最終更新日:2025/3/10

(株)スーパーアルプス

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • スーパーマーケット
  • 専門店(食品・日用品)
  • 給食・デリカ・フードビジネス

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

スーパー業務の初歩から、着実にステップアップ。羽ばたける環境が、ここにある!

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年次の異なる社員3名が、キャリアアップをリアルに証言

豊かな食生活の支援を目指し、地域に密着した活動を展開するスーパーアルプス。最前線を担う社員たちは、どこに仕事の喜びを見出しているのか? 若手・中堅・ベテランと、それぞれの立場から語っていただいた。

■佐々木 祐人(写真中央)
青果部門担当/2024年入社 

■辻野 隆太(写真左)
青果部門チーフ/2015年入社

■高橋 英二(写真右)
店長/1992年入社

仕事で心がけていること

【佐々木さん】意識しているのは、他のスタッフとのコミュニケーションを密に取ること。正社員より多いパートやアルバイトの方が気持ちよく働ける環境作りが大切とのこと。
【辻野さん】パート・アルバイトなどのスタッフこそが、売場をまわす主役。全員の意見を取り入れることと、各家庭の用事を優先してもらうことを心がけている。
【高橋さん】店長として心がけているのは、全員が元気で働ける環境を作ること。人に話しかけ、雰囲気を読み取っていく。「寄り添う姿勢が問われる仕事」だと語る。

【佐々木さん】アルバイト経験から、スーパーの魅力に開眼。自らが商いを動かす醍醐味を実感

学生時代にスーパーアルプスの店舗でアルバイトした経験が、就職活動において当社に目を向けた理由です。アルバイト先で「会社に対する社員の信頼度が高い」という評価を聞けたことや、当時の店長・副店長と就活やプライベートについて会話するうちに、安心して働ける会社だと確信。入社を決意しました。

入社後、配属となったのは青果部門。アルバイトではレジを担当していたのですが、同じ会社とはいえ全く違う仕事です。お客さまが店舗を訪れて、最初に足を運ぶのが青果部門であり、スーパーの顔とも言えるところです。朝の開店前準備では、とにかく売場をきれいに保つことや、全商品を過不足なく並べることを心がけています。品質第一なので、商品の状態については細かくチェックし、傷んだ野菜・果物などは絶対に売場に出さないようにしています。さらに、開店した後も果物・野菜などが、次々と市場から運ばれてきます。バックヤードで、それらの商品を他のスタッフに分かりやすいよう整理しておくことも、とても重要な仕事なのです。

この部門の配属については、入社前から希望していました。なぜなら、アルバイトをしていた時の店長・副店長が青果部門出身と聞いて、憧れを持っていたからです。その願いが叶い、高いモチベーションで仕事に取り組めています。仕事のやりがいは、自分たちが出した商品の売上状況がリアルタイムで確認できるところです。この場所に、この野菜をこれくらい並べるといったマニュアルがないので、店舗判断で売れ行きに応じた対応ができます。自分で考えた品ぞろえや陳列で、予想以上の売上を出すことができると、スキルアップをダイレクトに実感できますね。
一方で、仕事の難しいところは、大胆さと繊細さを併せ持つ必要がある点です。売場作りにおいては、美的感覚やデリカシーのある陳列が求められます。これに対して、在庫整理はアグレッシブかつ感覚的に進めていかなければ、スピード感ある仕事はできません。業務に応じて、臨機応変に切り換えていかなければならないのです。

当面の目標は、青果部門でさらに経験を積んで、チーフと呼ばれる部門責任者になることです。その後は、やはり副店長・店長を目指していきたいですね。この他、部門ごとに設定されているトレーナーの仕事にも、挑戦してみたいと考えています。

【辻野さん】チーフになって、裁量範囲が一気に拡大。人を育て、販売戦略を練る仕事に手ごたえ

大学は教育学部を選択し、最初は先生を目指していました。しかし、実習を通して自分には合わないのではないかと考えるようになり、他の選択肢も模索し始めました。そこで着目したのが、私の地元八王子市に本社があるスーパーアルプスです。自宅のすぐそばに店舗があり、大学の先輩も就職していました。話を聞くうちに、ここでなら様々な年代の人たちと力を合わせ、和気あいあいと働けそうだと思いました。

入社後、配属となったのは青果部門。仕事でまず大変だったのは、品質を見極める作業です。商品の品質の良し悪しは、未経験の素人にはなかなか分かりにくかったですね。経験を積みながら、少しずつ判断ができるようになっていきました。
販売促進においては、日々のデータ分析はもちろん、旬の商品の販売戦略についても検討しなければなりません。また、より魅力的な商品レイアウトを追求していく必要もあります。

商品や売場運営についても幅広く学びながら、入社6年目に現在のチーフに昇格。青果部門全体の売上、利益管理、若手社員の教育を任されるようになりました。さらに、パート・アルバイトスタッフの意見も、直接私に上がってきます。その対応もチーフの役割であるため、一気に責任範囲が広がりました。
若手社員の教育においては、自分で考えさせることを心がけています。すぐに答えを教えるのではなく「なんでこう思ったの?」「どういう考えだったの?」など、こまめな投げかけを行っています。

仕事の大変なところは、多くのお客さまがご来店すると、仕事が急激に増えるところでしょうか。しかし、これは嬉しい悲鳴でもあります。また、青果は気候の影響を受けやすいという特徴があります。例えば2024年の夏、地球温暖化の影響で北海道の青果が生育不良に陥ったことで、調達が非常に難しい状況が続きました。自然の影響に大きく左右されるなかでも月末には利益を出せるようにする。そこが、最も頭を悩ませる部分でもありますね。

