最終更新日:2025/4/3

(株)エイチ・アイ・ディ

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北海道

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エイチ・アイ・ディの未来を担う若手社員2名に聞いた今後の展望

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先輩・後輩それぞれの目線から見る成長の軌跡

北海道に根差したSIerとして幅広いプロジェクトを手掛けているエイチ・アイ・ディ。新人研修を通して繋がりのある2名の先輩に、入社以来歩んできた道のりを振り返ってもらった。

■新家 悠介さん(左)
2018年入社
システム統括本部/自治体プロジェクト担当

■広瀬 瑞樹さん(右)
2022年入社
システム統括本部/ニアショアプロジェクト担当

エイチ・アイ・ディの魅力はここ!

「部活動も盛んで、私はフットサル部とレジャー部の活動に参加しています。先日は部員たちと美味しい肉を食べに行きました!」(新家さん)
「何にでも挑戦できる人材にはチャンスが広がります。支えてくれる先輩が揃っているので、思い悩まず前に進むことができます!」(広瀬さん)
2人とも自分の成長だけではなく、他のメンバーの成長に対しても思いを馳せているのが印象的だった。

自分の経験を周囲に還元することで、チームとしての成長に貢献したい

大学時代は講義でプログラミングなどについて学び、人間工学を専攻する研究室に所属し、VR環境での操作感やパフォーマンスを評価する研究をしていました。その中で将来はシステムエンジニアになりたいと考え、地元である北海道の企業を探している中で出会ったのが当社です。道内に根差した企業でありながら首都圏の案件も手掛けており、視野が広い技術者に成長できると感じたのが入社の決め手となりました。

入社後の約2年間は、大手銀行のインターネットバンキングシステムの設計・開発に携わっていました。その後は自治体プロジェクトで、道内の自治体向けに、住民の健診や予防接種などのデータ管理や帳票出力ができる健康管理システムの導入・保守をしています。

以前は顧客内でもシステムに精通した方とのコミュニケーションが主体でした。一方で自治体関係者はITの専門家ではないため、最初はシステムのことについて伝えることが大変でした。そのため、まずは健康管理業務についての理解を深め、お客様と同じ目線で言葉を交わして距離を縮められるようにしました。

近年は新型コロナワクチン接種の事業のために、システムに対して、ワクチンの接種記録を管理したり、そのデータを他システムに連携したり、ワクチンの接種券を出力したりできるような改修を行いました。また私たちで接種券の印刷を請け負い、お客様に納品するなど幅広く対応しました。その中で次第に後輩たちを見る立場になり、指導の仕方について考えるようになりました。まずは得意なことが何かを見つけてそれを伸ばしていき、その成功体験がモチベーションになるようにしていく。そして目を背けたくなる弱点に向き合いやすくし、結果的に苦手なことの克服にも繋げていく。そのようなスタンスで後輩にアドバイスを送ってきたつもりです。

入社してから今までの6年間で私が学んできたことをチーム内に還元し、自身やチームがより成長できるようにすることにやりがいを持っています。また、2022年度には新人研修の教育担当も任されました。人と人との関係性がフラットであることが良い空間づくりに繋がると思い、壁を取り払ったコミュニケーションは常に意識しました。一人ひとりの価値観は異なるからこそ、その人らしい方向に導いていくのが先輩の務めだと思っています。

<新家さん>

充実した研修制度や先輩の温かな指導を通して、人に教える力が身に付く

私も新家さんと同じく大学時代は情報学専攻であり、画像合成をテーマに研究をしていました。そうした経験を活かすためにも、就職活動ではIT業界に絞り、地元である北海道の企業を探していた中で当社の存在を知りました。印象的だったのは会社の雰囲気の良さです。面接前に採用担当の方が緊張をほぐすため、フレンドリーに接してくれて、学生を歓迎してくれる温かな空気が伝わってきました。自治体向けシステム開発と首都圏の大手SIer向けシステム開発の2本の柱があるビジネスモデルにも興味を覚え、当社への入社を決めました。

研修は入社前のeラーニングからスタートします。隙間時間を活用して進められたので、負担なく学ぶことができました。入社後は3ヶ月間の新人研修が行われ、座学でITやプログラミングに関する基礎を学んだ後、Webシステムに関して1人で制作する個人開発と、5~6人で制作するグループ開発に臨みました。大学で基礎を身につけたとはいえ分からない部分も多かったのですが、教育担当として先輩が横についてくださったのがとても心強かったです。新家さんもその1人で、技術に関することだけでなく、社会人としての立ち居振る舞い方も教えてくださったり、面談を通して私の悩み相談にも乗ってもらい、本当に心強い存在でした。

研修後は首都圏の大手SIerの案件を手掛ける“ニアショア”開発プロジェクトに配属となり、大手銀行のインターネットバンキングシステムの保守・運用に取り組んできました。最初は機能追加案件の開発工程からスタートしました。大規模システムであるため、開発に関するルールやガイドラインが厳格に決められており、その把握には苦労しましたが、先輩がマンツーマンで面倒を見てくださり、無事にやり切ることができました。

