(株)東海理化電機製作所

自動車部品を製造するためには、大きくわけて”人が作る”、”自動化された設備で作る”という2通りの方法があります。　私はこれまで後者の方で、自動化設備の設計や新規工法・計測技術の開発を担当してきました。
自動化設備の設計を行うときには、要求品質・機能を満足する部品を、いかに効率的に作れるかということは非常に大きなポイントです。　ただ、それ以外にも、設備として安全に使ってもらえるか、長期安定した動作ができるか、メンテ性も良いか、等々考えることは多岐にわたり、非常にやりがいがある仕事かと思います。　最近では、会社として、設備故障の予兆把握や早期対応を目指して、IoTを活用した設備管理技術の開発を進め始めています。
また、弊社の仕事の特徴として、大手自動車メーカを始めとして、様々な自動車メーカの部品製造に携われるということも挙げられます。自分が担当した設備で生産した部品が世界中の車に使用される、ということもやりがいの一つかと思います。

職場の雰囲気は良く、働きやすいと思います。
多くの仕事がそうかと思いますが、特に設備の設計製作は一人ではできません。上司/先輩、同僚と連携しながら業務を進めますのでコミュニケーションも活発です。業務外では、職場の宴会についても参加の無理強い等は一切無く、出し物等もありません。和気あいあいと懇親を深めるという雰囲気です。
残業時間は業務に合わせて多少波はあるものの、しっかり管理されています。またフレックスタイム制度の活用も比較的柔軟で、有給休暇も会社として取得を推進されているため、ワークライフバランスの観点では非常に良い環境だと思います。
福利厚生については、ある程度好きな用途を選べるカフェテリアプランになって自由度が上がりました。また、敷地内にはグラウンドや体育館があって無償で使用できるため、定時後に有志で集まってバドミントンやフットサルなど楽しんでいます。
入社後には業務上必要なスキルに関しての教育も充実しており、新しい技術で社内に講師がいなければ社外教育も受講させてもらえます。技能検定の取得も推進されており、職種によっては受検希望者に向けての練習会等も開催されています。

設備を実際に自分たちで作る部署なので、まずは『モノづくりが好き』な人であって欲しいと思います。　

また、現在、自動車部品業界は大きな変化の中にあり、時代の要請に応じて会社も人も変わっていく必要があります。　先人達の培ってきたコア技術のさらなる進化(深化)も大事ですが、”CASE”に代表されるように、これまでの技術の延長だけではやっていけない状況になってきていますので『チャレンジできる、変化を恐れず行動できる』ということも大事かと思います。

最後に、仕事を進めていく中では、一筋縄ではいかないことや、壁に当たることもあるかと思います。そういう時にも『前向き、プラス思考』で考えられると、より良い仕事ができるのではないかと思います。