最終更新日:2025/4/22

大日本ダイヤコンサルタント(株)【DNホールディングスグループ】

  • 正社員
  • 既卒可

現在、応募受付を停止しています。

業種

  • 建設コンサルタント
  • 建築設計
  • プラント・エンジニアリング
  • シンクタンク・マーケティング・調査
  • 専門コンサルティング

基本情報

本社
東京都

取材情報

プロジェクトストーリーを紹介したい

「ICT×社会インフラ」で、世の中の「今」を支え、「未来」を創る!

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インフラ技術研究所で活躍する先輩社員たち

社内にインフラ技術研究所を設置し、最新技術の研究・開発に力を入れている同社。その最前線で活躍する中堅社員に、仕事内容や携わったプロジェクト、会社の魅力などについて本音で語ってもらいました。

■龍田 斉さん(写真左)
インフラ技術研究所 技術開発部 保全技術研究室
2006年入社

■宮田 秀太さん(写真右)
インフラ技術研究所 技術開発部 防災構造事業室
2009年入社

先輩社員の仕事を紹介!

各部門と連携しながら、AIやビッグデータを社会インフラの整備や維持管理に生かすための研究・開発を行っている龍田さん。そのほか、社内の業務効率化も推し進めている。
保全技術研究室と協力しながら、広域道路ネットワークを整備するプロジェクトを進めている宮田さん。交通インフラの未来を創る、やりがいのある仕事だ。

新技術の研究・開発を通して、新たなソリューションやサービスを創出

──インフラ技術研究所では、どんなことが行われていますか。

【龍田】インフラ技術研究所は、新技術の研究・開発を通して、社会課題の解決や社内の業務効率化を推進していく組織。ITを駆使した橋梁の遠隔診断や、空中電磁法を活用した広範な地域の地滑り調査、「MaaS」を活用した交通環境の改善など、さまざまな取り組みを行っています。

【宮田】研究所には、橋梁や道路、河川、地盤をはじめ、それぞれのエキスパートが集結しています。各部門が横断的に連携しながら、新たなソリューションやサービスを創出。単に新技術について研究・開発を行うだけでなく、それを実務にフィードバックすることが、私たちのミッションとなります。

──現在の仕事内容について、具体的に教えてください。

【龍田】保全技術研究室に所属する私は、AIやビッグデータなどを活用して、最前線で活躍する技術者に対し、生産性を向上させるサポートをしています。例えば、橋梁の維持管理において、AIに損傷写真データを学習させることで、損傷内容の分類の自動化を実現しました。また、環境の分野においては、過去に市町村に発出された気象警報の膨大なデータを収集する際に、Webスクレイピングという技術を導入。それまで気象庁のホームページから一つひとつ抽出していた気象警報のデータを、効率的に収集できるようにしました。

【宮田】防災構造事業室では、土砂災害から水害、構造物の耐震まで、防災に関連した最先端の技術開発を担当しています。例えば、新技術を使って構造解析を行い、耐震を検討する技術者にアドバイス。GIS(地理情報システム)やAIを用いるなど、保全技術研究室と連携する機会も少なくありません。ほかにも、研究所内や各分野の技術者たちとチームを組んで、防災に関連した幅広い課題の解決を目指しています。また、私たちはずっと研究所にこもって黙々と作業をしているわけではありません。コンクリートの劣化に関する実験に立ち会うなど、外出の予定も多いです。

【龍田】私も、AIに学習させるデータを集めるために、橋梁の写真を撮影しに行くことがあります。また、遠隔で橋梁の調査をするシステム開発で、現地にセンサーを取り付けに行ったこともありました。

最先端のテクノロジーを駆使し、「不可能」を「可能」に変えていく

──仕事のやりがいはどこにありますか。

【龍田】最先端のテクノロジーに触れ、それを使って無から有を生み出せることです。また、自分たちが開発した技術によって、技術者の生産性の向上に貢献できるのもやりがい。さらには、私たちが集積したビッグデータがクライアントの意思決定に活用されることもあります。研究の成果がダイレクトに周囲の役に立つので、高いモチベーションで働けるのです。

【宮田】この仕事の醍醐味は、自分たちの研究によって、それまで不可能だったことを可能にしていけること。特に、台風や豪雨、地震などによる自然災害が増えている今こそ、私たちの存在意義はとても大きいと感じています。また、他分野のエキスパートと連携する機会が多いため、専門分野以外の知識に触れられるのが魅力。知見と経験を深めてスキルアップでき、とても刺激的です。

──印象に残っているプロジェクトを教えてください。

【龍田】橋梁の長寿命化を目標とした修繕計画策定の支援プロジェクトです。橋梁の点検結果や補修履歴が瞬時にわかるよう、IT技術で履歴をデータベース化。それにより、クライアントである官公庁が、無数にある橋梁における修復の優先順位を、効率的に決められるようになりました。また、クライアントが長年使っていた橋梁の情報を管理するシステムを、新しいものへと移行するプロジェクトも、印象的な仕事の一つです。システムそのものは、かつて私たちが手掛けたもの。新システムの導入時にも声がかかったことで、「旧システムを認めていただけたからこそ、今回も任せてくれたんだ」と誇らしい気持ちになりました。

