最終更新日:2025/3/26

ケイヒン(株)

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 物流・倉庫
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 海運
  • 鉄道
  • 空輸

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

世界をつなぐ物流サービスを通して、豊かさと安心を届けていく

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先輩たちが語るケイヒンの魅力

総合物流企業として確かな存在感を発揮し続けているケイヒン。それぞれがアクティブに経験を重ねている3人の先輩たちから、仕事のやりがいや将来の目標などについて語ってもらった。

中野 裕矢(写真左)
関東営業部 大井8号流通センター
2021年入社

菅原 春霞(写真中央)
国際輸送営業部 業務課
2023年入社

由井 恵介(写真右)
東海営業部 営業課
2010年入社

ケイヒンの魅力は?

「異動してからは前の職場のやり方についてよく聞かれています。別センターの取り組みを融合して、より良い物流を作る。そんな気概が周囲から伝わってきます」(中野さん)
「部署内はもとより、他部署の人、大阪や名古屋の離れた拠点の人も優しい人ばかり。情報共有も円滑で、チームワークのいい会社だと実感しています」(菅原さん)
「社員交流を企画するグループも活動中。部署を横断したメンバーで社内旅行や脱出ゲームなどを楽しんでいます。横のつながりが生まれる絶好の機会です」(由井さん)

【倉庫管理/入社4年目】人と人が力を合わせれば、おのずと成功が近くなる

入社以来、私は一貫して倉庫管理業務に携わってきました。最初の3年間は新お台場流通センターの一員として、筆記具や小物、鞄などの輸入品を扱うお客さまを担当し、保管や入出庫の管理を手掛けていきました。入庫で言えば、はじめに作業用の書類を作成し、そこから作業時間を算出してスケジュールをお客さまに報告するとともに、入庫情報をシステムに入力するという作業にも携わります。

当時担当していたお客さまは独自システムを活用していたので、出庫する際には注文に関する個別データを、そのシステムに登録していくという責任感のある工程も担っていました。Excelの関数なども駆使して作業していただけに、まさに覚えることが山積みの状態。悪戦苦闘させられながらも、めげずに調べてみたり、周囲の先輩のサポートを受けながら課題を一つひとつ克服していきました。

4年目にはジョブローテーションで大井8号流通センターに異動しました。今度はたばこ製品の担当となったことから、保税倉庫(外国貨物を保管)の管理も手掛ける必要があります。前の部署では経験がなかった外国貨物ならではの処理も行わなくてはならず、改めて学びを重ねてきました。繁忙期には一気に出荷数が拡大するお客さまですので、現場の手が足りないという事態もしばしば発生します。そんなときは別部署に応援を頼むのはもちろん、私もフォークリフトを運転して現場作業を手伝うこともあります。

2つの倉庫での業務を経験してきましたが、いずれも私一人で頑張れば終わるような仕事ではありません。現場で働く派遣社員やパート社員のみなさんと密にコミュニケーションを取って情報共有し、先回りして必要な物事を準備しておくことが、確かな物流につながっていくのだと実感しています。多くの人と一緒になって成果を出したときの喜びは、一人だけで仕事したときよりもはるかに大きいです。

現状では保税に関する知識が足りず、先輩に質問をしてばかりですが、税関で開催される研修などにも参加しながら自分の視野を広げていくつもりです。将来的には倉庫だけでなく、通関の業務にも興味があります。会社も支援してくれるので、通関士資格の合格をめざして自己研鑽に励んでいくつもりです。(中野さん)

【国際輸送/入社2年目】教わる側から教える側へ。物流の面白さをしっかりと伝えたい

就職活動では最初から物流業界を志望していたので、大学のキャリアセンターに相談してみると、ケイヒンでインターンシップを開催していると教えてもらいました。そこで、合計5日間にわたるプログラムに参加したところ、多角的に物流を教えてもらうことができて、大きく知見を広げることができました。また、人間関係を大事にしているやさしい社員がそろっているのも見えてきて、社風の良さにも心惹かれるものがありました。すべてにおいて納得できたため、選考に応募したのは当社だけ。内定が出たらそのまま快諾しました。

所属する国際輸送営業部業務課では、海上貨物の輸出入に関する手続きを全般的に担っています。私は主には輸入を担当しており、木材や玩具、牧草などの商材を扱うお客さまの依頼のもと、通関の手続き、倉庫での保管の調整、出荷時のトラックの手配などを手がけています。物流の専門用語が飛び交う世界で、最初はお客さまや先輩が何を言っているのかさえわからない状態でした。頼りになったのは横の席で指導してくれるOJTリーダーの先輩で、困った様子を察し「手伝えることある?」と気にかけてくれるおかげで、なんとか理解が深まっていきました。

お客さまによって考え方は千差万別ですから、事前に要望を丁寧に聞き取るプロセスが重要な意味を持ちます。天候不良などで船の到着が遅れるといったイレギュラーな事態が発生することが多いので、臨機応変な対応力も必要不可欠。情報をつかんだら早急に連絡を取って、スピーディに事前対応していくことがトラブルを未然に防ぐことにつながっています。

2年目からは入社1年目社員のOJTリーダーとなりました。教えるというのは本当に難しいと思わせられてばかりですが、ただ単に作業の流れを説明するのではなく、何のためにその作業を行っているのか、その意味を伝えていくことで後輩の理解を促していくつもりです。

物流は世の中にとってなくてはならない仕事にほかなりません。もし私が調整を怠ったら、日本に到着さえしない品物が発生してしまいます。責任の重さを痛感させられる一方で、より深く物流を知りたいとの思いも沸き上がっています。現状は国際の仕事しか知らないので、将来は倉庫の仕事にも携わることで視野を広げていきたいです。(菅原さん)

