最終更新日:2025/4/22

西武信用金庫

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 信用金庫・労働金庫・信用組合

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

コーディネート担当、窓口担当として活躍中の中堅・若手職員。その挑戦と成長の軌跡

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金融を通して地域経済・地域社会を支える

「人間主義」を基本理念に掲げ、東京都及び埼玉県・神奈川県の一部地域で事業を展開している「西武信用金庫」。中堅・若手職員3名に入庫理由や仕事内容、やりがい、今後の目標などについて伺った。

村山支店コーディネート担当 M.K.さん(2019年入庫/国際学部卒/写真中央)
虎ノ門支店兼日テレ通り支店コーディネート担当 S.K.さん(2020年入庫/商学部卒/写真右)
阿佐ヶ谷南支店 窓口担当 M.N.さん(2021年入庫/商学部卒/写真左)

※原稿内の所属については取材当時のものです

職員は語る

「印象に残っているのは、当金庫に数万円しか預金していないお客さまに積極的にアプローチし続け、他行の口座をまとめてもらえたことです」(M.K.さん)
「支店のメンバーは、非常に忙しくしていますが、ギスギスした雰囲気は皆無。優しくて面倒見のいい先輩ばかりなので、本当に助かります」(S.K.さん)
「阿佐ヶ谷南支店にはフレッシュな若手からベテランまで、各年代の職員がバランスよく在籍。堅苦しい雰囲気は全然なくメリハリをつけた働き方ができています」(M.N.さん)

金融に関する“知識ゼロ”から着実にレベルアップ。個人のお客さまを中心にあらゆる相談に対応(M.K.さん)

学生時代は国際学部に所属。英語やインドネシア語を中心に、さまざまな国・地域の文化について学ぶ傍ら、マネージャーとして野球部の活動に力を入れていました。当金庫に入庫したのは、野球部の先輩に勧められたのがきっかけです。先輩には大学卒業後、西武信用金庫野球部で活躍している人が数多くいました。金融の仕事を志望していたわけではなかったのですが、「先輩方が誘ってくれるのだから、良い企業なんだろう」と。また、私のメイン口座が西武信用金庫だったこともあり、ある種の親近感もありました。経済や金融に関する知識はほぼ“ゼロ”でしたが、思い切って飛び込んでみることに。説明会で対応してくれた採用担当者の人柄、豊富な事業支援メニュー、人間主義といった理念を掲げている点も魅力的でした。

入庫後、まずは約1ヵ月間の新人研修です。経済の仕組みや預金、融資、手形、小切手といった金融の基礎知識、当金庫の理念や歴史について学んでいきました。金融の知識がほとんどないこともあって、専門用語を暗記するので精一杯という感じでしたが、「定期預金とは何か」といったレベルから学ぶことができましたし、宿泊研修もあるため同期と仲良くなれたのは良かったです。

研修終了後は昭島支店に配属。現在に至るまで同支店のコーディネート担当として営業に携わっています。個人のお客さまであれば預金や年金、相続など生活に関わるご相談、法人のお客さまであれば、融資や事業に関するお悩み事、お困り事を解決していくのですが、心掛けているのは、お客さまと同じ目線に立って、わかりやすく説明すること。個人のお客さまには、できるだけ専門用語を使わずに丁寧に説明するようにしています。やりがいを感じるのは、長年にわたって当金庫をご利用のお客さまに頼りにしていただけたときや、「これはKさんに聞くことなのかどうか、わからないのだけど……」といったご相談に応えることができたときです。

入庫から約5年。今後はお客さまだけでなく、職員を支えるための活動にも力を入れていきたいと思っています。上司と後輩のつなぎ役としての役割をしっかりと果たし、皆さんに頼ってもらえる存在になりたいです。

豊富な事業支援メニューに魅かれて入庫。法人のお客さまの課題解決を徹底的にサポート(S.K.さん)

学生時代は商学部に所属。財務会計や管理会計の勉強に力を入れていました。金融機関の中でも信用金庫を選んだ理由としては、お客さまと非常に近い距離感で接することができ、いろいろな経営者の方と直接話すチャンスにも恵まれている点。そして、営業だけでなく幅広い業務に携わることを通してビジネスパーソンとして成長できる点に魅力を感じたことが大きかったです。数ある信用金庫の中でも当金庫を選んだいちばんの決め手は、「豊富な事業支援メニュー」があるためさまざまなお客さまへ支援ができると感じたからです。

入庫後は新人研修を経て渋谷営業部兼三軒茶屋支店に配属。当支店は8~9割が法人のお客さま。IT企業を中心に広告代理店や飲食店、美容室など幅広い業種・業界のお客さまを対象に、資金調達、売上拡大に向けた経営課題解決のための専門家派遣などを行なっています。既に融資を行っているお客さまには、決算書を分析し、資金ニーズを明確にした上で複数の提案をもって訪問することで、「実はこういう悩みがあるんだけど……」といった情報を引き出し、事業支援活動に結びつけています。飛び込みでの新規開拓にも力を入れています。

