最終更新日:2025/5/20

ニッポー(株)

  • 正社員

業種

  • 化学
  • 化粧品
  • その他電子・電気関連
  • 医療用機器・医療関連
  • 日用品・生活関連機器

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

それぞれのポジションで違う、それぞれの役割とやりがい。

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前向きな行動を後押ししてくれるニッポーの風土。

ME事業部 営業部 後田 恭佑
総務人事部 中村 絵里菜
テーピング事業部 生産技術部 商品開発課 北村 卓也

多岐にわたる事業を展開するニッポーには、さまざまな部署が存在する。
今回は営業・管理・製造3つの部署にフォーカスをあて、
それぞれにやりがいや会社の魅力を語っていただいた。

「ココ!」が仕事の魅力。

お客様のニーズを実現する新製品の開発に企画段階から参画し、一つの商品が出来上がるまで、ものづくりのすべてのプロセスに関われるのは当社の営業の魅力です。
採用から研修などの教育、社員の働きやすい環境を整えるところまで、バックオフィスとして社員と会社の成長に関われる点にやりがいを感じています。
誰もが知る大手有名部品メーカー様の厳格で厳しい要求仕様を応え続ける仕事。絶対不可能と思える課題をクリアする事で、技術者の腕は間違いなく上がります。

社内外の関係各所とコンタクトを図り、ものづくりをコーディネート。

大学で応用化学を専攻していた私は、専攻分野と親和性のある化学品や化粧品業界を中心に就職活動を進めていました。営業職を志望したのは、もともと人と話すことが好きだったことがきっかけです。その中でニッポーに入社を決めた理由は、内定後、会社の実情であったり、給与や待遇、転勤の有無など選考中に聞きづらいことだったりを包み隠さず教えていただく姿勢に感銘を受け入社を決意しました。

現在は医療とコスメを事業領域とするME事業部に所属しています。医療の場合は呼気を測定するマウスピースや血液診断時に使用する使い捨て商品などを取り扱っており、コスメの場合は企画から容器製造、中身の処方、包材のデザイン、充填、アッセンブリまで一貫して手がけられる強みを活かし、受託製造を行っています。
印象に残っているのは、入社2年目の頃に担当した赤ちゃん用のマグボトル。この案件の課題は印刷でした。プラスチックにはPET樹脂、PP樹脂、ポリエチレン樹脂などさまざまな材質があり、材質によってベターな印刷手法があります。このボトルはPP樹脂だったのですが、PP樹脂はそのまま印刷してもインクが乗りません。表面をバーナーで炙るフレーム処理を施す必要があります。しかしフレーム処理をしてもインクが剥がれる問題は収まりません。私は原因を解明するために社内技術部に協力を求めつつ、インクメーカーや国の研究機関である産技研に話を持っていき、製造工程に問題が判明。工程を組み直したところ綺麗にインクも乗り、お客様の要求仕様をクリアすることができました。そんな思い入れのあるマグボトル。発売から数年経過していますが、当初計画の2.5倍の売り上げを記録するなど今も売れ行きが好調という話をお客様から聞いています。

今後の目標は私が副リーダーとして推し進めている新規プロジェクトを軌道に乗せること。将来的に新規事業になり得る可能性もありますので、是非とも立ち上げに成功したいですね。

ME事業部 営業部 後田 恭佑

年齢や社歴に関わらず、意見を言いやすい環境がニッポーにはあります。

就職活動では誰かを支える仕事に就きたいと考え、バックオフィス職種に絞って活動していました。ニッポーに魅力を感じたのは当時の採用チームの方々がとても親しみやすかったことです。また本社を訪問した際、想像していた以上に建物が大きく、オフィスも綺麗で直感的に「ここで働きたい!」と思ったことも入社を決めた理由のひとつです。

入社から現在にいたるまで、総務人事部に所属しています。応募者への選考連絡およびスケジュール調整、説明会の司会進行、インターンシップの内容検討など採用活動全般に関わっており、その他、社員の産休・育休の手続きや給与計算、健康診断の取りまとめ、最近立ち上がったSDGs推進プロジェクトにも携わっています。
仕事で心がけていることは、従来のやり方に固執しないこと。私が学生だった頃と今の就職活動は変わっていますし、就活生の感覚も違います。同じ採用を担当している後輩の意見に耳を傾け、良い意見があればどんどん取り入れるように努めています。
こういった若手の意見を吸い上げる風土は、採用チームに限ったことではなく、上下の距離が近く、先輩、上司と気兼ねなくコミュニケーションを取ることができる風通しの良さは当社の魅力です。
また産休・育休制度など福利厚生が充実しているのも魅力です。私も育休制度を利用し、最近復帰したばかりですが、上司や職場の仲間も暖かく迎え入れてくれ、時短勤務など気兼ねなく利用できています。
やりがいは選考で採用に関わった社員の活躍を聞く事。就活生と採用担当という立場から、一緒に働く仲間に変わり活躍を聞けるのは人事冥利に尽きる瞬間です。「4月に入社した○○さん、頑張ってるらしいよ」そんな声が届いてきたときは本当に嬉しいですね。

今後の目標は、採用活動をより強化していくことはもちろん、携わっているSDGs推進プロジェクトでの取り決めごとを全社的に波及させていくことです。若手にも責任ある業務を任せてくれる社風を味方につけて、新たな評価制度や福利厚生の仕組みに私のアイデアを反映させていきたいです。

