最終更新日:2025/3/1

(株)システムインテグレータ【東証スタンダード上場】

  • 正社員
  • 既卒可
  • 上場企業

業種

  • ソフトウエア
  • 情報処理

基本情報

本社
埼玉県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

自分らしく、成長し続ける若手エンジニアたち

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文系でも、理系でも。誰しもに成長できるチャンスが広がる

自社独自製品・サービスの開発に特化したシステムインテグレータでは、年次の浅い若手の先輩たちが、第一線で輝きながら仕事に臨んでいる。3人の先輩たちの仕事を通して、同社で働く醍醐味を浮き彫りにする。

O.K.さん(写真中)
エンタープライズ開発本部 開発1部
社会情報学部社会情報学科卒/2022年入社

K.K.さん(写真左)
エンタープライズ開発本部 開発3部
高度ITエンジニア科卒/2022年入社

T.K.さん(写真右)
エンタープライズ開発本部 開発1部
法学部総合政策学科卒/2022年入社

先輩たちの横顔

無駄な残業をしない企業文化が根付いているのが同社の自慢の一つ。在宅も月8日まで対応可能だという。O.K.さんも毎日、メリハリをつけて働くことができている。
海外エンジニアとの窓口を担うK.K.さん。自分が主体となって指示を出し、臨機応変に案件を進めている。若手がどんどんチャンスをつかめる社風を改めて感じ取っている。
上司を肩書きではなく“さん”付けで呼ぶフラットな社風だからT.K.さんも自然体で働いている。ちなみに最近実家を出て一人暮らしを始め、会社から家賃補助を受けている。

【O.K.さん】手を挙げて上流工程に挑戦。温かな先輩の支えのもとで着実に成長を遂げる

大学時代に雑貨店でアルバイトしていたのですが、ERPソフトウェアを導入した結果、在庫管理などの業務が劇的に楽になりました。そんな経験があったので、就職活動ではIT企業を志望。なかでも自社開発を得意とする企業に絞っていったところ、独自パッケージ開発に専念する当社と巡り会いました。『プラチナくるみん』認定を受けているなど子育て家庭の支援が整っている上に、在宅勤務もフレキシブルに対応していると聞いて、将来をイメージして安心して働き続けられると入社しました。

文系出身ですのでITに関しては知らないことばかりでしたが、充実の研修制度のおかげでじっくりと学びを重ねることができました。実際、最初の3カ月ほどは集合研修で複数の言語について学習。ラストには同期4~5人のチームで開発を進め、成果物を発表する機会にも恵まれました。同期と長く机を並べて学んだおかげで横のつながりも深まり、社会人としての最初の仲間ができた貴重な時間となりました。

自社独自ERPパッケージ『GRANDIT』の開発チームに配属になった後は、12月までは研修期間が続きました。ERPは企業の基幹業務を担うだけに、財務会計やバックオフィス業務に関する知識が欠かせません。研修ではITの専門性のみならず、一般的な会社がどのような動きをしているのかを細かく学べたので、実務に入る上での不安が少しずつ払しょくされていきました。

研修を終えてからは『GRANDIT』を導入するお客さまの結合テストに携わり、2年目からは希望してシステム開発の上流となる要件定義にチャレンジしました。主には『GRANDIT』をバージョンアップするお客さま対応が中心でしたが、ある企業に関しては独自にカスタマイズする必要がある機能追加を手がけることになりました。私はリーダーとして要件定義から開発、テスト、納品までのすべてを担当。開発力にしても、スケジューリングにしても反省すべきところばかりでしたが、困っている人を見たら手を止めて支えてくれる温かな先輩たちのおかげで、なんとか課題を乗り越えることができました。

最初の打ち合わせでは不安を感じていらっしゃったお客さまが、私の提案によってホッとした表情を見せくださった瞬間は非常に嬉しい思いに包まれました。今は小さいプロジェクトのリーダーを任されていますが、これからは大きな規模の案件にかかわれるように自己研鑽に励みたいですね。

【K.K.さん】技術を高めることで、誰かのために役立てるのがモチベーションに

IT系専門学校で4年間にわたってプログラミングについて学んできた私ですが、就職活動ではそれ以外にも可能性があるのではないかと考え、小売りや銀行、メーカーなどを幅広く見ていました。最終的にIT企業である当社を選んだのは、自社開発を専門としているからこそ、メーカーのように自分が創造した製品が世の中に役立っていく実感が得られやすいことが決め手となりました。

新人研修を経て配属されたのは、プロジェクト管理ツール『OBPM Neo』を担当する部署。当社で言うところのクラウドサービス型のツールであり、導入はお客さまご自身が行い、私たちは新規機能開発、品質向上の取り組み、保守、障害対応などに幅広く臨んでいます。配属直後は使用している言語やフレームワークに関して、部署内の研修カリキュラムに沿って学習を進めました。チューター制度を通して先輩がマンツーマンで指導してくれるなど、学びの環境が整備されていたのは心強い限りでした。

業務に入ってからは障害対応からスタート。学生時代にもソースコードに触れていたものの、10数年の歴史あるシステムのコードは膨大な量に達しており、歴史的な変遷や機能同士のつながりを理解するのに苦戦させられました。それでも先輩たちがサポートしてくれたおかげで仕事の幅も広がり、2年目には新機能開発に挑むチャンスに恵まれました。0を1にする開発は障害対応とは勝手が違うところばかり。新たに必要となる知識も山積みでしたが、おかげで深く開発を学ぶことができました。

