(株)東海理化電機製作所

弊社が取り扱うシートベルト、シフトレバーを中心とした樹脂部品の材料評価をしています。材料評価の内容は主に新材料の開発や不具合品の解析などがあります。新材料の開発業務は、樹脂メーカーと材料の開発方向性について議論したり、車が使われる環境で不具合を出さないように様々な物性取得を行い、その結果を受けて使用可否を判断しています。不具合解析では製品に混入した異物や破損の原因などを特定し、どうやって不具合が起きたのかを明らかにします。この解析から現在の製造プロセスや市場の中で何が悪さをしているのかと究明することで、製品の質をブラッシュアップすることができます。ある程度分析手法は定型化されているので、今まで使ったことがなかった装置も比較的簡単に使えるようになり、自己の成長に繋がりやすいです。まだまだ勉強中の身ですが、樹脂の取り扱いは難しい反面、適材適所で使えれば製品として価値を創出できるので、やりがいのある仕事だと感じています。

職場の方は右も左も分からない私にも懇切丁寧に教えてくれるので、非常に働きやすい環境だと思います。また上司に対しては役職ではなく、～さんと呼ぶので、比較的フラットな会社です。実はインターンシップでも同部署でお世話になっていましたが、その時と今の印象はさほど変わらず、困った時には優しく助けてくれる方が多いです。仕事に関してはある程度個々の裁量で進められ、有給休暇をいつ取るかは個人で任されます。弊社ではフレックスタイム制を採用しているので、朝早くに仕事を始め、その分早く帰ることもでき、ライフワークバランスを取りやすい職場だと思います。福利厚生も充実しており、毎年一定額の補助金を自分のニーズに合わせて活用することができるのも良いところです。

自分が何を重視する人間なのかを一度しっかりと考えて、自分の強みでアピールしつつ自分がどういう人間なのかを伝えることを心がけた方がといいと思います。私は自分がどういう人間なのかを的確に伝えるために、パーソナリティを分かりやすく伝えられる体験を洗い出し、できる限り多く文章化しました。この準備の部分が就活で一番重要です。そして、面談では書いた要点と会社理念だけ覚えて、率直に答えるのみでした。私の志望職種はメーカー一本でしたが、採用に落ちても焦りはあまり感じず、「合わなかった会社だった」と切り替えも早く出来てました。実際にこの会社に入ってからも自分の強みを生かしながら仕事ができているので、このような考えで就活していて良かったと思います。後、修士の方は自分の研究・勉学に励んでください。専門性を磨き、その内容を分野外の人にもわかるように十分説明できるようになれば、その研究と関連がない仕事でも考え方やアプローチの仕方が将来的に役に立ちます。