最終更新日:2025/4/15

モリタグループ【(株)モリタホールディングス(東証プライム上場)、他5社】[グループ募集]

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 輸送用機器(船舶・航空・宇宙関連など)
  • 機械
  • 自動車・自動車部品
  • 環境・リサイクル

基本情報

本社
東京都、大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

「人と地球のいのちを守る」をテーマに、社員一人ひとりが社会貢献に挑む。

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モリタグループの多彩な仕事を一挙に紹介!

モリタグループは、消防車や消火器といった防災製品をはじめとして、環境を守るリサイクル機器、環境衛生の向上に貢献する環境保全車に至るまで多彩なモノづくりに携わっている。

■只熊 健太さん/モリタATIセンター Eラボ
■久保田 緑さん/モリタ 関西支店 営業課
■井ノ口 晴菜さん/モリタ宮田工業 CS営業部 CS課
■生島 博さん/モリタエコノス 生産企画部 生産技術課
■西野 達也さん/モリタ環境テック 技術部 開発課

※所属、インタビュー内容は取材当時のものになります。

仕事風景、拝見!

(只熊 健太)「消防車両×IoTの技術開発を推進しています。私を含め電気・電子・情報を学んだ社員が多く、知見を結集して前例のない技術の開発・実用化に挑んでいます」
(久保田 緑)「女性社員も多く、部署を超えた女性ネットワークもあります。お客さまと一緒につくっていると感じられ、また整備などを通じて長く付き合えるのも魅力です」
(井ノ口 晴菜)「防災や環境保全という社会にとって"なくてはならないもの"を提供し、人命を守っている会社で働くというやりがいと責任を日々、実感しています」
(生島 博)「上司や社長との距離も近く、新人でも意見やアイデアを言うことができ、任せてもらえます。溶接工程の自動化を推進する中心的な存在になっていきたいですね」
(西野 達也)「自分の設計通りに機械が完成し、無事納入出来た時は大きな達成感がありますよ」

IoTの可能性を切り拓き、災害現場を革新する

電気情報工学を専攻した私が就職活動の軸にしたのは、「社会を支える研究・開発に携わりたい」という思いです。人命にかかわる消防車の開発はまさにそうで、スマート化や自動化などに電気・電子・情報分野で学んだ知識・経験を活かせると考え、入社を決めました。

入社後2年間は、はしご車の揺れを抑える制振制御装置の開発を担当し、3年目からグループ全体の基幹技術を研究する自社研究機関「ATIセンター」の一員に加わりました。それ以来取り組んでいるのは、IoTによって消防車両の故障予測・検知を行うデジタルソリューションです。消防車両は24時間365日稼働ができる状態にあることが求められ、万一の故障を未然に防ぐことが重要になります。そこで、車両に搭載したセンサを通して車両の稼働状況や放水量などのデータを収集し、どの機能に負荷がかかり、劣化が進んでいるかなどを明らかにし、適切な点検・メンテナンスにつなげるという技術の開発を進めています。すでに車両データを一元管理するWEBシステムや分析結果のレポーティングサービス、故障原因究明などの運用をスタートし、開発の手応えを得ているところです。今後は消防隊員が装着するウエアラブルデバイスと合わせて、人・車両・消防本部をつなぎ、災害現場の遠隔監視や支援へつなげたいと意気込んでいます。

モリタの消防車両は、最先端のセンサやIoT端末の結集体。それらをどう活用するか、いわば「消防DX」に挑んでいるのが私たちなのです。自ら手がけたプログラムによって車両・データを操り、その技術が社会貢献に直結しますので、やりがいは格別です。私は、消防団の活動もままならないような過疎地の出身。今後、スペシャリストとして専門性を高めながら、IoTによる遠隔支援や自動運転車両の実用化を叶え、過疎地の課題解決の力になりたいです。
(只熊 健太)

1台1台オーダーメイドでつくりあげていく面白さ

入社を決めた理由は、モノづくりに何らかの形で携わり、社会に貢献できる仕事をしたいという私の思いにも合致していたことに加え、人事担当者がいきいきとしていて「本当に会社が好きなんだな」と感じたこと。長く続けていくためには、「会社が好き」というのは大切な要素だと思います。