3年目になってからはベトナムに依頼しているシステム修正に関して、私が窓口となって作業内容や進捗の管理を行っています。考え方や文化の違う海外エンジニアと仕事をするというのは刺激に満ちており、新たな知見を得ることができています。

自分のアイディアがシステムとして形になり、実際にユーザーに利用していただいて、業務の助けになっているのですから、文字通り、社会に貢献できていることがやりがいにつながっています。最近は部署内で手掛けているスクラム開発という手法において、その中心に立つスクラムマスターに立候補しました。まずはスクラムマスターとして成熟した存在になった上で、将来は新機能を素早く開発できるような技術者に成長したいと思っています。

【T.K.さん】リーダーとして周囲を引っ張っていく存在になりたい

社会人となって40年にわたって働くのであれば、技術を身に付け、学びを重ね続けたい。そんな風に考えた私は、文系出身ながらIT企業をめざして就職活動していました。当社に関しては、自社開発を専門としているだけに客先常駐がなく、埼玉の本社オフィスで働き続けられる点に魅かれて入社を決意しました。

IT経験がなかったので確かに不安はあったものの、入社してから手厚い研修が用意されていたので、まさしくゼロから成長することができました。実際、3カ月の新人研修ではITの基礎を身に付けられましたし、『GRANDIT』の事業部に配属されてからは実践的な学びを深められました。合計9カ月にわたる研修があったからこそ、今日まで頑張ってこられたのだと思います。

業務に入ってからは『GRANDIT』の保守対応を通してシステムの理解を深め、2年目の中盤からは製造業のお客さま向け新規導入プロジェクトに、上流工程からかかわっていくことになりました。『GRANDIT』の場合、新規に利用していただくためには、お客さま向けにカスタマイズする工程が欠かせません。私は設計やプログラムの構築、テストなどの一連の流れをすべて担当してきたのですが、特に難しかったのは複雑な計算を要するある機能の開発でした。私にはハードルが高い技術ではありましたが、詳しい知識を持つ先輩の力を借りながらなんとか完成まで辿り着いたときはホッとした気持ちに包まれました。

気が付けば、昨日できなかったことが今日にはできるようになっていると気づく瞬間も多く、自分が成長していることがやりがいにつながっています。最近はプロジェクトが佳境を迎え、チャットやメールが主体ながらも、お客さまに説明する機会も増えてきています。テストや導入となれば現地に行って作業することもあるでしょう。意欲的にチャレンジを重ねたいですね。

将来的にはプロジェクトリーダーになることを目標としています。関係者に指示を出していく立場だけに、コミュニケーション力の醸成が不可欠。また、技術や専門性を高めるためにも、各種資格取得も考えています。半期に1回目標管理の場があり、上司と相談しながら新たに必要な資格なども具体的に確認できるので、キャリアパスもしっかりと描きやすいのは当社の良さだと思います。

学生の方へメッセージ

【O.K.さん】市販されている企業情報総合データブックなどを眺めていると、さまざまな業界の概要を体系的につかめるので、企業研究の前段階での情報集めに活用しましょう。その上で本当に行きたいと思える企業に出会ったら、隅から隅まで情報を集めてください。私は当社が第一志望だったので、Webサイトの先輩のインタビューなどもしっかりと読み込んで選考に臨んだ結果、今もギャップなく働くことができています。

【K.K.さん】最初から興味のある業界が決まっている人と、まったくわからない人の2つのパターンが存在しているはず。私は前者でしたが、あえて興味のない業界を見て行ったおかげで、本当にベストといえる会社を探すことができました。後者の場合、決まっていないから動かないというのはやめましょう。どこでもいいからまずは企業に足を運んで調べてみると、そこをきっかけに自分のやりたいことが見えるようになると思います。

【T.K.さん】IT業界についてあまり考えていなかった学生も、実際に話を聞いてみると新しい視野が広がっていくはず。当社のように文系出身でもゼロから学んでいけるIT企業も多いので、諦めずにチャレンジしてください。ちなみに私は学内のキャリアセンターをほぼ活用しなかったのですが、今思うと面接の練習をお願いしておけば、本番で緊張せず話せたかもしれません。準備段階では学校の仕組みも積極的に活用しましょう。

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さいたま市にある本社オフィス。広々とした執務室の横にはフリースペースが設置され、社員たちの交流の場として、また、ホッと一息つく場として有効活用されている。

マイナビ編集部から

「時間を与えるソフトウェアを創り続ける」を理念に掲げるシステムインテグレータは、創業以来、自社独自製品の開発を通して多くの企業・団体に価値あるITを送り届けてきた。ほぼすべてのエンジニアが自社内で仕事をしているだけに、部署内はもとより、事業部をまたいだ豊富なノウハウを蓄積できるのは、同社の大きな強みとなっている。

今回の取材では3人の先輩が思い思いの私服で取材に応じてくれた。客先での打ち合わせ時を除けば、服装が完全に自由なのは、社内開発を専門とする同社らしいところだ。また、リモートワークやフレックスタイム制度も柔軟に取り入れており、家族の事情等で茨城や鹿児島に在住してフルリモートで勤務する社員もいる。育休や産休に関しても当たり前のように取得可能。時短勤務で働いているマネージャーもいるから、長く安心してキャリアを積めるはずだ。

新人研修や社内勉強会など、学びを深められる場所もしっかり整っている。何よりも先輩たちも話してくれたように、穏やかで、相手のことを思いやってくれる人がそろうから、経験ゼロからであっても不安を感じることなく成長できることだろう。

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さいたま市にある本社オフィス。広々とした執務室の横にはフリースペースが設置され、社員たちの交流の場として、また、ホッと一息つく場として有効活用されている。
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