企業研究を進めるにあたって、「業界研究」・「自己分析」を経て、「企業研究」を行うというのが一般的な流れかと思います。自分にマッチした会社を探すためにも、この3つのプロセスは必要不可欠ですので、しっかりと行ってほしいと思っています。
SIerは似たような事業を展開している企業が多いので、学生の目線では差異を見出しにくいのが悩みの種になるかもしれません。私自身も就活生時代、各企業の違いが判らず、戸惑った経験がありました。それぞれの違いを浮き彫りにしていくためにも、社内制度や今後の方向性、築き上げてきた歴史などさまざまな尺度から調べてみてください。企業は人で成り立っているからこそ、社風や人材育成といった面では色が出やすいですから、説明会等を通して多くの社員の方とコミュニケーションを取るのをおすすめします。
自己分析で悩む学生の声も聞こえてきますが、過去の自分を振り返るだけではなく、未来の自分を見つめるというのも大切な切り口だと思います。○○歳まで働き続けたい、○○歳でマイホームを持ちたい、貯蓄を増やしたい――どんな未来でもいいので、自分の思い描くライフプランに合わせて企業選びをすると、良い出会いが生まれるかもしれません。
<総務部・國末 実穂>