最終更新日:2025/5/1

平和紙業(株)【東証スタンダード市場上場】

  • 正社員
  • 上場企業

業種

  • 商社(紙・パルプ)
  • 紙・パルプ
  • 商社(文具・事務用品・日用品)
  • 専門店(食品・日用品)
  • 不動産

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

暮らしの中で手にする様々な製品に携わる仕事。幅広い提案ができるやりがいを実感。

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可能性は無限! 暮らしを支え、価値を創出する仕事

和洋菓子の包装紙、贈答用のパッケージ、情報を伝えるパンフレットなど、暮らしの中には、色味、質感、厚みなど、様々な種類の紙が溢れている。その流通を支える紙商社で活躍する先輩に仕事の魅力をインタビュー

●赤城さん/営業部門/2022年入社/経済学部卒業(写真右)
●井上さん/販売推進部門/2024年入社/文学部卒業(写真中央)
●大和田さん/業務部門/2007年入社/仏教学部卒業(写真左)

ココも会社の魅力

「扱うのは紙だけ?」と思うかもしれませんが、紙は誰もが手にするもの。社会を支えるやりがいと、多様な紙の付加価値を提案する仕事のおもしろみを感じています。
自分の意見を伝えやすく、若手にも仕事を任せてもらえる風通しの良さがあります。年の離れている先輩も気軽に話しかけていただけるなど、人が一番の魅力です。
約1万アイテムある当社の商品をお客様がすべて知ることは難しく、多くの選択肢の中から最適な商品を薦められるかも大事。知識を深めることでコンサル的な役割も担えます。

お客様を知り、可能性を広げるご提案ができるおもしろみ。頼られる営業を目指しています(赤城さん)

BtoBの営業職を軸に就職活動をスタート。生活に欠かせない紙を商材とする当社の事業分野に惹かれました。幅広い商材を取扱う中、新商品開発に社員の声が反映されるなど、商社でありながらモノづくりや商品企画にも携われる、当社ならではの魅力を感じたことも選社理由の1つです。商品開発会議では、若手もアイデアを発信できます。自分が企画開発に携わった商品が、たとえば書店に並ぶのを想像するとワクワクしますし、先輩たちの視点を学べて勉強になります。

私は、主に紙卸商を担当する外勤営業として、日々商品の提案・販売をしています。当社と同じように紙を扱う競合他社もある中、どうしたら当社を選んでいただけるか、営業としてレスポンスの早さや信頼関係の構築を大事に取り組んでいます。知識量や経験値などでキャリアの差を感じることもありますが、だからこそ、日々ご訪問してお客様と顔を合わせ、何気ない会話から話しやすい雰囲気を大切にして、困った時には真っ先にご相談いただける関係を築けるよう頑張っています。最近も大口案件で、他社でも取扱う商品を私に注文していただけたのは嬉しかったですね。

約1万アイテムという豊富な商品を取扱う当社ですが、紙の見本帳を持ち歩きながら提案する中で、見本帳がなくてもニーズに適した商品が浮かぶようになり、商品力や提案力が身についてきたなと、自分自身の成長を実感します。また、お客様が何を得意とされ、どのような商材を必要とされているのか、時には意外性のあるご提案で、お客様のモノづくりや価値づくりの可能性を広げられないかなど、いろいろなご提案を考えることが、難しくもありますが楽しいですね。

心掛けているのは、当たり前のことを当たり前にできる営業であることです。お客様のニーズをきちんと理解する、しっかりと正しい知識で答えるなど、今はコツコツと基盤を固めています。とはいえ、融通がきかないつまらない人間だとは思われたくないので、仕事の話だけでなくプライベートでの気づきなども織り交ぜながら、柔軟な発想や対応も心掛けています。担当2年目になるとフランクに話していただけるお客様も増え、何気ない会話の中から、新しい商品提案のきっかけが得られることも経験しました。日々成長しながら、困った時には一番に頼られる営業になれるよう、今後も明るい笑顔でご訪問し、お客様に寄り添える人になりたいと思っています。

