最終更新日:2025/4/7

(株)巴商会

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(化学・石油・ガス・電気)
  • 設備工事・設備設計
  • 試験・分析・測定
  • 検査・整備・メンテナンス
  • ガス・エネルギー

基本情報

本社
東京都

取材情報

プロジェクトストーリーを紹介したい

業界売上No.1※のガス商社「巴商会」の未来に向けた挑戦をお話ししましょう!

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「お客様のためになることをする」の考えのもとに広がる社風

産業用ガスの商社として歩み続ける同社。営業職の醍醐味と次世代の水素関連事業、ガス商社だからこそできる挑戦と社風について紹介しよう。(※出典:「ガスレビュー No.1036」ガスレビュー社 2024年7月15日号)

■萩尾 虹歩さん
2016年入社/大阪営業所

■沼田 和行さん
1995年入社/大阪営業所 所長

■今 俊史さん
2001年入社/水素エネルギー事業推進部 部長代理

一言メッセージ

「ガスは人間で言えば血液。それが無いとお客様の生産は始まらない。相手が真剣だからこそ、こちらも対等になれなければ売れない商品です。だから逆に面白い」と萩尾さん。
「自由な風土の中、営業担当者に責任を持って裁量を与え、活躍できるのが当社の良さ。営業職は自分のファンをつくる気持ちで取り組むと仕事が楽しくなります」と沼田さん。
「仕事は80%、残りは自分のやりたいことをやる。そんな気持ちで良いのでは。社員が本当に興味のあることを導き出すのが私の仕事だと思います」と今さん。

お客様も仕入先も、そして当社も潤う仕組みを考える。これを追求すれば受注につながる

大学卒業後、他社で営業職を1年間経験し当社へ。ガス商社としての世の中に役立つ事業展開に魅力を感じつつ、面接で出会った社員のリーダーシップにひかれ「こんな人が活躍している会社で自分も働きたい」と思ったのが大きな理由です。入社後は営業本部に配属、約2年間はガスの納品を経験。3年目からは供給設備の設置工事における現場監督に就きました。この頃に供給設備の知識を身につけながら、お客様との距離を縮めていきました。4年目からは今までの経験を活かし、提案も行えるように。この3年間はいろいろな場所に行き、そこで人と会い、毎日新しいことを吸収できました。

転機は入社4年目の案件です。当時、私は脱炭素化に関わる事業を行う装置メーカーを担当。このお客様とは入社1年目から取引があり、ベースとなる信頼関係は構築されていました。日々の営業活動の中で得たキーワードは「メタネーション」。これはメタンガスを合成する技術で、環境負荷の低減に繋がります。
導入する自治体が遠距離なことや各種申請に手間がかかることを知り、「これは簡単に進められる案件ではない。ライバル社が少ないのでは」。チャンスを感じた私は早速名乗りを上げました。実際にガスを使用する場所が地方だったため、各ガスメーカーからの所要時間は片道約3時間。メーカーを1社とすれば、配送スケジュールが過密で負担もかかる。そこで私は、商社である巴商会の「全てのメーカーからガスを購入し提供できる」強みを活かし、当社が間に入ることで、各メーカーがゆとりを持った配送プランを立てられると考えました。仕入先が複数社あることは、お客様へのガスの安定供給に繋がります。大きなビジネスであり、どのメーカーも関わりたいと思う案件でしたので、当社の提案はお客様、仕入先メーカー、関わった全てにメリットが得られ、世の中にも貢献できる仕組みとなりました。
お客様・仕入先・巴商会の三者が利益を得る仕組みを追求すれば、成功につながることを実感。お客様に「萩尾くんを選んで良かったよ」と喜んでいただけた際は大きな達成感を得られました。この成功の裏で、私に裁量を与え、応援してくれた大阪営業所のメンバーの存在は大きいですね。

いま当社は水素エネルギー事業にも力を入れ、環境負荷の軽減につながる案件の開拓も進んでいます。これからも成功事例として全社内で共有できるような仕事に挑戦したいです。
〈萩尾さん〉

新しい事業にも挑戦し、どの企業よりもお客様のそばに存在する巴商会をめざす

営業職はお客様の要望を聞くことから始まります。たとえば「窒素ガスが欲しい」というニーズを受ければ、どこで、どれくらいの量が必要なのかを把握し、最適なメーカーを選定。安心・安全に使うための供給方法や使用量に応じた容器・サイズを考え、設置場所まで運搬を行います。自社一貫体制でガスの供給を手がけているため、お客様との関係が密になり、その結果、ニーズをいち早く見つけられます。「どの同業他社にも負けないほどお客様の一番近くにいる」のが当社です。

その中で、大阪営業所の萩尾さんは新しいことにチャレンジし、困難を喜びに変え、達成をしていく若手営業パーソン。たとえば、環境負荷の低減にもなる、下水処理場から排出される二酸化炭素を都市ガスの原料になるメタンガスに生成する技術「メタネーション」の案件を受注したのも萩尾さん。新規事業として取り組んでいる陸上養殖の案件もゼロから手がけています。 萩尾さんは誰よりもお客様のことを考えています。お客様が思い描いているレベルを超え、期待以上の仕事をすることで、お客様が萩尾さんのファンになり、巴商会への信頼が萩尾さん個人の信頼へと変わっていくことが素晴らしいところです。また、萩尾さんが手がけた案件は当社にとって新しく、これから実績をつくっていきたい分野です。

