最終更新日:2025/7/18

日本航空電子工業(株)【東証プライム上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • 半導体・電子・電気機器
  • 自動車・自動車部品
  • 精密機器
  • 医療用機器・医療関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

つなぐ技術で社会を支える。影響力の大きな仕事に挑む責任とやりがい。

PHOTO

2022年入社の同期が語るJAEの仕事

日本航空電子工業(JAE)では若手社員がチャレンジングな仕事に取組み、成長を果たしている。ここでは主要三事業で活躍している若手たちに、仕事内容ややりがいについて語ってもらった。

S.D.さん
コネクタ事業部 設計開発部門
理学研究科物理学専攻修了

K.R.さん
インターフェース・ソリューション事業部 営業部門
国際文化学部国際文化学科卒

I.H.さん
航機事業部 設計開発部門
理工学研究科機械工学専攻修了

会社のいいところは?

「昭島事業所は敷地内にグラウンドがあることもあって、フットサルや野球などの部活動が盛ん。私も仕事終わりにサッカーを楽しんで帰ることもあります」(S.D.さん)
「年間休日が多く、夏季休暇などは9~10日間にわたることも。リフレッシュできる時間をたっぷりと取ることができます」(K.R.さん)
「フレックスタイム制なので自分の状況に合わせて勤務時間を変更できるのが嬉しいところ。私は近所に住んでいることもあって朝7時30分には出社しています」(I.H.さん)

モノづくり技術の高さ、多様性に興味を持って入社を決める。

――どのような就職活動を過ごしましたか?
S.D./私の専攻は電子物理学で、加速器を使って粒子と固体の衝突の反応などを調べていました。チーム一丸となって課題解決に挑む研究室だったこともあり、誰かと協働して技術力を更に高められる会社が自分に合っていると思うようになりました。さまざまな企業を見る中で電気電子部品メーカーならば、自分の経験を最大限に活かしつつ活躍できるのではないかと心魅かれていきました。

K.R./大学で国際文化を学んできた私は、海外にもフィールドが広がっている会社で働きたいと考えていました。一方、世界から日本を見たとき、ものづくり技術こそ日本が誇るべき点だと考え、優れた技術を持つメーカーで働きたい気持ちが芽生えました。

I.H./ロケットや航空機に携わりたいと思っていた私は、就職活動では興味のあった関連メーカーを重点的に見ていきました。ただし、あまりにも大きすぎる企業だとものづくりの一部分しか見られない気がして、最初から最後までトータルに関われる規模の企業を志望していました。

――JAEを選んだ決め手は?
S.D./説明会に参加したところ、JAEのコネクタはスマートフォンや自動車、新幹線の連結器など、日常にある身近で幅広い場所で活用されている点に共感しました。しかも企画から設計、製造まで一貫生産で対応し、多品種生産できる技術を持っている点も魅力に映りました。

K.R./当社に関しては売り上げの海外比率が約7割を示しており、グローバルに働ける環境が整っている点に魅かれました。また、スマートフォンから宇宙まで多様な分野を扱っていることから社会貢献性が高いとも感じました。

I.H./ロケット部品を作っているというのは、航空宇宙を目指してきた私にとっては何よりの魅力でした。また、勤務地が昭島市というのも興味を持ったポイント。実は工場から遠くない場所で育ちました。勤務地にはこだわらず全国の企業を受けていたのですが、まさか最終的に地元に就職するとは思いませんでした(笑)

S.D./私も実家が多摩地区。昭島という立地は確かに魅力的でした。設計や開発というと地方勤務になる会社が多いですが、都心部近郊で働けるのは嬉しい限りです。

K.R./二人と異なって私は地方出身。当社には独身寮があり、自分で賃貸アパートを借りるよりも安く済んでいます。不安なく生活できるというのも当社を選んだ大きな要素です。

