは、どれくらい時間が掛かりそうかを正直に伝えて、売買が成立するまであきらめずに追い掛けるようにしています。事前に正しい情報を伝えておくことで、お客様も安心して待てますし、仮に他社が介入して先を越されたとしても、私を信頼して引き続き連絡をくださいます。何事も正直なのが大切ですね。

今後の目標は、後輩から慕われる先輩になることです。これまでは、自分が結果を残すことに必死でしたが、3年目からは新入社員に教える機会も増えると思います。そのため、私から積極的に声掛けをするなど、周りを見ながら仕事をしていきます。
(Hさん)

日々の業務はもちろん、日常生活でも取り扱う野菜に気を配りながら市場の動向を注視!

飲食店のアルバイト経験があった私は、人と話すことが好きで「食」に関する仕事に興味があったため、当社を志望しました。自分の頑張りに対してしっかりと評価してもらえる制度に惹かれて、入社を決めました。

入社後は、先輩の働く様子を見学したり、ロープレ研修を受けたりして、一連の業務の流れを把握します。営業のイメージができた状態で実務に臨みましたが、最初は想像以上に難しかったですね。というのも、野菜転送事業は、当社に売る商品がないため、まずは仕入れ先を探すところから始めなければなりません。そのため、毎日電話をして、市場に余っている野菜がないかを聞いて回っていました。なかなか思うように結果が出ず、この先やっていけるのか不安になる日もありました。それでも、先輩からの温かい励ましの言葉に助けられながら、電話を掛け続けた結果、徐々にお客様が私の名前を覚えてくださるようになり、仕入れ先も売り先も自然と見つかり始め、一日の取引数もかなり増やすことができたのです。まだ入社して一年も経っていませんが、気軽に話していただけるお客様もいるので、今では楽しく働けています。

私は大根をはじめ、ほうれん草や小松菜、水菜などの葉物類全般を担当。それぞれの旬や特徴が異なるため、普段から生産者さんのSNSをチェックしたり、スーパーに行って値段を確認したりしながら、各野菜の知識を習得して、市場の動向を把握するように努めています。最近では、ある程度の値動きが予測できるようになり、普段の業務でも確実に売買が成立する金額が提示できています。
野菜転送事業は、余っている市場から足りない市場に商品を転送するため、基本的に人が困っている現場に介入することで成立する仕事です。売買を成立させるたびに、人の役に立っている実感があるのがやりがいです。また、当社では社員が売買の価格を自由に決められるので、状況に応じて安く売ったり、高く買ったりしながら、お客様をサポートできるのも良いですね。

引き続きお客様との関係構築に努めていき、今後は自分の成績をどこまで積み上げられるのかに注力して、決算に向けてラストスパートをかけたいと思います。
(Nさん)

お客様から頼られる営業を目指して、目の前の業務に全力で取り組んでいく!

私は接客業が好きだったこともあり、よりコミュニケーション能力を伸ばしたいと考えて、営業職を志望しました。中でも、当社の内勤営業であれば、外出しなくても全国のお客様とコミュニケーションが取れ、幅広く活躍できる点に惹かれて入社をしました。

現在私は、白菜とキャベツ、ズッキーニを担当。それぞれの旬の時期に出荷数が多くなるため、すべての野菜を毎日転送するわけではありません。それでも、夏野菜のズッキーニがクリスマスシーズンになると動き出すことを知ったときは、この仕事ならではの発見でおもしろかったですね。毎日それぞれの担当者と話していると、徐々に「白菜担当のDさん」と言ったように認知されていくのが嬉しいですし、やりがいにもなっています。
日々、取引件数が増えていき、着実に成長できていることを実感していますが、最初は電話をするのが苦手で、毎回緊張の連続でした。業務に慣れるまでは先輩に状況を相談して、その都度アドバイスをもらいながら、市場の状況や取引金額を予めイメージしておくなど、事前準備をしっかりとしたうえで電話を掛けました。結果、お客様からの質問に対してその場で答えられるようになり、毎日同じ担当者と話していくうちに、電話への苦手意識も少しずつ克服することができましたね。