【宮田】広域道路ネットワークの構築プロジェクトです。国道や県道など、主要道路が日頃からどのように使われているかといった情報を集約。保全技術研究室と連携することで、高速道路のICを出た物流トラックの流れを追うこともできるのです。どの道路をどれだけの車が利用しているかを把握できれば、道路整備の必要性を判断する際に役立つでしょう。また、自然災害が発生して道路が寸断された場合、どの迂回路が安全かを導き出すことも可能になります。この広域道路ネットワークは、安心、安全、快適な交通インフラの整備に大きく貢献できると考えています。

各分野のエキスパートが揃うことと、若手にチャンスを与える社風が魅力

──大日本ダイヤコンサルタントで働く魅力は何でしょうか。

【龍田】当社は、新しい挑戦を通して自分の可能性を広げていける会社です。私は土木系学部出身なので、入社してから情報技術を学びました。ICT分野に詳しかったわけでは、まったくありません。けれども、ICTを使った開発に携わるうちに、その奥深さにのめり込んでいきました。部署の垣根がなく、社内全体で協力する体制が整っているのも当社の魅力です。橋梁の損傷の原因をAIが導き出した際、その妥当性を確かめるためには橋梁のプロの力が必要不可欠。社会インフラに関する各分野の専門家が揃っていることは、とてもありがたいです。

【宮田】私も、常々そう感じています。それぞれ異なる分野の技術者が積極的に意見を交わしながら、新しいソリューションやサービスを創造していけるのが魅力です。また、当社は手を挙げた人にチャンスを与えてくれる社風。私は過去に、社外の研究機関に出向していました。その間に得た知識やスキル、人脈は、大きな財産になっています。

──今後の目標を教えてください。

【龍田】現状に満足することなく、貪欲に新しい技術を吸収していきたいと思っています。今、私が注目しているのはAR(拡張現実)。AR対応のスマートグラスをかけて橋梁を見ると、その橋が完成した年や仕様、修復歴など、あらゆる情報が得られるような技術を開発したいと思っています。最先端のテクノロジーを駆使することで、第一線で働く技術者たちを支援できれば、これほどうれしいことはありません。

【宮田】保全技術研究室が長年培ってきたAI技術は、私が担当している防災分野でもっと生かすことができるはず。地震で倒壊した構造物の実態調査の効率化はもちろん、そのデータを活用することで耐震の精度をさらに高めていけるかもしれません。今後も保全技術研究室と力を合わせて、これまで以上に社会に貢献できるソリューションを世に送り出したいと考えています。

学生の方へメッセージ

【龍田】私がそうだったように、当社は情報系の知識がゼロでも最先端のテクノロジーを活用した研究・開発に携われる環境です。しかも、会社の未来を創るプロジェクトを手掛けられるチャンスが多数。新しいことや未経験のことを楽しめる好奇心があり、意欲的に学べる方なら、活躍していけると思います。社会インフラを支える当社のさまざまな部門と情報技術をマッチングさせて、新たなソリューションやサービスを一緒につくっていきましょう。
また、就職活動は入社がゴールではありません。その会社に入って何がしたいのか、どんな社会人になりたいのかといったビジョンをしっかり描いて、活動を行うようにしてください。

【宮田】入社して私がまず配属されたのは、橋梁の設計部門。若手のうちから長大橋の設計を手掛けるなど、貴重な経験を積むことができました。現在の部署に異動してきてからは、あらゆる部門の技術者と連携しながら防災関連の研究・開発に携わり、外部機関への出向も経験。積極的に成長のチャンスを与えてもらえる環境なので、いろいろなことをやってみたい方やバイタリティあふれる方に向いていると思います。さまざまな仕事を通して経験を積み、自分の市場価値を高めていってください。
就職活動では、実際に働いている人の声を聞くことが大事。仕事のことだけでなく、気になることは遠慮せずに何でも質問するようにしましょう。

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インフラ技術研究所と各分野の技術者、営業担当が三位一体となって、国や地方自治体、世の中の課題解決に挑む。社会インフラを支える、やりがいのある仕事だ。

マイナビ編集部から

同社は、橋梁設計で実績を持つ大日本コンサルタントと地質・地盤調査で実績を持つダイヤコンサルタントが2023年に合併し設立。総合建設コンサルタントとして得意分野だけにとどまらず、道路、交通、河川、港湾、砂防、地盤防災、都市計画、環境、新エネルギーなど、多彩な分野における技術提供によって、業界で強い存在感を放っている。また、活躍の場は国内だけとは限らない。フィリピンやベトナム、台湾、ミャンマー、ケニア、ザンビアなど、同社の技術者は世界中で活躍中だ。今後も、海外展開を加速させていくという。

また、働きやすい職場環境も自慢。年間休日は125日、平均有給取得日数は16.5日(2024年6月期実績)と、ワーク・ライフ・バランスは抜群だ。父親の育児休業の取得も積極的に推進しており、社員を大切にする会社だということがよくわかるだろう。

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秋葉原の本社のほか、北は札幌から南は沖縄まで全国に拠点を構え、地域密着で事業を展開。マニラとハノイに事務所を設け、グローバルに活躍しているのも特徴だ。

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