私たちが扱う消防車は1台1台が、お客さま(消防署や消防団)のニーズに合わせたオーダーメイド。例えば寒冷地だとポンプに不凍液を用いたり、地域特性によって積載品も一つひとつ異なり、同じものは2つとありません。お客さまの要望を丁寧に聞き取り、どういう仕様にするか、打ち合わせを重ねて細かい部分まで詰めていきます。もちろん予算もあり、それに合わせて何を優先するかも重要なポイントです。お客さまと二人三脚で「一緒につくっている」という実感が得られるのが、この仕事の醍醐味です。
多くの打ち合わせ時間を費やした結果、希望通りの消防車を納品できた時の喜びは格別。「来年度もまた任せたい」と言われると、「よし、がんばろう」とモチベーションも上がります。

最近では女性の消防隊員や消防団員も増え、軽量化や限られたスペースでいかに取回しやすさを確保するかなど、取り組むべき課題も増えています。誰にでも使いやすく、体への負担軽減につながる、よりよい消防車を追求していきたいと思います。
(久保田 緑)

命を守る消火設備だから、常に正常な状態に!

私は、ビル管理会社や病院などのお客さまを定期的に訪問し、消防設備の点検や改修工事などを行うCS課に所属しています。CSは、Customer Satisfaction(お客さま満足)の略で、「売って終わり」ではありません。「命を守る消火設備だからこそ、最後まで責任を持つ」というモリタグループの姿勢がここにも現れていると思います。
点検する消火器やスプリンクラーなどの消防設備は、消防法や所轄の消防に準拠するため、幅広い製品知識と経験が必要になります。例えば、消火器1つをとっても、粉や水、ガスなど使っている消火剤も違いますし、用途によっては特殊なものもあります。現場に行ってみて初めてわかることも多く、それだけに毎日が新鮮で、トラブルが無事に解消した時のやりがいも大きいです。

不具合の原因究明や改修工事に必要不可欠なのが私たちの存在です。先日も、お客さまから不具合の連絡をいただき、現地調査をしたのですが、なかなか原因がわからず、3~4日かけてようやく改修につなげられた案件がありました。消防設備はなくてはならないもので、「もし改修が終わる前に何かあったら…」と思うだけで怖くなります。無事に改修できた時には、ほっと胸をなでおろしました。同時に、先輩や上司、それに協力会社の方に助けられて今の私がいるんだなと改めて感じました。
今後、女性の後輩も増えていく中で、「頼りになる先輩」と思ってもらえるよう、スキルアップにより一層励んでいきたいと思います。
(井ノ口 晴菜)

ゴミ収集車の大型プロジェクトが進行中!

学生時代は自動車の排ガスの触媒研究をしていて、広く自動車業界に興味がありました。設計や製造に関する特別な知識はありませんでしたが、新たな領域にチャレンジしてみたいと入社を決めました。
ちょうど20年ぶりの4機種すべてをフルモデルチェンジする大型プロジェクトが進行中で、入社早々から参加することができたことはとてもうれしかったですね。1年目は先輩の設計をもとに、課題を抽出し改善していく作業を担当。工具の使い方から、設計図の見方など初歩的なところから丁寧に教えてもらい、実践の中で基本を身に付けることができました。

2年目には3機種目となる「プレスマスター」のモデルチェンジ・プロジェクトもスタートしました。「プレスマスター」のコンセプトは「従来のゴミ収集車のイメージを刷新する新時代の塵芥車」。作業者の負担を減らす画期的な構造・機能性に加え、見た目の格好よさにもこだわった新型車です。私は生産設備の構築に欠かせない治具の設計や製作・改善などを担当。自らの設計に基づいて試作品をつくり、形状や工程など詳細にわたって検討し、改善を繰り返していきました。
2016年末にリリースされた「プレスマスター」は、展示会などでも大変好評で、世界に名だたるデザイン賞も受賞しました。自分が関わったものが、高い評価を得て、また街中を走っているところを見ると大きな達成感があります。また塵芥車はどれもオーダーメイドなので、製品バリエーションが多く、工夫できる場面が多いのも魅力です。2017年から兵庫県三田市の新工場に移ったこともあり、新たなことに挑戦していこうという気運と活気にあふれています。
今後は特に溶接工程の自動化に取り組み、さらなる品質向上に貢献できるようになりたいと、溶接に関連する資格取得に向けた勉強にも励んでいます。
(生島 博)