好きを仕事にしたいと入社。紙の種類の豊富さに驚きながら、楽しく仕事に取り組めています(井上さん)

文具や紙が好きな私は、毎日携わる、長く続ける仕事だからこそ、自分が好きなもの、興味がある分野で働きたいと企業研究を進めました。当社に興味を持ったのは、見た目が美しいファンシーペーパーや凸凹した質感の紙、紙の概念を変える紙など、特徴のある多種多様な紙を扱っていたからです。平和紙業で働く先輩方の優しさに触れることができたことも、入社の決め手になりました。実際、社員同士がフランクな関係で、風通しが良い職場だと感じています。配属先でも、何かあればすぐ隣の席にいる教育担当の先輩が対応してくださり、いつでも気兼ねなく相談できる環境があり、新しいことに挑戦する時にも安心して取り組むことができています。

私は今、ホームページやお電話での商品に関するお問合せに対応したり、当社が運営するペーパーショップで紙の相談に応じたりしています。また、SNSやメルマガの配信、展示会の企画・開催の販促関連にも携わっています。想像していた通り、好きな紙を扱う仕事だけに、充実した日々を過ごせています。最近は、身につけた商品知識でお客様に紙のご提案ができるなど、1人で最後まで対応できるようになったことも増え、任せていただける仕事の範囲も広がっています。先輩方から「助かったよ」「井上さんがいないと困る」と声を掛けていただけると、「お役に立てた!」と嬉しい気持ちになります。

まだまだ覚えることはたくさんありますが、知らない紙に出合う度、興味深く仕事に取り組めています。当社は紙を素材として販売する商社なので、世の中で売られている最終的な製品に社名が掲載されるわけではありませんが、知識が身についた分、当社の取扱商品が身の回りで使われていることに気づくようになりました。書店に並ぶ本やお菓子や化粧品などのパッケージ、お店に置かれたカタログやパンフレットなど、紙にはこんなにも種類があったのかとあらためて感じています。そして、いろんな紙を知るほどに、様々な製品が紙を素材としてつくられていることに、意外と世の中の人たちは気づいていないなと感じるようになりました。

今の目標は、もっと多くの経験を積み、紙の知識を増やしていくことです。何を聞かれても「井上さんだったら大丈夫」「井上さんに任せたい」と思ってもらえる人になりたいですし、紙のいろいろな価値や魅力を伝えられる人になりたいと思っています。

様々な部門を経験したことで業界や会社の魅力、強みを知り、視野を広げることができました(大和田さん)

当社は規則的なジョブローテーション制度ではなく、部署異動を経験する人もしない人もいる中、私は4つの部署を経験しています。入社1年目は、内勤営業である受注部門に配属となり、当社の取扱商品やお客様情報などを身につけました。2年目からは外勤営業に異動となり、紙卸商をメインとした同業他社を得意先とする営業を5年、印刷会社や出版社といった直接紙を使う得意先営業を3年ほど経験しました。異なる得意先分野の営業を経験したことで、紙業界や紙を取り巻くニーズなどをさらに深く知ることができました。お客様からのニーズを自分なりに分析し、今までとは異なる紙の価値や新たな商品を提案したいという思いも強くなりました。その後、管理部門に異動し、会社のステークホルダーに向けた視点を育みました。銀行や証券会社、取引先や株主、従業員など、社会全体の中での当社の役割を考えるようになりましたね。

今は、業務部門で仕入を担当しています。担当する商品の発注や在庫管理、生産計画まで手掛けています。数ヶ月先を見据えた予測を立てながら進めていくため、現時点では正解がわからない難しさもありますが、想定通りにモノが動いた時は嬉しいですね。1度に何トンというモノを動かすのは、流通を担う商社の醍醐味の1つだと思います。また、生産施設を持たない当社としては、商品をつくる製紙メーカーと共存共栄し、いかに両社で利益を得られるかを意識することも大事です。お客様のニーズや声をメーカーに届け、当社が得た情報を提供しながら、メーカーと連携してより良い商品づくりを目指しています。