大阪営業所は西日本エリアの中核拠点です。エレクトロニクス、化学、食品、医療、そして今回のように新しい分野の案件も集まっているため、人材育成の場としても機能しています。
どの案件にも共通している当社の姿勢は「お客様のためになることをする」という考え方です。お客様に喜ばれ、仕入先にも利益を与えることができ、ともに喜び合える仕組みをつくるのが巴商会の営業なのです。
ガス商社業界は歴史のある企業が多く、当社もその一社です。けれども慣習にとらわれるのではなく、若手社員や志を持ったベテラン社員たちが心をひとつにし、事業領域を広げ、未来を切り拓いていこうとしている会社です。ぜひ進化を続ける巴商会に注目して下さい。
〈沼田さん〉

創業75年で培った技術力とノウハウを活かし、新エネルギーである水素社会の実現に取り組む

ここ数年、地球上の二酸化炭素の濃度が高くなり、地球温暖化が進んでいることは、皆さんも実感されていると思います。地球温暖化の最大の要因と言われる二酸化炭素は石油や石炭など化石燃料を燃焼させることで発生します。そこで着目したのが次世代エネルギーである、水素。当社は水素の販売をはじめ、水素エネルギーのサプライチェーンの構築など商社の強みを活かし、水素社会の実現に向けて取り組んでいます。

水素は製造方法によって種類が異なりますが、当社が取り組んでいるのは再生可能エネルギーを使用し、水を電気分解する製造方法によって生まれるグリーン水素。最もカーボンニュートラルな水素です。このグリーン水素を普及していくためには多くの技術とノウハウが必要です。当然、当社単独の事業に留まらず、様々な企業が業種を越え、技術を結集させることでこの課題に取り組んでいます。私の仕事はこの大規模プロジェクトに興味を持っている企業を開拓すること。並行し、水素の分析や品質検査などを含む研究も担当しています。

水素エネルギーに関わるビジネスは市場規模にして約5兆円が見込まれ、今後カーボンプライシングや事業化補助金制度などが整えば、多くの企業の参入が予測されている分野です。全国で一気に事業が立ち上がるのはそれほど遠くない未来だと思います。この点からも、やりがいの大きい分野だと思います。

大学院では水素の研究室に在籍していました。卒業後もエネルギーに関わる仕事をしたいと思ったのが入社のきっかけです。水素エネルギー事業推進部は新しいことだらけで、様々な経験ができる部署です。テーマをもって取り組める環境が整っているのも当社の魅力だと思います。
〈今さん〉

安定した事業基盤とチャレンジングに働ける環境

巴商会という社名はあまり馴染みがないかもしれませんが、実は生活に欠かせない様々な製品を産業用ガスを通じて支えています。75年の経験とノウハウを活かし、産業用ガスの販売から、関連設備の設計・施工、アフターフォロー、分析業務や商品開発も担い、業界売上No.1として選ばれ続けています。ものづくりの根幹である原材料を通じて社会に貢献し、国家規模の事業に関わることもあります。主体性を持って取り組むことで若手社員もチャレンジングに働け、失敗と成功を重ねてプロフェッショナルを目指せる環境です。

「お客様のためになることをする」基本理念は、相手の立場に立って考え行動すること。この相手はお客様だけでなく、共に働く仲間も含まれます。理念に共感して入社しているからこそ、人と人とのつながりを大切にし、互いを認め、協力し合う社風が根付いています。悩んだときには先輩、上司、同期といった相談できる仲間が必ずいます。当社最大の魅力は「人財」、つまり働いている社員です。

商社=「もの」を売る、と想像されがちですが、当社が扱うのは「もの」ではなく、産業用ガスを起点としたビジネスの仕組みであり、お客様の課題解決や、安全かつ安定してガスを使用する環境といった「こと」です。自分の提案、活動がお客様に喜ばれるやりがいは、お客様との距離感が近いからこそ実感できます。このような環境で仲間と一緒にやりがいを持って働きませんか?

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次なる世代への飛躍を目標に、評価体制を含む人事制度の刷新に取り組む巴商会。あたたかい社風はそのままに、一人ひとりが個性と能力を発揮しやすい環境を用意している。

マイナビ編集部から

巴商会は1950年に設立されたガスの商社だ。産業用ガスの調達をはじめ、ガスの供給設備の設計・建築なども担い、自社一貫して国内外の産業をエネルギーの観点から支えている。ガスと建築はすぐには結びつかないかもしれないが、エンジニアリングという分野においても多岐にわたる仕事内容があることもお伝えしたい。現在、同社ではガス設備事業のほか、ライフサイエンス、水産・養殖、水処理などの事業に加え、次世代エネルギーとして注目されている水素エネルギー事業にも力を入れ、着実に事業領域を拡大している。

浸透しているのは「お客様のためになることをする」という考え方で、これは営業活動をする上での指針にもなっている。たとえば今回の取材に協力いただいた萩尾さんもこの考えのもと、メタネーションに関わる案件を開拓。新たな実績を築いた。「巴商会の仕事はいろいろな場所に行くことができる。専門知識も求められるが、毎日新しいことを吸収できるのが楽しい」と笑顔で応えてくれた。

取材を通して感じたのは同社が多くの社員から「働いている人の魅力」で選ばれている点だ。若手も執行役員も個性を発揮しながらのびのびと同社のフィールドを楽しんでいることが伝わってきた。「継続」「エネルギー」というキーワードに安定や安心をイメージする人がいるかもしれないが、同社の本質はチャレンジングで変革を恐れない企業姿勢にある。ぜひ真の巴商会を知ってほしい。

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同社には社風や理念などの会社軸で選んだ社員が多い。幅広い年齢層が活躍する同社ではキャリアの手本となる社員も多い。役職の壁を感じさせないフランクな風土も魅力だ。

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