お客さまの想いを形にする使命

機械設計ができる会社を探していたところ、モリタの採用ホームページで「1人で1台設計できます」とのメッセージが。1つの部品だけを専門に設計するのではなく、1人で最初から最後まで設計したいと思っていた私の想いと合致し、入社を決意しました。
入社して初めて関わった、新製品である3,500型シュレッダを納入出来た時のことは今でも心に残っていますね。約1カ月間の調整後、性能検査をして納入という工程だったのですが、新製品ということもあり、想定外の不具合が連続して起こったことに加え、季節は猛暑。心身ともにボロボロでした。なんとか調整を間に合わせ、祈るような気持ちで性能検査に臨み、無事納入出来た時は、それまでの人生で最大級の感動を覚えました。
設計というのは、お客さまの想いをカタチにすることができる仕事。しかし、あきらめてしまえば製品がこの世に生まれることはありません。どんな困難にぶち当たっても、試行錯誤を繰り返し、必ずお客さまの満足するものを納入することが私の使命だと考えています。
鉄スクラップ処理機械メーカは、国内外問わず多数ありますが、モリタ独自の構造・機能を持った機械を設計し他社との差別化を図ることが今の私の夢ですね。
(西野 達也)

人事担当者より、学生のみなさんへ

モリタグループでは「成果重視の公平な評価」「人財の登用」を柱に人財を育成。より変化に強く、成長できる会社を目指しています。特に人財の育成には力を注いでいます。入社後3年間は育成期間とし、一定の環境で働き方を身に付けることに専念。特に1年目にはメンターが付き、丁寧にマンツーマンで新入社員をサポートします。そして入社4年目には、今までに養った能力について3年間の成果を社長や役員にプレゼンし、中堅社員としての自覚を育みます。

またモリタグループは、経営戦略として、働き方の改革や女性の活躍推進を柱に、年次などに関係なく、多様な価値を尊重するダイバーシティマネジメントに取り組んでいます。すでに女性社員の産休・育休の取得率は100%で、さらに各人財が能力を最大限に発揮できる環境を整え、その能力を成果につなげていくことを目指しています。その第1ステップとして、年間の採用者数の4割を女性とするなど、女性の活躍推進に取り組んでいます。
(人事部 人財開発課 課長)

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研修制度や社内の勉強会、社外研修、各種セミナーなどスキルアップのためのバックアップ制度が充実。一人ひとりの成長意欲に応える環境が整っています。

マイナビ編集部から

消防車のトップメーカー「モリタ」を中心に構成され、消火器や消火設備、リサイクルプラントなどに設置されている切断機、バキュームカー・ゴミ収集車などの開発・製造・販売を幅広く手掛けるモリタグループ。消防、防災、環境など、いずれの事業領域も社会貢献度が高く、安定基盤を築き上げている。

しかし、同グループは決して安住することなく、先端技術の開発に挑み続けている。2023年7月には研究施設「モリタATIセンター」を新設し、分散していた研究開発拠点を集約。実験場や模擬マンション、11階建ての訓練棟などを備え、上記で登壇した只熊さんをはじめ、機械・電気・電子・情報・化学・デザインなどさまざまな専門分野を持つ研究職の皆さんが知見を結集させている。

気候変動や災害、環境問題、戦争など、昨今の社会にはさまざまな難題が表面化している。同グループはそうした状況に真摯に向き合い、あらためて社会課題の解決をめざす企業であり続けることの意義と使命を強くしているという。そこで2023年、これまでの企業理念を再構築し、「モリタフィロソフィー」を制定した。そのパーパス(当社の社会における存在理由)には、「安心」を支える技術と絶えざる挑戦で人と地球のいのちを守るとある。同社のすべての事業・仕事は「人と地球のいのちを守る」ことにつながり、その使命感をもって挑戦を重ねる日々は充実感にあふれたものになるはずだと取材を通して感じた。

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これまでに製品・技術を数々生み出し、グローバル企業へ躍進するモリタグループ。文系・理系を問わず、社会貢献への情熱とチャレンジ精神を存分に発揮できる環境だ。

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