最終更新日:2025/3/21

(株)そごう・西武

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 百貨店

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

BtoBビジネスを通して、百貨店の多様化と新しい価値の創造に挑む

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クライアントとの信頼と実績を重ね、自分自身で可能性を広げる

百貨店の強みを生かし、クライアントの課題解決に最適なソリューションを提案する商事事業部。そごう・西武の成長事業として期待されている部署の最前線で活躍する若手セールスに仕事の魅力を語ってもらった。

古澤 萌子さん
商事事業部  営業統括部 営業二部二課
2020年入社

古澤さんのお仕事拝見!

「商事事業部の仕事は自分に合っていると思います。今後も提案力を生かし、クライアントのお役に立てるように付加価値の高い商品を提供していきたいですね」
部署内ではトレンドや新商品の情報、それぞれが進めている案件の情報を共有するなど、コミュニケーションが盛ん。時には雑談の中からヒントが得られることも。
クライアントに商品を提案する前には、上司や企画担当者とのミーティングを実施。色合いやデザイン、素材などについても意見交換を行いながらブラッシュアップを図る。

法人・団体向けに、幅広いビジネス領域から最適なソリューションを提供

百貨店の仕事は、店頭販売のイメージが強いかもしれませんが、実は様々な事業で成り立っています。現在、そごう・西武では、成長事業として期待される法人・団体向けの商事事業に注力しており、時代や環境の変化に合わせ、百貨店ビジネスの多様化と新しい価値の創造に取り組んでいます。

商事事業部は、法人や団体を対象に多岐にわたるニーズへの対応や課題の解決を行う専門部署で、全国約2000社のクライアントを対象に様々なソリューションを提供しています。具体的には、ノベルティ、ユニフォーム、防災・衛生、贈答品などの事業を展開。ノベルティ領域では企業の販促用グッズの製作、ユニフォーム領域では企業ユニフォームの企画提案、贈答品領域では企業の周年記念品や社内表彰の賞品提案など、その事業領域は多岐にわたっています。

店舗事業では、売場で個人のお客さまに好みや用途を伺いながらご提案を行うため、1つのカテゴリーに対する知識を深め、より高い専門性を持つことが求められます。一方、商事事業では、企業や団体のお客さまが抱える多様な課題に合わせてご提案を行うため、領域を横断した幅広い知識が必要とされます。自社の取扱商品はもちろんのこと、クライアントの事業内容や商品、業界やエンドユーザーの動向をはじめ、日々変化する様々な情報を自らキャッチすることが求められます。また、商事事業では既製品だけでなく、オリジナル商品を手掛けることもあります。クライアントのニーズをもとに新たな商品を企画し、生産メーカー様と協力してモノづくりを行うため、一つの案件に数か月、時には年単位の期間をかけて関わることが多く、商品は提案と試作を何度も繰り返してようやく完成します。世の中のありとあらゆるものを取り扱えるだけでなく、新しい価値を生み出せることが大きな特長です。

自ら情報収集を行い仮説を立て、スピーディーに対応することが信頼の要

私は西武池袋本店で販売を経験し、2022年3月に商事事業部へ異動。約1か月間の研修で事業内容を学び、セールスとしての基礎を身に付けました。セールスの仕事は、自らアプローチしてクライアントのご要望を伺うことから始まります。その際に大切にしているのは、「スピード感」と「仮説を立てること」です。限られた時間を最大限に活用できるよう、クライアントを訪問する時には、事前に様々な情報を収集しています。例えば、オフィスの移転や分社化を予定されている企業なら、「ユニフォームや防災用品の需要が発生するのではないか」など仮説を立て、「この部署にアプローチをしてみよう」と考え動きます。また、クライアントから具体的な商品のご依頼を受けた時には、世の中のトレンドを意識したデザインの提案を行うなど、社内の支援部門や生産メーカー様と密に連携をとり、「想像以上の提案」ができるように心掛けています。

私は化粧品業界やホテル業界のクライアントを担当しており、ノベルティ領域の提案を多く手掛けています。商事事業部へ異動した頃、あるクライアントから数年ぶりにノベルティを受注できたことがありました。私たちの仕事には必ず競合他社がいるので、いかにスピード感を持って動けるかが受注を左右します。この時は、お話を伺った日にすぐ生産メーカー様に連絡を入れることで、他社に先駆けて体制を整えることができ、スピーディーな対応を評価いただきました。イベント会場で来場者にノベルティが配布されている様子を見た時、とても嬉しかったですね。

また、キャラクターやブランドとのコラボレーションによる商品企画は、商事事業部の得意分野の一つです。あるクライアントからご相談を受けた際には、競合他社と差別化を図るため、ノベルティのアイテムに加えてキャラクターとのコラボをご提案。ノベルティをつける商品の購入顧客層に合わせて、様々なデータを分析し、最適なキャラクターを選定できたことが受注に繋がりました。キャラクターを使用する際に厳密なルールがあるため、クライアントとキャラクター管理会社、生産メーカー様の間に立ち、円滑にプロジェクトが進むよう、丁寧にコミュニケーションを図りました。このような仕事を通じてクライアントから「信頼しています」という言葉をいただいた時には、販売促進に貢献できたという手ごたえを感じました。

