最終更新日:2025/4/10

(株)TOブックス 

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東京都

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仕事・キャリアパスについて伝えたい

「好き」を原動力に、未経験からチャレンジを続ける社員3名の挑戦と成長の軌跡!

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出版事業部・企画製作部・法務部の仕事を紹介!

ライトノベルやコミックスの制作、人気作品のアニメや舞台等へのメディアミックスを手掛ける(株)TOブックス。同社で活躍中の社員3名に入社理由や仕事内容、やりがい等について伺いました

・出版事業部 編集第二グループ・担当マネージャー(2018年入社)
・企画製作部 企画製作第一グループ(2022年入社)
・法務部 海外ライセンス管理グループ(2024年入社)

社員は語る

「担当マネージャーとして班のメンバーの育成にも携わっています。自分にはない部分を吸収しつつ、ベストな形で作品をつくれるようにサポートします」(出版事業部の社員)
「配属先の部署で着実に経験を重ねていくと、好きなことに挑戦させてくれる会社です。本やアニメが好きな方には是非チャレンジしてもらいたいです」(企画製作部の社員)
「その日のうちにやらなければいけない仕事を真っ先に片付けるなど、自分で段取りを決め、メリハリのついた働き方を実践しています」(法務部の社員)

【出版事業部】人気ライトノベルのコミカライズ作品の編集!仕事の魅力、やりがいは?

学生時代はエンタメ系の専門学校で、テレビ・ラジオの裏方の勉強をしていました。就職活動では「自分の視野を広げていきたい」との思いから出版業界を志望。数ある出版社の中でもTOブックスを選んだ理由としては、未経験から挑戦できたことが大きかったですね。ライトノベルはほとんど読んだことはありませんでしたが、「モノをつくる」「人々に娯楽を提供する」という点では、テレビ・ラジオ制作とベクトルは同じ。持ち前のハングリー精神を発揮して頑張っていこうと思ったんです。

入社後は編集第二グループに配属。『本好きの下剋上』第三部・第四部をはじめ、人気ライトノベルのコミカライズ作品の編集に携わっています。基本的な流れとしては、まずは原作小説を読み込んで、作品の世界観や物語を自分の中に落とし込む。そして作品の雰囲気に合った漫画家さんのリストをつくり、企画書を作成。編集長の承認が得られたら、漫画家さんを絞り込み、連載開始の一年近く前から完成原稿を貯めていきます。連載がスタートしたあとは月一度のペースで原稿を上げてもらい、自社媒体や漫画アプリ等に配信していきます。

仕事をする上で常に心掛けているのは、原作者の世界観を崩すことなく、かつ、漫画としても面白い作品を創ること。そして、漫画家さんに負担をかけることのないよう、それぞれの人柄、仕事のスタイルをきめ細かに汲み取り、スケジュールを調整することです。原作者さんと漫画家さんの意向がバッティングし、板挟みになることもありますが、双方が納得できるポイントを目指しています。決まった“正解”はないので、たゆみなく創意工夫を積み重ねることが大切です。

やりがいを感じるのは、最初の読者としてネーム原稿を読めること。漫画家さんに「ここ!めちゃくちゃイイ!」という感動、熱量を直接伝えられることですね。また、漫画家さんの成長していく姿を一番近くでみることができるのも大きな魅力。かつて一緒に仕事をしたことのある漫画家さんと、新たな連載に向けてコツコツ原稿を積み上げているのですが、以前とは比べものにならないほど上手くなっているのを見ることができるのは本当に嬉しいです。今後の目標は、編集者としての幅を広げること。これまでは女性向けの作品を手掛けてきましたが、少年向けやバトル物など、より幅広いジャンルの作品に挑戦していきたいと思っています。

【企画製作部】入社3年目にしてアニメのプロデューサーに挑戦!

学生時代は生命科学部で水の浄化の研究に取り組んでいましたが、趣味の漫画や小説を仕事にしようと思い、出版業界を志望。「できるだけ幅広い仕事に取り組むことができる環境で、飛躍的に成長していきたい」との思いから、中堅・中小出版社のなかでも最も勢いのある当社への入社を決めました。

入社後は、アニメやオーディオブック、ドラマCD、舞台等へのメディアミックスを行う「企画製作部」に配属。企画製作第一グループの一員としてドラマCDで経験を積み、入社3年目からアニメへのメディアミックスを担当。現在は2025年7月から放送開始のアニメ「白豚貴族ですが前世の記憶が生えたのでひよこな弟育てます」のプロデューサーを務めています。プロデューサーの仕事は、「出資企業」を集めて製作委員会を組成すること。そして、作品の世界観やキャラクターの魅力を十分に引き出す「制作スタジオ」を決めることから始まります。アニメ制作が動き始めた後は、原作者サイドとアニメ制作サイドとの“窓口役”を務めます。シナリオ・脚本の作成やキャラクター・背景・小物等のデザイン、絵コンテの作成、映像制作、アフレコなど、放送に至るまでの各プロセスで、書籍編集部門の編集者を介して原作者サイドに確認。フィードバックを仰ぎ、調整を進めていきます。

心掛けているのは、作品の持つ魅力や世界観を引き出すため、原作者の方々に確認していただく時間をできるだけ多く確保すること。そのために、仕事を一人で抱え込まないよう注意しています。上司や先輩のサポートも手厚く、アドバイスをもらえるので本当に助かっています。作品がカタチになるたびに大きなやりがいを感じられる仕事です。今後の目標は、一人前のプロデューサーになること。出資企業との交渉、制作会社の選定から放映までの全てのプロセスを、先輩に頼ることなく、一人で手掛けられるようになりたいです。

【法務部】海外ライセンス管理グループの一員として、グローバルに活躍!

