最終更新日:2024/7/4

日新火災情報システム(株)

業種

  • 情報処理
  • ソフトウエア
  • インターネット関連
  • 損害保険

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

損害保険をITの力で守り、進化させていく

  • 数学・情報系 専攻の先輩

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若手社員たちの挑戦。誰しもがチャンスをつかめるNISK

日新火災グループのITを全面的に支えている日新火災情報システム(NISK)。異なる部署で活躍中の3人の先輩たちが、どのような角度から仕事に臨んでいるのか。ざっくばらんに語っていただいた。

R.S.さん
サーバーインフラグループ
情報環境学部情報環境学科卒/2019年入社

Y.K.さん
デジタル推進グループ
文学部現代文化表現学科卒/2020年入社

H.H.さん
損害サービスシステムグループ
知識工学部情報通信工学科卒/2022年入社

先輩から一言

「ほぼ全員が同じ建物で働いているので、部門横断のコミュニケーションがしやすいのが当社の良さ。資格取得の支援、研修制度なども充実しています」(R.S.さん)
「先輩たちが『大丈夫?』と声をかけてくれる温かい環境で育ってきたからこそ、後輩たちが困っているのを見たら、率先してサポートするのを心がけています」(Y.K.さん)
「水曜日はノー残業デー。月1回はプレミアムデーとして、15時に帰宅できます。有休もとりやすく、ワークライフバランス面の充実ぶりにも光るものがあります」(H.H.さん)

【R.S.さん】サーバの運用や刷新を通して、損害保険事業を支えるITサービスの安定稼働に力を尽くす

大学時代は情報学を専攻し、主にはプログラミングについて学びを深めていました。一時期は他業界の就職も視野に入れたものの、専攻である情報系に進むべきだと考え直して就職活動本番開始後はIT企業を志望しました。当社の場合、客先常駐がなく、さいたま市の本社で転勤なく働き続けられる点や、日新火災グループに特化したシステムを手掛けているだけに一つのジャンルに集中できるのも魅力的でした。

入社後はサーバーインフラグループの一員となり、サーバを中心とするITインフラの運用やリプレースを手掛けています。さらには社員たちが使うパソコンの整備やキッティングなども業務の一環。昨今は時代の流れでクラウド化への対応が多くなってきています。

1年目は仮想サーバのOSの保守契約終了に伴う新サーバへの移行という案件を担当。私自身、ソフトウェアが専門でしたので、運用系の業務は知らない事も多々ありましたが、先輩に教わりながら次第に私が主体的に行動できる場面も増えました。先輩たちもどんどんチャンスを与えてくれて、要件定義からリリースまでの全ての流れを早い段階で総合的に経験することもできました。

入社4年目にはチーム内でもリーダーに続く二番手の立ち位置となり、後輩の指導をする場面が増加し、“教えてもらうだけの時間は終わった”と実感しました。プロジェクト管理も手がけるようになり、昨年は当社が提供するITサービスの大多数の土台となる大型仮想基盤の全面刷新を任せられました。保険の仕組みそのものを担うシステムだけに、万が一のことがあったら会社全体に影響してしまいます。だからこそ、オーナーである日新火災、当社の経営陣やメンバー、そして協力会社らと密に情報共有し、認識の齟齬がないように連携することを強く意識してきました。

任されたプロジェクトに関して、自分が中心となって動き、考え、計画した結果、うまくいったときの達成感は、仕事をしていく上でのモチベーションとなります。周囲の多くの人と協力しての仕事ですので、同じ喜びを共有できるのもやりがいにつながっています。上司からは今後、チームリーダーとして成長を望むとの声をいただいています。期待に応えるべく、技術力もコミュニケーション力もしっかりと高めていきたいと思っています。

【Y.K.さん】IT未経験からの挑戦。リーダーシップを発揮できるようになりたい

文系学部出身の私ですが、手に職を付けて働きたいと考えたことから、プログラミング技術をゼロから学べるIT企業への就職をめざしていました。身近な暮らしにかかわるITに携わりたいと思っていたところ、NISKでは損害保険事業を支えるシステムを作っていると聞いて興味がわきました。最終的な入社の決め手は社風の良さ。説明会等を通して穏やかな社風が伝わり、私らしく働けるのではないかと思いました。

最初は3カ月の新入社員研修を受講。ビジネスマナーについて学んだ後、Javaなど業務に必要なスキルについて学習しました。IT未経験者も多かっただけに、右も左もわからない同士で仲間意識をもって課題に臨めましたし、講師も丁寧に説明をしてくれたおかげで、一つずつ課題を乗り越えることができました。

配属後はオープン系システムの開発・運用に携わっており、主には保険加入者が用いる申し込みサイトに関して、既存システムの改修、保険新商品導入時の対応などを担ってきました。1年目の頃はテスト業務が主体だったのですが、円滑に進めるためにはIT以前に保険の仕組みを熟知しなくてはならず、OJT担当の先輩に何度も質問をしながら学びを深めていきました。定期的に勉強会も開いてくださるなど、学べるチャンスが多いのが非常に助かりました。

2年目以降は開発にも入り込むようになり、任される仕事の難易度も高まっていきました。先輩の指示を待つだけではなく、私が日新火災と打ち合わせをして方向性を調整し、協力会社と連携しながらスケジューリングをしていくといった部分にも関与。その中で印象的だったのが、保険を契約したお客さまが閲覧するマイページの大規模改修案件でした。すべての保険が参照できるので、保険商品の理解も欠かせませんし、使いやすいデザインを一から考えるのにも試行錯誤しました。

