最終更新日:2025/4/24

(株)スチールセンター【Hondaグループ】

  • 正社員

業種

  • 金属製品
  • 鉄鋼
  • 自動車・自動車部品

基本情報

本社
東京都

取材情報

仕事・キャリアパスについて伝えたい

世界に誇る日本のモノづくりを支える、鋼板加工メーカーの仕事と誇り。

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3人の先輩社員が本音で語る、メーカーの仕事・やりがい・成長。

創業70年を超える薄板鋼板加工メーカーの若手社員が、入社動機や仕事内容、やりがいなどを本音で語ってくれました。

D.Sさん(写真左)
生産課 2022年入社/理工学部出身

T.Tさん(写真右)
業務課 2022年入社/政治経済学部出身

S.Aさん
生産課 2018年入社/工学部出身

先輩に聞いた!スチールセンターとは?

「魅力は、社員同士のつながりの強さ。少数精鋭の企業なので、事業所を超えてつながりを持つこともでき、キャリアを築いていく上でも役立ちそうです。」(T.Tさん)
「先輩たちのスキルが高く、学ぶことが多い環境。質問や相談も気軽にでき、そのつど丁寧に教えてもらえるので、着実に成長できます。」(D.Sさん)
「私の所属する狭山事業所は、製造の現場を含め、明るく朗らかな人の多い職場。部署を超えたコミュニケーションを取りながら、楽しく働いています」(S.Aさん)

まずは挑戦させて考える力や遂行力を引き出す。若手を丁寧に育てる社風です。

大学時代、インドネシア文化を研究するゼミ活動の一環で、現地に出向いたことがあります。その際、日本製の自動車やバイクが町のあちこちで走っているのを目の当たりにし、こんなにも日本企業の製品が世界で支持されているんだと驚き、自動車産業に大きな興味を持ちました。日本に戻ってからは自動車業界を中心に就職活動を行い、国内だけでなく海外にも流通基盤のある企業を重視したいと考えた時、Hondaグループの鋼板加工企業である当社と出会いました。経営基盤に基づく安定性や手厚い福利厚生に魅力を感じ入社を決断しました。また、入社後は先輩社員たちの温かで気さくな人柄に触れることもでき、当社を選んで良かったと思っています。


入社後は数日間の基礎研修でビジネスマナーなどを身につけた後、工場での現場研修がスタートし、私の場合狭山事業所と熊本事業所で現場研修を行いました。正直なところ、入社前は当社が扱う製品の鋼材について明確なイメージを持っていなかったのですが、現場研修を通してさまざまな加工を行うことができる柔軟な素材である、ということを学ぶことができ、その後配属となった業務課の役割である、加工をする上で大切な材料管理やスケジュールの立案など、営業と現場の間を取り持つ上で大きな助けとなりましたね。

私が営業担当として受注から納品までトータル管理するケースもあり、最初は指導係として付いてくれている先輩の営業に同行し、OJTで仕事を覚えました。色々なことにチャレンジしたいと私が相談した時も、「とりあえず、やってみよう」と理解を示してくれたと共に、いつでも頼れる先輩がいるという環境が、自分で考えてやり切る力を引き出してくれたと思います。1日に何度も質問や相談をしてましたが1度も嫌な顔をされたことはなく、若手を丁寧に育てようという雰囲気が、社内全体にあるのを感じています。

今後は、担当するお客さまを増やし、営業職としてキャリアを築いていく予定です。「顔の見える営業」をモットーに、お客さまのお困りごとに柔軟に対応できる人材になることを目指します。【T.Tさん 業務課】

推定力と段取り力が求められる保全の仕事。経験を積み、先輩技術者のように高いスキルを身に付けたい。

大学では機械工学を専攻しており、機械に携わる仕事がしたいと考えていました。中でもモノづくり現場の生産設備に興味を持ち、「保全」という職種を軸に就職活動を進めて出会ったのが当社です。仕事内容が自分のキャリアプランと合致していたことに加え、Hondaグループという安定性も選択の決め手になりました。

当社の新入社員は、まず現場を知ることからはじめます。私は入社してすぐの1ヶ月間、狭山事業所で研修しました。鉄板加工や溶接など、全ての製造ラインでオペレーションを経験。その後、熊本事業所に移り、オートバイの輸送用スチールケースの底部分“スキット”の溶接・組み立てラインで作業に携わりました。1年間しっかり製造の現場を経験し、緻密に計算された作業の流れと設備・機械の動き方について知れたことは、今の自分のベースになっていると思います。

現在は、川里事業所で保全業務に携わっています。ここは鋼板加工をメインとする工場であり、鉄鋼メーカーから仕入れた鋼板をお客さまメーカーの希望するサイズにカットしたり、自動車軽量化のためのレーザー加工などを行っています。その製造ラインの保全が私の役割で、工場内を巡回して異常があれば点検・対処、また現場の担当者から不具合や違和感の報告があれば、原因を探って改善につなげます。

製造ラインの保全においては、硬い鋼板を切断する際の衝撃がセンサーに影響し、エラーにつながるケースがよくあります。多様な製造ラインがある現場なので細かい不具合やエラーの種類はさまざまで、先輩から都度原因究明にあたっての対処方法や修理を学び、経験を積んでいくうちに見当がつくようになり、修理まで一人で完遂できる案件も増えてきました。修理が終わり、現場担当者から「元通り動くようになりました」という言葉を聞くと、ひと安心します。

