最終更新日:2025/4/17

(株)NTTデータ関西

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大阪府

取材情報

プロジェクトストーリーを紹介したい

プロジェクトストーリー「ワクチン接種予約」「マイナンバーカード交付予約」

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日本中が注目するプロジェクトに挑む社員たちにフォーカス!

(写真左から)
■竹森洋右さん
第一公共事業部 第二行政担当 課長/1998年入社

■福永柚里さん
第一公共事業部 営業担当/2020年入社

■榎本直樹さん
第一公共事業部 第二行政担当 主任/2010年入社

(株)NTTデータ関西が、国や自治体に提供している電子申請サービス「e-TUMO(イーツモ)」。その高いシェアと汎用性を活かした「ワクチン接種予約サービス」「マイナンバーカード交付予約サービス」は、どのような発想から誕生したのか?
それぞれのプロジェクトのリーダーと営業に、課題解決の苦労ややりがいのストーリーをお聞きしました。

プロジェクトのこぼれ話

ワクチン接種では自治体同士が競い合いになったことも。当社も見やすい画面づくりやサーバー改修を通して接種率アップをサポートしました。(竹森さん)
無償提供の社会貢献プロジェクトを任されたことで、営業として視野が広がりました。仕様づくりや契約の進め方では先輩方の経験値をお借りしながら進めました。(福永さん)
カードの申請が増加する中、交付の管理をエクセル上で運営していた自治体からはもう限界という声が。当社のサービスが役に立てていることを実感しています。(榎本さん)

ワクチン接種を円滑に進めるために!日本中から注目されるプロジェクトをチームが結束して達成【竹森】

新型コロナウイルスが世界的に猛威をふるう中、日本でもワクチン接種が始まろうとしていた2021年1月。地方自治体向けの「ワクチン接種予約サービス」プロジェクトが始動しました。
システムの根幹となったのが、多くの地方自治体に導入していただいている当社の電子申請サービス「e-TUMO(イーツモ)」です。これを活用すれば、一般住民が自分のパソコンやスマートフォンから接種予約ができ、自治体の窓口に人が殺到する事態も回避できる。そんな発想からスタートしました。

「ワクチン接種予約サービス」のメリットは、予約を電子化することで住民は日時や接種会場がリアルタイムで選べ、自治体では予約状況の確認から次の準備が容易になることです。自治体からの要望も高く、最初の課題はスピードでした。ベテラン中心のコアメンバーが集結して1月に開発着手し、4月からの運用に合わせて最速でリリース。しかし多くの課題はリリースした後に発生しました。4月後半からアクセスが急増し、マスコミ報道などを受けた瞬間最大風速は今までの概念を超えるものだったのです。1週間単位でサーバーを増強するなどサーバーダウンを防ぐために改良を重ねた結果、他社のシステムがダウンしても当社は動きが遅くなるレベルで抑えることができました。豊富なノウハウと迅速なケアの結果だと思っています。もう一つの課題がインターフェイスです。自治体からは「高齢者でもわかりやすい画面にしてほしい」という要望が寄せられました。そのためムダを省いたシンプルな画面へのブラッシュアップにも注力しました。

私がプロジェクトマネージャとして大切にしたのが、計画と結束力です。事前にタスクやリスクなどを具体的にイメージした計画を立てて、あとは走りながら軌道修正を行いました。また集中するアクセスや自治体からのさまざまな要望にも一丸となって取り組み、高齢者接種が一段落する7月に向けて全員で頑張り抜きました。そんな中でも、マスコミ報道で私たちの画面が出ると「社会の役に立っているね」とみんなで喜び合えたことが今も忘れられません。

当社の電子申請サービス「e-TUMO(イーツモ)」は、多数の自治体に導入されています。今後は今のサービスの質の向上を図るとともに、新しい付加価値を生み出し、行政のデジタル化推進に一役買いたいと思っています。
(竹森さん)

自治体の要望を集約して開発に活かす!入社1年目で無償提供の社会貢献プロジェクトに挑戦しました【福永】

ワクチン接種予約サービスは、ある自治体から、電子申請サービス「e-TUMO(イーツモ)」を活用してワクチン関連のサービスを立ち上げられないだろうか。と、相談を受けたことがきっかけで、プロジェクトがスタートしました。上長と私が地方自治体へのヒアリングを開始したのは2020年11月。最初は2名でスタート。お客様からの反響が大きく、最後は5人体制となりました。

自治体からはさまざまな要望がありました。仕様に関するものや、メーカーごとに異なる接種間隔への対応、接種履歴をバーコードリーダーでスキャンして反映させる機能など、要望は多岐にわたりました。その全てを網羅する訳にはいきません。その中から優先順位をつけて、取りまとめてSEチームにフィードバックしました。このプロジェクトは社内でも注目されたため、営業活動にも力が入ったことを覚えています。しかし開発中のサービスだったため、「こんな機能が入る予定です」というプレゼンテーションには難しさもありました。

