最終更新日:2025/5/13

人の森(株)

  • 正社員

業種

  • 建設
  • 設備工事・設備設計
  • 建築設計
  • 建材・エクステリア
  • 商社(建材)

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

公共工事というやりがいの大きな仕事に、何度も挑戦できる環境

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施工管理の仕事の魅力、やりがい

神奈川県海老名市に本社を構え、公共インフラに関わる工事や材料の調達、フィットネス事業などを行う、人の森株式会社。今回は施工管理を担う2名の社員に、仕事や会社の魅力を伺った。

金子 由理香さん
社会環境を支える部 プロジェクトリーダー(2013年入社)

唐澤 孝明さん
社会環境を支える部(2019年入社)

「人の森」で活躍する社員の横顔

健康維持とリフレッシュを目的に、フィットネスに通っている金子さん。「仕事のオンとオフの切り替えに運動が最適です」と笑みが浮かぶ。
野球やバスケットボールなどのスポーツが好きで、休日にはよく観戦に行くという唐澤さん。「直近の目標は1級土木施工管理士の資格取得」だという。
施工管理職にとって大切なのは、とにかく現場に出てさまざまな仕事を経験すること。上司の手厚いサポートを受けながら挑戦できる環境がある。

若手のうちから責任あるポジションを任せてもらえたことが、成長につながった

私は大学院で交通工学を専攻し、その中でも土木材料の水質浄化に関する研究をしていました。その知識を生かして、社会貢献度の高い仕事をしたいと思い就職活動をした結果、当社と出合うことができました。私の出身地は埼玉県ですので、当社の拠点である神奈川県央地区には詳しくありませんでしたが、選考時に感じた社風から「この会社で頑張りたい」という気持ちになりました。

入社後に配属されたのは、「社会環境を支える部」でした。ここは主に土木工事を手掛ける部署で、施工管理の仕事をしています。尊敬する父も土木の施工管理職でしたので同じような仕事に従事できてうれしい限りです。

配属からいままで、道路工事や河川工事などさまざまな現場で施工管理を経験してきました。現場代理人をとして一番印象に残っているのは、5年目に携わった神奈川県が発注者の公共工事です。厚木と座間を結ぶ橋の耐震補強工事でした。橋梁の工事自体が初めてだったので戸惑いもありましたが、上司にサポートしてもらいながら何とかやり遂げることができました。川の水を避けながら工事をするために、当初は横に井戸を掘りながら工事を進める方法が予定されていたのですが、当社が鋼矢版(シートパイル)で橋梁を囲む工法を提案し、「そのほうがリスクが少ない」と神奈川県の担当者に評価していただき、県が設計変更までしてくれてこの工法を採用していただきました。

結果的にその耐震補強工事は、県から優良工事として表彰されました。それまでの苦労が吹き飛ぶくらいうれしかったですね。こうして順調に経験を積むことができているのは、若手のうちからチャンスを与えてくれる会社のおかげです。現在は国交省が発注者である川崎港東扇島の排水設備工事に携わっています。現場代理人は後輩の唐澤くんで、私はサブ担当です。私が上司にしていただいたように、今度は私がしっかりサポートしたいと思います。

各現場には規模にもよりますが2~4名の担当者が配置され、協力業者や職人さんの力を借りて工事を進めます。特に若手の頃は職人さんにいろいろな仕事を教えてもらえるので、本当に恵まれた環境です。女性の施工管理はまだまだ少ない状況ですが、特別なスキルなどは必要ないので多くの方に挑戦してほしいと思います。もちろん大変なときもありますが、完成したときの喜びはとてつもなく大きいです。
(金子さん)

先輩が親身になってサポートしてくれるから、責任ある仕事を遂行できる

大学時代は土砂災害などの自然災害を研究していました。当社への入社を決意したのは、勉強したことが活かせる会社だと思ったからです。神奈川県内で生まれ育ったこともあって、地元に貢献できるイメージも湧き、興味を持ちましたね。

でも本質的なところを言えば、最終的に入社を決める要因になったのは社員の人柄なんです。通常、内定を学生に通知した企業さんは、その学生を逃したくないため早く内定承諾書を欲しがるものです。ただ当社の場合はちょっと違いました。「唐澤くんにとって一番良い道を選んでほしいから、返事はいつでもいい」と言われたんです。少し心の準備をする期間がありました。会社都合ではなく、私自身の考えをまとめる時間を与えてくれたことが私の心に響き、この会社で頑張りたいと強く思いました。

入社後2カ月間の研修の中で面白かったのは、新入社員が複数の班に分かれて新規ビジネスを企画し、それを基に2カ月かけて具体化するというものがありました。私の班は青汁を混ぜてつくったプリンを販売するというビジネスを企画し、実際に社内で販売展開しました。材料の仕入れ価格から、何円で何個販売すれば運営していけるのかを計算するなどしてビジネスの感覚をつかみました。本当に良い経験になりましたね。

研修後は、「ジオのみらい調査部」に配属されて地盤調査を行いました。学生時代に学んだ地質の知識を生かせてやりがいもあったのですが、「社会環境を支える部」が繁忙期に入ってからはそちらを手伝うようになりました。この仕事は面白いなと思いましたね。そして2年目に完全に異動し施工管理を担当しています。そこで私は、外で仕事をするのが好きなんだと気づきました。大勢の協力業者さんと仕事をするのは予想していた以上に楽しく、今のポジションに満足しています。

