最終更新日:2024/10/17

トーハツ(株)

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械設計
  • 自動車・自動車部品
  • スポーツ・レジャー用品(メーカー)
  • 重電・産業用電気機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

探そう!理想の先輩・働き方

若手のうちから幅広い業務に挑戦できる環境。早くからモノづくりの醍醐味を味わえる!

  • 機械系 専攻の先輩

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高い国内シェアを誇り、世界でも活躍する製品を開発!

ボートの取り外し式エンジン「船外機」と、小型消防車などに搭載される「可搬消防ポンプ」のメーカーとして、存在感を発揮しているトーハツ(株)。開発の分野で活躍する、優秀な3名の先輩方の本音を紹介します。

■技術部 マリン実験課 実験1係
 K.Jさん(写真左)
2017年入社
工学部 機械工学科卒

■技術部 防災開発課 設計係
 T.Yさん(写真中)
2021年入社
システム理工学部 機械制御システム学科卒

■技術部 マリン設計課 設計1係
 K.Mさん(写真右)
2023年入社
工学部 機械工学科卒

先輩社員たちの横顔

「船外機」は、漁業の舞台で活躍。海外では移動手段としてボートが使われているところもあり、社会に貢献できるモノづくりに携われるのが、K.Jさんのやりがいである。
入社3年目から、「電動可搬消防ポンプ」というまったく新しい製品の開発を担当しているT.Yさん。若手のうちからチャレンジングな仕事に挑み、大きく成長を遂げている。
手厚い教育制度のもと、K.Mさんは入社後1年間で着実にスキルアップ。入社2年目の今は新製品の開発に携わり、自分らしさを活かしながらモノづくりの醍醐味を味わっている。

世界中で使われる「船外機」を開発!入社7年目には重要なセッティングを担当

大学では、足が不自由な方々の支援につながる、階段昇降のメカニズムについて研究を行っていました。モノづくりに興味があったため、完成品メーカーを中心に企業研究をスタート。最終的に当社を選んだ理由は、エンジンの開発に携われる会社だったからです。しかも、「船外機」と呼ばれる当社のボートの取り外し式エンジンは、世界100以上の国と地域で活躍。グローバル製品を手掛けられる点も志望理由となりました。

入社して最初に担当したのは、すでに販売されている「船外機」の改善や不具合対応です。お客さまの困りごとに耳を傾け、自社製品をブラッシュアップしていく仕事。改善した試作機をお客さまに使っていただくユーザーテストも実施しており、「すごくよくなったね」とリアルなリアクションをもらえたときはうれしかったです。

入社3年目からは、新製品の開発に携わっています。設計担当者が「船外機」の仕様を決めて設計を行い、それらを組み立てて試作機を完成させ、さまざまな計測器を用いて品質や性能をチェックしていくのが私の仕事です。エンジンの出力や回転数、排ガスをはじめ、チェック項目は100以上。品質や性能が想定した水準に達していない場合は、設計担当者にフィードバックして改善を促します。当社ブランドの品質を支える重要な仕事なので、やりがいは大きいです。扱える計測器の数が増えるごとに、知識や仕事の幅が広がっていくこともモチベーションにつながっています。

印象に残っているのは、入社7年目にエンジン始動のセッティングを任されたことです。エンジン始動のために必要な「適切混合気」「確実圧縮」「強い火花」と呼ばれる3つの条件が、ベストなバランスで整うポイントを見つけていく仕事。非常に繊細な調整が求められるうえに、-10℃から40℃という幅広い温度環境に耐えられなければならないため、何度も壁にぶつかりました。300パターンほどを試してセッティングが完了したときの喜びは、言葉で言い表すことができません。

当社で働く魅力は、エンジンの一部分だけでなく、製品全体に関われることです。若手のうちから、重要な仕事を任せてもらえるのも特徴。しかも、自分たちが手掛けた「船外機」は世界中で活躍しています。モノづくりの醍醐味を存分に味わえる職場で、より高性能で環境に配慮した新製品をリリースすることが今後の目標です。
〈K.Jさん〉