ワクチン接種予約サービスは、コロナ禍において非常に社会貢献度の高いものです。自治体からのヒアリングの結果、特に小規模自治体において、限られた職員の中で対応せざるを得ない状況にあることがわかり、ワクチン予約業務の効率化支援を目的として、当社では、人口5万人以下の地方自治体には無償提供しました。私は主に無償提供の自治体への紹介を担当。入社1年目の新人に大きな仕事を任せてもらえたことが嬉しかったですね。苦労もありましたが、私たちが提供したサービスでワクチン接種が順調に進み、テレビのニュースで紹介されると大きなやりがいを感じました。

営業として大事にしているのは、レスポンスの早さです。今、電子申請サービスの営業として「アンバサダー活動」を実践中で、国の指針や社会ニーズに対する当社の考え方を発信し、電子申請サービスの機能について意見交換を行う場として定期的に開催しています。
(福永さん)

国の指針を達成するために!マイナンバーカード交付予約サービスをバージョンアップ【榎本】

当社が多くの地方自治体に提供している電子申請サービス「e-TUMO(イーツモ)」。私は、このシステムを活用した「個人番号カード(マイナンバーカード)交付予約サービス」のプロジェクトリーダーを任されています。

2022年にはほとんどの国民がマイナンバーカードを保有するという国の指針や、ポイント付与などの施策もあってカードの申請数は着実に増加しています。このプロジェクトは、住民にとっての利便性を高めるとともに、交付にかかる自治体の負担をより軽減させるためにスタートしました。サービスのメリットは、住民は自分のパソコンやスマートフォンから来庁予約ができること。自治体にとっては窓口の混雑を避けるだけでなく、交付に関わる進捗状況が管理できることが大きなメリットとなります。

プロジェクトの課題は自治体からの要望の集約でした。クラウドサービス全般に言えることですが、一つのシステムをさまざまな自治体が使うため、多様化する運用方法を整理して汎用性が高い設計にしていく必要があります。さらに要望を短い期間でブラッシュアップするためにスピードも求められました。プロジェクトリーダーとして大切にしたのは、メンバー全員のスキルレベルを合わせることです。誰かに偏ることなく業務を平準化してスキルを高め、全員がスピード感を持ってチャレンジすることを意識しました。

難しい課題にスピードを持って対応する達成感はもちろん、お客様から喜んでいただくことが一番のやりがいです。今まで手入力で運営してきた自治体にとってはミスを防ぐという役割もあり「運用がとてもラクになりました」という声をいただくとモチベーションがアップします。今後も電子申請サービス「e-TUMO(イーツモ)」を基盤とした新規のサービスを立ち上げ、社会に貢献していきたいと思っています。
(榎本さん)

学生の方へメッセージ

2021年9月、デジタル庁が設置されました。国が本気でDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に乗り出したのです。当社は自治体の電子申請サービスで非常に高いシェアを誇っており、今後加速する官民のIT化に大きく貢献できると思っています。さらに新しいITのグランドデザインを通して、街づくりや町おこしにも貢献できます。日本のITを支える自負を持つ、チャレンジ精神溢れる後輩に期待しています。
(竹森さん)

当社は法人・金融・公共といろいろな部署があるので、さまざまなお客様と関われます。入社後は2ヵ月間の新人研修があるので同期との絆が深まり、配属部署は違っても仲良く励まし合えるのが嬉しいですね。私はライフステージが変わっても長く続けられる仕事を志望していました。当社は産休・育休の復帰率は100%!福利厚生もとても充実していますよ。
(福永さん)

私たち市民が利用するサービスの、開発から運用、保守までさまざまな業務に関われます。自分の意見や考えを尊重してもらえるので、若くからやりたいことに挑戦できるのも自慢です。資格取得のサポートも充実しており、自分の能力をどんどん高めることでモチベーション高く取り組めますよ。私はスクラムマスターの資格を取得しました!
(榎本さん)

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新型コロナウイルスのワクチン接種予約サービス、マイナンバーカード交付予約サービスともに、国民やマスコミの注目度も高く、社員のやりがいにつながっています。

マイナビ編集部から

関西を基盤に法人、金融、公共など多岐にわたる分野で、幅広いサービスを提供している(株)NTTデータ関西。今回の取材では、まさに旬の案件とも言えるプロジェクトに取り組む先輩たちに話を伺った。同社が提供している電子申請サービス「e-TUMO(イーツモ)」を活用した新たなソリューションは国家的な課題解決に大きく貢献しており、誰もが社会に貢献するやりがいを熱く語ってくれた。

印象的だったのが、システム開発でもコミュニケーションが大切だということだ。自治体ごとに異なる要望を集約していく作業には困難が伴うが、プロジェクト成功の鍵となる。さらにチームで挑むため、情報共有は欠かせない。そのため、同社が求める人物像は「問題解決力」「チャレンジ力(変化への対応力)」「コミュニケーション力(チームで仕事ができる)」の3点だという。ほとんどの案件で上流工程から携われ、時代の先端をいく仕事に挑戦できる同社は、一流のプロを目指す人にとってふさわしい環境と言えるだろう。

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