最終更新日:2025/4/25

(株)アトックス

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • プラント・エンジニアリング
  • 設備工事・設備設計
  • 機械設計
  • 環境・リサイクル
  • 医療用機器・医療関連

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

復興、医療、新技術に尽力し、日本の原子力産業の未来を支える

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最前線で働く若手社員3名を突き動かす、仕事の原動力とは?

原子力産業のエキスパート企業として、関連施設のメンテナンスを担い、核医学へも活躍の場を広げるアトックス。放射線管理、医療機器の開発、そして福島復興に尽力する若手社員3名の仕事への思いに迫ります。

■佐川 優輔さん
東海営業所/2019年入社

■田中 愛結 さん
事業開発部/2021年入社

■浪岡 洋史さん
福島復興支社/2022年入社

アトックスの魅力はココ!

全国に事業所を展開し、さまざまな原子力関連施設に携われることは大きな魅力。私も2拠点で設備メンテナンスや除染などの幅広い業務にチャレンジしています。(佐川さん)
放射線技術を活用した医療機器の開発・導入を担当。1年間の研修・OJTでじっくり学び、画像診断の学会で最新情報を得るなど、成長機会に恵まれた会社です。(田中さん)
福島第一原子力発電所で汚染水処理施設の管理に携わっています。復興の現場を担うやりがいは大きく、気さくな上司・先輩に恵まれた雰囲気の良さも魅力です。(浪岡さん)

柏崎刈羽と東海で、放射性物質の“砦”として漏えいを防ぐ

2011年に東日本大震災が発生した当時、私は中学2年生でした。親の実家がある福島県相馬市は、幼い頃から帰省して慣れ親しんだのどかな地域。しかし、震災によって町が激変してしまった様子を目の当たりにしました。その光景が目に焼きついた私は、中学生ながらに復興の力になりたいという思いを強くし、大学では原子力工学科を専攻。そして、放射線管理や除染の最前線を担うアトックスに入社しました。

入社後は柏崎刈羽事業所と東海営業所の2拠点で業務経験を重ねています。柏崎刈羽事業所では、柏崎刈羽原子力発電所内で使用する設備・機器のメンテナンスを担当。巨大スケールのプラントの再稼働を支え、日本のエネルギー供給に貢献する任務にやりがいを感じていました。一方で、これまで触れてこなかった現場は分からないことばかりで、戸惑うことも。しかし、あやふやなまま業務を進めると後々に問題を引き起こしかねないため、先輩に随時確認しては知識を増やすことを心掛けました。この姿勢は今も大切にしていて、何事に対しても確認を怠らないことを徹底しています。

そして、東海発電所に隣接する東海営業所に異動し、ここでは、原子力の研究・開発を行う研究施設の設備や機器等の汚染を除去し、研究の安全性を確保する任務を担当しています。また、防護服を装着した作業員が退域する際も、外部への放射性物質の漏えいがないよう、細心の注意を払っています。現在は、そうした業務の計画や作業員の管理などを含め、自ら完結できるようになっています。業務の幅を広げながらも、常に徹底しているのは安全への意識。2拠点の最前線で学んだ確認と安全の重要性は、後輩に指導する際にも徹底しています。

柏崎と東海では借り上げ社宅制度を利用し、家賃補助のおかげで生活面の不安もありませんでした。そうしたサポートが手厚いことも、当社の魅力の一つです。でも何より魅力なのは、職場での人間関係の良さ。フランクで話しやすい上司・先輩に恵まれ、どんなことでも相談できる心強さがあります。これからも、現場経験が豊富な先輩たちから“生きた知識”を吸収し、ゆくゆくは現場の責任者を担いたいと思っています。
(佐川 優輔さん)

世界最先端の医療機器開発に携われるのは、技術職の本望

大学院で機能性材料について研究した私は、研究開発職に就くことを志しました。なかでもアトックスを選んだのは、放射性物質の可能性に関心があったことと、人事の皆さんの人柄に惹かれたからです。新型コロナウイルス禍 での就職活動に不安が募っていた私に対して、気持ちの面でもフォローしてくださり、落ち着いてオンライン選考に臨めたことが印象的でした。

私の所属する事業開発部は、おもに新規事業に取り組む部署。私は、がんやアルツハイマー病の早期診断が期待できる頭部専用PET装置「Vrain」の開発・導入支援に携わっています。従来のPET装置は全身用で大型でしたが、コスト面や診断画像の画質に改善の余地がありました。そこで当社が開発したのが「Vrain」。ヘルメット型の小型形状で、低コストにして高解像度を実現した画期的な製品です。私は試作機の性能評価やソフトウエアの修正などを担当し、2022年1月に販売開始後は、納品前検査や製品資料・マニュアルの精査、メンテナンス対応などを行っています。

世界的に見ても最先端の装置開発に携われることに、技術職としてやりがいを感じないわけがありません。「Vrain」が医療現場へ広く導入・普及されることで、がんやアルツハイマー病の早期診断に結びつき、患者さんや医療従事者の方々のお力になれるということも、強いモチベーションになっています。入社1年目は慣れないことばかりで、上司・先輩のフォローを受けることが多かったのですが、2年目からは自分なりに仕事の進め方から考えられるようになりました。ソフトウエアのテストを行う際、タイトな期限内で終えられるよう、私から段取りを提案し、うまくいったこともあります。

新しい知識を得ることが好きなタイプですし、先輩たちも私の「もっと知りたい」「こうしてみたい」という意欲に快く応えてくれます。チャレンジを後押ししてくれて、任せて伸ばす、何かあればフォローするという社風が私に合っていると思っています。