スーパーは、生産者から市場に送られた商品を引き取り、最終的にお客さまにお届けする部分を担います。売場という空間で、生産者や市場の方々の想いまでお届けし、消費者に美味しく召し上がっていただく。その部分に、この仕事ならではのやりがいを感じています。

【高橋さん】お客さま、取引先、社員間の絆を大切にする社風。臆せず、前に出る人材が店舗を動かす

2025年で入社34年目を迎えましたが、この間、とてもバラエティに富んだ経験を積ませていただきました。入社後は精肉部門に配属されて、チーフ、店舗管理職へと昇進。複数店舗で経験を積んだ後に、本部精肉部門のトレーナーを拝命。店舗業務に復帰した後は、本部に戻ってエリアマネージャーとして勤務。同時に、精肉仕入れも担当しました。さらに、新入社員教育に取り組んだ後、再度店舗の運営を担当することになり、現在の店舗に異動となりました。お客さまと直接触れ合いながらお店を動かす面白さを、もう一度味わってみたくなったのです。

「私たちは豊かな食生活を支援し、地域社会に貢献します」という理念を掲げる当社ですが、ここでいう豊かな食生活とは、決して豪華な食事を指しているわけではありません。日常的にお使いいただく食材や、温めるだけで食べることができるものなどを、売場に展開していくという意味です。お客さまが本当に求めているものを売場で表現し、日々の食生活を彩っていく。そこから生まれる信頼関係は当社にとって、なによりもかけがえのないものだと考えています。例えば当社の店舗は、周辺の小学校から職場体験の申し込みを受けることが少なくありません。お子さまが店舗で体験したことを親に話すことで、さらに地域住民との絆が深まっていく。こうした地域に寄り添った活動を、当社はとても大切にしているのです。

また、お客さまばかりではなく、お取引先や一緒に働く仲間、その家族を大切にする意識が社風として浸透しています。商品を提供していただいている取引先は、小売業に携わる当社にとって、かけがえのない存在です。また、一緒に働く仲間同士がリスペクトし合っていないと、決して良い仕事をすることはできません。

一方で、教育を担当した経験から、人材育成について強く思うことがあります。それは、これから入社される方には、自発的に一歩を踏み出す勇気を持ってほしいということです。失敗しても大丈夫ですので、臆せず自分を表現していただきたいですね。なぜなら、店舗の最前線では、お客さまに寄り添い、スタッフに声かけをしていくことが、とても重要だからです。そして、当社における人材教育の目的は、そのベースとなる人間性を引き出し、一歩踏み出す勇気を持ってもらうこと。日々、そんなことを考えながら、社員の指導にあたっています。

学生の方へメッセージ

【佐々木さん】
私自身、明確な目標があって、就活に取り組み始めたわけではありませんでした。アルバイトからこの世界に飛び込んだのですが、社員にしっかりとリサーチしたことが良い結果をもたらしたのだと思います。どんな仕事であれ、働いてみると大変なことがたくさんあるはずです。重要なのは、それを乗り越えていく強い気持ちではないでしょうか。社会の洗礼にへこたれることなく、仕事の面白さが分かるまで頑張ってください。

【辻野さん】
学生のみなさんも、それぞれやりたい仕事があると思いますが、入社してからどれだけ頑張れるかが最も大切です。仕事が合う、合わないと考えるより、まずチャレンジしてみる姿勢を忘れないようにしてください。最初はきつくても、裁量が与えられるにつれて、仕事が面白くなってきます。せっかく入社した会社を、イメージが違うというだけで辞めてしまうのは、もったいないと思いますね。

【高橋さん】
例えば、ラーメンが好きな方ならぜひ、友人を誘ってラーメンを食べに行ってください。そこでは、一緒に味わうことから様々な会話が生まれてくると思います。社会人になって仕事に取り組む喜びも、これと同じだと考えます。スーパーアルプスでは、全員が目標や意識を共有して働いています。自然に対話が生まれる環境下で、より職場を良くしていこうと日々力を合わせているのです。

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普段私たちが目にすることの少ない、バックヤードにおける作業ショット。次々と運び込まれる食材を分類し、スピーディに売場に並べることも重要な仕事の一つだ。

マイナビ編集部から

学生のみなさんは、スーパーマーケットで働いている人たちに対して、どのようなイメージをお持ちだろうか。商い上手で利益を出せる人、売場を軽快に動き回れるフットワーク自慢の人など。外から見ていると、想像がどんどん膨らんでいく。

スーパーアルプスが求める人物像について社員に伺ったところ、「なによりも世代を超えたコミュニケーションを取ることが好きな人」という回答が返ってきた。なぜなら、売場を動かしているスタッフの数は、社員よりもパート・アルバイトスタッフのほうが圧倒的に多いからだ。16歳でアルバイトをしている人もいれば、年配のパートスタッフもいる。
そして、その中心に立つ社員には、老若男女を超えたコミュニケーション能力が求められる。とはいっても、難しく考える必要はない。普段から、様々な人と隔たりなく話すことが好きな人なら、十分仕事を回していけるとのことだった。

大切なことは殻を破って、自分から一歩前に踏み出していく姿勢だ。それによって売場を変えていくところに、スーパーで働く魅力がある。また、別の社員は求める人物像として「挨拶がしっかりできる人」を挙げていた。両親や祖父母世代の人たちとも、和気あいあいと話すことができるのならば、年上のスタッフとも良好な関係性を構築できることにもつながる。スーパーアルプスの活気ある売場はこうして具現化されていくのだと、取材を通して実感した。

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毎年秋に開催される「従業員フェス」での1コマ。同社のショッピングセンター内にあるバーベキュー場で、バイヤーが仕入れてきた食材を楽しく味わっている。
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