最終更新日:2025/4/10

日本ガスケット(株)【大豊グループ】

  • 正社員

業種

  • 自動車・自動車部品
  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 金属製品
  • 非鉄金属

基本情報

本社
愛知県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ものづくりの醍醐味を存分に味わえる、活躍のチャンスがたくさんある会社です!

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先輩社員の活躍ぶりをクローズアップ!

自動車づくりに欠かせないガスケット、その技術を基に電動化部品への飛躍を目指す日本ガスケット(株)。同社で活躍する先輩社員に、仕事のやりがいや今後の目標、会社の魅力などについてお聞きしました。

【写真左から】
◆T.Rさん:開発部 電動製品開発室/2017年入社
◆N.Rさん:ガスケット技術部 量産設計室/2021年入社
◆Y.Mさん:開発部 抄造FRP開発室 主任/2010年入社

日本ガスケットの働きやすさについて

「有給休暇の消化を会社が推奨しているため、余程忙しくない限りは自分の都合に合わせて取得できます。私も有休を活用してしっかりリフレッシュしています」(N.Rさん)
「フレックスタイム制を導入しているため、個人のライフスタイルに合わせた働き方ができます。また、上司とも距離が近く、相談しやすいのも当社の魅力です」(T.Rさん)
「当社はコンプライアンスを遵守しており、有給休暇の申請を却下されたことがありませんし、残業時間の削減にも取り組むなど、とても働きやすい職場環境です」(Y.Mさん)

自分が良い設計をして量産製品を生み出せたときに大きなやりがいを感じます。

趣味でクルマの模型づくりなどを行っていた祖父の影響もあり、将来は自動車関連の仕事に就きたいと思っていました。自動車部品の中でも、当社の主力製品であるガスケットには馴染みがなかったからこそ、「面白そう!」と興味を惹かれたのが入社を決めた理由です。

入社以来、ガスケット技術部の量産設計室に在籍しています。配属後の最初の約1カ月間はOJTで手厚い指導をしていただきました。具体的には、ガスケットの役割や各部位の名称をはじめ、ガスケットを装着する自動車部品などを含めた様々な専門用語を一から学べただけでなく、設計の基本についても先輩の仕事を手伝いながら覚えることができました。急かされるようなことは一切無く、わからないことは先輩にすぐに確認しながら、実践に向けた準備をしっかり整えることができました。

量産設計室では、ガスケットの新規製品の設計と既存製品をより良くする改善の業務を行っています。例えばコスト低減を図るために材料を変更した場合の評価などに携わりました。3年目頃からは新規製品の設計を行っています。改善業務ではルールに沿って進めれば大きな問題はありませんでしたが、新規の設計では壁にぶつかることが多く、過去の知見を調べるなどして解決策を見つけ出すのが苦労する点ですね。そういった大変さがあるからこそ、自分が良い設計をして量産製品を生み出せたときには大きな達成感が得られます。

日頃から意識しているのは、主体的に取り組むことです。受け身の姿勢でやっていると流れ作業感が生まれてしまうため、自分から質問や提案をすることを心がけています。その点、当社は悩みを一人で抱え込まずに、「積極的に相談していこう」という社風が息づいており、困ったときには周囲のサポートを得られるので心強いです。
4年目になって自分からいろいろと提案ができるようになり、成長の手応えを感じています。今後は、自分が後輩を指導する立場になっていくため、私自身が先輩にそうしていただいたように後輩が相談しやすい環境づくりをしていきたいです。また、自分が培ってきた知見を後輩のためにデータとして残していきたいですね。
(N.Rさん)

様々な経験を積んでキャリアアップ!自動車向け電動製品の開発に挑んでいます。

大学時代は機械学部で学び、4年生のときには研究室でガソリンエンジンの燃焼に関する研究に取り組みました。当社への入社を決めたのは、元大手自動車メーカーに勤めていた教授に推薦していただいたことがきっかけです。入社前は、ガスケットについて詳しくは知りませんでしたが、クルマのエンジンの中で発生する燃焼ガスや潤滑油、冷却水などが漏れないようにシールする非常に奥深いものだと興味を感じていました。

入社して最初はガスケット技術部の量産設計室に在籍。半年後からは開発部の応援要員として、ガスケットの基板にコーティングするゴム塗料の開発に携わりました。そこでの業務が面白かったことから異動願いを出して以来、開発部でゴムの新しい材料開発に取り組んでいます。
2年ほど前からは、ガスケットの開発で培ってきた技術を応用発展させて、新規の自動車向け電動製品の開発に取り組んでいます。新しいことばかりのため、チームのみんなで一から考えて開発を進めているのですが、直面した課題を解決できたときにはうれしさを感じます。また、電気のことなど自分が今まで知らなかった領域を、仕事をしながら学ぶことができ、知見がどんどん広がっていくことにもやりがいを感じています。

目下の目標は、いま開発に取り組んでいる製品をお客様に認めてもらえるレベルのものに仕上げることです。将来的には量産化につなげ、市販されるところまでもっていくことを目指しています。苦労はありますが、日の目を浴びるときが来ることを信じて粘り強くやっていきたいです。

私は入社して8年目になりますが、これまでにガスケットの量産設計、新規のゴム材料の開発、そして電動製品の開発と、自分が望む様々なキャリアを積むことができています。当社の特長として、毎月1回の上司との面談や、社員一人ひとりが作成する年間計画表に自分の今後のキャリアビジョンについて書くことなどを通じて、自分の想いを会社に伝えることができます。すべての希望が叶うわけではありませんが、多くの経験を積めるチャンスがあり、キャリアアップできる会社ですよ。
(T.Rさん)

新製品の開発は、乗り越えなければいけないハードルが高いからこそ面白い!