経験のない分野にも果敢に挑戦。仕事を通して成長する自分がいる。

――現在の仕事内容は?
S.D./スマートフォンやタブレットPC、ウェアラブル端末、ゲーム機などに搭載されていて充電やデータ転送などに使われる外部接続用コネクタの設計を担当しています。ケーブルをつなぐときに用いられている箇所ですので学生のみなさんも想像しやすいかもしれません。

K.R./営業担当である私は、配属当初はカーナビなどの自動車向けタッチパネル、現在は産業用ロボットの操作モジュール用パネルの販売に取り組んでいます。週に何回かお客さまを訪問しながら新しく作る製品の仕様や費用、納期などを決めるのが大まかな仕事の流れ。現在は2026年、27年発売予定の新製品企画に取り組んでいます。

I.H./航空宇宙にかかわる多種・多様な装置を開発しています。私はこれまでにフライトコントローラー、慣性装置などを手がけてきました。回路図を描いて設計し、製造部と調整を行い、不具合が発生した場合には品質保証部と一緒に改良・修正する。まさに総合的な視点から仕事に向き合っています。最近、かねてより目指してきた宇宙分野にかかわる案件に関して、先輩の支援という形ではありますが、手がけられるチャンスが得られました。

――仕事で苦労していることは?
S.D./設計では3Dモデリングした上で図面を作成しますが、物理専攻の私にとってはまったく経験のない世界でした。基礎がなくて最初は苦戦しましたが、上司や先輩の手厚い支援で何とか対応できるまでになってきました。一方で問題を発見して原因を特定し、周囲と連携しながら改善策を講じていくという流れは、研究室での経験に共通するものがあり、大学時代に培った考え方は存分に生かされています。

K.R./担当製品は基本的にはすべてカスタマイズ品です。お客さまの技術担当者と意見を交わしながらあるべき形を模索していきます。配属当初は飛び交う専門用語が全くわからず、悔しい思いをしていました。少しでも疑問を解消するべく、上司に一つひとつ確認したり、先輩に同行して営業を繰り返して自分の営業力を高めていきました。

I.H./私の担当は電子回路。機械工学専攻ですから勉強した分野とは異なる技術に戸惑ってしまうところはありました。ただ、自分で調べたり、先輩に聞いたりして少しずつできることが増えており、2年目の今では回路図を自分で描ける力が身に付きました。

話を聞いてくれる人がそろっているから前を向いて頑張ることができる。

――仕事のやりがいはどこに感じていますか?
S.D./手掛けた外部接続用コネクタがリリースされたときの喜びは格別です。家電量販店の店頭に並ぶような製品に組み込まれていますので、発売されたときにはよく見に出かけています。初めて携わった外部接続用コネクタが搭載されたスマートフォンに関しては、思わず自分用に購入してしまいました。

K.R./私たちの部署の製品はすべてお客さまに合わせてカスタマイズして作っているだけに、仕様のヒアリングや企画の提案といった初期段階から関わることになります。ゼロの状態から形にしているからこそ、無事に市場にリリースされたときのやりがいは大きいです。

I.H./航空宇宙向け装置では部品のみならず、電気回路や機構も含んだ製品を作っています。それだけにものづくりの醍醐味が非常に大きいと感じています。装置を作るにはさまざまな専門性を持つエンジニアたちの協力が不可欠。その点部門間の連携が密な所が当社の強みとなっているかもしれません。

K.R./コミュニケーションは確かにしやすいですね。渋谷勤務の私ですが、週2回は昭島に来て設計のみなさんと話し合っているので、意思疎通がうまく図れていると思っています。また、担当製品が使われている産業用ロボットが動く姿が見たいと言った時には、上司が当社グループの生産現場で実際に稼働している状況を見学する機会を設けてくれました。相談しやすいのは当社の良さです。

