最終更新日:2025/3/1

SCSK(株)【住友商事グループ】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 情報処理
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

リーダーシップを発揮できる技術者に。成長できる場がここにある

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2人の若手エンジニアが語るSCSK

情報系出身の野松さんと、文系出身の植松さん。まったく異なる背景を持つお2人が、SCSKというフィールドでいかに成長してきたのか。それぞれのキャリアを振り返ってもらった。

【左】
植松 万紀子
産業ソリューション事業本部 産業ソリューション第一部
2014年入社

【右】
野松 晃久
GXセンター エネルギーシステム部
2015年入社

先輩の横顔

野松さんの趣味は美術館巡り。ITとは違う世界をみて、オンとオフを明確に分けているそうだ。学生時代に4年間塾の講師を経験したからか、仕事を教えることは好きだという。
体を動かすのが好きだという植松さん。先日は職場の仲間とITチャリティマラソンに出場。また社会人になってからスポーツバイクを始めたそうだ。
社内にはカフェやリラクゼーションルームといった施設も整っている。メリハリをつけて働くことができるのがSCSKのよさだ。

1年目から上流~下流工程の一連の流れを経験。成長する自分を実感。

情報系の学部で学んだこともあり、就職活動が始まった当初は、自ら手を動かしてシステムを作るプログラマーやWebアプリケーション関連の企業を目指していました。私は人とコミュニケーションをとりながら物事を進めていくのが好きだったので、次第に多くの人と関わりながら大局的にプロジェクトを運営するSIer(システムインテグレーションを行う企業)に興味がシフトしました。当社の場合、安定した経営基盤のもとで、金融、通信、製造、流通など多彩な事業を手がけるとともに、即戦力として飛躍するための教育体制が整っていたことに惹かれ、入社を決めました。

最初は製造システム事業本部に配属され、新電力会社の電力受給管理システムの設計、開発、そしてテストに至る一連のプロセスに携わりました。電力を供給する際に欠かせない重要なシステムですから、開発者には高度な技術レベルが要求されます。最初はわからないことも多かったのですが、プロジェクトメンバーへの指示出しやお客様先との会議に携わるなど重要な業務を任せてもらい、SIerでの働き方を経験できました。その後は、別の大手電力会社のシステム設計フェーズから担当し、1年目で設計から開発、運用までの一通りの業務を経験できたため、視野が広がり、自分のキャリアにおける大きな自信になりました。

4年目になってからの2ヵ月間、当社の新人教育担当になりました。社員1名が新人20名程度を教育する「クラスマネージャー制度」が導入され、私がクラス担任のように、ビジネススキル等のSCSKパーソンとしての教育を行いました。ここでは、元気いっぱいの新人たちに触れ、大きな刺激を受けたことを覚えています。新人教育担当を終えた後、自分のキャリアに関してCDP面談(キャリア開発支援の仕組み)を上司と実施し、その中で、自分の仕事の幅を広げるためにも新しいことをしてみたいということを伝えていました。その結果、異なる業務にチャレンジしたいと思い、新たにガス会社の基幹システム構築を担当することになりました。今回は複数企業から数百人単位のエンジニアが集う大型案件で、私は一つの機能のリーダー補佐を任されています。大きな視点で考えることに努めつつ、試行錯誤する日々を過ごしています。巨大なシステムが少しずつ、形になって完成に近づいている手応えも得ており、純粋に仕事が楽しいと思う毎日です。
【野松】

文系出身ながらITにチャレンジ。成長する自分を感じる日々。

文系出身ながらも「何かを作る」仕事に携わりたい――就職活動をするにあたってそんな風に考えていた私は、文理の出身にかかわらず技術者への道が開かれるIT業界に興味を持つようになりました。SCSKに決めたのは、上流からITの仕組みそのものを形作れることに加え、お会いする先輩社員のみなさんが自信を持って仕事について語っている姿に憧れの念を抱いたからにほかなりません。

入社後は4月から7月までの4カ月間にわたって新人研修が行われました。最初の2カ月はビジネススキルからITの基礎の基礎を学び、後半はアプリとインフラ、営業に分かれてより実務的な研修を経験。私はアプリチームに加わって、講義と実践を交えてJavaやデータベースなどについて学んでいきました。IT経験がないだけにさすがに最初は戸惑ってばかりでしたが、新しい知識が獲得できるのが新鮮でしたし、何よりも同期同士で支え合いながら成長できるのが楽しくて、充実した時間を過ごすことができました。

夏ごろには現在の部署に配属され、先輩の指導の下でOJTを受けつつ、実務に入っていくことになりました。最初にかかわったのは、企業や自治体の情報をチェックするシステムの保守・改修。研修とは言語も違いますし、お客様の業務への理解も乏しく、最初は議事録を取るだけで精一杯でした。「私にできることはあるのだろうか」と悩める日々を過ごしていましたが、年の近い先輩が丁寧に面倒を見てくれたおかげで少しずつできることが増えていきました。

