最終更新日:2025/4/26

東京多摩青果(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 商社(食品・農林・水産)
  • 食品
  • 物流・倉庫
  • 農林・水産

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

仕事を通じて日本の食を支えていく。そんな仕事の魅力を若手社員が語ります!

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部活も盛んでオフタイムも充実できる会社です

私たちの生活に欠かすことのできない青果物流通の中核を担う東京多摩青果。そんな同社で営業に携わる入社2年目の若手社員に、仕事内容やその魅力、社風などを語ってもらいました。

松浦 天駿さん
野菜第2部
2022年入社

インタビューに応じてくれた先輩社員

「日本の食文化を支える仕事」をテーマに就活に臨み、東京多摩青果と出会った松浦さん。1年目から重要な仕事を任され、日本の食を支える役割にやりがいを感じている。
農家など生産者から託された青果物を相場にもとづいた値決めで販売することで売り手と買い手双方にメリットを生み出す。綿密な相場分析や先行き予想も求められる仕事だ。
松浦さんが所属するマラソン部をはじめ、ゴルフ部、野球部、釣り部などの部活も盛ん。気の合った仲間同士で思い切り楽しみ合い、リフレッシュを図ることができる。

生産者と買参人の間に立ち、最適な相場で青果物を流通させる仕事

日本全国の生産者と、買参人と呼ばれるお客様を結びつける営業職に携わっています。
具体的には、生産者やJAをはじめとした生産地から青果物を集荷し、小売店や量販店、仲卸業者といったお客様に販売していく仕事です。青果物流通の相場を確認し、生産者の方々とお客様双方にメリットある条件で取引を成立させる交渉力や調整力が重要になります。例えば気象条件や世界的な原油高に起因した農作物の不作により相場が高くなってしまった場合は、お客様に販売価格の値上げを含む交渉を行うなど、人と人の信頼関係にもとづき、取引を成立させていく仕事だと言えます。
こうした営業において、私は関東圏のミニトマトを主に取り扱っていて、季節に応じてケールやウリなどの季節商品も併せて担当しながら営業活動を行っています。

次に一日のスケジュールですが、まずは6:30に出社し、前日の荷物の整理や前日に完売できなかった商品を市場に来場されたお客様に販売していくことからスタートします。
作業が一段落する9:00を目安に事務所に戻り朝食をとった後、商品の販売状況を生産者の方々に報告しながら、生産地側が考える相場とこちらが考える相場のすり合わせを行い、商品の値決めを行っていきます。これと併行し、お客様へ翌日の価格の案内や、注文をいただく「売り込み」を行ったり、PCを用いた入力作業やお客様への請求業務なども行っていきます。

その後、休憩時間となるのですが、当社の休憩は13:30~16:00までと長く、昼食はもちろん、仮眠したり、運動の時間に充てたりと社員それぞれが自由に過ごすことができます。ちなみに私は、会社のマラソン部に所属していることもあり、練習を兼ねてランニングを行うことが多いですね。

16:00以降はお客様から確定した注文が上がってくるので、生産地からの出荷情報と照らし合わせながら、商品の分荷作業のための指示書を作成し、それにもとづき物流部の社員が商品を分けていきます。また、売りさばき切れなかった商品をお客様に提案するなどして極力残荷を減らしていく販売なども併せて行っていきます。
そして18:00を目安に退社というのが主な一日の流れです。

売り手と買い手双方との信頼関係が大切。それによっていくつもの感謝が生まれる

青果物の相場は一定ではありません。台風や天候など自然条件によって生産量が変わるため、常に価格が変動するので、それを踏まえて需給バランスを考え、売り手と買い手双方にとってメリットある価格を見つけていくのがこの仕事の「腕の見せ所」であり、面白さでもあります。それによってお客様からは「希望の条件に適う野菜を販売してくれてありがとう」、生産者の方々からは「私たちが作った野菜を適正価格で販売してくれてありがとう」と、買い手と売り手双方から感謝のお言葉をいただけます。
さらにそこで信頼を重ねていくことで、お客様から「松浦さんを信用しているからこそ、いつも松浦さんから野菜を仕入れているんだよ」といったお言葉をいただけることも多く、そんなときは「この仕事をやっていて本当によかった!」と感激してますね。

逆に難しさを感じる点としては、相場とお客様の望む価格が乖離しているときなど、生産者の方々、お客様双方が納得いくかたちで調整を行っていかなければならない点が挙げられます。お客様は80円で買いたい、しかしこちらとしては100円で売らないと相場に見合わない。そこで大きくものを言うのが前述の「信頼の積み重ねによる人間関係」。これがしっかりできていることで「今回は言い値で買うけど、次回は助けてもらうよ」とお客様に納得してもらうことができるようになります。
また、生産地の現状をしっかりお伝えしながら交渉を行っていくことも重要。例えば、冬場の生産は暖房を使うケースが多いのですが、昨今の原油高に起因し、生産コストが上がっている実情をしっかりお伝えすることで、生産地―当社―お客様が相手方をより理解し、常により良い関係を保つことができると考えています。生産地―当社―お客様どれを欠いても青果物流通は成り立ちませんので、双方が信頼し合える関係を築くことも私たちの仕事です。

この仕事は生産者の方々と親睦を深め合うことを目的とした出張も多く、そこで顔を合わせて、日頃の感謝の気持ちをお伝えしたり、逆に向こうから感謝されたりといったやり取りを行っていると、改めてこの仕事の大切さを実感させられますね。
さらに私の場合は生産者の方々と連絡先を交換し合い、常日頃からさまざまな情報を共有しながら人間関係を深めることも心がけています。こうした習慣も信頼や人間関係を深めていく上で大きく役立っていると感じています。

部活も盛んでオフタイムも充実。そんな会社だから人間関係のよさも抜群!

