最終更新日:2025/5/15

(株)コア【東証プライム市場上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理
  • インターネット関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

ITの力で社会を根底から支える。やりがいと誇りの大きな仕事に挑む先輩たち

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異分野から挑戦し、大きく羽ばたくエンジニアたち

独立系システムインテグレーターとして50年以上の歴史を有するコアは、社会生活を根底から支える技術を常に提供し続けてきた。3人の先輩の仕事を通して同社の社会貢献性の高さを浮き彫りにしていく。

T.T.さん(法学部法律学科卒/2023年入社)
未来ソリューションカンパニー
ソリューションビジネス部 未来社会ソリューション担当

S.G.さん(大学院政治学専攻修了/2023年入社)
社会ソリューションカンパニー
ソリューションビジネス部 SXソリューション推進チーム

N.K.さん(農学部卒/2021年入社)
産技ソリューションカンパニー
プラットフォームソリューション部 DX担当

先輩から一言!

「気になることがあると何でも意見交換できる風通しの良さがコアの自慢。先輩とは業務外でも仲良くさせてもらっており、今度スノーボードに出かけます」(T.T.さん)
「就活では“数を打てば当たる”やり方をしてしまいがち。しかし、向き不向きは必ずあるもの。自分に合う世界を探し出し、その世界に突き進んでください」(S.G.さん)
「AIの研究開発からマネジメントまで、本当に幅広いジャンルにトライできています。最先端技術に触れられているのもこの仕事の面白みの一つです」(N.K.さん)

【T.T.さん】防災力を高める自社製品を提案。社会課題の解決に貢献する喜び

一時期は別業界への就職を考えていましたが、技術を学んで成長できるIT業界に魅かれ、自主的に資格を取得して準備をしました。経験ゼロで不安があったものの、コアの場合、研修体制が整っている点が非常に心強く、安心してキャリアアップできると入社を決めました。

最初の3カ月間は新人研修でJavaに関して座学やグループワークで学習。毎日、研修の最後には先輩に質問できる時間を設けてくれたおかげで、わからないままで終わる日がなかったことが成長につながりました。配属になったのは営業職でしたが、技術的な知見なしに提案ができない世界ですから、学んできた経験が大いに生きています。

担当しているのは公共団体に向けた自社製品。データを整理して運用改善を図る情報基盤『Polisys』、AI分析したデータを地図上に表示する『CoMDIS 地図AI』を主に扱っています。従来、警察での活用が主体だった製品ですが、さらなる可能性を広げるため、地方自治体の防災分野での開拓を進めており、現在はニーズの調査から製品を紹介するセミナー・ワークショップの開催、展示会への出展などを重ねています。コアの製品を使えば、災害時、現場から電話で受けた災害情報をAIでテキスト化し、地図にそのデータを落とし込むといったことが実現可能。価値ある製品だと自負しています。

ゼロからの開拓は簡単ではなく、ITも営業も初心者の私にとっては戸惑ってしまうことばかりでした。ですが、一緒に回ってくれている先輩が「どんなことでも質問して」と言ってくれるからこそ、今日まで頑張ってこられたのだと思います。

自治体のお客様と話をしていると、様々な課題を抱えているのがよく見えてきます。先日「待合室にデジタルサイネージを設置したい」とご要望いただいた際には、お客様の要望に対応し、かつコアらしい付加価値を提供できるように、災害時に放送波を使って情報発信する機能を提案しました。お客様にも「さすがコアさんだね」と喜んでいただき、もっと頑張ろうとモチベーションが高まる経験となりました。

入社2年目でまだまだ足りないことばかりですが、お客様にとって付加価値の高い提案ができるように、自社製品に関する知識はもとより、土台となる技術もしっかりと身につけていくつもりです。

【S.G.さん】継続して学び続け成長できることが、モチベーションにつながる

大学院まで政治学を専攻していた私ですが、就職活動は専門とは切り離して考えていました。様々な可能性を視野に入れていた中で、絶えず学び続けられるシステムエンジニアが、研究活動に携わってきた私の性格に合っていると思うようになりました。最終的にコアを選択した決め手は、1969年設立と歴史もあり、規模感もある会社で安定して働けること。また、独立系であるため、幅広く技術に向き合える点にも共感を覚えました。

新人研修ではJavaについて座学を中心に学習した後、終盤ではプロジェクト型演習としてチームを組んでシステムを1から作っていくことになりました。私は全員が未経験のチームに入ったのですが、なかなかうまくできずに苦労する時間が続きました。それでも講師の方がキメ細かくサポートしてくれたおかげで、円滑に進めることができるようになり、学びの蓄積が成長につながっていくことを楽しいと思える日々でした。

7月からはソフトウェア開発チームの一員となり、金融系システムに携わった後、数カ月間ほど駐車場管理システムの改修を手掛けることになりました。私は主にテスト業務に携わりましたが、プロジェクトマネージャー(PM)から仕事の進め方や必要な技術について教えてもらい、基礎となる部分をしっかりと固めていくことができました。

その後携わった物流系企業の在庫・発注システムの改修案件では、古い言語をJavaに置き換えるという大掛かりな改修を担当。ここで初めて本腰を入れてソースコードに向き合うことになり、ITの難しさに直面しました。それでも周囲には頼りになる先輩がいましたので、わからないことを迷わず質問しながら一歩ずつ乗り越えてきました。

