最終更新日:2025/5/1

東西化学産業(株)

  • 正社員
  • 既卒可

業種

  • 化学
  • 機械
  • 環境・リサイクル
  • 専門コンサルティング
  • プラント・エンジニアリング

基本情報

本社
大阪府

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

社会インフラを支え、環境にもやさしい水処理技術。その広がりに貢献できるやりがい

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化学・機械・電気など、幅広い知識をお客様対応に活かす!

創業から半世紀以上、水処理技術の分野で実績を築いてきた東西化学産業(株)。本記事では、まもなく入社4年目を迎える先輩社員にクローズアップ。入社理由や仕事のやりがい、今後の目標などについて広く伺いました。

◆ R.M.さん(写真右)
東京営業技術一課
2022年入社
島根大学院自然科学研究科環境システム科学専攻修了

◆ S.T.さん(写真左)
東京ソリューション営業課
2022年入社
千葉工業大学先進工学部未来ロボティクス学科卒

当社のココにも注目!

長年にわたり培ってきた技術ノウハウは、営業にとって大きな強み。ろ過装置や薬剤など幅広い商品が高性能・高品質で、お客様に自信をもって提案できます。
「水処理装置・薬剤」といっても、空調やプール・浴槽、工場用水などその用途は実にさまざま。あらゆるユーザーの要望を満たす多彩な商品を研究・開発しています。
商業施設やオフィスの快適な環境を作ったり、病院や学校の清潔な空気を保ったりすることにも寄与する同社。「目に見えずとも社会的意義の大きな仕事だと思います」と2人。

水処理薬剤とその装置の必要性を伝えるべく、知識とトーク力を磨く/R.M.さん

幼い頃より薬の服用機会が多かったことから医薬品の活性や構造に興味をもち、学生時代は有機化学を専攻。就職活動でも医薬品を中心に、食品や化粧品など化学の知識を活かせる業界を検討していました。その過程で水処理技術に目を向けたのは、空調設備が水で動いていることや、薬剤を使うことで水の使用量を減らせると知ったことがきっかけです。環境にやさしい技術だと感じ、電気・空調・空冷技術を扱う会社も検討するように。最終的に、当社の人事部長のユニークな人柄に惹かれて入社を決めました。

入社後は希望通り、水処理薬剤とその機器装置を扱う部署に配属となり、研修を経て業務をスタートしました。技術営業は技術的な知識を活かして営業のサポートを行う職種ですが、現場を知らないとサポートができないので、若手のうちは自ら担当先を持って対応し、必要な場合は装置の簡単な修理作業なども行います。薬剤の成分・効能・リスクなどに関しては、学生時代に学んだ知識が役立ちましたが、電気工事の知識については入社後に一から勉強しました。先輩の営業先に同行し、実際の装置を触りながら主体的に学ぶことができたため、理解を深めやすかったです。目に見えない電気を扱う怖さもあり、危険回避方法などについても積極的に質問しながら学びました。2年目になる頃には一連の流れが頭に入り、一つひとつの作業を突き詰めて行えるようになったと思っています。

お客様先への訪問時には、積極的なコミュニケーションを心がけています。なぜ当社の装置や点検作業が必要なのか、ランニングコストの意義や節水の効果などについて詳しく説明し「話を聞いてよかったよ」「そのための必要費用なんだね」とお客様が当社の設備について理解を深めてくださった時に一番のやりがいを感じます。大阪出身というバックボーンもあって、日頃からお笑い芸人の語彙力も参考にしつつ、お客様を飽きさせない営業トークを目指しています。入社3年目となる現在は引き続き営業として動きつつ、技術的な勉強をしたり、営業向けの技術資料を作ったりと、少しずつですが、技術サポート業務も担うようになりました。先輩たちのように技術サポートがメインで動けるよう、幅広く知識を身につけ、かつ後輩たちにも教えられるような視野の広さを身につけることが今後の目標です。

お客様目線に立った説明を心がけ、スムーズな機器導入をサポート!/S.T.さん

疾患により歩行しづらい祖父の様子を長く見ていたことから、大学では機械系の学科で高齢者向けの歩行補助器具の研究をしていました。就職活動では機械系メーカーを中心に検討しており、その中で大学の就活サイトを通して当社に出会いました。インターンでは、普段あまり馴染みのなかった機器に触れたことが印象に残っています。その際に操作を教えてくれた先輩社員も、面接でお会いした人事の方も話し上手でとても印象が良く、“人”に魅力を感じて当社への入社を決めました。

入社後は商業施設、オフィスビル、温浴施設などの新規物件に、当社の水処理システムの導入提案を行う部署で仕事をしています。設備工事会社からの問い合わせに対し、資料を交えながらメールや電話でご説明をすることがメインですが、時には直接打ち合わせに伺うこともあります。説明後、据え付け完了のご連絡をいただいたら機器の試運転に伺い、問題なく稼働すれば対応完了です。1年目は先輩たちの仕事ぶりを見ながら、電気配線の知識からお客様への接し方、言葉遣いなどを教わり、現場にも同行させてもらうことで学びを深めました。2年目以降は単独でも対応できるようになり、聞く姿勢を心がけながら丁寧な対応に努めています。仕事の手応えを感じるのは、説明後に「よくわかったよ」「わかりやすかった」などとお客様から声をかけていただいた時。試運転をスムーズに終えられる割合も年々高くなっており、「導入時に十分な説明ができていたかな」と手応えや成長実感も味わえています。

