最終更新日:2025/3/19

東レ・ファインケミカル(株) 【東レグループ】

  • 正社員

業種

  • 化学
  • 薬品
  • 繊維

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

活躍のステージは限りなく広がっている! それが当社の大きな魅力です!

PHOTO

東レ・ファインケミカルの注目社員を紹介

技術開発職・営業職として活躍している社員3名にフォーカス。仕事の面白さや苦労、社風、今後の夢などについて語ってもらった。

・H.M. さん
[機能ポリマ技術開発室/人間文化研究科 化学専攻修了(2012年)]
・H.H. さん
[機能ケミカル技術開発室/地球環境科学研究科 物質環境科学専攻修了(2005年)]
・O.T.さん
[機能ポリマ営業部/ 自然科学研究科 科学生命工学専攻修了(2014年)]

仕事観について

「自身の提案した配合処方が良い結果を生み、お客様に喜んでもらえた時が何より嬉しいです」(H.M.さん)
「自分が設計した通りに、工場で製品が生産されていく過程を検証するのもやりがいです。オフタイムには、20数年続けているアイスホッケーで汗を流します。」(H.H.さん)
「土日は5歳の息子と遊びに出かけます。何かと手のかかる時期ですが、問題なく仕事と両立できています。」(O.T.さん)

お客様の開発に寄り添い、共に成功を見届ける。

 大学では有機金属化学を専攻しており、就職活動でも化学系メーカーの開発職を志望していました。様々な企業の研究を進める中で、DMSOやポリサルファイドポリマの国内唯一*のメーカーである東レ・ファインケミカルを知り、その明るく風通しの良さそうな社風に魅力を感じて、入社を決めました。
 私が所属している部署では、DMSOやポリサルファイドポリマ、塗料用樹脂など、幅広い製品を扱っています。技術開発職ですが仕事の幅は広く、新規ポリマーの開発やスケールアップ、生産時の環境負荷低減検討や、お客様に対する技術的なサポートなど様々です。
 私は主に海外のお客様への技術サポートを担当しています。私の扱っているポリマーが求められる性能を発揮するためには、お客様に適切な配合で使ってもらう必要があります。そのため、実際にお客様の元へ伺い、技術的なディスカッションを行うことが多々ありますし、何か問題があれば新たな配合を提案するなど、一緒に解決策を見出していきます。新規製品の開発だけでなく、お客様の元で当社製品を有効に活用してもらうためのサポートも、大切な仕事の一つです。お客様の反応が見える立場で仕事をするのは、非常にやりがいを感じます。
 職場の雰囲気は会社説明会に参加した時の印象通り、非常に風通しが良く働きやすい職場です。上司が女性ということがあり、出産や子育てを含めた社員としての働き方や、仕事以外の相談事でも真摯に聞いてもらえるのは大変頼もしいです。また、できるだけ残業をしない風土があり、仕事にはメリハリをつけて取り組んでいます。
 仕事と家庭を両立させている上司は、その柔軟な発想やリーダーシップ、長期で海外へ出張するエネルギーなど、見習うところばかりです。私も隣で学びながら、その右腕となって頑張っていきます。
 今の目標は、国内外の技術支援を一手に担える存在となることです。これからも各地の工場や研究施設を回って経験を積み、行く先々で最も適した解決策を提案できる技術者を目指します。(H.M.さん)
*自社調べ

個性ある製法を確立し、生産へとつなげる。まさに技術者としての醍醐味ですね。

 有機合成反応を駆使した医薬中間体や電材用途のモノマーなど、化合物の工業的製造法について研究・開発しています。大まかな業務の流れは、(1)お客様のご要望に合った化合物をつくるために合成ルートの調査と選定を行い、(2)実験を通して合成ルートを決め、製造へとつなげていく-という手順で進んでいきます。
 合成ルートの選定にあたっては、他社の特許状況はもちろん、コストや安全性、効率性、品質といった、細部にわたる検討が必要になります。
実験はまず小スケールで開始。使用原料や反応温度・時間などを検証し、工場で生産するための最適条件を見つけていきます。その後スケールアップさせ、作業時間や攪拌効率などのチェックを経て、出来上がったサンプルをお客様に提供。価格や品質に問題がなければ工場生産に入ります。その際、設計通りに安定的かつ効率的に生産できるよう、工場で工程管理のポイントを指導するのも私の役目です。このように業務の幅は広いのですが、自分の担当製品を最後まで責任を持って見届けることができます。
 いかに自分らしさを盛り込んだ効率的な製法を開発し、生産へとつなげていくかということには特に力を入れています。なかでも有機合成の後処理方法(抽出・洗浄・蒸留・晶析)の条件設定は最も個性が出る部分であり、まさに技術者としての腕の見せ所です。純度の高い目的物を取り出すために、どのように後処理をするかについては非常に頭を悩ませますが、それがこの仕事のやりがいであり面白さですね。(H.H.さん)

国内でも海外でも、頼りにされる営業マンへ!