S.D./チャレンジさせてくれる機会も非常に多いですね。私もキャリアが浅い段階で新製品の短期間での立ち上げに挑戦させてもらい、弘前と山形の生産工場と密に連絡を取り、ものすごいスピードで量産化していくダイナミックな経験をすることができました。

――今後の目標は?
S.D./一人前の技術者になるのが目標です。そのために3Dモデルの図面を作成する技術の向上はもちろんのこと、多様な部署を巻き込んで一丸となってものづくりを進められる力も必要だと思っています。

K.R./担当している産業用ロボット向け製品は今のところ国内メーカーの対応が中心。海外にもシェアを広げていくべく、新規開拓にチャレンジしたいです。声を上げれば背中を押してくれる社風なので積極的に頑張っていきます。

I.H./電気回路設計のエキスパートになることです。ソフトともかかわりがある業務なので、今は基本情報技術者試験の勉強をしています。

学生の方へメッセージ

■就職活動は気軽に企業の話を聞くことができるまたとないチャンスです。興味のあるなしに関わらず、さまざまな業界を見ながら自分に合っている企業を探し出してください。その中で気になった企業を比較していけば、おのずと自分の進みたい方向性が見えてくるのではないかと思います。納得できる就職活動を過ごすためにも頑張ってください。
<S.D.さん>

■就職活動は自分自身と向き合う貴重な時間。上手くいかず、焦ってしまうこともあるかもしれませんが、学生の一人ひとりが“良さ”を持っているのは間違いありません、自分の強みをしっかりと生かして選考に臨んでください。面接等では着飾ることなく、ありのままの自分を表現するのを心がけましょう。諦めることなく、可能性を信じて、納得できるまで頑張ってください。
<K.R.さん>

■受動的になることなく、興味のアンテナを広げながら、さまざまな企業を調べ、話を聞き、理解を重ねていく就職活動をしてみて下さい。もし当社に興味があるのであれば、大切なのは素直な気持ちを持つこと。恐らくはほとんどの学生が知らない世界にトライすることになるだけに、素直な気持ちで新しいことを学ぶ姿勢がとても重要になるはずです。
<I.H.さん>

PHOTO
同期入社の3人の先輩たち。若手の成長を温かく見守るベテランの先輩に支えられながら一歩ずつ成長を遂げ、部署の中でも存在感を発揮している。

マイナビ編集部から

『開拓、創造、実践』を企業理念に掲げる日本航空電子工業では、精密電子部品を開発製造するメーカーとして、グローバルな舞台で輝き続けている。主要事業としてはスマートフォンやパソコン、家電、自動車、産業機器などの接続部品を手掛ける「コネクタ事業」、車載、医療、産業機器用のタッチパネルなどを手掛ける「インターフェース・ソリューション事業」、航空機やロケットなどの慣性装置を手掛ける「航機事業」を展開しており、いずれも身近で社会にとって重要なインフラというべき領域でものづくりによる社会の持続的発展に貢献している。

3人の若手社員たちからは、自分が主人公となってアグレッシブに挑戦し続けている姿勢が見て取れた。『開拓、創造、実践』を体現するべく、自主・自律性を持って行動している。彼らのような己の理念を体現する人材を同社は欲している。加えて言えば、多くの人とかかわりを持って仕事をしていくだけに、誠意をもってコミュニケーションできる人間にも着目している。

社員たちの成長を支えるべく、教育研修の場所も整えている。実際、技術系は入社後半年程度、営業も数カ月程度の新人研修を設けることで、専門性の高い同社で働く上での基礎を身に付けていく。働く環境の整備にも積極的で産休や育休、時短勤務などを活用して子育てしながら働く人材も多い。不安を感じることなく仕事に集中できるのが日本航空電子工業という会社である。

PHOTO
日本のみならず世界に通ずる電子部品を手掛けているJAE。設計や技術系の社員の大多数は東京都の昭島市で勤務することになる。

トップへ

  1. トップ
  2. 日本航空電子工業(株)【東証プライム上場】の取材情報