仕事の成果が目に見え、多くの喜びを生み出せることがやりがい

商事セールスのやりがいは、自分の仕事の成果が目に見えることです。エンドユーザーの方々がノベルティを手にしている様子を目の当たりにした時や、店頭でクライアントの商品と一緒にノベルティが陳列された時、SNSに投稿された記事を見た時には、より多くのみなさんの手にわたり、クライアントに貢献できたことをダイレクトに感じます。また、このような成果が評価されて、次の新しい案件に発展したり、新たな部署をご紹介いただけたりと好循環が生まれ、事業部の売上拡大にも貢献することができました。自分次第でいくらでも可能性を広げられるところも、この仕事の醍醐味と言えます。

とはいえ、まだまだセールスとしての経験が浅く、取り扱う商材も限られているため、自分の仕事の幅を広げていくことが今後の目標です。そのために自ら率先して展示会などに足を運び、日頃から話題のショップをリサーチしたり、SNSをチェックしてトレンド情報を収集したりと、世の中の動きや様々な商品に興味関心を持つことを心掛けています。知識や引き出しを増やし、クライアントの抱える課題に対して、最適な提案を導き出せるようになりたいです。また、部署内の上司や先輩方も心強い存在です。それぞれが別々のクライアントを担当していますが、応用できることも多いため、毎日の朝礼で仕事の状況を報告し、好事例を共有しています。若手社員が多く在籍するため、いつでもフラットに質問や相談ができる風土があり、意見交換を行いながら、積極的に仕事に取り組んでいます。このように全員が一丸となり目標達成に挑むチームワークのいい職場が自慢です。

私は学生時代にテニスの団体戦に出場した経験から、チームで目標を成し遂げるような仕事に挑戦したいと思い、百貨店業界を志望しました。その中でも売場での新しい取り組みをはじめ、当社のチャレンジングな姿勢に魅力を感じました。更に、二次面接で店舗に対する改善提案をプレゼンテーションするという課題が出され、実際に店舗に足を運んだことで志望度が高まりました。採用が決まった際、フィードバックで評価された「提案力」を武器に、これからも商事事業部で自分の可能性を広げていきたいと思います。

学生の方へメッセージ

そごう・西武では、2023年入社の新入社員から基本的に売場ではなく、「商事事業部の商事セールス」、または上得意様に対してご自宅訪問などを行い日用品から高額品までを幅広く提案する「店舗のお得意様セールス」のいずれかに初期配属しています。それは、当社が成長事業である富裕層ビジネスやBtoBビジネスに注力していることもありますが、一人ひとり、1社1社のお客さまと直接向き合い、ご要望や課題を解決しながら自らの頭で考えてアクションしてほしいからです。

百貨店には、店舗事業や商事事業などの様々なビジネスがあり、時代の変化に伴い、事業の方向性や求められることも変わっていきます。私は店舗事業、商事事業の両方を経験しましたが、どちらの事業部でも自分の得意なところを発揮できる機会が必ずありました。大切なのは、どんな環境においても「自分の軸」を持ち続けることです。そごう・西武は、自らが置かれた環境で成果を出せる人に対して、挑戦を応援してくれる会社。多岐にわたる仕事を通じて、自分自身でも気づかなかった能力や可能性、やりがいを見つけられると思います。上司や先輩方が温かく見守り、チーム全体で若手をサポートしてくれるので、ぜひ一緒に頑張っていきましょう。

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中学校の制服を購入したり、家族や友人と買い物を楽しんだり、子どもの頃からそごう・西武に慣れ親しんできた古澤さん。今はクライアントのために真摯に仕事に向き合う。

マイナビ編集部から

そごう・西武には、時代が変化しても変わらず大切にしている価値観がある。それが「想像以上の提案で、お客さまに発見を。」という企業理念だ。これはお客さま自身が気づいていない課題を発見し、解決を提案することで「想像以上の自分」に出会っていただきたい。そのために社員一人ひとりが挑戦のさらに向こう側を目指し、考えて実行してほしいという想いが込められている。この理念をもとに2017年からはコーポレートメッセージ「わたしは、私。」を発信し、全てのステークホルダーに訴求している。

2023年9月に親会社が変わり、大きな変化を経験した同社は、これまでの在り方を見直し、従来の百貨店の脱却を目指す。その一環として、デジタルとリアルが融合した次世代小売空間「OMOストア」を創造。その1号店として2021年9月に「CHOOSEBASE SHIBUYA(チューズベースシブヤ)」、2023年9月には食のOMOストア「food edit Chiba(フードエディットチバ)」をオープンし、より多くのお客さまとブランド、お客さまと生産者、そして地域を繋ぐ場として新たな提案を行う。

そのほかにもデジタルアートの取り組みとなるNFTマーケットプレイス事業をはじめ、新たな挑戦に乗り出し、新しい生活文化創出を目指す同社。今回、先輩社員の取材で古澤さんが「チャレンジングな姿勢に魅力を感じました」と語っていたが、好奇心や探究心、そして若い感性を持った方にぜひ注目してほしいと感じた。

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池袋東口のシンボル的存在である「西武池袋本店」。現在2025年内のグランドリニューアルオープンに向けて、上質との出会いにふさわしい空間作りを進めている。
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