最終更新日:2025/4/21

ニコニコのり(株)

  • 正社員

業種

  • 食品
  • 商社(食品・農林・水産)
  • 農林・水産
  • 専門店(食品・日用品)

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

のりの可能性と奥深さを追求。若くから第一線で活躍できる会社です!

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九州工場の先輩たちが語る、それぞれの仕事と成長の軌跡

100年の歴史を持ち「おにぎらず」や「キャラデコのり」など数々のヒット商品を世に送り出しているニコニコのり。製造と品質保証の最前線で活躍する先輩たちに、仕事のやりがいや目標、会社の魅力をお聞きしました。

■K.M.さん(写真左)
九州工場 製造課
2022年入社 生命科学科卒

■M.T.さん(写真右)
九州工場 製造課
2019年入社 水産高校卒

■C.S.さん(写真中央)
生産本部 品質保証部 品質保証課
2020年入社 生命資源化学専攻修了

先輩たちの仕事風景

釜から出たばかりののりを光に当ててチェック。「焼き加減やツヤなどを詳細に見て検品します。お客様の食卓に並ぶものなので手は抜けません」とK.M.さん。
「他のライン担当者ともしっかりコミュニケーションを取って情報を共有します」とM.T.さん。パソコンでの管理業務などライン長の仕事は幅広い。
不純物がないかをルーペで検査。「食品は新製品が出るペースが早くさまざまな課題に向き合いますが、やり遂げるたびに自分に自信が持てる仕事です」とC.S.さん。

1年目でライン長に!先輩の知恵を借りながら現場で学び、主任を目指して成長中です。

大学で食品科学を学び、食品業界を軸に就職活動しました。ニコニコのりは100年を超える歴史がある会社です。100年企業はそう多くはありません。長い歴史の中で時代の変化に対応してきた、安定性と柔軟性を持つ会社だと思いました。またのりが好きということもあり、入社を決めました。

私の就活時はコロナ禍で対面での説明会などが制限されている状況でした。会社の雰囲気がイメージできなかったので、年の離れた人とうまく関係性がつくれるのか、責任ある仕事をこなしていけるかと、とても不安だったことを覚えています。でも実際に入社してみると上司も先輩もとても優しく、気軽にコミュニケーションが取れる環境でした。フォークリフトやロボットの操作に関する資格取得も応援していただき、安心して業務に臨めたと思っています。

半年間は先輩について製造ラインを学びました。苦労したのはたくさんある機械のトラブル対応です。機械の知識が全くなかったため、トラブルのたびに先輩のやり方を見て学び、疑問点を質問して知識を高めていきました。現在は、味のりのライン長として製造ラインを任されています。難しいのは原料ののりに合わせた加工の調整です。ベテランの作業員と話し合いながら、焼き加減や味付けを考えて判断します。まだまだ経験不足ですが、先輩たちやラインスタッフの温かなフォローで、美味しいのりをつくっていることにやりがいを感じます。一番嬉しいのは、街のスーパーなどで自分がつくった製品が並んでいるのを見た時ですね。

当社は教育制度が整っていて、1年間は先輩がマンツーマンで指導してくれます。他のラインの先輩たちもサポートしてくれるので、仕事に対する不安もありません。何より人間関係が温かく、今では上司とプライベートで一緒にサウナに行くほど溶け込んでいます。これからも製造技術に磨きをかけ、主任を目指して頑張りたいと思っています。
(K.M.さん)

機械の技術もどんどんアップ。技術力と想像力を駆使して美味しさを追求しています!

学校で魚の培養技術を学び、新卒で調理関係の仕事をしていました。違う分野に挑戦したいと思い転職を決意。海産物であるのりに興味があったことから、当社を選びました。

入社後、最初の1年間は先輩について製造ラインを学びました。稼働準備から、のりの焼き方、味の付け方などの製造管理、包材、梱包、出荷まで一つの製造ラインにはさまざまな工程があります。その一つひとつを丁寧に教えていただきました。2年目からは製造ラインを任されました。苦労したのは機械の調整です。原料ののりは日々質が異なるため、製造中にさまざまなトラブルが起こることがあります。はじめは先輩に報告して助けてもらうことが多かったのですが、徐々に一人で調整できるように。自分なりに考えて見事解決できた時は、思わず「やった!」と心の中で叫びました。一つのラインを任されたことで自分で考える力が身に付き、臨機応変に対応できるようになったと思っています。

現在はおかずのりの製造ラインを任されています。のりはシンプルな食材ですが、その分焼き方や味の付け方ひとつで大きく変わる奥深い素材。さらに採れた時期によって質が異なり、季節にも大きく影響されます。製造ラインでは、その日ののりを見て判断し、焼き釜の温度や回転を調整したり、裁断方法を工夫したりとさまざまな創意工夫が必要。毎日が新しい挑戦と言えますね。自分で考えて答えを見つけ出していく面白さがあり、想像力が必要な仕事だと感じています。

今後はより効率的な製造を工夫するとともに、他のラインの機械の知識も増やし、技術力のアップを目指したいと思っています。当社には多種多様なブランドがあるので、いろいろな技術が学べます。豊富なノウハウを持つ先輩たちがしっかり教えてくれるので、若手も安心して成長できる環境ですよ。
(M.T.さん)

品質を守る最後の砦。他部署との連携で、美味しさと安全を食卓に届けています!