といっても、私の知識量はまだまだ十分ではありません。PET装置のソフトウエアとハードウエア双方について理解を深め、できることを一つずつ増やすことが目標です。さらにゆくゆくは、新たな技術・製品の研究開発にも携わっていきたいですね。
(田中 愛結さん)

前例のない福島第一の廃炉に挑む。使命感に身が引き締まる日々

岩手県出身の私は、東日本大震災で被災し、電気が使えない日々に不安が募った当時の記憶が鮮明に残っています。その経験から、震災復興や原子力の未来に貢献したいという思いを強くした私は、原子力関連に絞って就職活動を行いました。アトックスに決めたのは、原子力発電所の廃炉や再稼働の最前線に携われることと、事業領域が幅広く、スキル・キャリアを広げる機会に恵まれていることに魅力を感じたからです。

私の職場は、福島第一原子力発電所です。世界的にも類を見ない廃炉作業が進められている場所で、私は汚染水処理設備の保守・管理を担当。報道等で見聞きしていた現場のまさに最前線であり、いかに厳格な管理が行われているかを肌で感じる日々です。身が引き締まるとともに、廃炉作業の一翼を担うことにやりがいと使命感を強くしています。

作業場である管理区域内に立ち入るには、厳格な作業ルールや防護措置を遵守しますので、それらをふまえて業務計画を立て、関係各所と調整・連携して業務を遂行していきます。しかし当然ながら自分一人では完結しない業務ですから、調整の難しさに直面することも。そんなとき、まずは先輩たちにサポート役として付き、そうした仕事の進め方や留意点などを一つずつ吸収していきました。今は施設内に安全経路を確保するための工事を計画から一任されるなど、徐々に任せてもらえる領域が増え、一歩ずつ成長を感じているところです。

緊張感のある現場での仕事ですが、上司・先輩とのやりとりはとてもフランクで、コミュニケーションを取りやすい雰囲気。計画の立て方や手続きのやり方に困った際にも、先輩たちが「以前の案件ではこうやってスムーズに進んだよ」と、参考事例を交えながら紐解いてくれます。「どうしてこの工程が必要なんだろう」と疑問を抱いたときも、上司が過去の経緯から説明してくれるので、納得感をもって業務にまい進することができます。

これからも福島復興の力になるべく、最前線を担うことに誇りと責任をもって臨んでいきます。これまで例のない廃炉作業に取り組むなかで、未来につながる課題や技術革新の芽も見えてくると思っています。そうした経験を生かし、ゆくゆくは新技術の研究開発に挑み、原子力の未来に貢献していきたいと思っています。
(浪岡 洋史さん)

学生の方へメッセージ

「私たちの仕事はチームワークなしには成り立ちません。当社では上司・先輩が相談しやすい雰囲気をつくってくれて、一人で悩み事を抱え込まず、チームで解決を考えていける環境です。また、資格取得に向けた勉強会が整い、私は3年目に放射線取扱主任者の資格を取得。放射線管理のエキスパートに向けて、着実にスキルアップできます」(佐川さん)

「若手にも責任ある仕事を任せてくれて、意見を発信・反映できる環境です。私も入社2年目から、業務改善を積極的に提案し、実践しています。また、当社の企業理念には“社員の幸せに貢献する”という文言があり、働きやすさを考えてくれています。私が幸せを感じるのは、大好きなゲームに没頭しているとき。残業が少ない職場ですから、職場の人たちとも終業後にオンラインゲームを楽しんでいます」(田中さん)

「当社は原子力産業の未来に目を向け、新しいステージを切り拓いていける会社です。原子力に関する知識は、入社後に現場でいくらでも学べますので、今は馴染みがない方もぜひ前向きにチャレンジしてください。就職活動で大切なのは、自分のやりたいこと、進みたい分野を見極めることだと思います。じっくり自分自身に向き合い、やりたいことが私たちの仕事ともし重なっていたら、うれしいですね」(浪岡さん)

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「堅苦しさがなく、気さくで居心地のいい職場」と、笑顔を見せる先輩3名。有給休暇を取得しやすいなど、ワーク・ライフ・バランスの良さも充実感につながっている。

マイナビ編集部から

原子力関連施設のメンテナンスを草創期から手掛け、業界のリーディングカンパニーとして、日本の原子力産業を支えつづけるアトックス。放射線技術のノウハウをRIや医療分野に応用するなど、環境やエネルギー、医療の未来に向けて、まさに同社のスローガンにある「Next Stage」へのチャレンジが続々と始まっている。

忘れてはならないのは、全ての起点となるのが「現場の最前線」だということ。同社が長年培ってきた技術は、現場で研ぎ澄まされてきたものであり、今回取材した先輩社員3名も、机上の知識のみならず、先輩たちの経験則を吸収して取り入れている様子が伺えた。また、次なる技術革新の起点となるのも、現場でこそ直面する課題であり、同社の技術開発センターでは遠隔操作ロボットや除染技術などの新規開発が鋭意進められている。

そうした最前線を支えるべく、安心して働ける環境が整っていることも見逃せない。年間休日は120日を超え、平均有給休暇取得日数も18日以上(23年度)と高水準。年次有給休暇のほか、傷病や介護などで利用可能な特別休暇制度も好評だと聞く。

印象的だったのは、「アトックスは未来に目を向けた会社」という浪岡さんの言葉だ。3名の話から、働きやすさ、人間関係に恵まれた環境で、課題に向き合い、チャレンジし、未来へ向かう足どりの力強さを実感できた。

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基礎から学べる研修があり、資格取得支援も手厚く整う同社。学生時代に原子力・放射線を学んだ社員は意外にも少数派で、文理を問わずさまざまな学部出身者が活躍している。

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