2年目になると定期的にお客様先へ行き、その場で対応にあたるという役目を任されました。お客様からは様々な観点からシステム改修のご要望が寄せられましたが、1年目のときに必死で勉強をしたおかげで、的確な回答ができるようになっており、大きく成長している自分を実感しました。

現在はIT企業の社内システムの大改修プロジェクトを担当。お客様に要望を伺って、設計、開発、テストのすべてに携わっています。先輩は他のプロジェクトと兼務しているため、この案件に専任で携わっているのは私のみ。プレッシャーはありますが、モノ作りがしたいと思ってSCSKに飛び込んで、まさに自分の手でシステムを形作ることができているので、非常にやりがいがあると思っています。
【植松】

先輩たちが語る【未来の自分】

今はリーダー補佐という立場ですが、いずれはリーダーという責任ある立場を担いたいです。さらに、その先のプロジェクトマネージャー(PM)への昇格も視野に入れています。PMともなると交渉力、調整力、管理力など多岐にわたるスキルを高めなくてはなりません。技術的なバックボーンも確かなものにしなければ、メンバーをマネジメントしていくことはできないので、しっかりとスキルを身につけたいと思っています。
私には、PMとして活躍するにはまだまだ足りないことが多いのですが、同期のなかには小規模プロジェクトながらPMを任されている人もいます。若い人材もチャンスをつかめる会社ですから、意欲的に手を挙げ続けていくつもりです。
【野松】

今後、チームメンバーへの指示出しをする場面が増えていくと思いますが、こまめな声掛けや気配りを忘れないようにして円滑なチーム運営ができるようになりたいと思っています。チームのメンバー全体にとって働きやすい環境を提供できるリーダーとなれたら嬉しいですね。
もちろんエンジニアですので、自分の技術も磨き続けなくてはなりません。加えて最近はお客様の業務知識をもっと知らなくてはならないと痛感させられています。業界の本を読んだり、昔の資料を探すほか、先日は大型の展示会の見学にも行ってきました。学ぼうとする社員の意志を尊重してくれる会社なのでとてもありがたいですね。
【植松】

学生の方へメッセージ

■就職活動中はせわしなく動かざるを得ず、どうしても苦しくて大変な思いをする時期があるかもしれません。しかし、私自身もそうでしたが、終わってみるとあっという間でした。「どの会社に入りたいのか」「自分は何をしたいのか」を本気で熟考していたから、時間が短く感じたのかもしれません。皆さんも、しっかりと自分に向き合って就職活動に臨んでください。私は情報系の出身ですが、当社には学ぶ意欲が高い未経験者も入社しており、理系はもちろん文系出身者も活躍しています。情報系だからといってうかうかしていると、簡単に追い越される可能性もあります。常に学ぶことに貪欲な姿勢を忘れないでほしいですね。
【野松】

■就職活動では納得できるまで色々な企業を見て、将来、自分が働くことついて様々な角度から考えてみましょう。その結果、SCSKの良さに気付いてくれたら嬉しいですね。個人的にSCSKに合うと思うのは、仕事に対して前向きな姿勢を持つ人。若いうちからどんどん仕事を任せてくれる会社ですので、前を向いて成長する意欲があれば、これ以上ない環境にあると思っています。
【植松】

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学部学科は一切不問。SCSKでは多様なバックボーンを持つ人材に飛躍のチャンスがある。

マイナビ編集部から

総合商社系のIT企業の雄として多大なる実績を残してきた「住商情報システム(SCS)」と、日本初の独立系システムインテグレーターとして業界を牽引してきた「CSK」。お互いに40年以上の歴史を持つ両社が、2011年10月に合併を果たした際には、IT業界はもちろん、我が国の経済界にも多大なインパクトを与えた。

現在、SCSKではグランドデザインである「2030年共創ITカンパニー」の実現に向けて、3つの基本戦略として「事業革新」、「DX事業化」、「人財投資」、経営基盤強化として「グループ総合力強化」、「人を活かす経営の推進」、「 共創の企業文化づくり」を推進することにより、持続的な事業成長を目指している。
また、2013年4月からスタートした「スマートワーク・チャレンジ」では、平均残業時間の削減、有給休暇100%取得を掲げて、先駆けて働き方改革を推し進めることで、目覚ましい成果を得ることができたという。

どうしても負のイメージで捉えられがちなIT業界にあって、社員を大切にする同社の取り組みは、キラリと輝く希望となっている。

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北米、欧州、アジア諸国を中心に、事業をグローバル展開。チャレンジ精神旺盛な人には、早くから海外で活躍できるチャンスがある。
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