最終更新日:2025/4/24

(株)昭栄美術

  • 正社員
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業種

  • 空間デザイン・ディスプレイ
  • イベント・興行
  • 建設
  • 広告
  • サービス(その他)

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

展示会やイベントの空間づくりのプロ集団!トータルで案件を完結できるチーム力が強み

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営業・デザイン・製作に携わる中堅社員の本音インタビュー!

展示会のブースやイベント会場を手がける総合ディスプレイ企業の昭栄美術には、多彩な活躍の場が用意されています。営業・デザイン・製作の第一線で活躍する先輩たちに、仕事内容ややりがいなどを伺いました。

★第1営業部 営業1課
小松 直也さん(2019年入社)※写真左

★クリエイティブ部 スペースデザイン課
須藤 眞美さん(2017年入社)※写真中

★第1製作部 製作管理2課
横内 勇紀さん(2019年入社)※写真右

先輩たちの入社のきっかけ

「モノではなくコトを売る仕事で、同じことの繰り返しではなく、毎回新しいチャレンジができる営業だったから。転勤がないことも魅力でした。」〈小松さん〉
「建築デザインと比べて完成までのスパンが短く、スピーディに多彩な経験ができるからです。幅広い業界に関われる点も、志望理由のひとつとなりました。」〈須藤さん〉
「展示会の設営アルバイトを通して、この業界に興味を持ちました。当社を選んだ理由は、1社でイベント全体を取り仕切れるチーム力にひかれたからです。」〈横内さん〉

コロナ禍という厳しい状況でも新規開拓に成功し、3年目にトップセールスを記録

営業のミッションは、展示会やイベントの案件を獲得すること。受注に至れば社内のクリエイティブ部や製作部と連携しながら、クライアントが理想とするブースや会場をつくりあげていきます。入社後は、広告代理店を挟まない直営業を担当。特に新規開拓に注力し、幅広い業界にアプローチしていました。

印象に残っているのは、展示会やイベントが次々に中止に追い込まれたコロナ禍での新規開拓です。心がけていたのは、当社を売り込むのではなく、コロナ禍における有益な情報を提供すること。業界の感染症対策やコロナ禍でも展示会を成功へと導いた事例などを、積極的に紹介していきました。その結果、取引がスタートし、アフターコロナの今でも毎年私を指名してくださるクライアントもあります。既存クライアントの新たなニーズを開拓し、大きな取引へと発展したことも。他社の動向などを踏まえて、ある企業に「ワクチンの職域接種の会場設営・運営もできます」と伝えたところ、「ぜひお願いしたい」と話が広がりました。

私たちの業界は、コロナ禍で大きな打撃を受けました。だからといってあきらめるのではなく、自分次第でいくらでもビジネスチャンスを広げることができる。厳しい状況での営業を通して、そのことを学べました。そうして入社3年目に社内トップセールスを記録。「売り上げ金額最多獲得賞」を獲得し、表彰されました。

チームワークが抜群の当社では、案件が集中しても一人で抱え込むなんてことはありません。営業部門の同僚が率先してフォローしてくれるほか、クリエイティブ部や製作部もサポートしてくれます。トップセールスを記録できたのは、そんな仲間たちのおかげだと言えるでしょう。このような環境なので、案件が重なったからといってプライベートがなくなるということもありません。一番忙しかった頃でも、オフはゴルフを楽しむなどしてリフレッシュしていました。

当社の強みは、プランニングからデザイン、施工、サポートまでのワンストップ体制で対応できるところ。動画やHPの制作も手がけられるので、幅広い提案ができるのが魅力です。入社5年目で広告代理店を担当するチームに異動し、現在はBtoC向けのファッションやゲームのイベントなどを担当。当社の強みを生かしたプランニングを通して、自分をさらに磨いていきたいです。
〈小松さん〉

クライアントのことを考え抜いたデザイン提案が、大型コンペ案件の受注につながった!

クリエイティブ部はスペースデザイン課とグラフィックデザイン課、プランニング課にわかれており、私はブースの空間づくりに携わるスペースデザインを担当しています。仕事のきっかけとして、営業担当が案件を受注してからのパターンと、営業担当と一緒にコンペに挑むところからスタートするパターンの半々です。後者の場合はいろいろなパターンを考える必要があって大変ですが、挑戦しがいがあります。

大きな達成感を味わえたのは、昨年参加した建設業界の安全器具を販売している会社の大型コンペです。毎年開催されている展示会の案件だったので、まずは過去事例をリサーチして、クライアントの好みを分析。そのうえで、限られたスペースに展示する多数のアイテムから、目立たせるものの優先順位を検討していきました。そんななか、直近の法改正に対応した注目アイテムがあることを知り、それが一番目立つ空間デザインを提案。その結果、「他社よりも見やすく、我々の想いを表現してくれている」と評価いただき、受注につなげることができたのです。

このエピソードからもわかるように、私たちの仕事は単にいいデザインを提供することではありません。展示会への出展を通して製品の販路拡大を目指すクライアントのことを考え抜き、真のニーズを見極めることが大切。また、プレゼンテーションの際は、図面やパースといったビジュアルのみで訴えかけるのではなく、そのデザインやレイアウトにした意図やプロセスをしっかり伝えるよう心がけています。

何十年もそこに建ち続ける建築物と違い、私たちが手がけているのは期間限定で使われるデザインです。そのぶん、制約が少ないので、遊びを取り入れながら、さまざまなチャレンジができるのが特徴。また、完成までのスパンも建築物と比べて非常に短く、スピーディに幅広い経験が積めるのも魅力だと言えるでしょう。