母国である中国の大学で中国文学を学んでいた私。趣味のアニメを見るうちに、話の続きを知りたくて、原作のライトノベルを読み漁るようになりました。そして、大学卒業後は日本の大学院に留学。人文社会研究科で比較文学の研究に取り組みました。当社への入社を決めたのは、大好きだったアニメ『本好きの下剋上』がどのように作られているのかを知りたいと思ったからです。とてもリラックスした雰囲気で面接に臨めたことや、私の話にじっくりと耳を傾けてくれる姿勢も魅力的でした。

私の場合は内定者インターンシップで商品開発と法務の仕事を経験。入社後は、海外ライセンス管理グループの一員として、海外ブックフェアへの出展のほか、版権の購入を希望する海外の出版社20社とのやり取り、契約書の作成・チェック、カバーや帯、プロモーションの監修等に携わっています。海外の出版社から監修依頼を受けた場合には、書籍編集者を介して、原作者サイドとの調整を進めていきます。2024年には韓国(ソウル)、ドイツ(フランクフルト)のブックフェアに出張。ドイツやフランスではホラーもののライトノベルがたくさん出版されている一方で、異世界ものの作品は比較的手薄です。こうした背景もあって、当社が得意としている異世界ものの原作がかなりの人気を博しています。

英語でのコミュニケーションに苦労することもありますが、やりがいを感じるのは、仕事を通して自らの成長を実感できること。コミュニケーション力や異文化理解、知的財産権をはじめとした法律や契約に関する知識など、幅広い分野の知識・スキルに磨きを掛けることができています。自身の裁量を発揮しながら仕事に取り組むことができるのも大きな魅力です。今後の目標は、当社の作品の海外展開をさらに加速させていくこと。そして、母国・中国の優れたライトノベル、コミックスの版権を獲得し、日本で販売することです。上司は「ぜひ、チャレンジしてみてください!」と言ってくれているので、実現のチャンスは十分あると思っています。

学生の方へメッセージ

【出版事業部】
当社の一番の魅力は「未経験から挑戦できること」だといっていいでしょう。2024年4月に入社したメンバーも全員が未経験。一生懸命、企画の立ち上げに取り組んでいます。編集の過程ではスケジュール管理・タスク管理など、苦労する場面も少なくありませんが、上司や先輩がしっかりとサポートしてくれます。原作に愛を持って作品づくりに取り組むことができる方と一緒に仕事がしたいですね。

【企画製作部】
皆さんの中には「好きなことを仕事にすると、嫌いになってしまうのではないか?」といった不安をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。ただ、その心配は無用です。実際、当社に入社してライトノベルや漫画、アニメが嫌いになったという社員は一人もいませんし、社内では「あの漫画読んだ?」「あの映画観た?」といった会話があちらこちらから聞こえてきます。自分の好きなことを諦めきれずに中途入社するくらいなら、新卒からチャレンジしてもらいたいですね。

【法務部】
当社の魅力は自由な雰囲気が社内の隅々にまで浸透していることだと思います。近年は外国人も積極的に採用しており、実際、中国や台湾出身の社員も活躍しています。日本の大学に留学中の方も是非、エントリーいただければと思います。

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TOブックスの公式Web連載サイト「コロナEX」では人気作・話題作を多数掲載。英語圏向け自社マンガ配信サイトも運営しています。

マイナビ編集部から

『本好きの下剋上』や『おかしな転生』をはじめとするライトノベルやコミックスの制作、ならびに人気作品のアニメやドラマCD、舞台へのメディアミックスを手掛ける(株)TOブックス。今回、同社で活躍中の社員3名にお話を伺って実感したことがある。それは「好き」を仕事にすることの大切さだ。いかなる媒体であれ、作品をカタチにするまでには、原作者や漫画家とのやり取り、膨大なタスクの管理・スケジュール調整等、数々のハードルを乗り越える必要がある。さまざまな場面で苦労を経験しながらも、任された仕事をやり切り、優れた作品を世に送り出すことができるのは、「好き」な仕事にチャレンジできているという充実感、そして、「好き」を共有している仲間の存在があってこそだろう。

(株)TOブックスは「好き」という気持ち・熱量をもとに、社員一人ひとりが持てる力を最大限に発揮できる環境をつくり、ヒット作品を生み出し続けている。こうした点に、2014年の会社設立以来、着実に成長を続ける同社の強さが垣間見えた気がした。出版・メディア業界に興味関心をお持ちの方はもちろん、「業界未経験からスタートし、プロフェッショナルとして成長していきたい」「好きなことを仕事にしたい」という想いをお持ちの方にもお勧めしたい会社である。

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ライトノベル『本好きの下剋上』シリーズは、累計発行部数1,100万部を突破。同作品をもとにしたコミックスやTVアニメ、ミュージカルでも人気を集めました。

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