私が在籍している抄造FRP開発室では、新製品の開発を行っています。当社ではかつて、主力製品のガスケットを日本伝統技術である和紙の紙抄き技術(抄造技術)で製造していました。その技術を用いて、ガスケット以外の分野で使用される新規材料の開発に取り組んでいます。具体的には、炭素繊維にマトリックス樹脂を複合させたFRP(Fiber Reinforced Plastics:繊維強化プラスチック)材料の開発を進めており、それを素材とした様々な形状の部品づくりを目指しています。主には自動車向けで、部品の大幅な軽量化を図れるのが最大のメリットです。金属とほぼ同等の強度を保ちながら、部品重量を1/3程度にまで抑えられ、燃費の向上に寄与します。

新製品の開発は、多くのやりがいがあります。一つは、乗り越えなければいけないハードルが非常に高いこと。何度も壁にぶつかりながらも、その壁をクリアしていくのが醍醐味です。新製品の開発はわからないことだらけで、ひたすら過去の文献を調べたり、様々な知見を備えたメンバーの力を合わせて解決策を見つけ出せたときの達成感はひとしおです。

ときには文献を調べ尽くしても乗り越えられないような壁にぶつかることがあります。それを突破するために役立っているのが、当社が福利厚生の一環で導入している、付与ポイント(5万円相当)を多用途に利用できる制度です。その制度を活用して様々な講座を受講し、新しい知識や技術を身につけられるのもやりがいの一つですね。

いま私は主任として複数のメンバーをまとめる立場にあります。日頃、後輩に伝えているのは、「一人で悩み過ぎないようにする」こと。悩むことは大切ですが、悩み過ぎるとゴールに辿り着けないことが多く、時間を浪費してしまいます。ですから、例えば「悩む時間は10分」と決めて、それでもわからないことは私をはじめとする周囲の誰かに相談するように促し、開発を前進させています。今後は、新規事業を立ち上げていくことはもちろん、チームのメンバー一人ひとりが開発に取り組む中で成長を感じられるように導いていくことが私の役目だと思っています。
(Y.Mさん)

学生の方へメッセージ

当社は和気あいあいとした社風で、何か困ったときには上司や先輩に気兼ねせずに相談することができる働きやすい職場環境です。社員同士の仲がとても良く、仕事以外でもゴルフや旅行を楽しみながら交流を温めていますよ。
また、年次やキャリアに関係なく、私のような入社したばかりの若手にも活躍のチャンスをどんどん与えてくれます。そのため、向上心や主体性のある方にはやりがいを感じられるお勧めの環境です。
(N.Rさん)

当社は福利厚生が手厚いです。支援制度の一つとして、ポイントを多用途に利用できる選択型福利厚生制度があります。毎年社員一人ひとりに5万円相当のポイントが付与され、スポーツ施設の利用や旅行、クルマの部品交換、自己研鑽の講座受講など様々な用途に利用可能です。他にも、フレックスタイム制や、残業をしない定時デーなど、プライベートも大切にできる支援制度が充実しています。なので、多くの企業の福利厚生にも着目してみてください。
(T.Rさん)

当社では主力製品のガスケットだけでなく、開発部の抄造FRP開発室では新しい材料やそれを利用した新製品の開発を行っていますし、電動製品開発室では全固体電池関連製品や燃料電池関連製品の開発に取り組むなど、新規事業にも力を注いでいます。ですから、自分が中心となって新しいことにチャレンジしたいという方が当社の一員になっていただけたらうれしいです!
(Y.Mさん)

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社員の皆さんが自信を持って語るのが「働きやすさ」。先輩はもちろん、上司にも気軽に相談できる風通しの良い職場環境で、若手も安心してのびのびと働くことができる。

マイナビ編集部から

日本ガスケット(株)は、その社名からもわかるように、ガスケットを主力製品として手がけるものづくり企業。学生の皆さんはあまりガスケットには馴染みがないかもしれないが、自動車づくりには欠かせないシール製品で、エンジンを構成するパーツとパーツの接合面から燃料ガスや潤滑油、冷却水などが漏れないように気密性を保つ重要な役割を担っている。
同社は世界一のガスケットメーカーを目指す一方で、ガスケットだけに固執することなく、新しい事業にも果敢にチャンレンジし、更なる成長を目指している。

ものづくりの醍醐味を存分に味わうことができる仕事の魅力もさることながら、今回の取材を通して強く感じたのは、働きやすい環境が整っていることだ。N.RさんとY.Mさんが語っていたように、同社には「悩みを一人で抱え込まない」ようにする風土が根付いており、上司や先輩に相談しやすい環境が整っている。加えて、土日祝日は休みで、有給休暇も取得しやすいうえに、フレックスタイム制を導入するなど福利厚生が充実。ワークライフバランスが取りやすいのも大きな魅力だろう。さらに本社の3階オフィスをリニューアルするなど、快適な職場環境づくりにも注力していることを伝えておきたい。

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愛知県豊田市に構える本社。2025年1月にリニューアルしたばかりの3階オフィスは、いろいろな席を用意し従業員のワークスタイルに合わせ選択できる。

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