(株)四谷大塚

教員採用試験を受けながら就職活動もしていました。自分自身はあまり器用ではないので、今思えばどちらかに集中しておけばよかったと感じています。学校教員と比べて教務面の業務に集中できる点と、公立学校ほど早起きする必要がない（笑）という点が魅力的だったので、塾業界への就職を決めました。

塾として見たときには、ノルマが普通の塾と違うこと。いくら授業料を稼いでこい、というノルマではなく、生徒に学習させた量と結果で評価が決まるのが塾らしくて面白いです。企業として見たときには、授業料以外の収益がある点・親会社が大きい点での安定感。さらに、塾業界の中では給料がいいこと。新卒時の額面だと他の企業と変わらないように見えますが、勤続数年後の額がかなり違います。

文系でしたがこの会社に就職してから理科の楽しさに目覚め、現在は四谷大塚出版で教材作成に携わっています。理科という科目は、ひたすら暗記する科目と考えるとつまらないですが、工夫と研究次第でいくらでも面白くなります。結婚して主婦になった在宅の同期や後輩に、教材作成を協力してもらったりするのも楽しいです。模試で出題したものと似た問題が実際の中学入試で出ると、ガッツポーズしたくなります。