最終更新日:2025/4/8

(株)ANA Cargo

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 空輸
  • 物流・倉庫
  • 空港サービス
  • シンクタンク・マーケティング・調査
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ANAの航空機とネットワークを活用し、航空物流で人々の豊かな暮らしに貢献!

PHOTO

ANA Cargo社員の働き方から航空貨物事業を知る

貨物専用機と旅客機を用いた国際線・国内線ネットワークを活用し、航空物流に取り組む同社。ここでは異なるポジションで働く先輩社員3名に登場いただき、実際の働き方について話を伺いました。

■細野さん/2024 年入社
オペレーション部門成田WOC貨物サービス部運送1課(写真:中央)

■麻生さん/2020年入社
業務企画部門総務人事部人事課(写真:左)

■湯浅さん/2012年入社
グローバルマーケティング部門マーケティング業務部業務改革推進課(写真:右)

それぞれの入社理由について

「コロナ禍で物流の重要性を痛感していました。飛行機や海外にも興味があり、『ジャパンクオリティ』サービスで世界トップ5を目指す取り組みに惹かれました」(細野さん)
「就職活動時はAIが話題で、仕事がAIに代替されないであろう物流に着目しました。父の影響で飛行機にも親しみがあり、航空業界で働きたいとも考えていました」(麻生さん)
「物流はテクノロジーが発展してもなくならない、社会インフラを支えられる仕事。自社で飛行機を持ちつつ運送取次もできる幅広さにも魅力を感じました」(湯浅さん)

成田空港で航空貨物を取り扱う仕事。アーティストの楽器を扱う貴重な経験も!

私は2024年に入社後、成田空港で航空貨物を実際に取り扱うアウトサイド業務を担当しています。主な担当は、空港に搬入された貨物を専用の機械を使って読み込むスキャン作業とその貨物をフォークリフトで航空機用パレットに搭載していく業務です。企業様の大切な貨物を傷つけることのないよう慎重に作業を進めることを心がけています。

この仕事には多くの専門知識とノウハウが必要です。例えば、フォークリフトの操作1つをとっても、さまざまな種類の貨物それぞれに適した積み付け位置を考える必要があり、効率的な積み付け方法を考えることも重要な技能です。

また、この仕事の魅力は、貨物専用機でしか運べないような特殊な貨物を扱えることです。成田空港は貨物専用機の往来が多い空港で、航空機のエンジンや美術品といった大型商材の取り扱いに携わることができる点にやりがいを感じています。 中でも自分の好きなアーティストの楽器の搬送に関わった際は、特別な思いで仕事に取り組みました。

職場の雰囲気については、上下関係はしっかりしているものの、先輩方は気さくでプライベートでも親しく接してくれる方ばかり。入社から約1年が経ちますが、日々、先輩方からの丁寧な指導を受けながら業務に取り組んでいます。安全最優先の現場では、時に厳しい指導もありますが、困った時には温かくサポートしてくれるなど、メリハリのある指導をしてくださっています。

今後の目標は、アウトサイド業務担当に必要な資格を全て取得することと、その後はインサイド業務担当として貨物搭載プランを作成するプランナー業務を担当できるようになりたいです。アウトサイドでの実務経験を活かして、自身の手でより効率的な貨物搭載プランを作成してみたいと思っています。

また、当社には充実した新入社員をサポートする制度があるのも魅力です。例えばメンター制度では、仕事の相談だけでなくプライベートな話もできる先輩社員が1年間メンターとなってくれ、日常的にコミュニケーションを取ることができます。さらに、会社の借り上げ住居のおかげで、地方出身の私でも住まいの心配なく安心して働けています。
(細野さん)

ウェアハウスオペレーション業務を経て採用担当に。社員一人ひとりのキャリアパスの多様性が魅力

私は2020年に入社後、羽田空港にて国際貨物の輸入インサイド業務に携わりました。3年目からは教育担当として後輩たちに業務を教える立場になり、4年目からは輸入の責任者として、到着便や貨物のオペレーション全般を統括しました。空港での業務では多種多様な貨物を目にしたことで私たちの生活に不可欠なモノが運ばれていることを実感。自分の仕事が人々の生活を支える重要な役割を担っているという事実に、大きなやりがいと誇りが得られました。その後、2024年4月からは人事課に異動し、採用や社員のキャリア形成支援に関わる業務を担当しています。

当社の雰囲気は、とても前向きで活気に満ちています。社員は人と関わることやコミュニケーションを大切にしていて、時には雑談を交えながらメリハリを持って仕事に取り組んでいます。社員同士の距離感も近すぎず遠すぎず、心地よいバランスが保たれていると感じています。

また当社では、社員一人ひとりが描くキャリアパスが多様である点も特徴です。空港オペレーションのプロフェッショナルとなれるようなキャリアを積みたい方もいれば、セールスやマーケティングなど他部門で活躍したい方もいます。例えば、空港で教育担当を経験した社員が「全社的な教育に関わりたい」と教育部門に異動したり、輸入業務担当者が「次は輸出も経験したい」と挑戦したりするケースもあります。これまでの経験や強みを活かしながら、新たな分野に挑戦し、自身ならではのキャリアデザインができるのも当社の魅力です。