 大学院では有機金属化学を研究していました。黙々と開発に向き合う事も悪くはありませんでしたが、就職活動を経て、社内外の色々な人と関われること、自身の化学の知識を活かせることから、化学メーカーの営業職に挑戦したい、と考えるようになりました。
 入社後は、工場での実習や研修を経て、医薬中間体の販売を担ってきました。医薬品は多くの工程を経て製品化されますが、医薬中間体は、医薬品と原料の間に位置すると考えてもらえればわかりやすいと思います。大手製薬メーカー様など高い技術力を持つお客様と対等にディスカッションを行うためには、製品知識に限らず、生産や技術開発の現場に関する知識や品質保証などの幅広い知識が必要です。モノを売るだけではない営業の奥深さを日々実感しています。
 担当する製品により異なりますが、私は年に4,5回という頻度でアジアやヨーロッパ諸国など、海外へ出張して交渉・プレゼンする機会があります。振り返ると、若いうちから大きな裁量とレベルアップの機会を与えてもらえていたと感じます。
 当社は素材メーカーとして、幅広い業界の様々なお客様に製品を提供します。目の前のお客様はもちろん、その先の社会に貢献できる、今のこの仕事に誇りを持っています。
 (O.T.さん)

学生の皆さんへメッセージ

 当社は、部署の垣根を越えたコミュニケーションの活発な会社ですから、チームワークもよく、働きやすい職場環境だと思います。また、上司との距離も近く、誰とでも気軽に話ができることも大きな魅力ですね。困ったときは、上司や先輩が親身になって相談に乗ってくれるので、とても心強いですよ。
 職種は、技術系、営業系、生産系、管理系と大きく4つに分かれていますが、いずれの仕事も担当分野は細かく枝分かれしています。入社後は部署の異動もありますから、学生時代に学んだことだけに固執するのではなく、いろんなことに興味を持ってほしいと思います。そういう気持ちがあれば、どんな部署に配属されても自分の持ち味を活かしながら楽しく仕事ができると思いますよ。
 海外の企業との取引も多いので、学生時代に英語や中国語を身につけておくと入社後、大いに役立ちます。元気よく積極的に仕事に取り組める方、創造力が豊かで自分から提案できる方と一緒に仕事をしたいですね。(左写真の先輩社員たちより)

PHOTO
休日はフットサルなど、仕事以外でも仲良くやっています!

マイナビ編集部から

特徴ある高機能ケミカル製品を世界中に提供し、“小粒でもキラリと光る技術と製品”によって確固たる地位を確立している東レ・ファインケミカル。DMSOやポリサルファイドポリマにおいては、世界シェアトップクラスの実績を持つ世界的な企業でありながらも、社内には少しの奢りもピリピリと張り詰めた空気もない。オン・オフのメリハリのあるほど良い緊張感の中で、それぞれが目的意識を持って自分の仕事に打ち込んでいる。そんな社員さん複数に「東レ・ファインケミカルとはどんな会社か?」と尋ねてみた。すると異口同音に「上司との距離が近く、自分の意見がいいやすい会社」との答えが返ってきた。つまり、これが同社の社風であり、職場の雰囲気である。こうした環境下で生まれた斬新なアイデアや提案をもとに、“キラリと光る”製品が世に送り出されているのである。
2009年に着手した中国合弁会社や、アジアを拠点とした事業拡大を意欲的に進める東レ・ファインケミカル。今後の発展に大きな期待が寄せられている。

PHOTO
部署は異なっても「より良い会社にしていく」という思いは共通している。ミーティングでも活発に意見交換を行い、一体感は強い。

トップへ

  1. トップ
  2. 東レ・ファインケミカル(株) 【東レグループ】の取材情報