【営業/入社15年目】お客さまの多様な課題の解決の最前線に立つ

入社してからの約5年間、私は横浜の輸入チームの一員として、紙類、化学品、食品といった多様な貨物の受け渡し・配送の手配に取り組んでいました。倉庫管理業務は右も左もわからないまま飛び込みましたが、部署内はもとより、関係部門、お客さまとの距離が非常に近く、多くの人との関わり合いの中で自分を磨き上げることができました。

その後は倉庫管理業務を経験するべく、本牧コンテナセンターに異動し、輸出業務に携わりました。輸出は船が出航してしまったら後戻りができないのでスケジュールがいっそう厳しくなります。だからこそ、事務所から現場の作業員までが一丸となることが課題解決に直結すると実感する日々でした。さらに大黒埠頭流通センターでも輸入を中心とする業務を経験し、新たな視点を身に付けるに至りました。

東海営業部に異動したのは2020年のこと。営業として既存の取引先の案件を深耕しつつ、新規開拓も並行して行っており、倉庫の提案のみならず、輸出入の対応、陸路の輸送なども含めて、総合的な観点から物流を形作る業務に取り組んでいます。

自動車などのメーカーが強い東海地区だけに、金属をまとめた大型コイルを扱うこともあります。あるお客さまではアルミコイルの保管場所を別の倉庫に移管することになり、移転先の選定、移動する方法の提案、新倉庫での運用方法の構築などを多角的に進めていきました。なんとか無事に形にすることができホッとした反面、新しい案件を進めていく際は、営業である私がもっと積極的に引っ張っていくべきだと気持ちを新たにしました。

倉庫をはじめとする物流業は、何か決まった製品や商品を売るわけではなく、基本的にはサービス業に位置付けられます。物流というサービスの形は一つではないだけに毎日のように新しい課題が生まれていますが、苦労して対話を重ねて良い解決策にたどり着いた結果、無事に成約できたときの達成感は格別です。これまで、倉庫や事務などを通して物流をじかに見てきた経験が、解決策を導くのに大いに役立っているとも感じています。

2024年1月から2月にかけては産後パパ育休を取得。双子が生まれたので、もし私が休めなかったら妻に相当な負担をかけてしまっていたと思います。上司や同僚も理解が深く、快く送り出してくれましたし、復帰後の引継ぎもスムーズでした。意思疎通を図りやすい職場環境も当社の自慢の一つです。(由井さん)

学生の方へのメッセージ

■私のころはオンライン面接が主体でしたが、ケイヒンは画面越しでも社員の人柄の良さが伝わってきたのが、入社動機の一つとなりました。当時、社会人に何を話せばいいのかわからず、緊張していた自分がいたのを覚えています。ただ、この年になってみると、社会人の中身は学生とそれほど大きく変わらないというのが正直なところです。リラックスして面接に臨みましょう。<中野さん>

■友人と雑談していると、物流業を具体的にイメージできない人が多いことがよくわかります。かつての私自身もその一人でしたが、ケイヒンの説明会に参加したおかげで物流への理解がぐっと深まりました。就職活動では少しでも興味を持ったら、説明会に参加して理解を深めましょう。長く働き続けることを考えれば、給与面はもちろん、自分にとって面白いと思える職業であるかという視点も忘れないでください。<菅原さん>

■実際に働いてみると、事前に想像していたのとは異なる物事が少なくないという場面が訪れるもの。そうした部分をプラスに捉え、新しいことに挑戦する気持ちを持って社会人生活を営んでください。私もケイヒンへの道を選んだとき、一つのジャンルに限定されない多様で新しい仕事に取り組めるのが魅力だと感じていました。国の経済を支える力となる物流業界で、ぜひ多くの挑戦を重ねましょう。<由井さん>

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取材対応してくれた3人の先輩たち。定期的にジョブローテーションしながら複数の仕事を経験することで、厚みある物流の専門家に成長できる環境が整っている。

マイナビ編集部から

1947年の創業以来、ケイヒンは倉庫業を土台にしながら、総合物流企業として日本国内はもとより、海外にもネットワークを拡大してきた。首都圏を中心に名古屋や大阪にも機能性の高い物流センターを複数設けているが、横付けされるトラックの数、行き交うモノの量も圧倒的に多く、75年以上にわたって黒字経営を続けているのも納得できる盛況ぶりだ。

物流に関して熟知している新卒はほとんどいないだけに、入社後は1年にわたるOJT研修を通して、みっちりと物流の基礎を指導するという。また、入社6年間で2つの部署をジョブローテーションして、多角的な知識が身につけられるように支援する。積極的に学ぶ姿勢があれば、いくらでも成長できることだろう。

社員にとって安心できる職場環境を作るべく、年間休日は123日を確保(2023年度実績)。入社月から付与される年次有給休暇、誕生日等が対象になるメモリアル休暇、半日休暇制度など、休暇の種類も多彩なものとなっている。また社宅制度もあり、入居対象の社員は破格の値段で利用することができる。産休育休なども整っている上に、取材対象の由井さんのように、産後パパ育休を取る社員も見受けられるようになった。平均勤続年数は16.2年。生活面での不安が少ない点も、社員が長く安心して働ける要因の一つになっているのは間違いない。

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ケイヒンの名から想像できるように、創業の地は横浜市。現在は首都圏、東海・関西にもネットワークを広げ、海外拠点も展開するなどグローバル企業として飛躍を遂げた。

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