私自身の今後の目標としては、採用担当として自身の経験を踏まえながら、航空貨物という分野の魅力を広く伝えていきたいと考えています。その後はこれまでの経験を活かしマーケティングやセールス、ネットワークなど貨物に関わる部署で活躍したいと考えています。
(麻生さん)

海外空港での勤務も経験、現在は業務プロセスの改革に取り組む

私は2012年に入社後、6年間成田空港にて国際貨物の輸出インサイド業務に携わりました。4年目にロードプランナー資格を取得してからは、貨物専用機の搭載計画をつくる業務に主に従事しました。2015年末には、シドニー空港に数カ月赴任し、現地スタッフの教育および業務サポートを経験しました。

2018年からは国際業務プロセス改革部に異動し、収支のバランスを考慮しながら、より効率的なプロセスを追求する業務に携わっています。異動当初は書類の電子化やコストマネジメントに取り組んでいましたが、現在はさらに販売の視点も加わり、予約・搬入・搭載準備・運航までの全工程を見直す業務を担当しています。社内プロセスを客観的に見て、改善点を見つけることが私のミッション。業界のルールや社内システムの変化に対応しながら、より効率的な仕組みづくりを目指しています。

現在の業務においては、空港業務での経験が非常に役立っていると感じています。現場で抱いていた「この業務をもっと改善できないか」という思いを、今度は第三者的な立場から実現できるのは、とてもやりがいのある業務だと感じていますね。今後は、お客さまと直接関わる営業職にも挑戦したいと考えるとともに、航空貨物全体の流れを把握し、業界全体の発展にも貢献したいです。

当社は若い社員にもチャンスを与えてくれる社風で、私は入社4年目という若さで海外業務を任されました。間接部門に異動してからは、一般職の私が部長や役員と直接業務上で話をする機会がありますが、管理職の方々がサポートをしてくれるので、自分の意見を積極的に提案できています。また、社内公募制度を利用して、自分の希望する部署へ異動できる仕組みも整っています。航空貨物に興味を持ち、知識を深めたいという意欲のある社員の成長を、しっかりサポートしてくれる会社だと思います。
(湯浅さん)

学生の方へメッセージ

たくさんの企業の方と接して、いろいろな業界を知ることができる機会は就職活動ならでは。自分の強みや興味が、実は想像していなかった業界に合っているかもしれません。ですから就職活動を通して、自分にはどんな可能性があるのかを見つめ直してみてください。じっくり取り組むことで、より納得のいく活動ができると思います。

私たちが求めているのは、まず、コミュニケーションを苦に感じない方です。「好き」というとハードルが高く思われるかもしれませんが、少なくとも「苦手」ではない方を望んでいます。入社1年目は全員が空港に配属されますが、ここでの業務は互いのチェックを通じて安全を確保する必要があり、コミュニケーションが重要になります。また、いろいろなことに興味を持ち、チャレンジ精神のある方も歓迎です。

当社の魅力は「人」にもあります。一緒に働いていて楽しいと感じる仲間がたくさんいて、孤独になることがありません。学生のみなさんには、オープンカンパニーや企業説明会で、実際に社員と触れ合う機会を用意していますし、大学での企業説明会でも、OB・OGが自身の経験を語る機会を設けています。ぜひ、そういった場で当社の雰囲気を知っていただければと思います。
(麻生さん)

PHOTO
「当社にはカイゼンを大切にする文化があります。入社1年目から積極的に意見を伝えられますし、新しいアイデアが歓迎される風通しの良さも当社の魅力です」(麻生さん)

マイナビ編集部から

同社は社員の成長をサポートする制度が充実しており、通信教育の補助制度では英語はもちろんのこと、幅広い分野の学習をバックアップ。資格取得支援についても公的資格の取得費用は全額会社負担だ。

なお同社では、英語に慣れない社員も多く活躍しているため、英語力の得手不得手に不安を感じる必要はない。一方で英語が得意な方はキャリアの幅を広げることもでき、海外シンポジウムに参加するなどグローバルな活躍も可能だ。

ちなみに同社には「PRIOシリーズ」と呼ばれる特殊輸送サービスがある。美術品や楽器など、慎重な取り扱いを要する商材に対して、きめ細かな輸送サービスを提供している。キャリアを重ねてこうしたサービスの企画開発に携われる点も魅力の1つだろう。

働き方の面では、残業時間は全社平均月7時間程度とワーク・ライフ・バランスへの配慮も伺える。ANAグループ優待搭乗制度を利用して、仕事帰りに気軽に旅行に出かける社員もいるのだとか。

「航空物流の現場において、自分らしいキャリアを築きたい」と考える学生には、ぜひ同社サイトのコンテンツ「Cargo+」にも目を通してほしい。そこには、リアルな社員の働きぶりが描かれており、多様なキャリアを持つ社員の存在が見て取れると感じた。ぜひみなさんの企業研究の1つに加えてみてほしいと思う。

PHOTO
成田ではANA最大規模の貨物上屋となる「ANA Cargo Base +」が2024年10月より稼働。最新の設備により、効率性の高い新たなオペレーションを開始している。

トップへ

  1. トップ
  2. (株)ANA Cargoの取材情報