最終更新日:2025/5/1

古林紙工(株)【東証スタンダード市場上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 印刷・印刷関連
  • 機械

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

色や印刷を調整しながら、商品それぞれの世界観をパッケージで実現する!

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入社1年目の新人が語る製造技術職の仕事とは?

日々の暮らしで目にする食品や飲料、菓子、日用品など、さまざまな商品パッケージの企画・デザイン・製造を手がける同社。ここでは印刷機を扱っている新入社員に登場いただきお話を伺いました。

齋藤 渉太さん(戸塚工場 オフセット印刷グループ/2024年入社)

齋藤さんから一言

「休日は貴重なリフレッシュ時間として活用しています。家でゆっくり過ごすことが多いですね。心身ともにリラックスして、翌週からの仕事への活力につなげています」
「学生時代は馴染みもなく入社後初めて触れた製造の現場。最初は戸惑うことばかりでしたが、今は毎日が発見の連続です。挑戦する日々を楽しんで仕事に向き合っています」
「先輩たちに丁寧に教えてもらい、自主的にできることがどんどん増えてきました。温かい職場で、安心して成長できます。オペレーターになるべく頑張ります!」

商品パッケージの印刷を担当。商品に合わせて色や印刷を調整し、高品質なパッケージを追求。

私が毎日仕事で触れているのは、皆さんの身近にある商品パッケージを生み出すオフセット印刷機です。この印刷機を動かすために、機長とオペレーターの2名体制で役割分担をしています。私は2024年入社とまだ日が浅いことから、機長とオペレーターである先輩社員の2人に教わりながら、商品のサイズに合わせて印刷機の版を調整したり、インキの濃度を微調整したりしています。時には、お客さまの要望に合わせてインキを調合することもあります。

商品パッケージの印刷は、ただ印刷機を動かすだけの仕事ではありません。商品それぞれ表現したい世界観に合わせて、印刷機を丁寧に調整する必要があります。さまざまなサイズ、材料で加工された紙を印刷するため、毎回最適な調整が求められるのです。微細な調整が必要なこともあり、その正確性が仕事の奥深さだと感じています。入社以降、印刷機だけではなく、特色と呼ばれる特別にインキを調合する仕事も経験しました。当社が印刷を行うパッケージは商品の顔にあたります。どのお客さまもデザインだけではなく、色味にもこだわりを持っているため、特色も商品の顔を決める重要な役割です。

入社1年目の私にとって、日々成長を実感できることが仕事での一番の喜びです。最初は作業手順や印刷機の操作方法も分からず、先輩の指導の下、慌ただしく作業に追われる毎日でした。経験を積むにつれて最近では、次に何をやるべきかを考えながら、落ち着いて作業ができるようになってきました。自分から積極的に行動できることが増えてきたと実感しています。

現場では常に時間を意識しながら、次の印刷準備や段取りを適切に行い、印刷を止めることなくスムーズに進めていくことが重要です。正確かつ効率的な作業で、一連の工程を完了させた時は大きな満足感を得られます。予期せぬ事態に対して臨機応変に対応する必要はあるものの、そのような状況において、いかに技術やノウハウを駆使してお客さまの求める高品質な印刷を実現できるかが、この仕事の醍醐味だと感じています。

よく目にする商品パッケージの印刷に興味を持ち入社。研修とOJTで技術を学び、先輩に支えられ成長中。

就職活動を進めるにあたり、特に志望業界は決めていませんでした。当社に出会ったのは大学で開催された企業説明会です。普段、何気なく目にしている商品パッケージが、緻密な技術によって作られていることに感動しました。この時の企業説明会がきっかけで、当社の仕事に魅力を感じ、選考へ進むことに。面接での対応もとても親切で、職場の雰囲気が良かったことも入社を決めた大きな理由となりました。

入社前は、印刷に関する専門知識がなく不安でしたが、研修やOJTを通して、着実に知識と技術を身につけることができました。当社では1週間の集合研修があり、工場見学を含めて印刷に関する基礎知識を学ぶため、スムーズに実際の業務に入ることができます。また実践的な技術や知識は、OJTを通じて配属後に現場で習得していくことができるため安心です。今でも先輩に教わることで、日々新しい発見があります。

新入社員として働くなかで、私が恵まれていると感じる点は、先輩の皆さんが丁寧に仕事を教えてくださる環境があることです。職場の雰囲気はとても穏やかで、優しい人ばかり。年次の近い先輩方から、経験を重ねたベテランの方まで、年次も経験も異なる先輩たちが、親身になって指導にあたってくださいます。このような環境があるからこそ、知識がなくても着実に成長できるのだと思います。

また、当社は食品、飲料、菓子、日用品、雑貨など、幅広い分野のパッケージを手がけています。私たちの身の回りにあるさまざまな商品パッケージに携われることは、大きなやりがいにつながります。実際に、自分が製造に携わった商品がお店で陳列されているのを目にした時の喜びは格別です。さらに当社は、パッケージの企画から製造、出荷までを自社で完結できる体制を整えています。各部署の社員とコミュニケーションを重ね、協力しながら、一つの製品を作り上げていくことができるのも、やりがいにつながります。くわえて生産機械を独自に開発できる技術力を持っていることは、当社の大きな強みといえます。