苦労するのは、貸し出しが叶わなかったときです。ただ、お客さまとの信頼関係を構築できるか否かは、こうしたときに良い代替案を出せるかどうかにかかっています。例えば、融資ではなく補助金によって設備資金を工面できないか。条件変更によって資金繰りをつなぐことはできないか。あらゆる可能性を考え、お客さまとの信頼関係を築くことができたときには大きなやりがいを感じられます。

今後の目標は管理職へのキャリアアップです。そのためにも、金融の知識や営業のスキルだけでなく、マネジメント力にも磨きを掛けていきたいです。業績が伸び悩んでいるお客さまのフォローアップなどを、一つひとつ丁寧に誠実に取り組むとともに、後輩職員に適時適切な指導など、育成面にも力を入れていきたいと思っています。

学生時代に培った簿記の知識、接客力を生かして窓口の仕事へ。“対応力”が求められる仕事(M.N.さん)

学生時代は商学部で簿記や経済の勉強と、カフェでの接客アルバイトに力を入れていました。金融業界を志望したのは、高校・大学で学んだ知識を生かすことのできる仕事、人と話す仕事がしたいと思ったからです。インターンシップのなかで最も当金庫が印象に残ったのですが、決め手としては、営業店のカウンターに入らせてもらって「面白そうな仕事だな」と思えたこと。私たちの話を親身になって聞いてくれた人事担当者の人柄に魅力を感じたことも大きかったです。

入庫後は新人研修を経て、阿佐ヶ谷南支店に配属。業務職として接客や入出金、税金の支払い、振込、新規の口座開設、相続の手続きなどに携わっています。コーディネート担当が持ち帰ってきた書類の事務処理や経費の精算も重要な仕事です。仕事に必要な知識に関しては、入庫後、約1ヵ月間の研修に加え、支店の身近な先輩の指導のもと、OJTで習得。きめ細かな指導のおかげもあって9月には独り立ちすることができました。

業務職の難しさは、ご来店されたお客さまに対応するという仕事柄、事前準備がしにくく、対応力が必要であること。当然のことながら、お客さまからすれば、入庫年次や年齢は関係ありません。どんなご相談に対しても、スムーズに対応する必要があります。こうした対応ができるようになるためには、まだまだ知識と経験が必要ですが、お客さまから「ありがとう」「助かった」といったお言葉を掛けていただけたときには、大きなやりがいを感じられます。

今後の目標は金融の知識により一層磨きをかけて、お客さまのいかなるご要望、ご相談にもスムーズに対応できるようになることです。また、当支店では半年に一つ、資格を取得することが奨励されています。これまでもマネーローンダリングに関する資格を取得してきましたが、今後はファイナンシャルプランナーや相続アドバイザーに挑戦したいと思っています。資格対策講座や受験料の補助など資格取得サポート制度も充実しているので安心です。

学生の方へメッセージ

【M.K.さん】
「金融機関=経済学部出身者が中心」といったイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、出身学部や専攻分野を気にする必要は全くないと思っています。大学で経済や金融について学んできた方も、基本的にはゼロからのスタートです。また、経済や金融以外の分野についての知識が、お客さまとの会話の幅を広げるのに役立つこともあります。

【S.K.さん】
当金庫のコーディネート担当は、営業の仕事に興味のある方はもちろん「決算書を読めるようになりたい」「ファイナンシャルプランナーのように、お客さまの人生計画をサポートする仕事に取り組みたい」といった思いをお持ちの方にぴったりの仕事です。また風通しがよく、人間関係に恵まれた職場も魅力。「人と話すのが好き」「困っている人を助けるのが好き」といった方と一緒に働けたら嬉しいです。

【M.N.さん】
会社選びにあたっては、「自分は何が得意で、何が苦手なのか」あるいは「自分には何ができて、何ができないのか」を認識することが大切だと思います。1日約8時間を苦手なことに費やすのはしんどいと思います。説明会に積極的に参加しながら、自分に合った仕事を見極めてもらいたいです。

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堅苦しい雰囲気は一切なく、風通しの良い社風。面倒見のいい上司・先輩職員が揃っており、後輩職員を丁寧にサポートするカルチャーが根付いているという。

マイナビ編集部から

西武信用金庫は東京都を軸に、埼玉、神奈川県の一部も含めて、合計76支店のネットワークを有している。中小企業の事業そのものに深く関わる「事業支援」、個人のお客さまの夢の実現をサポートする「資産形成・管理支援」、NPOなどの団体を支えて街を活性化する「街づくり支援」など、金融の枠を超えた地域貢献に取り組むことで、各地のお客さまから大きな信頼を得るに至っている。

職員の育成にも積極的で、新人研修は入庫後、約1ヵ月にわたって開催。ビジネスマナーから信用金庫の業務の基礎などを徹底して学んだ後、店舗内でのOJTとなる。総合職の場合、内勤業務を通してじっくりと知識を身に付けさせてからコーディネート担当として活動する。

ファイナンシャルプランナーや各種検定資格などの取得に向けても独自の講座を設けて手厚くサポート。取材全体を通してみても、お客さまのためにとことん自分を磨きたいと思う人には最適の環境が整っていると感じた。

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西武信用金庫のカウンターには、日々多くのお客さまが訪れる。窓口には女性職員が立つケースが多いが、短時間勤務などの支援制度が整っているので離職率が低いという。

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