最終更新日:2025/3/13

江ノ島電鉄(株)

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 鉄道
  • 陸運(貨物・バス・タクシー)
  • 旅行・観光
  • 不動産

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

地域の人々や自治体と、人の輪から新しい価値を創出していきます。

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新入社員に入社1年目のリアルを取材!

鉄道事業を中心に、バスやマイクロモビリティ、江ノ島遊園、フットサルコートの運営など、地域に密着した多様な事業を展開する江ノ電グループ。入社1年目の研修や仕事について、2人の新入社員に話を伺った。

◆Iさん(写真左)
マイクロモビリティ部
教育学部 理学科卒/2024年入社

◆Kさん(写真右)
鉄道部
総合政策学部 国際政策学科卒/2024年入社

働く環境

「個席で集中することはもちろん、スタンディングミーティングも気軽にできる環境が気に入っています。日によって、もっとラフな服装で出勤することもあります」とIさん。
「フリーアドレスは他部署の方々ともつながれるのが魅力。情報交換をしたり、お菓子を交換したり(笑)。試作したポスターへの意見をいただくこともあります」とKさん。
全員で仕事をする文化が醸成されている。「気軽にコミュニケーションを取ってくださる方が多く、相談もしやすい。上司も頻繁に話しかけてくださいます」とお二人。

【マイクロモビリティ】国や自治体、地域のオーナー様と連携しながらステーションを拡大。

地域に根差した仕事がしたくて、鉄道会社をメインに就職活動をしていました。地元が神奈川県のため、真っ先に思い浮かんだのが江ノ電でした。土地勘もあるので、観光客の皆さんに地域の魅力を発信することができると思い、志望しました。

入社後は、社会人としての基礎を学んだ後、いろいろな現場を約2週間ごとにローテーションで体験していきました。百貨店の服飾売り場や、江の島島内の売店、レストラン、キッチンカーなどで接客をしたり、駅員として駅の改札や窓口に立ったり、バスの営業所でお客様のご案内をしたり。入社前は、漠然と観光事業に関われたらと考えていましたが、研修を通して江ノ電は様々な事業を展開していることを改めて知り、多くの人とつながっていることを実感しましたね。江ノ電は地域の皆さんの快適な日常を守りつつ、観光客の皆さんには非日常的な体験を提供しています。各事業部門をジョブローテーションしながら会社について、地域について深く学び、人脈を広げ、将来は全体を俯瞰して会社経営を補佐する立場になれたらと、今は思っています。

そんな希望を人事に伝えたところ、配属されたのがマイクロモビリティ部です。今はシェアサイクル事業がメインで、社内外の多くの人との連携が不可欠な事業です。ステーション(自転車置き場)候補地をピックアップして、国や自治体、観光協会の方々にオーナー様をご紹介いただき、設置のご提案をしていきます。事業概要や提案の仕方、契約の流れ、アフターフォローまで、仕事のやり方は上司が基礎から丁寧に教えてくれました。まずは社内で説明を受けた後、上司に同行して確認。その後、一部分を任せてもらい実践する中で、分からないことがあれば質問をして、もう一度挑戦。それらを繰り返しながら、徐々に仕事を覚えていきました。人によって大切にしているポイントが違うので、まずはその人を理解し、その人に合わせた話の展開をしていくことを心がけています。地域愛にあふれた個性豊かな方々なので、一つひとつの出会いがとても楽しいです。先日、初めてメイン担当として契約を獲得した鎌倉の商談では、オーナー様に寄り添った提案を意識したところ、オーナー様からとても信頼をいただけました。契約後も度々ご挨拶に伺って関係性を強化。今は次のステーションのお話をさせていただいているところです。
(Iさん)

【鉄道】現場の人々や精神と共に、施策を立案・実行していきます。

大学では地域インフラを研究。人と人、人と場のつながりを創出できる仕事に就きたいと、就職活動では航空や空港、鉄道など、地域インフラに関わる業界を見て回りました。最終的に当社に決めた理由は、つながりの創出に携われることはもちろん、とても温かみのある会社だったからです。「地域のプロデューサー」として地域に貢献したいという思いが伝わってきました。私は関西出身ですが、祖母が鎌倉に住んでおり、時々この地域に遊びに来ていました。祖母はこの土地が大好きで、積極的に地域活動を行っている姿を幼い頃から見ていました。住民が誇りを持っている地域なら良いつながりを創出できるはずだと確信しました。

人事の方が研修中も常に近くにいてくださっていたので、「まずはコア事業である鉄道事業から会社や仕事、地域を知りたい」とフランクに話してはいましたが、実は、正式に希望部署を伝えた記憶はありません。7月からは鉄道部に配属となり、今は営業担当として、収入データの管理・分析業務と鉄道外収入業務に携わっています。収入データの管理・分析業務では、月単位、あるいはイベントごとに、収入の推移や内訳データをまとめて関係者に共有。次の戦略や施策の基になるため、正確にスピーディにお送りすることを意識しています。「助かったよ」と喜んでいただけることがうれしいです。鉄道外収入業務では、主に記念乗車券や記念入場券などの「記念券」の企画・制作・販売を担当しています。先日の鉄道イベントでは「江ノ電1000形」の就役から45周年を祝した記念乗車券を鉄道ファンの皆さんに向けて販売しました。

先輩の業務を引き継ぐ形で、マニュアルもしっかり整えられていたのですが、「やりやすいようにやってみて」と言っていただいたため、楽しみながら自分のペースで業務を覚えていくことができました。専門知識が問われることもありますが、質問をすれば一緒に考えてくださり、温かく丁寧に教えてくださるので、困ったことはありません。

順調に仕事に慣れていく中、常に意識しているのは、現場研修で出会った人たちのことです。今は本社で仕事をしているので、現場との関わりが研修の時よりどうしても薄くなってしまいます。この先、地域の人々やお客様に喜ばれる施策を立案していく際には、現場で働く人々の声を聞きながら、現場の精神を大切につくっていきたいと思います。
(Kさん)

私たちの部署はこんな事業を実施しています!

