最終更新日:2025/3/3

(株)毎日広告社

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 広告
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基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

こだわり抜いて頑張ったことが、オンリーワンの強みに

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やりたいことに挑戦できる。だから仕事が面白い

曽我部 晋作 2020年入社(写真左)
メディア本部 デジタルソリューションセンター

岩崎 真友佳 2020年入社(写真右)
営業本部 第2営業部

毎日広告社は毎日新聞社グループの中核を担う広告代理店。チャレンジを歓迎する同社でのびのびと活躍している先輩2名にインタビュー。学生時代に頑張ったことや仕事の魅力などを語っていただいた。

仕事で大切にしていること

「陸上と同じく仕事も自分との戦いだと思います。どんな状況でも目標に向けて計画を立てて動く。コツコツと努力を重ねることでゴールが見えてきます」(曽我部)
「自分がやってみたいことは遠慮せずに上司や先輩にアピールしています。そうすることでクリエイティブから提案する仕事を担当できるようになりました」(岩崎)
プレッシャーを前向きにとらえることが大切と語る2人。一生懸命頑張った経験、仲間と一体となって乗り越えた経験がある方なら仕事に生かすことができるだろう。

陸上も仕事も“目標”を達成することは同じ(曽我部)

中学時代は野球をしていましたが、スカウトされたことをきっかけに高校では陸上部に。専門種目は短距離です。一番心に残っているのは最後のインターハイの予選で、県大会の決勝戦で走っている最中に肉離れを起こして途中リタイヤしたのです。それが本当に悔しくて、このままでは終われないと大学でも陸上を続けることを決めました。大学は陸上の強豪校で2年生になるまでに10秒85のタイムを出さないと即退部という厳しい部でした。当時は退部しないために必死で練習し、ギリギリでしたが何とか10秒80を出すことができました。この課題に向き合った日々とプレッシャーを乗り越えた経験は大きな自信になりましたね。目標タイムに向けて毎日どういう練習をしたらよいか。日々考え実践してきた7年間でした。

社会人では新しい土俵で勝負しようと思い、広告業界に飛び込みました。今はデジタルコミュニケーションのメディアバイイングやプランニングを手掛けています。デジタル広告全般のほか、出版社のデジタルメディアも担当しています。クライアントに合わせた広告の配信をメディアの方とやりとりして設計し、提案する仕事になります。

最近多いのがテレビ局の番組宣伝です。ターゲットが若い方なので、流行りのメディアをピックアップして「こんなターゲットでこんなユーザーに配信しましょう!」と提案しています。そのために日々SNSや動画配信サービスのトレンドをキャッチアップするように気を付けておりますが、動画配信サービスを愛用しているので趣味が仕事になっているところもあります。年末年始のテレビ特番では新しいメディアをどんどん提案し、売上に貢献することができました。

陸上では目標タイムがありましたが、広告にも売上や入稿という目標があります。達成するためにクライアントの前年の実績を参考に「何月にこの提案をした方がいい」と計画を立てて動くのですが、そこで学生時代にコツコツとやってきた部活での経験が活かされていると思います。プレゼンは0か100かの勝負なのでプレッシャーもあります。そんなときは獲得できたシーンをイメージして今やるべきことをやるようにしています。これも陸上でやっていたイメージトレーニングのおかげかもしれませんね。
(メディア本部/曽我部)

チームづくりで学んだ周囲をフォローすることの大切さ(岩崎)

兄の影響で小学生のときからソフトボールを始め、高校まで続けました。ピッチャーをしていたこともあり中学高校と部長をやりました。高校は初心者が多かったので、まずはソフトボールに一生懸命になってもらうことから始めました。そのためには自分が何をしなければいけなのかを考え、日々の行動に落とし込んでいく。それでもなかなか勝ち進むことはできなかったのですが、3年生のときに地区の大会で準優勝できたのです。その大会では部員1人ひとりが高い意識をもって臨めました。チームの成長を感じられて感慨深かったですね。

私は好奇心が強く、これがやりたいと思ったら即行動するところがあります。大学も東京ではできない面白いことがやりたいと思い、農業大学へ進学しました。サークル活動も同じく、壮大な踊りに感動してよさこいに入部。そこでもリーダーをやらせてもらいました。部活と違うのは大好きでやっている人ばかりではないということ。いろいろなモチベーションを持った人や性差、体力差がある中でどうしたらみんな楽しく踊れるか。そんなことを意識してチームをまとめていきました。

入社後は営業としてテレビ局やシューズメーカー、官公庁を担当しています。テレビ局は番組の宣伝を担当し、広告のアイディアを考えることもあります。メーカーは年2回新しいメッセージを発信するためクリエイティブも提案します。実は新聞広告はほとんどやっていません。デジタル広告や交通広告など総合広告代理店として幅広いメディアの提案をしています。

学生時代のさまざまな活動を通して大事にしてきたことは周囲にも気を配ってフォローすること。その経験のおかげで、仕事でもクライアントや社員など全方位でコミュニケーションを取るように心掛けることができるのだと思います。どんなに多忙であってもクライアントの方と直接会って話すことが大事だと思い、週に2~3回足繁く通いました。担当の方に「いつもスピーディに対応してもらい、助かってるよ!」と言ってもらえて嬉しかったです。クリエイティブと違って営業は何かを作れる仕事ではありません。だからこそ自分の働きを誉めてもらえたときはやりがいを感じます。
(営業本部/岩崎)

やりがいを感じた仕事や目標は?