当社は部活動を通じた社員交流が盛んな会社でもあります。
私は健康志向が強く、学生時代からランニングを日課としており、当社に入社した際、所属の部長から「一緒に走らないか?」とお誘いを受けたことでマラソン部に参加するようになりました。
主な活動としては各地で開催されるマラソン大会への参加と、それに向けたトレーニングが中心。もちろん大会参加は任意なので、単に「健康のために走りたい」という方でもOKです。
ちなみに私は昨年5月にハーフマラソン大会に参加し、2時間以内の完走を目標に走ったのですが、日頃の練習の成果が発揮されたのか、1時間50分で完走することができました。このときは本当にうれしかったですね。次は45分以内完走を目標に10kmマラソンの大会に向けて練習中です。
これを一例に、ゴルフ部、野球部、釣り部など趣味の合う仲間が集まってさまざまな部活が行われています。そうしたオフタイムの場で社員同士が親睦を深め合うことで、職場では見えてこない思いもよらない仲間の側面や魅力を知ることができるのも面白いところ。また、社員同士だけではなく、ゴルフコンペなどで生産者やバイヤーの方々とも親睦を深める機会もあり、常に良好な人間関係の中で仕事ができる喜びを感じることができます。会社から支給される部費で活動できるのもありがたいですね。

人と人の信頼関係がベースにある仕事なので、とにかく社員同士の仲がいいのが当社の社風です。仕事で悩んでいたら、すぐに同僚や先輩が駆け寄りサポートしてくれたり、アドバイスをくれたりします。特に入社まもない頃は、こうした温もりある社風に大きく助けられ、安心して社会人としてのスタートを切ることができました。
ですから、今度は私が同じように後輩たちを温かく迎え入れ、安心して働けるようサポートを行っていく番です。そしてそんな良好な人間関係の中、生産者の方々やお客様に今以上の貢献を行っていきたいですね。

学生の方へメッセージ

勉強や部活、アルバイト、さらには遊びも含め、「今、やっていることに全力で取り組んでほしい」というのが私からみなさんへ贈るメッセージです。
たとえ、それが大きな意味をなさないものであったとしても、全力で取り組んだことの事実や実績は残ります。そういったことの積み重ねが、社会人になってからより大きな意味を持つことになると思います。
加えて「自分を大切にしてほしい」というのも強調して伝えたいです。できる範囲で規則正しい生活や栄養バランスを考えた食事、そして運動習慣を大切にしてください。それによって身体面はもちろん、メンタル面にもいい影響が生まれ、残り少ない学生生活を有意義に過ごすための活力を高めることができるようになります。同時にそうした健康習慣を身につけることは、就活や、その先の社会人生活においてもいい影響を与えてくれることでしょう。
私も大学時代は自分を大切にするための健康習慣を意識し、自分なりに学生時代にしかできないことに全力で取り組んだ人間の一人。決して何か大きなことを成し遂げた訳ではありませんが、そうした経験は今の仕事においても責任感や決して手を抜かないという姿勢にも繋がっていて、「あのとき、自分なりにベストを尽くしてよかった」と感じています。残り少ない学生生活を悔いのないよう、ベストを尽くすことを心がけてみてください。(松浦さん)

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「残り少ない最後の学生生活を悔いのないよう全力で楽しんでください」と松浦さん。健康習慣を保つことは、その先の社会人生活でも大きな効果を発揮すると語ってくれた。

マイナビ編集部から

東京・多摩地区で民設民営の青果物卸売市場を運営し、人々の生活に欠かせない青果物の流通を支える東京多摩青果。その取り扱い規模は874億円(2023年度)を誇り、東京多摩地区423万人を中心に地域に暮らす人々の食を支える存在として、無くてはならない役割を果たしている。

そんな同社を取材してみて印象に残ったのは、「早い段階から重要な役割を任せていく」というチャレンジ文化だ。例えば今回インタビューに応じてくれた松浦さんは、生産地からの青果物の集荷から相場分析を通じた値決め、バイヤーや仲卸との取引を通じての販売、需要拡大に向けた生産地への商品提案までにいたるトータルな仕事を1年目から任され、「自分の仕事が地域に暮らす人々の食を支えている」という喜びを味わうことができたという。そんな松浦さんを一例に、先輩たちの手厚いサポート体制のもと、重要な仕事を任せていくのが同社の文化だと言える。

加えて社員たちが異口同音に「人間関係のよさ」を挙げるような温もりある社風も同社の特徴だ。青果物を通じて人々の生活を支える会社だからこそ、必然的に人間味に溢れた優しい人間が集い、仕事を通じてその想いをより強くしていく。それだけにチームワークのよさや、先輩が後輩を親身にサポートしていく文化が色濃く根付き、誰もが安心して長きにわたって働ける環境が整っている。こんな点も同社の隠れた魅力の一つだと言える。

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若手が持つ無限の可能性や将来性に期待し、新卒採用に力を入れている同社。「人間関係のよさ」「社風のよさ」をテーマにする人にとっても理想的な環境が整っている。
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