最終更新日:2024/10/3

伊藤組土建(株)

業種

  • 建設

基本情報

本社
北海道

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

スケールの大きな仕事を通じて北海道の未来づくりに貢献する!

  • 土木・建築系学部 専攻の先輩

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最前線で活躍する若手リーダーたち

■丸山 壱成さん 【土木部 工事課/理工学部出身/2023年入社】
■鈴木 将大さん 【建築部 工事課/工学部出身/2022年入社】
■五十嵐 友人さん 【営業部 (建築)営業課/経済学部出身/2020年入社】

2023年5月に創業130周年を迎えた伊藤組土建は、明治期の開拓時代から北海道とともに歴史を歩んできた老舗企業だ。現在も北海道の建設業界を支え、社会基盤整備において大きな役割を果たしている。そこで活躍している若手社員たちは、なぜ同社を選び、今どのような活躍をしているのだろうか。学生時代も振り返ってもらいながらそれぞれの思いに迫ってみた。

学生時代に熱中したこと

「回転寿司レストランのホールのアルバイトを4年間経験して、後半はリーダーも任されていました。人をまとめた経験が今の仕事に生きていますね」(丸山さん)
「大学まで野球に打ち込み、高校ではキャプテンも担いました。そのとき培ったマネジメント力やリーダーシップが現在の施工管理業務で発揮できています」(鈴木さん)
「サッカーに取り組んでいたほか、居酒屋でアルバイトもしていました。コミュニケーションの取り方やチームワークの生かし方をそのなかで学びましたね」(五十嵐さん)

若手が多く活躍する風通しの良い職場が魅力。スケールの大きな土木の仕事で、北海道エリアの発展に貢献!

父が建築関連の仕事をしていたこともあり、自分もいずれは建築業界で働きたいと考えていました。ところが、工業大学に進学し建築と土木の両方を学ぶうちに、地域や社会により広く貢献できる土木に興味を持つようになりました。当社のインターンシップに参加した際、若手がベテランと活発にコミュニケーションを取りながら仕事を進めている様子を見て「風通しの良い職場だな」と感じ、「ここなら安心して働けそうだ」と入社を決めました。

2か月間の新人研修で、社会人としての基礎マナーや施工管理に必要な基礎知識を学び、6月に、現在担当している小樽の幹線道路に新設するトンネル工事のプロジェクトチームへ配属されました。当初は、道具の準備や片付けをしたり、現場の写真を撮影したり、計測を手伝ったりといった、比較的手掛けやすい業務を担当させてもらいました。とはいえ、最初は右も左も分からず、「申し訳ないな」と思いながらも周りの先輩たちに質問をしまくっていましたね。年の近い先輩がいたことや、「分からないことは何でも聞いていいよ」と言ってもらえたおかげで、新人でも安心して業務に取り組むことができました。

2年目となり、業務の流れがだいぶ理解できるようになった現在では、「次にこの作業があるから今のうちにこの準備をしておこう」といった先読み行動ができるようになり、現場の作業員の方々ともだいぶ打ち解けて話せるようになりました。「できなかったことができるようになった」ときに、自身の成長を感じてうれしくなります。現在の目標は、まずは、担当している現場をしっかり竣工まで導くことですね。その上で、施工管理技士の資格にもチャレンジしたいと思っています。具体的には、今年中にまず2級を取得して、来年には1級の第一次検定に合格したいと思っています。

当社は、地域に密着した大規模工事を数多く手掛けています。地域に貢献したい人にはもちろん、「スケールの大きな仕事に挑戦してみたい」と思っている人にも理想的な職場だと思いますよ!

(丸山さん/土木部 工事課)

福利厚生が充実しており、北海道に根ざして成長できる。施工管理技士として活躍のフィールドを広げたい!

「生まれ育った北海道に根ざして働きたい」という思いを軸に企業研究を進めていました。また、実家が施工管理の会社を経営していたこともあり、大学で学んだ建築の知識を生かして「ゆくゆくは施工管理技士として建築現場を牽引していきたい」とも考えていました。そのなかで当社に決めたのは、一つは、街中の工事現場で「伊藤組土建」の看板を目にする機会が多く、「地場に強い会社だな」というイメージを当社に持っていたからです。さらに、福利厚生が充実していて、特に資格関連の制度がしっかり整っていたことも決め手となりました。

新人研修後に配属されたのは、建築部工事課。現在に至るまで施工管理者として、建築現場における安全や工程、品質、予算の管理などを行っています。これまで市電の車庫や小学校など、公共性の高い施設の建築現場を上司や先輩たちとともに管理してきました。現在3年目ですが、現場写真の撮影、施工図の作成、仮設材の管理、資材の発注など、実に幅広い業務を担当させてもらっています。

基礎躯体が完成し、その上に鉄骨が立ち、壁や屋根を仕上げ、足場が取り除かれて、完成した建物が目の前に現れたときの達成感は格別。それこそ、それまでの苦労が全て吹き飛ぶほどの感動を覚えます。また、自身が作成した施工図通りに作業員の方々が働いてくれたときや、施工図をもとに計算したコンクリートの数量が現場でピッタリだったときも、「自身の仕事が現場でしっかり役立っている」手応えが感じられるうれしい瞬間です。

何か不安なことや分からないことがあったときは、曖昧にしたりそのままにしたりせず、しっかり確認するようにしています。安全に関わる仕事なので、そこは徹底させていますね。今後の目標は、1級施工管理技士と一級建築士の資格をなるべく早く取得して、手掛けられる仕事の幅を広げていくことです。当社には、受験費用やスクーリング費用の補助制度などもあるので、そうした制度を利用しながら合格をめざしていきたいですね。

(鈴木さん/建築部 工事課)

ジョブローテーションを通じて会社全体への理解を深め、営業活動へ生かす。文系出身者も多く活躍中!