「可搬消防ポンプ」の電動化に挑戦!新しいモノづくりに挑めるのが魅力

学生時代は、3Dプリンタを用いた機械加工の研究に携わっていました。完成品メーカーに絞って企業研究を進めるなか、バイクが趣味で乗り物のエンジンに興味があったことから当社に注目。ボートを動かすためのエンジンである「船外機」はまったく意識していませんでしたが、インターンシップを通して少数精鋭で開発にあたれることを知り、入社することにしました。

私が配属されたのは「船外機」ではなく、小型消防車などに搭載される「可搬消防ポンプ」を開発している部署。最初は、試作機のエンジンの出力やポンプの水圧、油圧などが、想定通りかどうかを評価する仕事を任されました。入社2年目の途中からは、既存製品に新たな機能を追加する開発を担当。仕様決めから設計、評価までトータルで携わった製品がリリースされたときには、大きな達成感を味わうことができました。

当社は、若手のうちから新しいことに積極的に挑戦できる職場です。私は現在、エンジンではなく電気で動く「電動可搬消防ポンプ」の開発を担当しています。手掛けているのは、防災アイテムとして地域に備えられるような小型のモデル。家電製品のようにボタンを押すだけで誰にでも簡単に操作できるのが、大きな特徴です。私が主に任されているのは、操作パネルまわりの開発。仕様を決めて設計を行い、協力会社に製造を依頼し、もうすぐ試作機が完成する予定です。

「可搬消防ポンプ」のメーカーは、日本に数社しかありません。そんななか、当社は高い業界シェアを誇っているので、新しいモノづくりに挑めるのが魅力です。しかも、「電動可搬消防ポンプ」の設計に携わっているのは上司と私の2名のみ。基盤や通信の知識がなくて苦労するなど、大変なこともたくさんありますが、若手のうちからチャレンジングな仕事に携われるのでやりがいしかありません。

直近の目標は、現在携わっている「電動可搬消防ポンプ」の試作機を完成させ、量産化へ結びつけることです。その後は、性能アップやコスト削減をさらに意識して、また新たな製品の開発に挑みたい。常に“今以上”の挑戦を通して、今後も成長し続けたいと考えています。
〈T.Yさん〉

手厚い教育制度のおかげで安心してデビュー!入社2年目で新製品の開発を担当

工学部機械工学科出身で、研究室では“金属3Dプリンティング技術”の活用法を研究していました。具体的には、金属バージョンの3Dプリンタといった技術を、実際にどんな金属部品の製作に活用できるかを模索していく研究です。会社選びで私が大切にした軸は、「人の命を守るモノづくり」「モノづくりにトータルで携われる環境」「働きやすい社風」の3つ。それらすべてを満たす当社と出会い、迷わず入社を決めました。

人材育成に注力している当社では、3カ月間にわたる新人研修が用意されています。社会人マナーを学んだ後、社内のさまざまな部署をジョブローテーション。事業全体についての理解を深めることができたと同時に、多くの先輩方に顔と名前を覚えてもらうことができました。

「船外機」の設計を手掛けるマリン設計課に配属されてからは、実践的なOJTがスタート。上司の指示のもとで少しずつ実務に携わり、仕事を覚えていきました。私のOJT担当は、理解できるまで丁寧にわかりやすく説明してくれる方。また、すぐに答えを教えるのではなく、ヒントを与えて自分で気づくよう導いてくれたおかげで、主体的に考える習慣がつきました。夏には、会社の費用サポートを受けて「2級小型船舶操縦士」の免許を取得。また、10月には2週間ほど工場研修に参加し、「船外機」の組み立てに携わって製品理解を深めることができました。

