大陸貿易(株)

特にロシアへのこだわりはありませんでしたが、せっかく大学での交換留学で少しはロシア語をかじったのだからそれを活かせる仕事がしたいと思い、入社しました。

主な仕事は国内営業です。扱うメイン商材は住宅用部材。主に屋根の下地で使われる垂木、柱と柱の間に挟む形で据え付けられる間柱、間柱と間柱の間に水平に据えられる胴縁と呼ばれる製品などを問屋、流通業者さん等に販売しています。また、多くのお客さんにイギルマ大陸発足時代から弊社が仕入れた商品を取り扱って頂いています。そういった文脈を踏まえた上で、お客さんに商品の入荷タイミングや現地での生産状況などを細かくお伝えし、弊社とお客さんの関係性を維持・発展させていくのが平時の仕事内容です。
木材という自然物を扱う側面や、現地工場の生産・出荷の都合から、どうしても市場での競争力が弱い商品を仕入れねばならないケースもあります。そういった局面で前述した顧客との関係性が真に活きてきます。素直に売れない物も色んな人の知恵を駆使し、市場で受け入れられるように付加価値が備わった商品へと仕上げていく。最終的な製品の用途から逆算して、こちらから顧客へ提案し、使用してもらうよう説得する。大きな商社ではやり辛いであろう、柔軟で臨機応変な交渉を大陸貿易では行えます。特にお客さんから信頼し、認めてもらえた時の達成感はひとしおです。

09:00 出社、打刻
09:30 お客さんと電話にて商談
10:00 営業資料作成
12:00 昼食
13:00 営業資料作成
14:30 上司と販売方針につき打ち合わせ
16:00 営業資料送付、お客さんと電話にて商談
17:00 ロシア側からの出荷書類整理、現地へ連絡
18:00 帰社

「ロシアの木材で出来ることなら何でもやる」という点をモットーに、弊社木材部の人間は日々知恵を絞りながら生きています。特に、少子高齢化に伴い新規住宅着工件数が漸減していくことが明らかである今、既存の新規住宅用部材を販売するスキームでは立ち行かなくなる可能性があります。そういった状況を打破する為にも、ロシア材の利点を最大限に活かした、時代の潮流に合った新たな商品作りと販売スキームが求められています。

…といった風に小難しいことをだらだらと書き連ねてしまったので、以下は身近な話です。実際の職場は上司も部下も下らない冗談を言い合えるくらい穏やかな環境です。ロシア語を少しでも触っていた新社会人のみなさん、興味があればお越し下さい。ロシア語が下手でもなんとかなりますよ。