この仕事で大切なのは、不具合の原因を推定する能力だと思います。先輩たちを見ていると、何パターンもの選択肢の中から正解を導き出していることがわかります。また、事前準備も重要で特にラインを止めて修理する場合、予定時間内に終わらせることが不可欠ですから、最適な修理法をシミュレーションし、作業の段取りを綿密に組まなければなりません。今後も経験を重ね、先輩たちのような優れた技術者になることが目標です。
【D.Sさん 生産課】

自分の「作品」が全世界で使われることに、大きなやりがいを感じています。

私は学生時代に機械工学を学び、会社探しでは設計や品質管理の仕事に携わることを目指していました。製造業を中心に、何社かの企業研究を進める中で出会ったのが当社です。Hondaグループという安定した経営基盤に支えられ、国内外に生産拠点を持つ環境に魅力を感じ、入社を決めました。入社後は1年間、新人研修として工場の製造ラインでの実務を経験。オートバイの輸送に使われるスチールケースの製造を担当していました。その後は現在の職場である狭山事業所に異動。今度は自動車の輸送に使われるスチールケースの製造を3カ月ほど経験した後に、設計と品質管理を担当する現在の部署に正式配属されることになりました。

スチールケースというのはオートバイや自動車、自動車部品などを国内外に輸送する時に使われる鋼鉄製の箱のこと。用途によって、フレームだけのものや全面が鋼板に覆われたものなどがあります。運ぶものの形状に合わせて作られるため、車種がモデルチェンジになったり、これまでとは異なる部品を運ぶことになったりすると、新たに設計が必要になってきます。この設計と、強度を担保するための製造方法の立案、そして完成したスチールケースの品質管理を行うのが現在の私の仕事です。

Hondaの担当者から「こんな仕様のスチールケースを作ってほしい」という要望を受け、設計図を作成。工場で試作品を作って強度や機能を確認し、問題がなければ量産に移るというのが基本的な仕事の流れです。1つを設計するのに3カ月から半年ほどの時間が必要。もちろん最初から一人で設計することはできませんから、配属から2年ほどの間は上司のアシスタント役として技術を習得します。私の場合入社3年目頃から、あまり難易度の高くない製品の設計を担当させてもらうようになりました。

私たちが手掛けているのは一般のお客さまの目には触れることのない業務用の製品。しかし、Hondaのグローバルな事業展開を支えるため、私が設計したスチールケースは日本国内だけでなく、全世界で使われることになります。このケースがブラジルやメキシコにまで行くのか、と考えると大きなやりがいを感じますね。当社はタイやインド、中国にも生産拠点を持っているため、私自身が海外に赴任する可能性も低くありません。少し不安も感じますが、いつかは国外の拠点で働いてみたいと考えています。
【S・Aさん 生産課】

学生の方へメッセージ

当社は、Hondaグループの鋼板加工企業。主に自動車に使用される鋼板を取り扱い、本田技研工業をはじめ約100社の自動車部品メーカーに対し、必要な鋼材の加工・販売、部品輸送用のスチールケースの製造・販売を行っています。私は就職活動を通して当社のことを知りましたが、当時は「鋼板加工」と聞いてもイメージが湧きませんでした。ただ当社では、最初の1年ほどは製造現場で研修するため、自社が扱う製品や作業の流れをしっかり理解することができます。その後、保全業務に携わるようになり、その経験のありがたさを実感しています。今の仕事では、設備の修理や組み立てに苦心することもたくさんあります。でも、だから面白いと思っています。知識や経験を総動員して不具合の原因を究明し、改善につなげる。それが成功した時の達成感はとても大きいです。

企業選びでは、職種や仕事内容だけでなく、働く環境も見極めることが重要だと思います。年間休日数のほか、福利厚生や各種手当についてもチェックすることをおすすめします。当社の場合、家賃補助、資格支援サポート、資格手当などが充実しています。私も入社後にさまざまな資格を取得しました。スキルアップと年収アップを両立でき、満足しています。【D.Sさん 生産課】

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少数精鋭のため、人とのつながりが築きやすい企業風土が魅力。仕事を通して築いた人脈を、将来きっと生かせるはずだ。

マイナビ編集部から

自動車のあらゆる部分に使われる鋼材。その鋼材を加工販売する特約店としてスタートし、約100社もの自動車部品メーカーに安定的に必要な鋼材を提供しているのが、(株)スチールセンターだ。国内外に展開する生販一体体制により、鋼板・スチールケース製品のワンストップサービスを実現し、多くのメーカーから支持され続けている。

Hondaグループという安定した経営基盤、手厚い福利厚生、働く環境の充実度は、多くの学生にとって安心材料でもある。実際、今回取材した若手社員たちも皆、その点が入社の決め手になったそうだ。若手技術者の育成にも力を入れており、現場でじっくり自社製品や製造の流れを理解してから配属される。また、OJTにおいても先輩社員が手厚くサポートしてくれるため、着実に仕事を覚えていけるようだ。インタビューに答えてくれた3人の研修時代のエピソードと現在の仕事ぶりから、のびのびと成長していける環境だと実感できた。

世界に誇る自動車メーカーをメインクライアントとして持つ同社は、事業が安定的に伸びているところが最大の魅力。その根底には、働く人たちを大切に育てるという会社の強い意志があると取材を通して感じた。

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埼玉県鴻巣市に位置する川里事業所。自動車を始めとする本田技研の製品の材料となる鋼材の加工を通じて、Hondaグループのグローバルな事業展開を支えている。

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