(株)薬王堂

調剤業務全般です。ピッキング、監査、投薬がメインですが、他にも業務内容は多岐にわたります。投薬後は必要に応じて電話によるフォローアップや処方元への服薬情報提供書の提出などを行います。また、錠剤やカプセルが飲めない、薬の管理が大変、といった相談を受けた場合には剤形変更や粉砕、一包化などの提案による服薬支援を行います。生活習慣病では食事療法や運動療法も非常に重要です。ライフスタイルに合わせた簡単な日常生活のアドバイスも行っています。
薬剤師の一番の仕事は、患者さまが安心して薬物治療を受けられるようサポートすることだと考えています。そのため、いつも患者さまに寄り添った対応を心がけています。
私の現在の課題は、吸入薬を中心とした外用薬の適正使用の啓発です。外用薬は正しく使えていないと全く意味がないので、練習用キットを使用したり、使用方法の動画を見たりして理解を深めたうえで、患者さまへの指導に特に力を入れています。

勉強して得た知識や業務での経験を現場で活かすことができた時にやりがいを感じます。医療が進歩していく中で、日々の自己研鑽は欠かせません。国家試験は選択肢の中に答えがありますが、実際の現場は全く違っていて、明確な答えがないことの方が多いと思います。入社して間もない頃は自分の知識・経験不足が顕著でした。そこで、隙間時間をうまく利用して分からないことはすぐに調べ、それでもまだ疑問が残る場合は先輩薬剤師に質問するようにしました。その結果、少しずつ分かることが増えてきて、患者さまに対しても自信をもって答えられるようになってきました。もちろん誰もが皆全てを知っている訳ではないので、信頼できる情報源をうまく活用する力も求められます。患者さまが疑問に思っていることや悩み事にしっかり向き合い、一つずつ解決していくことも、安全な薬物治療を行うための手助けになると考えています。

もともと製薬企業に興味がありましたが、大学5年生の実務実習を終えて、患者さまと接する仕事がしたいと思うようになりました。なかでもドラッグストアの薬剤師は処方薬だけでなく市販薬、さらには健康食品や日用品など、より患者さまの暮らしに寄り添うことができるところに魅力を感じました。数多くのドラッグストアの中から薬王堂を選んだ理由は、東北で働き、東北に貢献したいという気持ちが強かったからです。
なぜ東北で働きたいと思ったのか、それは高校生の時に東北の方々のあたたかさに触れたことがきっかけです。私は生まれも育ちも神奈川県ですが、母が東北出身で、小さい頃から長期休みの日には東北へ遊びに行くことが多かったです。高校生の春休みに祖父母と街を散策していた時、地元の高校生が見ず知らずの私たちに対して挨拶をしてくれました！
それから6年後、業界研究や企業研究をしていくうちに薬王堂に辿り着き、「東北から世界の健康をデザインする」というビジョンや「地域の皆様の美と健康と豊かな暮らしに貢献する」という使命に共感し、この会社に決めました。