印象に残っているのは、入社1年目から設計の仕事にチャレンジできたことです。3DのCADを使って、実験で使用する“治具”と呼ばれる補助パーツを手掛けました。レイアウトして図面に落とし込み、加工会社から見積もりを取って製作を依頼、と設計の一連の流れを経験できたのが大きな収穫。自分が設計した“治具”が完成し、社内で使われているのを目にしたときは感慨深かったです。

現在は、新製品の電装部品の設計に携わっています。ベースとなる仕様は決まっているものの、自由にアイディアを活かせる範囲が広いのが特徴。入社2年目ながら、モノづくりの醍醐味を存分に味わうことができています。現在の直属の上司は、「自分が本当に欲しいものを作りたい」という信念を持ち、いっさいの妥協を許さないタイプ。そんな上司に少しでも近づくことが、今の私の目標です。
〈K.Mさん〉

企業研究のポイント

「“好きこそものの上手なれ”という言葉があるように、好きなことを見つけて、それを追求できる会社について企業研究を深めていきましょう。好きなことが見つからない方は、趣味に関連した業界や職種に注目してみるのがおすすめです。同時に、興味の有無にかかわらず、いろいろな企業の情報をチェックしてみてください。多くの情報に触れることで、自分の可能性を広げられると思います」〈K.Jさん〉

「企業研究の際は、最初に業界や職種を絞り込むのではなく、幅広く見てまわりましょう。多くの会社が集まる合同企業イベントに参加すると、効率よく情報収集できると思います。また、視野を広げることで、新たな“興味の芽”が見つかるかもしれません。理想の会社と出会うためには、社風もしっかりチェックすること。積極的にインターンシップなどに参加し、職場の雰囲気が自分に合うかどうかを見極めてください」〈T.Yさん〉

「私は企業研究の一環で、有価証券報告書までしっかりチェックしました。その会社の今後の方針などがリアルにわかるので、企業研究を深めるうえで役立ちますよ。また、実際に働いている先輩社員の声に耳を傾けることも大切。仕事内容への理解を深められるだけでなく、職場の雰囲気も肌で感じることができるでしょう。ぜひ先輩社員と接してみてください。社風がよくわかるはずです」〈K.Mさん〉

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「船外機」と「可搬消防ポンプ」の開発に注力する若手社員たち。そのほか、まったく新しい次世代製品の研究・開発を担う、開発課で活躍しているメンバーもいる。

マイナビ編集部から

100年以上にわたって培ってきた小型エンジンの技術力を武器に、「船外機」と「可搬消防ポンプ」を世に送り出した「トーハツ」。同社の「船外機」は100以上の国や地域で使用されており、「可搬消防ポンプ」は国内で高いシェアを誇っている。この事実が、技術力の高さをしっかり証明していると言えるだろう。

同社の特徴は、業界で強い存在感を発揮している会社ながら、500名規模の組織だということ。一人ひとりの技術者の役割が大きく、早い段階から責任ある仕事にチャレンジできる。開発の一部分だけでなく、トータルで携わることができるのもポイント。今回取材した先輩たちのインタビューからも、モノづくりの醍醐味が存分に味わえる職場だということがよくわかった。

任せたら任せっぱなしではなく、手厚いフォロー体制が整っているのも同社の魅力だ。オープンな社風で何でも聞きやすく、理解できるまで付き合ってくれる先輩ばかり。しかも、アドバイスに対して、疑問があったら遠慮なく質問ができる雰囲気だという。そういう環境だからこそ、若手のうちから安心して大きなチャレンジに挑むことができ、スピーディに成長していけるのだろう。

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モノづくりのおもしろさを存分に味わえる完成品メーカー。しかも、世界中で使われる製品の開発に携われるのが大きな特徴だ。

会社概要に記載されている内容はマイナビ2025に掲載されている内容を一部抜粋しているものであり、2026年卒向けの採用情報ではありません。企業研究や業界研究にお役立てください。

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