以前に比べればプログラミング言語の知識が格段に身に付いており、エラーが発生したとしても、どこに原因があるのか目星をつけられるようになりました。毎日のように新しいことを学ぶため、自分自身の成長を実感し続けられることがやりがいにつながっています。この2年間を振り返ると上司や先輩には本当に助けてもらってばかりでした。今度は私が頼ってもらえる存在なれるように、知識も技術も高め続けていきたいですね。

【N.K.さん】AIや画像認識など、最先端技術の活用方法を模索する

私は農学部の出身です。ただ、別の視点から人の暮らしをより良くする仕事に携わりたいと考えたとき、IT業界ならばわかりやすく生活を変えていけると心魅かれていきました。とはいえ、異分野で何もわからない世界でもありましたから、様々な企業のインターンシップや説明会に参加して業界研究を重ねました。次第にプログラミングが楽しいと思うようになり、開発の仕事ができる企業を探していくと、幅広い分野で技術的な強みを持つコアと出会いました。離職率も低く、面接中の温かみある雰囲気にも心魅かれ、コアで頑張っていくことにしました。

入社以来、主にAIをはじめとする技術に関して基礎的な研究開発を進めていくチームに所属しています。例えば、画像認識のAIを使って街にいる人やクルマの行動を認識していく技術は代表事例の一つです。また、ドローンで撮影した広い画角の中に小さく映る人やクルマを認識して、渋滞や事故を検出するといった案件にも携わりました。何もないところから形を作る研究開発は自由度が高く、試行錯誤することも多いですが、だからこそ面白いという感覚で仕事に臨んでいます。

もちろん、IT未経験で入社しているため最初はわからないことの連続で、1~2年目の頃は一緒に仕事をしている先輩にいつも質問していました。そんな折、先輩が別案件に入り、私が責任者として画像認識の3Dモデルを作ることになったのです。当時はまだ事例が少ない技術であり、手探りですべてを進めなくてはならなかったからこそ、難しいことを“できない”と決めつけず、“できるかもしれない”と意識を持つように。失敗しても別の見方もあると視野を広げながら、なんとか形にした経験は自信につながりました。大変なことでも一つひとつ地道な作業を繰り返していった先に成功がある――そんな思いを胸に毎日の仕事に取り組んできました。トライ&エラーを積み重ねて成功にたどり着くという意味では、農学部での研究に通じる面白さがあるかもしれません。

現在は生成AIを使ったシステムをお客様の環境で実運用するために、試験と開発を繰り返しています。私はマネジメント役として開発会社やお客様の間に立って円滑にプロジェクトが進むように支えているところです。研究開発からマネジメントまで、様々な仕事を経験してきましたが、これからもさらに学びを重ねることで自分を高めたいと思っています。

学生の方へメッセージ

就活では内定をもらうことをゴールにしてしまいがちですが、社会人として働く上で自分自身がどうなりたいのか、長期的な視点で考えていくと、自分の可能性が大きく広がるはずです。IT業界は非常に企業数が多い業界ですから、各社の違いが分かりにくいかもしれません。Webサイトなどの世の中に発信されている情報を眺めながら、その企業の強みや特徴をしっかりと把握した上で、ご自身がやりたいことと一致しているかどうかを見極めてください。

コアでは文系理系を問わず人材を募集しています。意欲的に新しい技術を学び、かかわる方との対話を大切にできる人であれば、おのずと成長できるからです。成長をサポートする体制としても、新入社員の技術的な不安を払しょくできるように、研修を充実させています。入社後の集合研修や配属先での技術研修を通して、一人前になるための基礎知識、チームでの開発能力などを高めていきます。半年間の新入社員期間はOJT担当の先輩が付きますので不安なく歩んでいけるはずです。

ソリューションビジネスに力を入れているコアのエンジニアは、お客様や企業が描く理想を実現するために、日々奮闘しています。技術トレンドや世の中の動きを見逃さない「好奇心」、自ら考え新しいものをつくる「創造力」、創造したものを世の中に広めていく「行動力」を兼ね備えていれば、価値あるものを提供できるエンジニアとして飛躍できるでしょう。
(採用担当)

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人工衛星を利用したGNSSシステム、においを可視化したIoTシステムなど、技術的に高度な分野で活躍するコア。若手社員たちも挑みがいがある仕事に満足感を覚えている。

マイナビ編集部から

同社では、社員に長く勤めてもらうための取り組みとして、一年に一度は上司とじっくりと対話をする場を設け、自身の将来のキャリアプランについて、共に考える機会を用意している。自分一人で悩まず、上司からの助言も参考にしながら、広い視点でキャリアを考えていくことができるだろう。

また新入社員に対しては、6カ月間を育成期間として、ITに関する基礎的な知識を身に付ける場を設けているほか、先輩社員がマンツーマンで指導をする制度も用意。入社直後からしっかり社員育成の制度が整備されており、社員を大切にし、長く働ける環境づくりに力を入れていることがわかる。

同社は北海道から九州まで全国に拠点を持ち、地域に根ざしたビジネスを展開している(ちなみに転勤はほぼないとのこと)。また、自社製品や特化技術を軸に、お客様に最適なソリューションを提案するビジネスも手掛けている。IT業界に関心のある方は、一度、同社の事業について調べてみるといいだろう。また文系卒の先輩社員も多く活躍されているので、興味のある方はぜひ企業研究を進めてみてほしい。

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1969年創業と歴史はある一方で、その座に甘んじず、最先端テクノロジー領域においても事業を展開するなど、ベンチャースピリッツを持つ企業だ。
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