一方で、私の成長課題は「説明力」です。1年目の頃、お客様に「説明がわからない」と言われた経験があり、その際に相手の理解度に合わせた説明を工夫することの大切さを学びました。以降は、反応を確かめながら順序立てて話すことや、お客様が知りたいことを把握した上で、どう伝えるかを考えながら話すよう努めています。入社2年目の担当物件は10件ほどでしたが、現在は25件の物件を任せてもらっています。ソリューション営業はお客様からの問い合わせに対応する部署なので、直接お客様に接する立場として、メンテナンスなど追加の契約につなげるという大切な役割も担っています。さまざまな情報を引き出し、提案の芽を拾ってこられるような“雑談力”を磨いていくことが、来年度に向けての目標です。

一日のスケジュール、社風についてご紹介

【技術営業 R.M.さんの一日】

<月の前半>
7:00 社用車にて、その日の担当先へ直行。現在は自宅から遠いエリアを担当しているため朝早く自宅を出る。訪問先は商業施設、病院、工場、小学校、幼稚園など。

営業活動を開始。効率を考えながら、その日の訪問予定先を回る(夏季6~8件/冬季2~4件が目安)。訪問先では装置の動作確認、薬剤量の確認・補充、冷却水の分析などを実施。

17:00頃 一日の予定を終え、自宅へ直帰

<月の後半>
9:00 オフィスに出社

月の前半に手掛けた案件の事務処理や報告書作成、水処理技術の勉強など

17:30 終業後、退勤

<社風・働く環境について>
年次や役職に関係なく、気軽に話せる職場です。自部署はもちろん、他部署の方も若手に興味をもって話しかけてくれるので、相談や協力をお願いしたい時にもヘルプを出しやすいです。会社の駐車場でBBQを楽しむなど社内交流も楽しんでいますね。協力会社様の誘いで社会人野球チームに入っているので、休日は草野球をしたり、一緒にお酒を飲んだりしてリフレッシュしています。

【ソリューション営業 S.T.さんの一日】

9:00 出社

担当物件からの質問に対する回答や説明資料の作成、見積もり作成など。
(試運転がある日は適宜、社用車にて担当現場へ)

17:30 終業後、退勤

<社風・働く環境について>
オフィスで業務を行う際は、すぐ近くに上司や先輩がいるので、随時相談や確認をしながら進めています。新規物件の対応をしているので、勤務時間外の緊急の問い合わせなどもなく、オン・オフのメリハリをつけて働くことができています。新規物件の施工が佳境を迎える年度末にかけては忙しい時期もありますが、夕飯を自炊する時間の余裕もあり、休日は温泉や旅行を楽しんでいます。一人暮らしをしているので、住宅補助や地域手当なども活用しています。

学生の方へメッセージ

あらゆる用途に応じた『総合水処理』を手掛ける私たち。もちろん“化学系”の知識を存分に活かせる分野ですが、活かせる知識はそれだけではありません。実は機械や電気系学部出身の社員が多く活躍中。特に、水処理装置を扱う事業部では、装置の設計からアフターメンテナンスまで機電系の知識を大いに発揮できます。出身学部を問わず、「水」や「SDGs」に興味関心があれば活躍の場があります。

熱意・協調性・コミュニケーション能力をもつ「人に信頼される技術者になろうとする人物」はどんな場所でも活躍できると考えています。何事にも前向きに取り組みながら、自発的に課題を解決していける姿勢が大事です。また、近年特に重要だと考えているのが“想像力”。常に仕事の一歩先を見据えて行動することで、どんな難題でも解決に導けると思っています。次に何を求められるかを想像し、行動できる方はとても大きな強みになると思います。

また、当社は研修体制が万全に整っています。たとえば、「WEB研修」。入社5年目前後の社員が後輩の相談に乗り、間違えやすいことなどをわかりやすく伝えています。さまざまな教育制度を活用しながらスキルを磨き、若手から多くの仕事にチャレンジする。それが可能な環境が、当社にはあります。就職活動の際は、その企業で自分が成長していける環境があるかにも注目してみてください。
【人事担当/住本 秀夫さん】

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草津工場では、ろ過装置やイオン・膜処理装置、浄水処理装置など、さまざまな装置の企画設計・開発・製造を行っており、最新設備の基で、高品質な製品を生み出しています。

マイナビ編集部から

水処理技術と聞いて、その用途がすぐに浮かぶ人は少ないかもしれない。プールや温浴施設で使われる水の衛生管理や、地下水や雨水の活用などは比較的イメージしやすいが、同社では空調設備・機器に使われる冷却水や冷温水、蒸気を運用するためのボイラ水、医療機関の用途に応じた医療用水、食品加工や廃棄物処理に使われる亜臨海水など、日常に関わりの深い、実にさまざまな「水」を扱っている。

水処理を扱う会社の中でも、東西化学産業(株)は機器・装置の設計開発、薬剤の研究開発、製造や販売、分析やアフターメンテナンスまで、「水」に関わるトータルソリューションを提供している企業だ。お話を聞いた営業職の2名に共通して感じたことは、取引先の考えやニーズを察して寄り添い、働きかける姿勢を大事にしているということ。想像力を発揮しながら丁寧に取引先に向き合う彼らの活躍があってこそ「御社の設備を使っていて良かった」と言われる技術サービスを提供できるのだろう。

社内には、大きく分けて水処理薬剤を扱う化学系、および水処理システムの導入や設備の保守・点検における機械系の知識を活かせる2つのフィールドがあるが、電気系の知識が必要な場面もあるとのこと。「仕事を通じて多方面の知識を得たい」「枠にとらわれない活躍がしたい」という学生には、ぜひとも注目してみてほしい企業だ。

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さまざまな技術分野のスペシャリストが活躍している企業だが、部署間の垣根がなく、周囲と快く協力しあう風土があることも、2名のインタビューから大いに伝わってきた。

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