2年目からは設計に挑戦するなど、段々と責任の重い部分も担えるようになってきました。また、1年目の後輩が入ってきたので、私がOJT担当として指導にあたっています。私が新人の時、先輩が「いつでも質問してくれて良いよ」と言ってくださったのを参考に、後輩の疑問にはすぐ答えてサポートすることを心がけています。質問に答えるために改めて調べ直すことで、自分のシステムへの理解も深まっていき、後輩の指導を通して私自身の成長にも繋がっていると実感しています。

<広瀬さん>

挑戦し続ける2人の先輩の描く未来図。リーダーシップを発揮する立場を目指す

■現在、国が行っている施策の一つに、全国の自治体システムの標準化があります。各自治体が使用するシステムに対して一定の基準や規格を設け、統一的な取り扱いを促進する動きであり、私が手掛けている健康管理業務システムも例外ではありません。これから本格化していく予定ですので、所属チームとしても標準化にいかなる形で対応していくか、体制を整えているところです。このプロジェクトを通してチームとしても成長を遂げられるように一丸となり対応していきます。
今後は、私自身もリーダーとして本格的に案件を任せられるくらいの力を身につけたいと思っています。また、大学時代に専攻した人間工学を活かしたいという思いもありますので、ユーザーがシステム操作で触れるようなインターフェースをデザインする仕事にも挑戦していきたいです。多様なプロジェクトを手掛けている当社だからこそ挑戦するチャンスも掴めると思っています。
<新家さん>

■入社した時は右も左もわからなかった私も、後輩に教えられるくらいまでに成長できたのは嬉しく感じます。これからもできることを増やしていくためにも、まずは設計に関する力を身につけていくのが当面の目標です。また、後輩のサポートはもちろんのこと、先輩の仕事も率先して巻き取っていき、チーム全体を高めていける存在になりたいです。ゆくゆくはリーダーというポジションも目指していますが、今はまだ先輩に確認をとりながら業務を進めている状況なので、さらに業務知識を深めていくことが必要不可欠だと思っています。
ちなみに社内のコミュニケーションが活発なのが当社の自慢です。部署を横断して社員が交流を図る月1回のGC会では、飲み会やボートゲームを楽しんだりと、和気あいあいとした時間を過ごしています。新人の時はこういった社内制度を通じて仲良くなった先輩が親身になって悩みを聞いてくれて本当に助かりました。安心して働ける環境が整っていると感じます。
<広瀬さん>

学生の方へメッセージ

企業研究を進めるにあたって、「業界研究」・「自己分析」を経て、「企業研究」を行うというのが一般的な流れかと思います。自分にマッチした会社を探すためにも、この3つのプロセスは必要不可欠ですので、しっかりと行ってほしいと思っています。

SIerは似たような事業を展開している企業が多いので、学生の目線では差異を見出しにくいのが悩みの種になるかもしれません。私自身も就活生時代、各企業の違いが判らず、戸惑った経験がありました。それぞれの違いを浮き彫りにしていくためにも、社内制度や今後の方向性、築き上げてきた歴史などさまざまな尺度から調べてみてください。企業は人で成り立っているからこそ、社風や人材育成といった面では色が出やすいですから、説明会等を通して多くの社員の方とコミュニケーションを取るのをおすすめします。

自己分析で悩む学生の声も聞こえてきますが、過去の自分を振り返るだけではなく、未来の自分を見つめるというのも大切な切り口だと思います。○○歳まで働き続けたい、○○歳でマイホームを持ちたい、貯蓄を増やしたい――どんな未来でもいいので、自分の思い描くライフプランに合わせて企業選びをすると、良い出会いが生まれるかもしれません。
<総務部・國末 実穂>

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「若い人材たちとともに、未来の当社を作り上げていきたいと思っています。成長意欲の高いエンジニアの方々をこれからもしっかりとサポートしていきます」(國末さん)

マイナビ編集部から

北海道に拠点を構えるIT企業として、エイチ・アイ・ディは実に50年以上の長い歴史を紡いできた。道内の自治体向けの業務システムを得意分野としつつ、首都圏の大手金融機関などの案件を担うニアショア開発、医療機関向けシステム、Webサイト制作などを手掛けており、コンパクトな組織ながらも多彩な案件を網羅。北海道に居ながらにしてエンジニアとして多角的なキャリアが積めるのが、同社で働くアドバンテージだと言える。

2人の先輩社員の取材でも聞こえてきたが、新人が育つように教育面の充実化にも力を注いでいる。入社後3ヶ月間の新人研修では、若手の先輩社員が温かくサポートしてくれるため、不安なく社会人生活のスタートを切れるはずだ。配属後には経営層も含めて新人の成長を見守るステップアップ研修、新人とマネージャー陣の交流の場である親子会などを通して徹底フォローしてくれるのも安心材料だろう。

部署の異動はあれど転勤はなく、長きにわたって北海道で働き続けることができる。地域に根差した働き方をしながら、確かな技術を身につけたいという人には一度、調べてほしい企業である。

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北海道に貢献し続け、半世紀以上の歴史を重ねている同社。年間休日128日とワークライフバランス面の良さもセールスポイントの一つだ。

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