ある靴のメーカーさんのお仕事で、20~30代をターゲットにSNSの広告を配信していました。最初は女性向けのクリエイティブでした。シーンに合わせたコーディネートを提案するもので、誰かと楽しく会話している写真などです。しかし男性は商品を見せた方が反響があるという分析結果があり、「商品単体で購入を検討するユーザーが多いのではないか」という仮説を立てました。そこで性別ごとにクリエイティブを分け、男性には商品にクローズアップしたクリエイティブを提案。結果数倍の反響があり大成功でした。広告の反響に一番近いところにいるのが私たちメディア担当。だからこそユーザーの反響はしっかり分析したいと思っています。結果は数字に表れるので達成感は大きいですね。

最近は広告が炎上することもあり、差別にメディアが関わってしまうニュースを目にします。私たちの仕事も多くの人に影響を与えるもの。だからこそ見た人がポジティブな気持ちになれるような広告を発信していきたいと思います。広告を通じて社会に良い影響を与えられる。そんな仕事ができるよう頑張ります。
(メディア本部デジタルソリューションセンター/曽我部)


官公庁の入札案件で、価格だけではなく企画を評価されたことです。それはテーマに対してどう啓発をしていくかを競う入札でした。そこで広報の目的を捉えて、どういうターゲット設定をするのかを1から考えて企画書を作り提案しました。自分でそのような提案をしたことは初めてだったので採択されてすごくやりがいを感じました。それをきっかけに官公庁からいろいろな入札に参加してほしいという依頼が来るようになり、さまざまな案件に携われるようになりました。

この案件で企画やプランニングの面白さを知りました。これからは一般企業の課題にも企画を提案できる仕事を増やしていきたいですね。そしてクライアントから頼ってもらえる関係を築きたいと思っています。
(営業本部/岩崎)

学生の方へメッセージ

企業研究を行う際、仕事を通じて「自分が何をやりたいか」「どんな出会いを求めているか」を考えておくことが大事だと思います。でも自分がやりたいことが分からない人もいるでしょう。そんな方はさまざまな仕事や人に出会える業界を選ぶのもありだと思います。広告業界もいろいろな業界の人と会うことができます。営業やメディア、マーケティング、管理など仕事も多種多様。毎回新しいことに取り組むので、自分に合った仕事を見つけられる可能性があります。好奇心が強い人にもおすすめの業界だと思います。
(曽我部)

気になったらとりあえずその企業を訪問し、インターンシップや会社説明会に参加してみることです。企業を知ることが一番だと思うので、その企業の人と話をしてみるといいと思います。それで自分に合うと思えば次のステップ進めていけばいいですし、合わないと思えば別のところを探せばいいのです。
私は農業大学出身ですが広告が好きだったこともあり、広告業界に絞って就職活動をしました。新卒のチャンスは一度きりなのでやりたいことに挑戦しようと飛び込みました。結果今はやりがいを感じながら働くことができています。学部にとらわれず好きなことに飛び込んでもいいと思います。
(岩崎)

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年次や社歴に関係なく、自由に意見を言い合えるフラットな組織が自慢。若いうちから責任のある仕事を任せてもらえるチャンスもある。

マイナビ編集部から

毎日新聞社のグループ会社として1948年に創業した同社。現在では総合広告代理店として新聞にとどまらず雑誌、テレビ、ラジオ広告、デジタルメディア広告、屋外広告、イベントなど多様な媒体を扱っており、メディアを駆使してクライアントの課題を解決する広告の醍醐味を味わうことができるだろう。
今回、お2人を取材して分かったことは「新しいメディアを提案したい」「企画から関わる仕事がしたい」という“やってみたい”という強い想いだ。若手のチャレンジを会社としても歓迎しており、仕事を心から楽しんでいる様子が伝わってきた。「社員数90名ほどの組織なので風通しがよく、自由にやりたい仕事ができることは魅力の一つ」と人事担当者。そのためには周囲の社員とコミュニケーションを取りアピールする姿勢も求められるだろう。
新聞社系列という信頼性から、ナショナルクライアントとの取引が多いことも同社の強みである。広告業界の最前線で自由にチャレンジできる環境は希少ではないだろうか。

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「先輩のクライアントの訪問に同行するなど現場に慣れることから始め、できることはしっかり任せてもらえた。新人へのサポートへの手厚さを感じた」と語る曽我部さん。
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