最終更新日:2025/4/10

和幸商事(株) 【とんかつ和幸】

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 外食・レストラン
  • 専門店(食品・日用品)
  • 食品
  • 給食・デリカ・フードビジネス
  • 商社(食品・農林・水産)

基本情報

本社
神奈川県

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

すべてはお客さまの幸せのために。店長・チーフとして活躍する中堅社員の挑戦と成長

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独自の評価制度、社内検定制度も魅力

とんかつ専門店「和幸」等を展開している「和幸商事株式会社」。「和幸東急SC港北店」の店長・チーフとして活躍中の中堅社員2名に、入社理由や仕事内容、やりがい、今後の目標等についてお話を伺いました。

店長  U.M.さん(2013年入社)
チーフ S.Y.さん(2014年入社)

店長・チーフは語る

「非常に風通しの良い会社です。店長に任命された当初は、エリアマネージャーのみならず、勤務歴の長いスタッフにも積極的に相談するようにしていました」(U.M.さん)
「仕込みでは、肉の形を瞬時に判断し、パン粉をまんべんなく付けられるようにカットする技術などが求められます。頑張れば1年程度で習得できると思います」(S.Y.さん)
「和幸東急SC港北店」を店長・チーフとして支える2人。ファミリー層の顧客が多い同店舗では、ゆっくり、つくろいでもらうための創意工夫を重ねているという。

売上拡大のカギは、お客さま満足度をいかに高めるか。店長の仕事術(U.M.さん)

「君は和幸の顔をしているね!」――。私が当社に入社したのは、合同説明会で声を掛けてくれた採用担当者の一言がきっかけでした。学生時代に居酒屋でアルバイトをしていたこともあり飲食業界には興味を持っていましたが、「どんな会社なんだろう」ということで会社の概要を調べ、接客や人材育成の仕組みに対する理解を深めていくうちに、どんどん魅かれていきましたね。面接の場で私の緊張をほぐしてくれた先輩社員の優しい人柄も入社の決め手となりました。

2013年に入社後は「とんかつ和幸 八重洲地下街八重洲店」に勤務。当時と現在では人事制度が違っていたこともありますが、調理に関してもホール業務に関しても一定のスキルを身に付けていたことが認められ、入社5年目に営業主任に昇格、「和幸 聖路加ガーデン築地店」の店長を任されることになりました。その後は「和幸 トリトン晴海店」の店長を経て、現在はS.Y.と同じ「和幸東急SC港北店」の店長を務めています。

店長のミッションは、売上拡大や人材の管理・育成を含めた、店舗全体のマネジメントになります。売上拡大に関して私が大切にしているのは、ご来店いただいたお客さまに、いかにご満足いただけるかということです。客単価や回転数を上げて売上を増やすことも大切なのかもしれませんが、いちばんの基本は、目の前にいらっしゃるお客さまと誠実に向き合い、笑顔でお過ごしいただくことだと思います。そして、「いつ訪ねても美味しいとんかつが食べられる」と感じていただけることも大切だと考えていますね。こうした取り組みを継続することで、リピーターの増加や、ご家族、ご友人の紹介、口コミ等を通して、将来の売上拡大につながります。基本に忠実に、地道な取り組みを進めることが重要だと感じます。

お客さまにご満足いただけるサービスを提供するためには人材育成も欠かせません。私が大事にしているのは、調理技術や接客スキルよりもまず先に、「誠実」「お客さまの幸せのために」「どんな時でも笑顔を忘れない」といった当社の社是や理念をしっかりと伝えることです。「和幸とは何を目指している会社なのか」「理念を実現するために、自分たちは何をしなければいけないのか」を理解してもらうことで、仕事への向き合い方もお客さまへの接し方も変わってくるはずです。

人を大事にする社風に魅力を感じて入社。チーフとしてスタッフ一人ひとりと誠実に向き合う(S.Y.さん)

もともと料理が好きだったこともあり、高校卒業後は調理専門学校に進学しました。当社を志望したきっかけは学内説明会です。実家の近くに和幸のテイクアウト売店があり、子どもの頃からその味に親しんでいたこともあって関心が沸きました。面接の場で私の話にじっくりと耳を傾けてくれるなど、“人”を大事にする社風に魅力を感じたことが、入社に至った最終的な決め手です。

2014年に入社すると、まずは新入社員研修で仕込みから接客の基本、ビジネスマナー等について学びました。調理専門学校出身とはいえ、とんかつについて専門的に学んだことはなかったので、初めて勉強することも多かったですね。調理部門の上長に教えられながら、少しずつできることを増やしていきました。
その後は「和幸ランドマーク横浜店」に仮配属となり、約3ヶ月間、朝の立ち上げからランチ、ディナーのピーク時への対応、夜の締め作業に至る、店舗での一日の流れを習得。食材の管理、アルバイト・パートスタッフの管理・育成など、仕事の幅広さを実感することができました。

仮配属期間の終了後は「和幸 京急上大岡店」に本配属。その後も神奈川県内のレストラン、テイクアウト売店、異業態店舗で経験を積み、上司や先輩社員からさまざまな知識や技術を学びながらキャリアアップしてきました。調理技術に関しても磨きがかかり始め、仕込みを段取り良くスピーディに行う技術や、サックリとした食感のとんかつを揚げる技術などに成長を感じています。

