最終更新日:2024/7/9

福助工業(株)

業種

  • 印刷・印刷関連
  • 紙・パルプ
  • その他メーカー
  • 日用品・生活関連機器
  • 食品

基本情報

本社
愛媛県

取材情報

我が社自慢の制度・社風

3,000人を超える大切な社員が幸せな人生をおくるために

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福利厚生や研修制度、社風から見えてくる福助工業の働きやすさ

総合パッケージメーカーとして幅広く事業を展開している福助工業(株)。社長、研修担当者、若手社員がそれぞれの立場で語る制度や社風についての話から、福助工業の働きやすさの理由に迫る。

■井上 雄次
代表取締役社長

■大久保 遥香
人事部人事課/研修担当(2019年入社)

■山下 太一
業務課/工場業務(2021年入社)

ほかの制度や福利厚生も紹介

「結婚したり家を建てたりなど、人生の節目を迎えた時には祝い金が出ます。地方拠点の社員には難しいのですが、本社では私から言葉を添えて手渡ししています」(井上社長)
「2年に1度の社員旅行は自由参加で、日帰り、1泊、海外など複数のコースから選べます。他部署や他拠点の人と交流し、人間関係が広がるのも楽しいですね」(大久保さん)
「育児休暇を取得して、長期間休むことが当社では珍しくありません。数か月単位で休む人も多く、ライフステージに応じた制度が整っています」(山下さん)

社員とその家族の幸せを守る企業を目指しています【井上社長】

●社員が安心して働ける企業であるために
縁があって当社で働くことになった大切な社員が幸せな人生をおくるための環境を整えることは、経営者である私の使命です。終身雇用が当たり前だった時代は過ぎ去り、キャリアアップの方法は多様化しています。しかし、当社に入社したからには定年まで働き続けよう、と思ってもらえる企業を目指しています。そのような思いから、さまざまな福利厚生の制度を整えています。

●不安や負担を軽減するための制度が充実
当社では全ての社員が生命保険、医療保険に加入しており、その費用を会社が負担しています。怪我や病気といった不安を少しでも取り除き、幸せな人生をおくってもらいたいという思いから導入した制度です。また、創業から100年以上の歴史を重ねてきた当社には、社員の幸せな暮らしに加えて、地域の雇用を守るという責任もあります。愛媛県の奨学金返済支援制度への登録や手厚い家賃補助、社宅の完備などにより、社員が安心して働ける環境を提供。若者が夢を描いて入社し、その夢を実現できる企業を目指しています。

●若手の挑戦を後押しする面倒見の良い社風
当社は愛媛県で創業し、四国から全国にマーケットを拡大するという大きな目標に向かって成長してきました。その目標を実現するにあたって育まれてきた絆が社内に一体感を生んでいます。また、新入社員を毎年受け入れてきたことで、新人を仲間に迎え入れ、その成長をフォローするプロセスが各部署で自然と行われています。長年にわたって受け継がれてきた面倒見の良い社風と若手の時から挑戦できる環境は、当社の誇るべき企業文化だと自負しています。

●若手が活躍するためのステージを用意
伝統工芸である「水引」の製造から始まった当社の100年以上に及ぶ歴史は、挑戦と変革によってつむがれてきました。日本の人口減少、環境問題への配慮をはじめ、包装資材を取り巻く環境やニーズは今後も変化していきます。その変化へ柔軟に対応し、社会に必要とされ続ける企業であるためには、未来を担う若手社員の活躍が欠かせません。若手が主体的に会社を変えていける風通しの良い風土を守りつつ、安心して働ける職場環境を制度面から整えていくことが私の役目だと考えています。

新入社員から役職者まで継続的に学びを深める研修制度があります【大久保さん】

●新入社員研修の後も集合型の研修を継続
大卒の新入社員は1週間の新入社員研修を受講します。社会人としての心構え、マナーやコミュニケーションスキルの研修を行い、四国内にある工場を見学することで会社や製品への理解を深めます。この研修の後は配属先に分かれてのOJT研修に移行するため、新人研修は同期の絆を深める役割も担っています。その後は、入社4年目から10年目までのメンバーによる若手社員研修を毎年実施。社員の成長を現場経験だけに頼るのではなく、同じ成長過程にある仲間が集まっての研修を継続して行い、スキルアップをフォローしています。

●長期的なキャリアアップをフォロー
若手社員が最初に昇格するのが班長や主任の役職です。新人指導者研修では、そのような役職についた若手社員がマネジメントやリーダーシップの基本を学んでいます。また、正しい知識や技術を指導するにあたって、自分自身が学び直すための研修にもなっています。次の段階として課長職以上の管理職研修もあり、キャリアアップに応じて必要なスキルが養えます。これらの部署を問わない階層別研修に加えて、新人営業研修、技術者養成研修などで職種ごとに必要となる専門性を磨けることも当社の教育プログラムの特徴です。

●研修内容を固定化せず常にブラッシュアップ
以前は実施していなかった若手社員研修を新設するなど、研修内容は毎年見直しをしています。受講した社員の意見や世の中の変化、会社の方向性などを踏まえて、次の研修プログラムをブラッシュアップ。社員が何らかの気付きを得て、より実力を発揮しやすくなるような研修を目指しています。「若手社員研修を受けた社員が、チームで主体的に業務改善を図るようになった」といった声が各部署から寄せられると、研修担当者としては何より嬉しいものです。