DX化が進み、ペーパーレスの時代ですが、私たちが取扱う紙はエコロジー商材でもあり、エコ素材としての紙を世の中に広めていく使命もあります。豊富なラインナップの中から最適な商品を提案し、全国のお客様にスピーディーに届けられる流通力も、当社の強みです。

異動については、人によって考え方があると思いますが、個人的には、多角的な視野で物事を見る力が養われたことも良かったですし、異動で仕事に対するマンネリ感が解消され、心機一転、新しいことを吸収できること、モチベーションを刺激することもできました。今後は仕事の魅力を若手の後輩たちに伝えながらも、自分自身も新しいことを吸収し、時代に応じた事業展開で企業価値を高めていきたいと考えています。

学生の方へメッセージ

自分が何をしたいのか、どのようになりたいのか、深掘りしていくことが大事だと思います。また、1人では見えないこともあると思うので、そんな時は周囲の友人や家族に相談してみてください。私自身、BtoCの飛び込み営業に目を向けた時期もありましたが、周囲に自分のタイプをあらためて聞いたことで、冷静に判断することができました。(赤城さん)

いろいろな会社を知る絶好の機会だと思うので、最初から絞りすぎず、知らない世界にも目を向けることで、自分の興味を増やすことができると思います。知っていることから見つけるのではなく、知らない世界に視野を広げると、意外なところで興味を持つ分野に出合えるかもしれません。また、企業研究は自分を知る、自分のやりたいことを見つける期間。学生時代の経験も活かせると思うので、アルバイトなど、いろいろな経験を積んでほしいと思います。(井上さん)

仕事の楽しさ、喜びを何に感じるかを考えると、長く働ける会社に出合えると思います。自分たちが携わった紙が、ベストセラーの本、人気映画のパンフレット、全国各地のお店のパッケージなど、生活の中で実際に手にする製品になることも、当社の仕事の醍醐味だと感じます。プライベートで手土産を探す時にも、やっぱり自分たちが携わったお菓子屋さんのパッケージを選ぶなど、いろんな場面で、この仕事に携わったという誇らしい気持ちになれますよ。(大和田さん)

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「風通しが良く、年次に関係なく考えや思いを伝えることができる会社です」と先輩たち。若手のアイデアを後押ししてくれ、積極的に成長を応援してくれる社風も魅力。

マイナビ編集部から

1946年の創立以来、特殊紙や高級紙、技術紙など、実に多種多様な商品の開発・販売を手掛ける紙商社として事業を展開。オリジナル商品の企画開発にも力を注いでおり、多くの製紙メーカーとのつながりや、幅広いお客様のニーズを知るからこその強みを活かし、付加価値の高い商品を提供する会社として確かな信頼を集めている。近年はSDGsに適応する商品の開発や提案を強化し、プラスチックの代替素材として、環境に優しい紙商材の活用方法を積極的に提案している。

今回の取材で知れたのは、同社が紙の可能性をさらに広げようと真摯に活動していることだ。紙と聞くと、ペーパーレスや電子媒体の普及で、少し斜陽なイメージを持っていた。だが、同社の取扱商品は、そうした紙のイメージを超えるもので、驚くほど豊富な商品ラインナップがあり、それだけ多様なニーズに応えたいという同社の気概を感じた。お客様のニーズに寄り添う同社の商品提案は、今後も世の中の価値づくりに欠かせない貢献を果たすだろう。

情報を伝える、感性を伝える。人の想いだけでなく、時代や社会のニーズに応え、人々の安心感や環境保全に寄与する商材――紙ならではの魅力を語ればきりがなく、紙素材のおもしろみに惹かれて入社した先輩たちの表情は活き活きと輝いている。風通しの良さや働きやすさとともに、生活に欠かせない紙販売を通して、社会を支える魅力を感じながら成長できる環境がここにある。

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同じ赤でも色味や質感が異なり、紙で伝えられる世界観は千差万別。イメージと合った時の喜び、提案が採用され製品となった時の達成感をお客様と共有できるのも魅力である。

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