最終更新日:2025/4/25

(株)テクノプロ 【テクノプロ・R&D社】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 人材派遣・人材紹介
  • 薬品
  • 化学
  • 受託開発
  • 半導体・電子・電気機器

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

社会人研究者として歩み続けたい人へ。自分らしい未来を創造できる会社です!

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研究の最前線で活躍する若手と、彼らを支えるCDAを徹底取材!

化学・バイオ分野の研究者集団として、多彩なキャリアを歩めるテクノプロ テクノプロ・R&D社。同社の若手社員たちとキャリアデザインアドバイザー(以下、CDA)に、入社後の仕事内容と醍醐味を伺いました。

■土屋 絵梨花さん(写真左)
千葉支店 研究職
2022年入社
先端科学技術専攻 先端科学技術コース 修了

■馬場 勇次さん(写真中央)
つくば支店 研究職
2021年入社
バイオ・情報メディア研究科 バイオニクス専攻 修了

■柿澤 佳子さん(写真右)
つくば支店 CDA職
2022年入社
植物生命科学科 植物病理学研究室 修了

こんな支店・職場で働いています!

チームには同じ支店の先輩もおり、外勤先も優しい方ばかり。何かあれば営業の方やCDAの方経由で伝えていただくこともできるので、安心して働けています。(土屋さん)
これまで2つの支店に所属しましたが、どちらも気軽にコミュニケーションが取れる環境です。先日は対面の社内イベントにも参加しました!(馬場さん)
支店の全員が「社員をサポートしたい」という強い思いを持っています。CDAとして支店長や営業、事務の方とも話し合い、一致団結して支援にあたっています。(柿澤さん)

プライベートも大切に、研究者としてのキャリアを歩み続けたい/土屋さん

大学時代に受容体に興味が湧き、大学院では乳がん細胞の受容体について研究をしました。就職先として当社を選んだのは、「研究者として長く働きたい」と考えたときにロールモデルにできる先輩社員が多くいたこと、そしてさまざまな外勤先に挑戦してキャリアを磨ける働き方に魅力を感じたのが理由です。

入社後は化学メーカーにて、農薬の安全性評価の業務に取り組んでいます。微生物試験や動物細胞試験で新規化合物の毒性などを調べる業務になり、学生時代に培った知見を直接的に活かせています。安全性評価の試験のやり方など、入社後に新しく学べていることも沢山あります。

1年目は先輩たちと共同で試験に取り組んでいましたが、2年目になってからは一任いただける試験が増え、複数の試験を単独で回せるようになりました。開発初期段階ということもあり、スピードも大事にしていますが、私のミスで流れを止めてしまえば関係各所に影響を及ぼしてしまうので、慎重さと効率性の両方を意識しながら取り組んでいます。

新人の頃は試験の失敗も経験し、「研究者として求められる仕事ができていない」と落ち込む日もありました。そんなときには、同じ職場の先輩が相談に乗ってくださり、私の代わりにチームに説明をしてくださったことが大変有難かったです。外勤先の皆さんも温かくフォローしてくださり、最近は試験の確実性にも信頼をいただけるようになった実感があります。「土屋さんにお願いすると、納期が確実だから助かるよ」と仰っていただいたことも心に残っています。

目下の課題は「話す力」を磨くこと。実験結果を出すだけでは研究者として不十分だと感じています。チームでは結果の考察や最新のトピックについて話し合う勉強会も開催されているので、伝えたいことを伝え、しっかりと議論できるよう成長していきたいです。CDAの方との面談や支店の定例会なども話す練習になっている実感がありますね。オフには支店のヨガサークルでの活動も楽しんでいます。

CDAの方には、面談以外の場でも親身に話を聞いていただいています。先日結婚をしたこともあり、最近はライフイベントとキャリアの両立についても相談に乗っていただいています。近々、5日間の新婚休暇を取得予定です。プライベートも大切にしながら柔軟にチャレンジを続け、いろいろな企業から頼られる研究者に成長していくことが今後の目標です。