◆マイクロモビリティ事業
マイクロモビリティ部は、シェアサイクル事業部ではありません。これは、仕事に携わった時から、上司によく言われていることでもあります。今はシェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」の運営・管理がメインですが、江ノ電や江ノ電バス以外の総合的な二次交通事業を担当しています。はじめは江ノ電沿線を中心に立ち上げ、主に観光目的でご利用いただいておりましたが、今では地域の皆さんにも通勤通学、お買い物などの足として数多くご利用いただいています。ステーションエリアもどんどん拡大。横浜へ相模原へと導入が広がるにつれて、まるで江ノ電の沿線が伸びている感覚になりますね。「SHONAN PEDAL」という名前を通じて、湘南や江ノ電をより多くの方々に知っていただき、ブランドを高めていけたらと思い、提案を続けています。地域それぞれの特性に合ったモビリティは何か、関連イベントに参加するなどして情報収集や実証を行い、部署全体で新たな可能性を探っている最中。次の展開も楽しみです。(Iさん)

◆鉄道事業
江ノ電は藤沢駅から鎌倉駅までの15駅を走っています。運行区間は10kmと短い路線ですが、通勤通学や観光など年間約1,800万人(2023年度)のお客様にご利用いただいています。私たち鉄道部は、その江ノ電の運行・管理を行う部署です。将来の輸送計画の立案や、オペレーションを担う現業部門のマネジメントを行い、保全修理などの安全対策を講じる車両担当と、乗客の増加と江ノ電ファンの創出を目指し、鉄道外収入の増加を模索する営業担当とに分かれています。
江ノ島駅での現場研修で特に感じたのは、インバウンド効果による海外からのお客様の増加です。海外の方にも湘南地域の魅力を発信できるチャンスだと思いましたね。江ノ電は無人駅も多く、外国人観光客の方々がスムーズに移動できるよう現在対応を行っている最中です。たくさんの海外のお客様に江の島の素晴らしさを知っていただけるよう、現場の課題解決に尽力できたらと考えています。そしていつかは、地域のプロデューサーとして、地域と海外のお客様をつなぐ交流イベントを創出することが夢です。
(Kさん)

学生の方へメッセージ

◆Iさん/就職活動で大切なのは、まず自分を理解することだと思います。自分の長所を偽らず堂々とアピールしていくことで、自分に合った会社や仕事と出会えるのではないでしょうか。私は自身の強みを「人を巻き込む力」だと自負しています。1人ではできないことが多々あるからこそ、周りを頼り、周りにいる人を巻き込む力が身につきました。当社は、誰かと目標を達成していくことに重きを置いた会社。地域をより良くするために、自治体や住民の皆さんをはじめ、いろいろな方々と協力していくことが欠かせません。1人ではなく、多くの人と協力して仕事をしていくスタイルが私には合っています。

◆Kさん/会社とのつながりは巡り合わせだと思っています。正直、内定をいただいた後も、ここに決めていいのだろうかと迷うことがありました。ですが入社をしてみると、「呼ばれたんだな」と思えるようになりました。それだけ会社の雰囲気が自分と合っていました。ですので就職活動はあまり気負わずに、ご縁があることを信じてほしいと思います。力を入れすぎてしまうと、プレッシャーで自分を見失ってしまいます。自分がやりたいことも、ジョブローテーションで様々な部署を経験する中で自然と見つかると信じています。私も、どんどん外に出ていき、地域の人々、働く私たち全員が一歩深くつながっていけるような施策を見つけられたらと思っています。

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2024年にオフィスがリニューアル。ソファでリラックスしてお喋りをしたりランチをとったり。気軽に打合せができるスペースもある。

マイナビ編集部から

1902年(明治35年)、藤沢から江ノ島までを結ぶ江ノ島電鉄が開業。現在は鎌倉まで沿線を伸ばし、江ノ島電鉄は、湘南・鎌倉エリアにおいて鉄道事業をはじめとする様々な地域事業を展開している。

他の地域インフラと異なるのは、江の島や古都鎌倉という観光地を擁していることだろう。地域住民の足として、通勤通学の手段としてだけではなく、観光客からも非常に多く利用されている。鉄道だけではなくバスも運営し、近年はシェアサイクルサービス「SHONAN PEDAL」もスタートさせた。他にも、展望灯台やレストランなど、江の島のレジャーサービスを運営しているのも同社だ。電車沿線物件を中心に他にも多数の不動産を有し、地元に密着した事業を展開。湘南ベルマーレのオフィシャルクラブパートナーとして、フットサルコートも運営している。「移動」を提供するだけではなく、様々な価値の創出を通して、湘南・鎌倉地域に集う人々の「かけがえのない時間(とき)」、「やすらぎの心」、「ゆたかなくらし」の実現に貢献していくことを目指しているのだという。

「新たな挑戦でたのしさを提供し、地域の人々から一歩身近に感じられる企業へ」がグループの中長期目標。地域住民、今回の取材からも、国や自治体、社内の様々な部署と協力し合い連携しながら、常に新たな価値の創出を模索していることが分かった。今後、どのようなシナジーが起きるのか、人の輪から無限の可能性が広がる。

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1902年の江ノ電開通以来、湘南・鎌倉地域を支え続けてきた江ノ島電鉄。現在は鉄道事業以外にも多様な事業を展開している。

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