調理師検定試験や営業検定試験等にもチャレンジし、5店舗目でチーフに任命。現在は「和幸東急SC港北店」のチーフを務めています。チーフになっても基本的な店舗業務に変わりはありませんが、後輩社員やアルバイト・パートスタッフの管理・育成がより重要なミッションになってきます。普段から心掛けているのは、私の考えや意見を一方的に押し付けるのではなく、スタッフと誠実に向き合い、一人ひとりの声にしっかりと耳を傾けることです。ダメなものはダメとはっきり伝えますが、まずは相手の考えや思いに共感するように意識しています。

仕事のやりがいと今後の目標(U.M.さん/S.Y.さん)

■スタッフの成長する姿がやりがいに(U.M.さん)
私たちの仕事において一番のやりがいは、お客さまに「ありがとう」と感謝いただけることだと思っています。このことは一般スタッフだった頃から変わりませんが、店長になってからはスタッフの成長する姿も仕事の喜びにつながっています。

ビジネスパーソンのお客さまが大部分を占める「和幸 聖路加ガーデン築地店」、「和幸 トリトン晴海店」や、ファミリー層のお客さまが多い「和幸東急SC港北店」など、さまざまなタイプの店舗を経験してきたことで、店長になってからも成長を続けてきました。
私自身の今後の目標は、調理検定試験と営業検定試験の双方で1級を取得できるように、さらなるレベルアップを図ること。そして「和幸東急SC港北店」を支えてくれているスタッフと一丸になって、お客さまにご満足いただける店づくりを追求し続けることです。中長期的には、より大きな店舗の店長や、複数店舗を管理する営業課長(エリアマネージャー)に昇格できるよう、日々勉強を続けていきたいと思います。


■次なる目標は、店長への昇格(S.Y.さん)
仕事でやりがいを感じるのは、お客さまから「美味しい」というお言葉をいただけたときです。テーブルに備え付けられているナプキンにお褒めの言葉を書いていただけたときは本当に嬉しかったですね。この一言をいただくために仕事をしているといっても過言ではありません。

当社にはキャリアステージ制度が設けられており、それぞれのステージで求められる行動が明確化されているので、常に目標をもって仕事に取り組めますし、自らの成長を実感しながら働くことができます。こうした点もモチベーションにつながっています。さらに、週休二日制が導入されており、有給休暇を取得しやすい環境も魅力です。
今後の目標は、現在勤務している「和幸東急SC港北店」をはじめ、さまざまな店舗で経験を積み、店長に昇格することです。売上拡大に向けた取り組みなど、店舗全体をマネジメントする力に磨きを掛けながら、自分自身の考え方を確立していきたいと思っています。

学生の方へメッセージ

当社は常に目標とモチベーションをもって成長を続けていける会社です。具体的には「キャリアステージ制度」を導入。キャリアステージを9つの階層に分けて、それぞれのステージで求められるコンピテンシー(成果を出すための行動)を明示するとともに、上長によるフィードバック面談や営業課長(エリアマネージャー)による評価、部門全体で実施する評価会議などを通して、公正かつ適正な評価を行う仕組みを構築しています。仕組み上、キャリアステージと職位はそれぞれ独立しています。自らの頑張りをストレートに評価してもらい、そのうえで着実なステップアップを実現できるのは大きな魅力と言っていいでしょう。

「安定経営」を続けているのも当社の特長です。コロナ禍の影響を受けて売上が減少した年もありましたが、基本的には右肩上がりの成長を続け、2023年には過去最高益を達成。どんなに厳しい経営環境に直面しても成長を続けられるのは、「お客さまの幸せのために」という理念を追求し、お客さまに寄り添って信頼関係を築き、商品力を落とすことなく、美味しいとんかつを提供し続けてきたからこそだと自負しています。「人を喜ばせることが好きな方」「お客さまの幸せを自分の幸せと思える方」、そして、「チームワークを大切にできる方」とお会いできる日を楽しみにしています。

人事採用担当

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同社のスローガンは「笑顔」。接客ではマニュアルに従って行動するだけでなく、感謝の想いを胸に、ご期待に応えるおもてなしを実践することを最優先としている。

マイナビ編集部から

首都圏を中心に全国の駅ビルや百貨店、ショッピングセンター、オフィスビル等でとんかつ専門店「和幸」等を展開している「和幸商事株式会社」。今回、「和幸東急SC港北店」の店長・チーフとして活躍中の中堅社員2名にお話を伺って感銘を受けたのは、同社の理念、そして、顧客に対する想いの強さだった。
例えば、店舗の売上拡大は店長のミッションだが、U.M.さんは客単価や回転数を上げることよりも、顧客満足度を高めることに全精力を傾けている。こうした取り組みが数字に結びつくまでには、息の長い地道な努力が求められるが、同社には現場の奮闘をリスペクトするカルチャーが根付いている。筆者はここに、1958年の創業以来、60年以上にわたって成長を続ける同社の底力、そして、愚直な努力を積極的に評価するマネジメント力の凄みを垣間見たのである。

飲食業界に興味関心をお持ちの方の中でも、評価制度や各種検定制度が確立されている会社で、明確な目標を持って挑戦と成長を続けていきたい方。そして、同社の理念やビジョンに共感する方に企業研究をおすすめしたい会社である。

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北海道から広島県まで、全国23都道府県で240店舗超を運営するほか、中国やタイ王国にも出店。今後も国内外で積極的な出店を進めていく方針という。

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