総務人事部 中村 絵里菜

上手くいかないからこそ上手くいった時がたまらない。そう気づかせてくれる仕事がニッポーにはあります。

就職活動では製造業を志望していました。ニッポーに入社を決めたのは幅広い分野のものづくりを行っていたことが理由です。私が選考に進んでいたのはひとつのジャンルに特化している企業が多かったので、当社の事業展開に興味が湧いたことを覚えています。

入社後に配属となったのはキャリアテープを主力商材とするテーピング事業部。キャリアテープとは、電子機器を製造する際に必要な半導体や電子部品を収納するポケットが整列したテープ状のトレイ。当社のキャリアテープは部品メーカーに納入され、ポケットに半導体や電子部品が挿入されます。部品が挿入されたキャリアテープは、セットメーカーに場所を移し、そこでテープ内に収納されている電子部品は回路基板に実装され、最終的にありとあらゆる電化製品の中に組み込まれて市場に出回ります。
テーピング事業部の生産技術部・商品開発課に所属する私の主な業務は、お客様の要求に合ったキャリアテープのデザインです。お客様からいただいた部品の外形図に合わせて設計しています。中に収納される電子部品は肉眼で捉えることが難しいほど小さく、その微小な電子部品の形状に即したテープを図面に落としこむことが役割です。
キャリアテープと言ってもわからないですよね?しかし電化製品を製造する過程でなくてはならない包装資材であり、当社は国内シェア35%、テープを巻き取る際に必要なリールに関しては国内シェア50%を誇ります。ニッチな商品ですが、PCやスマートフォン含め、世の中の多くの電化製品がつくられる過程で私が手がけたキャリアテープが役立っていると思うと非常にやりがいがあります。

電子部品は小型化が進んでおり、それに伴ってキャリアテープも小型化ならびに精度が求められます。現在主流の幅4mmのキャリアテープは、かつて8mmが主流でした。その8mmから4mmに移行する初期から私は携わっていますが、生産が安定するまで10年かかりました。新たな製品をつくる際、上手く行くことのほうが少ないです。だからこそ成功時の達成感は代えがたいものがあるんです。今後、キャリアテープに代わる新たな規格のテープが出てきてもおかしくありません。もしそうなったときニッポーから新たなテープを提案し、それを業界のスタンダードにすることが私の目標です。

テーピング事業部 生産技術部 商品開発課 北村 卓也

採用チームから学生の方へのメッセージ

ニッポーの製品は、暮らしのあらゆるシーンに存在しています。化粧品や健康器具、ベビー用品、食品パッケージ、販促グッズ小売店の店頭や、すぐ身近なところで見かけているはずです。
一方で、電子部品収納テープ、医療用具など普段は目に触れることの少ない製品も、日本の産業基盤を支えるための一翼を担っています。
製品の企画・立案から最適な原料や加工法を選ぶ素材研究と試作、生産、品質管理まで、国内有数の一貫生産システムを確立。また、プラスチックや紙など、独自の成型技術によってパッケージングを手がける事業領域は、あらゆるものへと広がっています。
そんな安定基盤をもつニッポーのこれからの未来像を作っていくのは、これから入社してもらえる若いみなさんです。
ニッポーでは社員がそれぞれに持っている色、個性を伸ばすことを大切にしてきました。技術は日々進歩を続けより高度なスキルが求められるなか、私たちは研修の充実や労働環境の改善など若い社員が育ち、定着する仕組みづくりに力を注いできました。
そして今、求めているのは、自分なりの考えを持って従来のニッポーの枠組みをさらに広げていってくれる人材です。みなさんのご応募をお待ちしております。

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温かい目で若い力を見守り、育ててくれる総務人事部。「何か一つ、心に燃えるものを持っている人を期待しています!」(採用チーム)

マイナビ編集部から

特注品メーカーとして産声を上げ、独自の真空成形技術をコアテクノロジーに成長軌道を描いてきたニッポー。創業以来、50年余にわたって黒字経営を続けているのも、その技術力の賜物だ。同時に、絶えず時代の流れを見極め、変化に素早く対応していくフットワークの軽さもまた、大きな強みだ。幅広い事業領域のなかでも、電気・電子分野におけるキャリアテープは国内シェアの35%、リールは50%を占め、いずれも揺るぎないトップメーカー(2015年 電子部品年鑑 中日社)の牙城を築いている。リサイクル、リユースシステムをいち早く導入するなど、何事も「やってみよう」という先取の精神を体現し続ける経営姿勢は、そのまま顧客の厚い信頼へと結びついている。経験がものをいう仕事だけに、営業も製造も、どちらもやればやるほど奥が深いことを実感していく難しさがある。だが、お互いにしっかりと仲間をサポートしていく社員の一体感は、その壁を乗り越えていく大きな力となっている。時間は多少かかっても、自ら伸びようとする人材をじっくりと見守りながら育てていこうとする社風は、自分の情熱を思う存分に仕事に注ぎ込んでみたい人には、これ以上ない環境が整っていると言えるだろう。

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奈良の生駒山や河内平野を一望できる、8階建ての本社ビル。工場も併設し、営業・技術・製造が一体となった「ものづくりの開発拠点」だ

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