直近の目標は、「これが私の作品です」と胸を張って紹介できるデザインを手がけることです。また、入社8年目を迎えて新人のOJT担当を任される機会も増えてきました。今後は、デザインの意図やプロセスをクライアントに伝えることなど、私がデザイナーとして大切にしていることを、後輩たちに教えていきたいです。
〈須藤さん〉

デザイナーが描いた2Dのデザインを具現化!設計から施工管理まで幅広く携われる

製作部には、木工造作やサイン製作、システム、施工管理、リース、輸送など、多彩な活躍のフィールドが用意されています。最初に私が担当したのは、展示会で使用するパネルを会場に設置する施工管理。協力会社の方々に指示を出し、進捗をコントロールしながら工場で製作したパネルを組み上げていく仕事です。食の見本市から車や工作機械の展示会まで、さまざまな展示会やイベントを担当しました。

入社2年目で異動して任されたのは、新設の部署で協力会社を取りまとめる仕事です。案件が発生するたびに協力会社にスケジュールをヒアリングし、仕事を依頼。また、ベトナム人技能実習生の受け入れ準備も担当していました。

入社3年目で現在の部署に配属され、最初の半年間は木材の加工を担当。パネルなどに使用される木工造作の知識をしっかりインプットした後、デザイナーが描いた2Dのデザインを実際にカタチにしていく設計や製作の手配、案件の進行管理、施工の進捗・品質・安全管理などに携わるようになりました。月の半分は事務所でデスクワーク、残り半分は現場での施工管理というバランス。繁忙期には、同時に15案件以上を動かしています。大変なのは、難しい加工や厳しい進行のオーダーが舞い込んだとき。そんなときは、「できない」ではなく「どうすればできるか」を考え、できる限りニーズに応えられるよう努力しています。

この仕事の醍醐味は、メディアからも注目される有名なイベントに関われること。テレビで自分たちが関わったイベントの様子を目にしたときには、大きなやりがいを味わえます。偶然、自分の出身大学の卒業制作展の会場づくりを任されたこともあるなど、幅広い案件に携われるのもこの仕事のおもしろさです。また、施工管理は現場の司令塔。多いときには50名を束ねて作業を進めていくのですが、自分の指示通りに人が動き、ゼロからブースや会場ができあがっていく様子を見ると、達成感を味わえます。

今後の目標は、まだ経験したことがないスケールの大きな案件に携わること。また、当社では新たに施工チームが立ち上がったところなので、施工管理の経験を生かしてチームの人材管理やメンバーの育成にもチャレンジしてみたいと思っています。
〈横内さん〉

学生の方へメッセージ

企業研究の際は、ぜひ「差別化戦略を実践している会社」に注目してください。同業他社にはない特徴や強みがある、高価なのに売れ続けている商品がある、などがその一例。そういった会社は、売上が好調で利益率も高く、業績が安定している傾向があります。

そのため、投資にお金をまわすなど、さらなる成長に向けてさまざまな施策を打つことができる。また、時代のニーズに合わせて、フレキシブルに変化していけるでしょう。「強い者、賢い者が生き残るのではない。変化できる者が生き残るのだ」とは、進化論で有名なダーウィンの言葉。このように、変化していくことの大切さは普遍的なのだと思います。

また、「差別化戦略を実践している会社」なら、きっと自分の仕事に誇りを持って働くことができるはず。さらに、安定基盤を確立しているので、利益を社員に還元できるというメリットもあります。そのほか、比較的いい労働環境のもとで働ける可能性も高いでしょう。

当社はディスプレイ業界でいくつもの特徴を誇っている会社。まず、展示会やイベントのすべての工程を自社でまかなえるのが大きな特徴です。また、ISO20121認証を取得しており、SDGsに取り組む仕組みができあがっているのもポイント。定期的に海外視察を行っており、世界の最新技術をいち早く取り入れている点も見逃せません。
〈経営管理部/小早川さん〉

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「やりたいことが見つからない方は、『楽しかったこと』『やりがいを感じたこと』を振り返ってみましょう。天職のヒントが見つかるかもしれませんよ」と語る小早川さん。

マイナビ編集部から

1979年の創業以来、総合ディスプレイ企業として、幅広い業界のさまざまな展示会やイベントを手がけてきた同社。空間のデザインから木工造作、サイン製作、映像制作、運搬、現場への設置まで、トータルで携われる強みを生かし、多くのクライアントから信頼を獲得している。

展示会やイベントに関する、多彩な活躍のフィールドが用意されているのも大きな特徴。主に、営業部門、クリエイティブ部門、製作部門にわかれており、さらに部門ごとに業務内容は細分化されている。営業部門には、直接クライアントを担当するチームと、広告代理店を担当するチームが存在。クリエイティブ部門は、スペースデザイン、グラフィックデザイン、プランニングと、3つの課がある。製作部門に至っては、木工造作やサイン製作、施工管理をはじめ、13の職種が存在するというから驚きだ。

歴史ある老舗企業でありながら、平均年齢は33歳と20~30代が多数活躍しているのも注目すべきポイント。若手のうちから貴重な戦力として、やりがいの大きな仕事に携われる。今回取材した先輩たちの仕事ぶりからも、早くから活躍できる職場であることがわかった。

また、同社が手がけているのは各職種&部門の連携が必要不可欠な仕事。そのため、チームワークが抜群で、仲間を大切にする社風が根づいている。部門の壁がないことも、働きやすさにつながっているようだ。

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感謝祭と呼ばれる社内イベントやクラブ活動など、コミュニケーションを深められる場をたくさん用意。社員旅行では、グアム・香港・台湾・バリ・沖縄などへ行くこともある。

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