意欲的にチャレンジを続け、新しい価値創造に取り組んでいきたい/馬塲さん

クローン羊のドリーの誕生でゲノム解析に興味を持ち、大学時代からバイオニクスを専攻。研究室では、融合蛋白質を使ったがん診断の開発に取り組みました。「いろいろな環境で働いてスキルを磨きたい」という気持ちが強かったので、就職活動ではキャリアの選択肢が豊富な当社に注目。自社のリサーチセンターがあることにも魅力を感じ、入社を決めました。

入社後はまず2年間、外資系の製薬メーカーにて生化学系の研究に携わりました。主にin vitroの試験に従事しましたが、自分の得意分野に直結する業務だったので、比較的余裕を持って取り組めましたね。配属前、当社の営業担当に自分の強みをしっかりアピールしておいたことが、良いマッチングにつながったのだろうと自負しています。

配属当初は試薬調整からスタートしましたが、よりやりがいのある仕事を任せてもらえるよう、会議で積極的に発言や提案をしたり、新企画の課題を一番に提出したりと、配属後も自己アピールには非常に注力しました。その結果、2年目にはプロジェクトの中心に近い業務を任せていただけるように。新しいマーカーに対して約100通りの組み合わせを試してスクリーニングを行い、「期限」と「品質」の両方でクライアントの期待に応える成果を出すことができました。再現性にもこだわり、ゼロから新しい成果を残せた手応えが大きかったです。

一つのプロジェクトを終え、「また違う挑戦をしてスキルアップをしたい」という思いが芽生えたことから、当社の営業担当やCDAの方に相談し、入社3年目の7月から国内の製薬メーカーの某プロジェクトを担当することになりました。これまで培った知見も活かせるマウスを用いた薬効評価に携わっており、モチベーション高く取り組めています。

支店では、最新のトピックについて情報共有を行う「ゆる読み分科会」に所属しています。ほぼ定時に帰れているので、この数カ月でバイオインフォマティクスの研修も修了できました。実践ですぐに使えそうな最新知識を学ぶことができ、大変有意義な勉強でした。また2社目に移る前の期間中に、品質管理に関する研修を自主的に受講して資格を取得したことが、問題へのアプローチを考える上で早速役立っています。今後もチャレンジを繰り返しながらスキルを高めていき、いろいろなクライアントから求められる研究者になることが目標です。

カウンセリングスキルを磨き、若手にキャリアの道標を示していきたい/柿澤さん

私は大学院を終えた後、4年ほど博士研究員として大学に勤めていました。その後、民間の創薬ベンチャーの企業に1年間勤め、より社会に直結する研究ができる仕事に魅力を感じて、当社に入社しました。安定した待遇の下で、ずっと自分の手を動かして研究ができることに加え、自分のいろいろな可能性を探れる環境があることに魅力を感じました。

当社には、元研究職の先輩が若手のキャリア形成を個別にサポートするCDA職があります。この役割には入社時から興味があり、「いずれCDAの仕事ができたら」と考えていました。1年目はバイオ分野の研究職として仕事をしていましたが、当時のCDAが後任として声をかけてくださり、不安はあったものの「このチャンスを逃したくない」と決心。専門家にCDAの基礎知識や傾聴スキルを学んだのち、2年目から正式にCDAの仕事をしています。

現在は1日おきに3、4名の社員の面談を、対面・オンラインの両方で行っています。一人ひとりのキャリアを考える時間を充分に確保し、支店内でも相談しながら助言や提案を行っています。面談で話が盛り上がり、研究の悩みや喜びに共感できる場面も多いです。専門分野を問わず、社員たちの研究に心から興味を持てるという点で、自分の研究者としてのキャリアも活かせていると感じます。

面談の際に徹底しているのは、私個人の意見に誘導をしないことです。多様な意見を尊重し、どんな価値観も認められるようなCDAでありたいと考えています。新卒研究者の皆さんは特に成長意欲が高く、その方に合った研修の提案に努めています。配属されるまでは「職場に馴染めるか」といった不安を感じている方も少なくないので、自分の経験を話しながら気持ちの面でのサポートも心がけています。