●若手のうちから会社を変えていくチャンスあり
研修内容の定期的な見直しにも表れているように、変化に柔軟な姿勢があり、新たな取り組みや改善の声が上司やその上にまで届きやすいというのは当社の魅力。若手にできるだけ仕事を任せて経験を積ませるという共通理解があります。自分たちで会社を変えていける、やる気次第で活躍のチャンスがあると感じられることが、若手社員のモチベーションにもつながっています。

暮らしやすさ、働きやすさにつながる制度や社風が魅力です【山下さん】

●1万円で利用できる社員寮や家賃補助制度
当社には社宅や男女別の独身寮があり、私は入社時から寮で暮らしています。寮といっても通常のマンションと同じでお風呂・トイレは各部屋にあり、寮費は月1万円と格安。寮以外で生活する社員には家賃補助があり、家賃の最大9割を会社が補助してくれます。手厚い補助のおかげで生活費を抑えることができているので、休日は貯まったお金で四国旅行に出かけ、寮の仲間と一緒に四国の名所巡りを楽しんでいます。

●高金利の社内預金制度で資産形成をサポート
社内預金制度も社員人気の高い福利厚生の一つ。月々の預金額を自由に選びながら給与から天引きで貯蓄できる制度です。金利は6%という驚きの高さで、銀行預金の金利との違いは明らかです。また、福利厚生の一環として会社が医療保険や生命保険に加入してくれています。自分で保険に入ろうと思うと費用がかかり保険会社やプランの選定なども面倒ですが、全て会社にお任せできるので助かりました。長い目で安心して働くための制度が整っていることは、当社の大きな魅力です。

●新人への手厚いサポートが成長をうながす
私は紙製の包装資材を担当しており、約200アイテムについて工場での生産計画を立てています。入社4年目でここまで成長できたのは、温かく見守ってくれた先輩方のおかげ。何も分からず入社しましたが「新人は失敗して当たり前だから」とフォローしてくれる環境だったので、積極的にチャレンジすることができました。人の温かさは同じ部署内だけではなく寮生活でも強く感じています。私は兵庫県出身なので、入社当時は職場のある四国中央市に知人がいませんでした。今では寮の別の部屋を気軽にノックできるような仲間がたくさんいるので、仕事もプライベートも充実しています。

●入社前から感じていた社風の良さ
企業研究を進める中で福助工業のことを知り、興味をもちました。インターンシップや会社訪問に参加した際、非常に丁寧に接してくださったことが印象に残っています。実際の面接でも座談会や面談のような雰囲気で、学生一人ひとりの良さを見てくれていることに社風の良さを感じました。

企業研究のポイント

【井上社長】
利益や業績、給与額など数字で見える情報だけでその企業を判断するのではなく、インターンシップや会社見学などで直接足を運ぶことが大切です。なぜなら、現地に行くことで社内の「活気」を感じ取ることができるからです。社員の表情、元気の良さといった数字には表れない、会社訪問をしたからこそ得られる情報を企業研究の判断材料に取り入れてほしいと思います。

【大久保さん】
インターネットなどで簡単に企業の情報を入手できるからこそ、情報が多すぎて逆に迷ってしまうという落とし穴にはまりがちです。企業研究を始める前に、自分の譲れない軸を定めてみましょう。また、「最終的には自分で決めなきゃいけないんだ」という意識をもつことで、真剣に取り組むことができると思います。

【山下さん】
仕事内容に応じて求められる知識や技術は入社後に学べるものです。専門性をもっているか、仕事にリンクしそうな学部で学んでいるかという観点ではなく、自分の長所を生かせる企業なのかを軸にして、最初から業界を絞らずに企業研究を進めるというのも一つの方法だと思います。皆さんがご自身に合った企業に出会えるよう、応援しております。

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包装資材の総合メーカーであり、スーパーやコンビニで目にする製品も数多く生み出している。そのため、BtoBの事業でありながら学生にとって実は身近な企業だといえる。

マイナビ編集部から

贈答品に付けられる飾りである「水引」。福助工業の事業の始まりであるこの水引には、「人と人を結び付ける」という意味が込められている。企業理念にも「人と人のつながり、心と心のふれあいを大切に」という一文があるように、井上社長がインタビューで語った社員の幸せを守りたいという思い、社員から聞かれた温かな社風、これらは100年以上におよぶ福助工業の長い歴史のなかで受け継がれてきたものだ。

その一方で、取材を通して見えてきたもう一つの側面が、変化に対して柔軟なチャレンジをする企業の姿である。井上社長も若手社員が主体となってこれからの福助工業を変革することに期待しており、その環境を整えることが社長である自身の役目だと語ってくれた。

筆者のどんな質問にも分かりやすい言葉で応えてくれる3名の柔らかな表情から、充実した福利厚生や研修制度のもとで若手のうちから安心して力を発揮できる企業であることが強く感じられた取材であった。

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合成樹脂部門、ラミネート部門、食品容器部門、紙製品部門、不織布部門、複合部門と幅広い事業を展開。暮らしに欠かせないパッケージの可能性にチャレンジしている。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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