現在は川崎港東扇島の排水設備工事で、自身2回目の現場代理人という責任者の立場で仕事をしています。先輩の金子さんに支えてもらいながら、責任者としての仕事に挑戦しているところです。この立場になってから発注者の方と折衝することが増えましたが、その際も金子さんはまず私のやり方を尊重してくれます。そしてその後「こういう考えもあるよ」と助言をくれます。自分で考えて動き、困ったときはサポートしてもらえるというこの環境は本当に恵まれていると思います。早く独り立ちできるよう頑張りたいですね。
(唐澤さん)

施工管理という社会貢献度の高い仕事に、恵まれた環境で取り組むことができる

当社の社風は、各部署ごとの壁がなく社員がみんなフランクです。また固定概念に縛られず新しいことへの挑戦意欲がある会社です。切り開く、イメージを変える、という取り組みこそがが当社の魅力です。

マネージメントする立場になりましたが、私自身もまだ勉強中です。会社に入ってから1級土木施工管理士とコンクリート技士の資格を取りました。これからもたくさんの工事に関わって、経験を積んでいきたいと思います。入札業務にも積極的に携わり、国や自治体からの仕事をコンスタントに受注したいですね。勉強を続けて工事費用の積算にも対応できるようになり、そのノウハウを後輩にも伝えたいと思っています。

就活生の皆さんへのアドバイスは、周りの友人の就職先が決まっていく中で不安を感じたときの対処法です。雰囲気に流されてはいけません。自分が本当にやりたいことは何かを落ち着いて、慌てないでほしいなと思います。もし当社に興味を持っていただけるならうれしいですね。勇気をもって一歩踏み出してきてください。“ウチの会社”ならあなたに未来を見せてあげられます!
(金子さん)


当社の現場事務所には、洗練された雰囲気があり環境が整っているところが自慢です。訪問された発注者の方などに褒められることも少なくありません。現場事務所にフィットネスマシンがあるなんて魅力的だと思いませんか?

社員の健康への意識が高いのも、当社の特徴だと思います。現場に出ると外食が続いて野菜不足になりがちです。私は会社に対して「現場で野菜を食べて健康になりたい」と要望を出しました。すると、それが採用されたんです。現場には週2回、野菜サラダが運ばれてきて格安で購入することができます。大人気なので職人さんたちの長い行列ができます。その景色を見ると自然に笑みがこぼれますね。

私のような若手の意見に、きちんと耳を傾けてくれることには本当に感謝しています。だからこそ自身が早く成長して、後輩社員を指導することで会社に恩返ししたいと思っています。施工管理はもちろん楽な仕事ではありませんが、挑む価値のある仕事だと感じています。大勢の人と一緒に働いて協力することの大切さを学べますし、インフラを支えて人々の生活に貢献する手応えも感じられます。まさに、誇りを持って取り組める仕事です。
(唐澤さん)

学生の方へメッセージ

人の森株式会社には「社会環境を支える部」のほかに、「未来の森を育む部」「水でみんなを潤す部」など12の部署があります。

ユニークな部署名の数々ですが、それぞれが社会で果たす役割を表しており、すべての部署が「社会のお役に立つ」という会社の理念に基づいて活動しています。世の中のお役に立つ仕事をすることは、結果的に私たち社員も幸せになれるというのが当社の考え方です。

また、社歴に関係なくやる気を示す社員に責任ある仕事を任せると同時に、社員一人ひとりが自分の能力を最大限に発揮できるよう、働きやすい環境を整えています。新人がわからないことがあったときに孤立することのないように、先輩社員はしっかりフォローします。現場で少しずつ経験を積みながら、着実に成長できるはずです。

重要な工事に携わるので仕事中は気が抜けませんが、作業効率を高めてなるべく残業しないようにしています。プライベートタイムはゆっくり過ごし、しっかりリフレッシュしてから翌日の仕事に臨めるでしょう。社会のお役に立つ仕事を通じて成長したい、自分の人生をより輝かせたいという前向きな方のチャレンジをお待ちしています。

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洗練された雰囲気のオフィス。心地よい空間で仕事をしている社員たちのモチベーションは高い。

マイナビ編集部から

インタビューした2人は、「社会環境を支える部」で上司・部下の関係にある。しかし、現在お二方が携わる工事では、部下の唐澤さんが現場代理人を担当し、上司の金子さんはサブを務めている。この体制からも、人の森がいかに若手育成に注力しているかが伝わってくる。先輩に支えられる若手社員は、自分も後輩を支えたいという意識が生まれる。それが、お互いを思いやる社風の醸成につながっているのだ。

同社は「ウェルネス社会を創る部」でフィットネスクラブの運営も行っており、社員の健康意識も高い。現場に直行直帰を繰り返す社員のためにと、外食続きで野菜不足にならないように現場で野菜サラダを販売する。どのような仕事をするにしても、必要になのは健康な体である。そのことを承知し、行動に移しているところからも社員への愛情が感じられた。

「地球に調和を。社会に豊かさを。人々に幸せを。」という同社のスローガンは、企業使命にある「知恵と個性と専門性を持ち寄り人の幸せをつくり人類に美しい貢献をしていくことです。」という言葉に落とし込まれ、さらにそれは「従来の活動領域に固執せずまた、仕組みや価値観に縛られることなく社会にとって真に意味ある企業活動を展開していきます。」という宣言をもって、言葉を紡ぐだけではなく実行力を伴った具現化に導くという力強い意志表示に表れている。我々は活力ある生命体として挑戦意欲を持ち続ける存在でいたい。

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従来の考え方にとらわれず、新しいことに挑戦しつづける人の森。大勢の人を喜ばせる存在として、企業イメージの向上にもこだわっている。

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