先日も、社員の人生に寄り添えるやりがいを実感できました。当初は「これからどうしていくべきか決められない」と言っていた社員の話を丁寧に聞き出すうち、心の深層にあった希望に本人が気づいてくれたのです。最後は「こういう方向を目指してみます!」と明るい笑顔を見せてくれました。

今後の目標は、研究者の皆さんの幸せを見つけるお手伝いをしていくこと。そのためにも自分のCDAとしてのスキルを高めていきたいです。現在は公的なカウンセラー資格の取得を目指し、社外研修にも参加しながら勉強に取り組んでいます。

学生の方へメッセージ

当社の社員はいろいろな外勤先で働いていますが、定期的に更新されるWeb社内報などを通じて全国で活躍する社員の皆さんの様子を知ることができます。最近では、7カ月間の育児休暇を取った男性社員の話が印象に残りました。社会人博士制度などもありますし、オンラインの研修も充実しているので、新しい分野の勉強にも取り組みやすいです。研究職志望でワークライフバランスを大切にしたい人は、当社のような選択肢も検討してみると良いと思います。
(土屋さん)

私は新しい価値創造にやりがいを見出しながら仕事をしており、皆さんにもぜひプロの研究者になって研究活動を行ってほしいと思います。まずは「自分が何にやりがいを感じるか」を探り、今持っているスキルを整理してみてください。自分の強みを活かせる仕事ほど、やりがいを感じやすいと思います。そして、就職後もスキルを磨き続けていれば、そのやりがいをさらに大きくできると思います。
(馬場さん)

皆さんには無限の可能性があり、当社では入社してからその可能性を探すことが可能です。いろいろな気づきを得て「これだ!」というものを見つけて、その先で大きな花を咲かせてほしいですね。スペシャリストとゼネラリストのどちらも目指せますし、柔軟なキャリア選択と多様な働き方を実現できる会社なので、「研究者として生きていきたい」という方に興味を持っていただけたら嬉しく思います。
(柿澤さん)

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全国に、12の事業拠点に加えて6つの受託拠点を展開し、広範な活躍フィールドがある同社。自分が積みたい経験値や働き方を柔軟に考えながらキャリアを選択できる。

マイナビ編集部から

化学・バイオの分野に特化した研究者集団として、国内外の企業や学術機関を支援しているテクノプロ テクノプロ・R&D社。学生時代に磨いてきた研究者としての手腕を活かしながら安定的に就労できる点や、多様なキャリア形成ができる点が同社の大きな特徴だ。志高く研究者としての道をきわめたい人も、プライベートも大切にしながら自分のペースでキャリアに向き合いたい人も、その時々の興味に従って色々な研究に挑戦したいという人も、自身の希望をかなえられるフィールドがある。「人生のプライオリティを何に置きたいか」を考えてみると、入社後のイメージもより鮮明に描けることだろう。

「研究職には就きたいけれど、その先のことは見えていない」という人も、過度な心配は無用だ。同社の社内には、CDAを筆頭にキャリアについて相談できる相手が数多く在籍する。取材では「若手研究者が自分の気持ちを見つめ直し、深層部分に気づくお手伝いがしたい」というCDA社員の発言も印象に残った。

また近年の同社は、第3の軸としてインフォマティクス分野の人材育成にも力を入れており、全社員に研修受講を促しているという。取材した社員たちも早速受講したそうで、その内容の充実度を語ってくれた。刻々と変化する市場ニーズを察知し、素早くキャリアに落とし込んで研究者としての市場価値を上げられることも、同社のような専門特化型の企業で働く大きな魅力と言えるだろう。

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研究職限定で新卒採用を行っている同社。社会人博士制度やインフォマティクス研修もあり、研究者としての向上心や才能あふれる学生にも注目を勧めたい。

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