大学院では農芸化学を研究していて研究職も視野に入れましたが、縁があって医療機器の会社に入社し、カテーテルの品質保証の仕事をしていました。転職にあたっても品質保証の仕事を軸にして就職活動。ニコニコのりと出会い、製造工程やさまざまなことに関わりながら仕事ができる環境に惹かれて入社を決めました。

品質保証は、当社製品の品質を担保する最後の砦です。当社は国際規格であるFSSC22000認証(食品安全マネジメントシステム)を取得しており、その管理業務や製造中に起きるトラブル対応が私の仕事です。また新しい製品を製造する際のチェックや、OEM工場で正しい製造がなされているかのチェックも行っています。一つのトラブルに対して、品質を守るためにどうすればいいのかを総合的に考えて判断するため幅広い知識が必要です。製造工程がわからなくてはどこでトラブルが起きたかが把握できませんし、包材の知識がないと包材不良の原因もわかりません。そのため自分の部署だけでなく、多くの部署と連携して仕事を進めています。また日々いろいろなことが起こるため、臨機応変な対応を心がけています。

印象に残っているのは、新しい包材を扱った時のことです。食品として初めて扱う包材だったため、今までにない観点からの検証を行いました。資材部やいろいろな部署の力を借りて、品質保証できた時は嬉しかったですね。今は、お客様の安全に対する意識がとても高まっていると感じています。こうした要望に応えるのが品質保証のミッション。これからもお客様に安心して食べていただける製品づくりに貢献していきたいと思っています。

私は関東出身で、九州工場に配属された時は「知らない土地で馴染めるだろうか」ととても緊張しました。でも九州は人がすごく温かく、社内もアットホームで居心地は抜群です。悩んだ時には誰にでもパッと相談できる環境に感謝しています。
(C.S.さん)

学生の方へメッセージ

のりが嫌い、という人はほとんどいないのではないでしょうか。
ニコニコのりは、日々の食卓を彩るのりからお弁当用、高級のりまで幅広いブランドを展開しています。当社では社員全員がのりの専門家ですが、大学でのりの専門知識を学ぶことはあまりないと思います。そこで当社では多彩な研修を用意しており、有明海で漁船に乗ってのりの養殖を見学したり、のりの入札会場を見たりと、原料ののりを知ることからスタート。さらに工場研修などでものづくりが一から学べます。マナー研修や車の運転研修などもありますよ。

配属後は年の近い先輩がインストラクターとしてマンツーマンで指導。新人を一人にすることはありません。手厚いフォローアップ研修で自分の現在位置を知り、不安なく成長できる環境を整えています。そんな新人の後押しをするのが、温かくアットホームな社風です。上司や先輩との垣根も低く、部署間の連携もスムーズな風通しのいい企業文化が自慢。新人ものびのびと働けると思います。
私たちが求めるのは、周りを巻き込み主体的に動ける方。素直な対応で多くの人から愛される方です。次の100年を一緒に創り上げてくれる若い力に期待しています。
(採用担当 西峯さん)

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「いろいろな会社を見て、その上で当社を選んでくれればこれほど嬉しいことはありません。工場見学も大歓迎。どんな質問にもしっかりとお答えしますよ」と西峯さん。

マイナビ編集部から

ニコニコのりは1921年に創業した100年企業である。しかし単なる老舗企業ではない。2015年にはにぎらないおにぎり「おにぎらず」専用のりを発売してブームを牽引。またレーザーカット技術を応用したキャラデコのりはお弁当市場で大人気を博している。さらに2022年秋には、のりの保湿成分を活用した化粧品ブランド「EMILUS(エミラス)」を立ち上げた。あくなき挑戦精神と斬新なアイデアで、のりの可能性を追求し続ける会社だといえる。

今回取材した九州工場は、のりの一大産地である有明海に近く、地場ののりを最新の設備で製造する同社の生産拠点である。3人の先輩たちに話を聞いたが、誰もが口を揃えたのが温かくアットホームな社風だ。若手社員からの「入社前の不安が吹き飛んだ」という言葉が印象に残った。また1年目から製造ラインを任されるなど、早くから大きな仕事に挑戦できることも見逃せない。近くのスーパーやコンビニ、ドラッグストアなどで自分が関わった製品が見られるやりがいも大きいだろう。

同社はシンガポールや中国に海外拠点を持ち、さらなるグローバル展開を視野に入れている。世界をマーケットに日本の食文化を発信したい、のりの新たな可能性を発見したいという人には格好の活躍ステージになるに違いない。

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日本で初めて味付けの機械化を実現するなど、最新の機器を導入して省人化、ロボット化を推進する九州工場。工場内は空調が整えられ、快適に働ける。
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