大学までサッカーに本格的に取り組んでいました。就職活動では、やりたいことがまだ明確になっていなかったので、自分の可能性を知るためにも幅広く業界や業種を研究していました。そのなかで唯一こだわったのが、「ワークライフバランスが整った職場であること」です。大学までほぼ休みのない“サッカー漬け”の毎日を送っていたので、社会人になってからは休みもしっかり取りながら、メリハリある生活を送りたいと思っていました。たまたま部活の先輩が伊藤組土建の営業部で活躍していたことから興味を持ち、オンオフともに充実できる環境があることを知って当社に決めました。

入社後にまず担当したのが、営業部での契約管理業務です。入札に向けた申請書類の作成や、落札した際の契約書の作成、竣工時の手続きなどのデスクワークを行いながら、入札から契約、そして竣工に至るまでの一連の流れを学びました。申請書類や契約書を作成するためには、入札や契約のルールをしっかり把握していなければなりません。既存の資料を読んでも最初はまったく理解できませんでしたが、上司のマンツーマンサポートもあって、業務を手掛けて1年を過ぎた頃には一通りの業務を一人で行えるようになっていました。

その後、2年目の冬からはジョブローテーションの一環として人事部へ異動。新卒採用や給与計算などの業務を担当しました。そこで大切にしていたのは、相談しやすい雰囲気をつくることです。「何でも気軽に聞いてくださいね」といった声がけも積極的に行うようにしていました。会社説明会や面接でサポートした学生が当社の仲間になってくれたときには、この仕事ならではの大きな達成感や喜びを味わうことができました。

さらに入社5年目に営業部へ戻り、現在は建築部門の営業として官公庁や民間企業の街づくりやビジネスをサポートしています。契約管理業務で学んだ知識を生かしながら、まだ分からないことも多いですが、先輩に同行し仕事のコツやノウハウを新鮮な気持ちで日々学んでいます。若手でも意見を言いやすい環境、風通しの良い社風のなかで、幅広く経験を積みながら社内外から頼られる存在として成長を続けていきたいです。

(五十嵐さん/営業部 (建築)営業課)

企業研究のポイント

自分一人の力ではできない大きなものをみんなで力を合わせてつくり上げていくこと、自分がつくったものが長く世に残り人々の役に立つこと、社会貢献につながること。それが土木・建築業界に従事する大きな魅力ではないでしょうか。当社のようにゼネコンといわれる総合建設業をはじめ、建設コンサルタントや設計事務所、型枠や鉄筋などの専門工事業、公務員など、建設業といっても職種は多彩です。一つだけではなく、できるだけ多くの職種の企業の説明を聞くことをお勧めしたいですね。同じ職種でも企業によって個性や特徴は異なります。複数の企業と出会うことでその違いに気付くこともできます。「この企業とほかの企業はどこが違うのだろう」という視点を持って向き合ってみましょう。

また、企業をより深く知るために役立つのがインターンシップや1DAY仕事体験です。当社も1DAYプログラムを用意しています。特に現場での実務体験は、オンラインや説明会では伝わりにくい現場の空気感に触れられる絶好の機会です。建設業の仕事のイメージもつかみやすくなるので、当社に限らず、ぜひ積極的にいろんな企業のプログラムに参加してほしいと思っています。

(人事部 多田 亜紀子さん)

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チームワークで成り立つ土建の仕事。それぞれの部門のスペシャリストたちが専門性を発揮し、力を合わせながら巨大な構造物を形にしていく。

マイナビ編集部から

札幌の街を歩くと、ここ数年で大きく風景が変わったことに気付くはずだ。古い施設が姿を消し、新しい施設が次々にオープンしている。今は街が生まれ変わる端境期と言えるだろう。この新たな街の風景をつくり出す札幌市街地再開発事業も、伊藤組土建が手掛ける事業の一つだ。1893(明治26)年に創業した同社は、札幌駅舎や北海道新幹線延伸に伴う工事のほか、北海道胆振東部地震の復旧復興関連工事、防災関連工事、建築耐震改修工事にも数多く関わっている。

明治から令和へと5つの時代をつなぎながら、地域のランドマークといえる建造物の建築や、大型土木工事による数々のインフラ整備で北海道に貢献している同社。選ばれ続ける理由は、豊富な実績があるからだけではない。多様化する社会のニーズに合わせて常に先進技術を取り入れ、技術力を磨き続ける進取の姿勢があるからこそ、時代の変化にも柔軟に対応できるのだろう。

2023年、同社は130周年の節目を迎えた。「責任観念、誠心誠意」という創業時からの社是を大切にしながら、資格取得に関する支援や奨学金返済助成制度などで、若手社員の活躍を後押ししている。また、働き方改革の積極的な取り組みが評価され、令和5年には「北海道働き方改革推進企業認定制度」で最高位のゴールド認定を受けた。今回の取材を通して、次代を担う若手社員が力を存分に発揮できる環境が、歴史ある企業のなかで着実に整えられていると確信できた。

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伊藤組土建がつくっているのは、“未来の歴史”。北海道エリアに根ざしながら、人々が長く安心して暮らせる街づくりに社員が一丸となって取り組んでいる。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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