電話営業で私が特に気を付けている点は、認識のズレをなくすことです。この仕事は、正式な発注書がなくても購入すると一言伝えた時点で契約が成立します。過去に、正確な数量を確認せずにやんわりと回答してしまったせいで、売り先が決まっていないのに予定を上回る数量を仕入れてしまったミスがありました。その案件は、最終的にすべての野菜を出荷することができましたが、以降は金額や数量、銘柄など、しつこいと思われるくらいに何度も確認をしてから回答するようにしています。

今後は、「白菜やキャベツ、ズッキーニだったらENGINのDさんに頼めば大丈夫!」と思ってもらえるような営業を目指したいですね。そのためにも、自社の利益を優先するだけではなく、お客様が売りたい・買いたいと思っていたら絶対に購入・販売をして、それぞれの売買を成立させることが大切だと感じています。お客様の信頼を得るには、一つひとつの積み重ねが大事なので、目の前の業務に真摯に取り組んでいきたいです。
(Dさん)

学生の方へメッセージ

私は直感で物事を選ぶタイプだったので、深く企業研究をしたわけではありませんが、働く自分が想像できる会社を見つけるのが大事だと思います。もし興味を持った会社が見学できるのであれば、可能な限り参加してみてください。会社見学をすると、情報収集だけでは得られないものが見つかるはずです。どんなに良い会社でも、合うかどうかの判断基準は人それぞれだと思うので、最後は自分の直感を信じて突き進んでみてください。(Hさん)

企業研究の前に、まずは自分が本当にやりたいことは何かをしっかりと理解しておくことが必要です。これから先、数十年間は働くことになるので、どの企業に入るかよりも、どんな仕事をするかを重視すると良いでしょう。そのうえで、各企業の働き方や評価制度などを調べていき、自分が楽しく働ける場所を見つけるようにしてください。(Nさん)

自分の譲れない条件を明確にして企業研究を進めると、自ずと志望する会社が見つかるはずです。私は自由な環境で働きたいと思って、業界や職種にこだわらずに進めていった結果、若いうちから裁量権が与えられる当社と出会うことができました。自分の軸がしっかりとしていれば、正しい判断ができると思うので、ぜひ自己分析をしてから進めることをおすすめします。(Dさん)

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企業研究では、社風を重視するのもおすすめです。当社の場合、普段から若手社員を中心にコミュニケーションを取りながら進められるので、一人で孤立する心配はありません。

マイナビ編集部から

京都三友青果ホールディングスのグループ会社の一つである(株)ENGINは、全国の青果市場の需要と供給のバランスを整える野菜転送事業に注力。青果物が余っている市場から買い取って、青果物が足りない市場へと販売をおこなっている。結果、青果物の相場が安定して、廃棄ロスの削減にもつながり、同社・市場・社会の三方良しの商売が成り立っている。

そんな社会貢献性の高い事業を展開している同社では、社員一人ひとりに裁量権を与えて、早くから活躍できる場を用意。それぞれが各青果物の責任者となって、売買の価格や取引先の選定を任せられている。今回取材をした3名も、初めての電話営業に戸惑いつつも、毎日担当者と話すことで自然と知識やノウハウが身に付き、わずか数ヶ月で多くの取引をおこなえるまでに成長していた。それぞれがお客様や社会の役に立ちたいと思っているからこそ、自分なりに工夫をして、独自の営業スタイルを確立していけるのだろう。

在庫を抱えない同社は、棚卸業務がなく、赤字経営になるリスクも少ないため、安定して事業をおこなえる点が強みといえる。今後は人員を増やしていき、今以上に多くの青果物を取り扱いつつ、野菜転送事業を経営基盤にして、さまざまな事業にも挑戦していくという。創業期を乗り越えて、10年、20年と成長期を迎える(株)ENGINの将来に注目したい。

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2021年に設立した同社は、野菜転送事業を中心に青果卸売業を展開。今後は、新たな社員を迎え入れて取り扱い品目を増やしつつ、青果業界のさらなる活性化に貢献していく。

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