イメージしていた製造の仕事とは、良い意味でギャップ。働きやすい環境でプライベートも充実。

入社前は残業が多く、休みも取りづらいのではないかと考えていました。しかし、実際はプライベートの時間も大切にできる環境で、良い意味でのギャップがありました。もちろん、忙しい時期もありますが、私の部署では残業が発生する時期は、繁忙期に集中しています。残業時間としては、2023年実績で月平均20時間程度です。現在は製造の仕事を教わる立場として日勤のみですが、いずれは昼夜シフト制での勤務となり、夜勤も担当する予定です。

休憩時間には先輩社員と雑談するなど、温かい雰囲気の職場で心地よく働けています。また、先輩社員によるOJTや手厚いサポートのおかげで、無理なく仕事を覚えることもできています。入社当初は、分からないことがあっても、どこか遠慮して質問をためらうこともありましたが、仕事を重ねるうちに、その場で聞いても先輩たちが快く教えてくれることに気づきました。今では質問をためらうことなく、積極的に周囲に聞けるようになった点は大きな変化であり、自身の成長を実感しています。このように、疑問をすぐに解決できる環境があるからこそ、成長できるのだと思います。

だたし、先輩たちに甘えてばかりでは、成長の機会を逃すことにもなるので、真摯に話を聞き主体的に行動するよう意識しています。もし私が後輩を迎えるとしたら、人の話にきちんと耳を傾ける方と一緒に働きたいですね。素直に意欲的に学ぶ姿勢があれば、きっと当社で活躍できるはずです。印刷や製造の知識がなくても、先輩たちがしっかり教えてくださるので、安心して飛び込んできてください。入社後は先輩社員をお手本に、業務を通じて自身の成長を追い求めていきましょう。共に成長し、この会社を盛り上げていきたいですね。私も入社してまだ1年目ですが、この環境を活かし、自身の成長と会社の発展に貢献できるよう努めていきたいと考えています。直近の目標としてまずは、機長を補佐するオペレーターを目指し、その先もスキルアップを続けていきたいです。

学生の方へメッセージ

学生の皆さんへ伝えたいことは、自分に自信を持って行動してほしいということ。そして、周りの頼れる人や就活イベントなどを積極的に活用してほしいと思います。就職活動は、時に不安や焦りを感じることもあるはずですが、自分を信じて、積極的に行動してみてください。

古林紙工は、新入社員が安心して働ける環境作りに取り組んでいますし、経験を通じて着実にこなせるよう成長を後押しする環境も整っています。少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ一度、会社説明会に参加してみてください。仕事におけるやりがいや会社の雰囲気を、肌で感じていただけると思います。

古林紙工は、創業から90年の歴史と実績を持ち、長年培ってきた技術とノウハウを活かすことによって、お客さまのニーズに応え続けています。これまでに蓄積してきた技術を継承し、さらに新しい技術を開発しながら、革新的なパッケージを手がけるチャンスもあるでしょう。経験や知識だけではなく、社員一人ひとりの個性や強みを活かせる環境があります。ぜひ皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています!(齋藤さん)

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「自分が携わった商品が店頭に並んでいるのを見かけた時の誇らしさは、何物にも代えがたいものがあります。仕事については基礎から教えてくれますので安心してください!」

マイナビ編集部から

今回の取材では、入社1年目の齋藤さんから、自身の仕事に対する真摯な想いを語っていただいた。普段、私たちが目にすることのないオフセット印刷の現場に触れたことで、一つひとつの商品パッケージが、いかに精密な技術と丁寧な作業によって作られているのかを、改めて実感させられた。同社の存在がなければ、商品を世に出すことができないという点で、縁の下の力持ちとしての重要な役割を担っているといえるだろう。

齋藤さんは、最初は印刷機の扱いに戸惑い、作業もままならなかったと語っていた。しかし、日々の業務のなかで着実にスキルを習得し、今では次の作業を予測しながら、効率的に業務を進めるまでに成長している。この背景には、先輩社員たちの丁寧な指導があったことは注目しておきたい。また、休暇も取得しやすく、プライベートの時間も大切にできる点もポイントだろう。同社が社員のワーク・ライフ・バランスを重視し、働きやすい環境作りに力を入れている姿勢が見て取れる。

就職活動では明確な志望業界を持っていなかった齋藤さん。説明会をきっかけに入社に至ったというエピソードを話していただいたように、興味を持った方は、同社がどのような商品を手がけているのか調べてみることをおすすめしたい。きっと齋藤さんのように思わぬ発見や気付きが得られるはずだ。

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印刷紙器、フィルム包装材、ラミネート加工、成型容器、商業印刷物、包装機械の製造販売を事業としている同社。暮らしで目にするさまざまな商品パッケージを手がけている。

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