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最終更新日:2025/4/28
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部署名開発技術部
勤務地新潟県
仕事内容電子基板の設計・評価業務
開発技術部の第三開発技術ラインに所属し、電子基板の設計(回路設計、パターン設計、ソフト設計)とその評価業務を行っています。担当する製品はLEDライトや掃除機、ドライヤー、調理家電、スターリングクーラー(SC)など、多岐に渡ります。製品を世に出す際には、電気用品安全法をはじめとする様々な法律のほか、安全面・品質面・性能面にかかわる社内独自の基準を満たす必要があります。設計業務では、法律と社内の基準を満たすように設計をします。評価業務では、設計に問題がないかを確認します。基本的には一人で黙々と実験室にこもり、製品を動かしながら設計・評価をしています。対策の難しい問題が出た際には大変苦労しますが、うまくいったときには達成感があり、自分の経験・知識として身についていくのを感じます。また、自分が悩んで辿り着いた方法や考え、工夫が製品に反映されると嬉しく思います。
入社後3ヵ月間は新入社員研修として、製造現場で作業したり、営業職社員と商談に同行したり、社内の様々な業務を体験しました。その後、商品開発部電子設計課(現在の設計試作ライン)に配属となりました。はじめは新商品ではなく、すでに生産している商品の設計変更品の評価を仕事として与えられ、教育担当の上司や先輩から試験方法を教えてもらいながら進めていました。試験機器の使い方や回路図の読み方、部品の特性など、分からないことがたくさんありましたが、小さなことでも丁寧にやさしく教えていただきました。1年目の終わりごろには一通りの試験を覚え、新商品の評価担当を任されるようになりました。2年目には、新商品のIH調理器の制御方法の考案を任され、実際に自分が考えた制御で製品が量産化されました。3年目にはフードプロセッサーのソフト設計を始め、初めて自分がソフト設計した商品が量産品として発売されました。現在はソフト設計と評価業務を行っています。
入社2年目の夏に、IH調理器の制御方法の検討を任されました。製品の仕様として、1.油が少量の時に発火点を一度も超えず、かつ、2.水が沢山入っていても早く沸騰することが条件でした。他社製品を使って実験すると、ごくわずかな時間だけ発火点を超えるものの、その後は1、2の条件を満たしていました。当社の基準ではわずかな時間でも発火点を超えてはいけないため、他社の制御を参考にしつつも、どうしたら仕様を満たせるかとても悩みました。実際に製品を動かし、鍋表面の温度を測定しながら制御方法を固めていきました。パラメータ調整の段階では実験室にこもり、実際に鍋に少量の油を入れて発火しないかの確認もしました。どちらかを満足させようとすると片方がうまくいかないという状態を何度も繰り返し、取引先の方や上司、同期からアドバイスを受けて最終的に仕様を満たす動きを実現させました。自分が悩み、こだわって作った製品が出来上がってから、実際に家で餃子を焼いて食べたとき、普段よりもおいしく感じました。調理試験で出来上がった料理を食べた社員の方々からもおいしいと言っていただけたときは嬉しかったです。
自分の工夫やアイディアを盛り込んだ仕事が形として残り、人々に直接良い影響を与えられるような仕事をしたいと考え、小型完成品メーカーを中心に就職活動をしていました。会社見学に訪問した際、実験室で和気あいあいと作業していたり、他部署の方とすれ違っただけでも短い会話が生まれていたりと、社員の間の距離が近くて良い雰囲気だと感じたことが一番大きな理由です。その他、完成品メーカーであること、新潟というのどかな地域に本社があることも決め手でした。家電メーカーで選考を受けていたのは当社だけでしたが、説明会で聞いた内容や採用担当の方の雰囲気が良かったことに惹かれ、入社を決めました。
企業の情報はWebに溢れていますが、仕事量や人間関係などの感じ方は人それぞれです。あまり当てにせず、自分が欲しい情報は自分で行動して得てください。百聞は一見に如かずというように、企業を見学して業務の様子を見たり、先輩社員と話すことで、新しい発見があるかもしれません。コロナ禍ということもあり、思うようにいかないことも出てくると思いますが、できるだけたくさんの業種・業界を見て、その中で納得できる企業に出会えることを願っています。