円滑に物事を進めるためには関係者とのコミュニケーションが不可欠。以前は協力会社とのやり取りに苦手意識があったのですが、思いのほか気軽に対応してくれる方ばかりで、臆さずに対話する重要性を実感しました。5年目になった今、本格的にリーダーシップを取る機会が増えていくことになるでしょう。今もスケジュール管理等が苦手なのですが、そうした点を克服して、自分が中心となって案件をまとめ上げられるように頑張りたいです。

【H.H.さん】多角的なシステム開発を通して、奥行きあるエンジニアに成長

私は学生時代には情報学を専攻し、研究室ではプログラム言語のPythonを土台に、ビッグデータの活用について追いかけていました。就職活動でもそのままIT業界を志望。働きやすい環境が整っている会社が多いとの印象を抱いていたので、金融機関などの傘下にあるユーザー系IT企業に絞って応募していました。NISKに関しては説明会の時点で社内見学が行われたのですが、先輩と後輩が垣根なく対話している様子を見て、働きやすい職場だという印象を覚えて入社を決意しました。

配属となった現在のチームでは、自動車や火災、地震などのすべての保険に関して、事故や災害発生後のお客さま対応を進めていくシステムに携わっています。事案の登録に始まり、損害額の見積もり、保険金の支払い手続きに至るまで多様な機能が網羅されており、システムの規模もかなり巨大なものとなっています。

最初はOJT担当の先輩の指導を受けながら、設計から開発、テスト、リリースまでの一連の工程に挑んでいきました。先輩の指摘をメモに取り、次の教訓として生かしていく――その繰り返しの中で知識や経験を徐々に蓄積してくうちに、2年目になる頃には私がメインで案件を進めていく機会が増えました。帳票の修正などの簡単な案件からスタートし、お客さまからの修正依頼の対応などを経て、支払いシステムの計算式の刷新案件にも挑戦。他機能にも影響が出る案件でしたので、システムの根幹部分を担う他部署のチームとの折衝も私が代表して行いました。作業の進捗報告などをこまめに行うことで、チームワークよく案件を進めていくのを強く意識したつもりです。

担当システムは多彩な機能を網羅しているだけに、案件ごとにまったく異なる角度の開発に挑めるのが楽しいと感じています。また、システムの開発や改訂などが終わると、日新火災の全社に文書として通知されるのですが、自分の仕事の影響範囲が実感できるのもやりがいの一つとなっています。

直近ではいかなるシステムを作り上げるか、日新火災本体とともにゼロベースで考えていく要件定義にも顔を出すようになりました。今後は技術面に加えて、作業見積もりやスケジューリングなども学ばなくてはなりません。さまざまな角度から自己研鑽を重ねることで、成長を遂げていくつもりです。

企業研究のポイント

将来的にどこかで働く自分を想像したとき、イメージした仕事が誰のために、どう役立っているのかを探ってみてください。共感できる要素を数多く発見できた企業こそ、自分自身にマッチした、長く働いていける仕事だと思います。当社の場合、ITを介して損害保険に携わっていますが、地震や台風といった自然災害が発生した後、私たちがかかわっている保険が社会の多くの人のために役立てられていきます。その点が社員たちのモチベーションの一つになっているのは、企業研究をする上で覚えておいてほしいですね。

もし深く企業のことを知りたいのであれば、直接、コミュニケーションを取るのが一番。長期的なインターンシップへの参加が難しくとも、短期間のオープンカンパニーなどに顔を出すだけでも見えてくる物事が違うと思います。この機会に直接、企業と接するのをおすすめします。

IT企業を志望する人も少なくないと思いますが、学生に話を聞くとどうしてもITという大きいくくりだけで企業を探している傾向が強いように感じます。ITといっても当社のような親会社のシステムを作るユーザー系、客先常駐が多い独立系など、多様な業態が存在します。それぞれワークスタイルが全く異なりますので、自分自身の将来のライフプランを視野に入れながら、具体的に働き方や業務内容を探ってください。
<人事担当>

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200名程度の社員数だけに一人ひとりの顔もよく見える。おかげで会社全体に一体感が漂っており、チームワークよく業務に臨むことができている。

マイナビ編集部から

さいたま市浦和区に本社を構える日新火災情報システムは、日新火災グループの損害保険事業をIT面で支え続けてきた企業である。保険料計算、顧客管理、保険申し込み、保険金の支払いなど、あらゆる角度のITを手掛ける上に、要件定義から設計、開発、保守運用までを総合的に担う力を有している。現代社会の金融業にとってITは必要不可欠な存在だけに、システム面を全面的に手掛ける同社はグループの中枢だといっても過言ではない。

そんな同社では若手を丁寧に育て上げることで、グループの期待に応える技術者へと導いてきた。実際、新人研修は入社後3カ月間とたっぷりと期間を取っており、配属後のOJTについても1年間にわたって継続する。並行して必要なスキルを身につけられる研修も開催し、資格取得のサポートも行いながら、それぞれの成長をがっちりバックアップしてくれる。

今回の取材では文系理系を問わない先輩が登場してくれたが、全員が早い段階で大きなチャンスを得ているのが印象に残った。グループの事業に深く関与する同社では、オーダー通りに納品すればいいのではなく、ITの専門家の立場から損害保険そのもののあるべき形を、主体的に提案していく使命を担っている。だからこそ、3人の先輩たちもアクティブに仕事に向き合っているのだろう。成長できる環境という意味でも、素晴らしいフィールドがここには広がっている。

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ほとんどの社員がさいたま市にある本社での勤務となる。客先常駐や転勤もない。同じオフィスで働き続けられるのが同社で働くメリットの一つと言える。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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